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諦めること
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凪は仕事までの間、自宅で過ごした。シャワーを浴び直してスキンケアをした。少し時間を置いてからBBクリームを塗って眉毛を描く。
美しい肌が艶やかに光を放った。今の時代、男性に清潔感が求められるのは当然のこと。
全身脱毛をした肌はどこも綺麗だし、髪にも張りがある。ただ、寝不足による肌荒れだけはどうしても防げなかった。
セラピストが軽くメイクをして出勤するのはもはや当然ともいえる。そのおかげで何とかカバーできてはいるが、貸切などでメイクを落とす際は素肌を見られるのは緊張した。
女性は自分達が思っている以上に肌の質を見ている。自分と比べたり、他のセラピストとランク付けしたり。
自分を売る仕事も楽じゃないと思いながらも、頭に浮かぶのは千紘の顔。
初めて会った時に施していたフルメイクはもちろん綺麗だったが、スキンケアだけの地肌もとても美しい。
千紘だってそんなに毎日しっかりと睡眠が取れているわけじゃないはずなのに、凪の客以上に綺麗な肌を持っているのはきっと生まれつきなんだと思う以外に納得する術はなかった。
明後日会う約束をした。昨日の夜は、とりあえず今日行っておけば暫く行かなくていいし。そんな気持ちで訪れたのに、自ら近々の明後日を指定するだなんてとんだ誤算だった。
それでも昨日の熟睡を思い出したら、2日後にはぐっすり眠れるという安心感を覚えた。今日だって頭がスッキリしているおかげで仕事への憂鬱さも半減したようだった。
睡眠さえ取れるようになったら、仕事への苦痛も解消されるかもしれない。そんな期待も込めて、凪は家を出る時間まで明日のスケジュールを確認した。
美しい肌が艶やかに光を放った。今の時代、男性に清潔感が求められるのは当然のこと。
全身脱毛をした肌はどこも綺麗だし、髪にも張りがある。ただ、寝不足による肌荒れだけはどうしても防げなかった。
セラピストが軽くメイクをして出勤するのはもはや当然ともいえる。そのおかげで何とかカバーできてはいるが、貸切などでメイクを落とす際は素肌を見られるのは緊張した。
女性は自分達が思っている以上に肌の質を見ている。自分と比べたり、他のセラピストとランク付けしたり。
自分を売る仕事も楽じゃないと思いながらも、頭に浮かぶのは千紘の顔。
初めて会った時に施していたフルメイクはもちろん綺麗だったが、スキンケアだけの地肌もとても美しい。
千紘だってそんなに毎日しっかりと睡眠が取れているわけじゃないはずなのに、凪の客以上に綺麗な肌を持っているのはきっと生まれつきなんだと思う以外に納得する術はなかった。
明後日会う約束をした。昨日の夜は、とりあえず今日行っておけば暫く行かなくていいし。そんな気持ちで訪れたのに、自ら近々の明後日を指定するだなんてとんだ誤算だった。
それでも昨日の熟睡を思い出したら、2日後にはぐっすり眠れるという安心感を覚えた。今日だって頭がスッキリしているおかげで仕事への憂鬱さも半減したようだった。
睡眠さえ取れるようになったら、仕事への苦痛も解消されるかもしれない。そんな期待も込めて、凪は家を出る時間まで明日のスケジュールを確認した。
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