64 / 99
後編
レオン陛下視点①
しおりを挟む
数名の部下のみを連れ、王宮を秘密裏に抜け出した俺は、早馬を乗り継ぎ翌日にはルザンヌ侯爵領に入ることが出来た。その数時間後には、侯爵邸の貴賓室に通された訳だが、あれから数時間、この部屋に当主が現れる気配はない。
端から歓迎されるとは思っていない。辺境の地とは云え、ティアナの現状が侯爵家へ伝わっていないとは考えにくい。娘がお飾り王妃と揶揄される立場に追いやられている原因を作った張本人を、その親が歓迎する筈はないのだ。こう待たされているのも、立場上、表立って敵意を向ける事が出来ない代わりの意趣返しと考えるのが妥当だろう。
自分が撒いた種とは云え、ルザンヌ侯爵と話をつけねばならない状況に胃がズシリと重くなる。しかも、ティアナの行方を聞いたところで、あの娘命の侯爵が素直に教えるとは思えない。
背後で控える部下に聞こえないように、そっとため息をこぼした時、扉を叩く音と共に現れた人物を見て、胃重がさらに強まる事となった。
「陛下、申し訳ありません。ただ今、夫は可及的速やかに解決せねばならぬ案件がございまして、手が離せないのです。お待たせするのも申し訳ありませんし、ここはお帰り下さるのがよろしいかと」
顔に笑みを貼りつけ、つっけんどんな物言いをするルザンヌ侯爵夫人の態度に、場がざわめく。本来であれば、夫人の態度は許されるものではない。王に対する不敬として罰せられても文句は言えないが、事を荒立てるつもりはない。
背後で緊張感を漂わせている護衛へ向かい手を挙げる。僅かな逡巡の後、一礼し部屋を立ち去る彼らを見送り、改めて夫人と向き合う事とした。
「ルザンヌ侯爵夫人、私は何時間でもここで待たせてもらいますよ」
「左様でございますか。何のお構いも出来ませんがご自由になさってください」
踵を返し、扉へと歩き出した夫人に向かい、一言告げる。
「ティアナを返して頂きたい」
ドアノブへとかけていた手が止まり、肩が震え出す。そして、振り向いた夫人の顔は怒りに染まっていた。
「――どの口が言いますの‼︎ 大切な娘を奪った挙句、蔑ろにした癖に。この外道が‼︎」
憤怒の表情で、こちらへと取って返した夫人に見下ろされ、振り上げられた手が頬へと落ちる寸前、夫人の名を呼ぶ声が部屋へと響いた。
「マリアンヌ、よしなさい。陛下、申し訳ありませんでした」
「いや、よい。この部屋で起こったことは、無いものと同じだ」
「ご配慮感謝致します」
深々と頭を下げたルザンヌ侯爵を見つめ、夫人へと仕掛けた罠ですら見抜かれていた事を悟る。あのまま、頬を打たれていたら、もう少しこちら側に有利に事を進められたかもしれないが。やはり、一筋縄ではいかない男だ。
侯爵に促され、怒りを涙に変え、くず折れた夫人が退室していく。静けさを取り戻した室内に、重厚な男の声が響く。
「陛下、御前失礼してよろしいでしょうか?」
「あぁ」
柔和な笑みを浮かべ、前の椅子へと座った男の心の内まではわからない。夫人へと使った単純な挑発に乗るような男ではない。
「陛下とお会いするのは数年ぶりでございましょうか? 確か、陛下と娘との婚姻の書類へと判を押した時以来でしょうか」
「そうだな、ルザンヌ侯爵。――いや、義父上」
「……ほぉ、私の事を義父と」
「えぇ。ティアナの父である貴方は、俺の義父でもある」
「なるほど。では貴方は、ルザンヌ侯爵領に、王としてではなく、ティアナの夫として来られたと判断してよろしいという事ですね」
「そう思ってもらって構わない。そのために、人払いもした」
「左様ですか。では、私も義父として対応致しましょう」
スッと立ち上がり、一気に間合いを詰めた侯爵に胸ぐらを掴まれ、気づいた時には地面に叩きつけられていた。頬に感じた鈍い痛みと、口内に広がる苦い鉄錆の味に、殴られた事を知る。地面に転がされた俺は、次の衝撃に備え、歯を食いしばるが、訪れる筈の衝撃は待てど来ない。うっすらと目を開け衝撃を受けた。
俺の胸ぐらを掴んだ侯爵は、拳を振り上げた格好のまま動かない。唇を噛み、必死に感情を耐えている侯爵の感情が、重くのし掛かる。
「――この一発は、妻の分だ」
感情を押し殺した声が、彼の中で荒れ狂う激情を如実に表していた。それだけの罪を犯してきた。殴られる事で、償うことが出来るのであれば――
「この程度で許されると思わないで頂きたい。今、感じている痛み以上の痛みをティアナも私達夫婦も感じてきた。これからも、苦しめばいい。自身が犯した罪を自覚し、生涯後悔し続ければいい」
侯爵の言葉に自分の浅はかさを知る。こんな事で赦される筈がない。ティアナとの結婚を半ば脅すような形で了承させたのは自分自身だ。当時のルザンヌ侯爵領の状況を逆手に取り、当主としての責任感と娘を想う親心を利用した。隣国との関係改善を条件に、ティアナを貰い受ける事を了承させたのだ。
『ティアナを幸せにする』
当時、侯爵へと啖呵を切った言葉が刃となり心に突き刺さる。ティアナを不幸にしているのは俺か……
項垂れ、膝をつき、唇を噛む。
「すまない、侯爵――」
「――くくくっ……夫婦そろって似た者同士と言うか……」
頭上から響いた含み笑いに、思わず顔を上げる。
「……侯爵。いったい……」
先ほどまで、怒りの表情を隠しもしなかった侯爵が、ニタリと笑う。想像外の事が起きると、人の脳は思考を停止するものらしい。
「少しは反省したか、小僧。まったく、お前は何をしているんだ。まだ、ティアナを嫁にくれと言った時のお前の方が、良い顔をしていたぞ」
端から歓迎されるとは思っていない。辺境の地とは云え、ティアナの現状が侯爵家へ伝わっていないとは考えにくい。娘がお飾り王妃と揶揄される立場に追いやられている原因を作った張本人を、その親が歓迎する筈はないのだ。こう待たされているのも、立場上、表立って敵意を向ける事が出来ない代わりの意趣返しと考えるのが妥当だろう。
自分が撒いた種とは云え、ルザンヌ侯爵と話をつけねばならない状況に胃がズシリと重くなる。しかも、ティアナの行方を聞いたところで、あの娘命の侯爵が素直に教えるとは思えない。
背後で控える部下に聞こえないように、そっとため息をこぼした時、扉を叩く音と共に現れた人物を見て、胃重がさらに強まる事となった。
「陛下、申し訳ありません。ただ今、夫は可及的速やかに解決せねばならぬ案件がございまして、手が離せないのです。お待たせするのも申し訳ありませんし、ここはお帰り下さるのがよろしいかと」
顔に笑みを貼りつけ、つっけんどんな物言いをするルザンヌ侯爵夫人の態度に、場がざわめく。本来であれば、夫人の態度は許されるものではない。王に対する不敬として罰せられても文句は言えないが、事を荒立てるつもりはない。
背後で緊張感を漂わせている護衛へ向かい手を挙げる。僅かな逡巡の後、一礼し部屋を立ち去る彼らを見送り、改めて夫人と向き合う事とした。
「ルザンヌ侯爵夫人、私は何時間でもここで待たせてもらいますよ」
「左様でございますか。何のお構いも出来ませんがご自由になさってください」
踵を返し、扉へと歩き出した夫人に向かい、一言告げる。
「ティアナを返して頂きたい」
ドアノブへとかけていた手が止まり、肩が震え出す。そして、振り向いた夫人の顔は怒りに染まっていた。
「――どの口が言いますの‼︎ 大切な娘を奪った挙句、蔑ろにした癖に。この外道が‼︎」
憤怒の表情で、こちらへと取って返した夫人に見下ろされ、振り上げられた手が頬へと落ちる寸前、夫人の名を呼ぶ声が部屋へと響いた。
「マリアンヌ、よしなさい。陛下、申し訳ありませんでした」
「いや、よい。この部屋で起こったことは、無いものと同じだ」
「ご配慮感謝致します」
深々と頭を下げたルザンヌ侯爵を見つめ、夫人へと仕掛けた罠ですら見抜かれていた事を悟る。あのまま、頬を打たれていたら、もう少しこちら側に有利に事を進められたかもしれないが。やはり、一筋縄ではいかない男だ。
侯爵に促され、怒りを涙に変え、くず折れた夫人が退室していく。静けさを取り戻した室内に、重厚な男の声が響く。
「陛下、御前失礼してよろしいでしょうか?」
「あぁ」
柔和な笑みを浮かべ、前の椅子へと座った男の心の内まではわからない。夫人へと使った単純な挑発に乗るような男ではない。
「陛下とお会いするのは数年ぶりでございましょうか? 確か、陛下と娘との婚姻の書類へと判を押した時以来でしょうか」
「そうだな、ルザンヌ侯爵。――いや、義父上」
「……ほぉ、私の事を義父と」
「えぇ。ティアナの父である貴方は、俺の義父でもある」
「なるほど。では貴方は、ルザンヌ侯爵領に、王としてではなく、ティアナの夫として来られたと判断してよろしいという事ですね」
「そう思ってもらって構わない。そのために、人払いもした」
「左様ですか。では、私も義父として対応致しましょう」
スッと立ち上がり、一気に間合いを詰めた侯爵に胸ぐらを掴まれ、気づいた時には地面に叩きつけられていた。頬に感じた鈍い痛みと、口内に広がる苦い鉄錆の味に、殴られた事を知る。地面に転がされた俺は、次の衝撃に備え、歯を食いしばるが、訪れる筈の衝撃は待てど来ない。うっすらと目を開け衝撃を受けた。
俺の胸ぐらを掴んだ侯爵は、拳を振り上げた格好のまま動かない。唇を噛み、必死に感情を耐えている侯爵の感情が、重くのし掛かる。
「――この一発は、妻の分だ」
感情を押し殺した声が、彼の中で荒れ狂う激情を如実に表していた。それだけの罪を犯してきた。殴られる事で、償うことが出来るのであれば――
「この程度で許されると思わないで頂きたい。今、感じている痛み以上の痛みをティアナも私達夫婦も感じてきた。これからも、苦しめばいい。自身が犯した罪を自覚し、生涯後悔し続ければいい」
侯爵の言葉に自分の浅はかさを知る。こんな事で赦される筈がない。ティアナとの結婚を半ば脅すような形で了承させたのは自分自身だ。当時のルザンヌ侯爵領の状況を逆手に取り、当主としての責任感と娘を想う親心を利用した。隣国との関係改善を条件に、ティアナを貰い受ける事を了承させたのだ。
『ティアナを幸せにする』
当時、侯爵へと啖呵を切った言葉が刃となり心に突き刺さる。ティアナを不幸にしているのは俺か……
項垂れ、膝をつき、唇を噛む。
「すまない、侯爵――」
「――くくくっ……夫婦そろって似た者同士と言うか……」
頭上から響いた含み笑いに、思わず顔を上げる。
「……侯爵。いったい……」
先ほどまで、怒りの表情を隠しもしなかった侯爵が、ニタリと笑う。想像外の事が起きると、人の脳は思考を停止するものらしい。
「少しは反省したか、小僧。まったく、お前は何をしているんだ。まだ、ティアナを嫁にくれと言った時のお前の方が、良い顔をしていたぞ」
6
お気に入りに追加
2,878
あなたにおすすめの小説
【完結】番を監禁して早5年、愚かな獣王はようやく運命を知る
紺
恋愛
獣人国の王バレインは明日の婚儀に胸踊らせていた。相手は長年愛し合った美しい獣人の恋人、信頼する家臣たちに祝われながらある女の存在を思い出す。
父が他国より勝手に連れてきた自称"番(つがい)"である少女。
5年間、古びた離れに監禁していた彼女に最後の別れでも伝えようと出向くと、そこには誰よりも美しく成長した番が待ち構えていた。
基本ざまぁ対象目線。ほんのり恋愛。
【完結】亡き冷遇妃がのこしたもの〜王の後悔〜
なか
恋愛
「セレリナ妃が、自死されました」
静寂をかき消す、衛兵の報告。
瞬間、周囲の視線がたった一人に注がれる。
コリウス王国の国王––レオン・コリウス。
彼は正妃セレリナの死を告げる報告に、ただ一言呟く。
「構わん」……と。
周囲から突き刺さるような睨みを受けても、彼は気にしない。
これは……彼が望んだ結末であるからだ。
しかし彼は知らない。
この日を境にセレリナが残したものを知り、後悔に苛まれていくことを。
王妃セレリナ。
彼女に消えて欲しかったのは……
いったい誰か?
◇◇◇
序盤はシリアスです。
楽しんでいただけるとうれしいです。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
かわいそうな旦那様‥
みるみる
恋愛
侯爵令嬢リリアのもとに、公爵家の長男テオから婚約の申し込みがありました。ですが、テオはある未亡人に惚れ込んでいて、まだ若くて性的魅力のかけらもないリリアには、本当は全く異性として興味を持っていなかったのです。
そんなテオに、リリアはある提案をしました。
「‥白い結婚のまま、三年後に私と離縁して下さい。」
テオはその提案を承諾しました。
そんな二人の結婚生活は‥‥。
※題名の「かわいそうな旦那様」については、客観的に見ていると、この旦那のどこが?となると思いますが、主人公の旦那に対する皮肉的な意味も込めて、あえてこの題名にしました。
※小説家になろうにも投稿中
※本編完結しましたが、補足したい話がある為番外編を少しだけ投稿しますm(_ _)m
【完結】国に勝利を齎して『お前とは結婚しない! 』と告げられるが、私は既に結婚しています
紫宛
恋愛
ゼファード帝国には、5人の将軍が存在する。
1人は剛腕のヴァイツ、
1人は魔炎のフェイド、
1人は竜星のシルヴァ、
1人は双剣のアルフィ、
1人は黎明のティルセリア、
その中でも、黎明のティセリアは女性で若く、平民から実力だけで将軍までのし上がった実力者。
今回、隣国との戦争で3年続いた戦争に勝利という終止符を打ち帝都に帰還した。
勝利を祝う為に、催されたパーティでこの国の第2皇子ゲイリオに『お前とは結婚しない!俺は聖女マリアリアと結婚する! 』と宣言されました。
続編を別のタイトルにて、執筆中。
本編ティルセリアとアルヴィスのその後~子供が出来るまで~。番外編として、ゲイリオ皇子のその後、マリアの過去、将軍達の日常、両陛下の秘密、等など投稿予定です。
よろしくお願いします(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
2話完結。
ごめんなさい、2話完結出来なかった……!
3話完結です。よろしくお願いします(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
素人作品です。
9月29日
ご指摘頂いた内容は、分かる範囲で修正させて頂きました。
ありがとうございましたm(_ _)m
同日19時
ご指摘頂いた内容、勘当、離縁について調べ直し、修正致しました。
あらすじでの名前の修正及び、誤字修正致しました。
ありがとうございましたm(_ _)m
10月1日
5代将軍→5大将軍、修正致しました。
【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。
【完結】捨てられ正妃は思い出す。
なか
恋愛
「お前に食指が動くことはない、後はしみったれた余生でも過ごしてくれ」
そんな言葉を最後に婚約者のランドルフ・ファルムンド王子はデイジー・ルドウィンを捨ててしまう。
人生の全てをかけて愛してくれていた彼女をあっさりと。
正妃教育のため幼き頃より人生を捧げて生きていた彼女に味方はおらず、学園ではいじめられ、再び愛した男性にも「遊びだった」と同じように捨てられてしまう。
人生に楽しみも、生きる気力も失った彼女は自分の意志で…自死を選んだ。
再び意識を取り戻すと見知った光景と聞き覚えのある言葉の数々。
デイジーは確信をした、これは二度目の人生なのだと。
確信したと同時に再びあの酷い日々を過ごす事になる事に絶望した、そんなデイジーを変えたのは他でもなく、前世での彼女自身の願いであった。
––次の人生は後悔もない、幸福な日々を––
他でもない、自分自身の願いを叶えるために彼女は二度目の人生を立ち上がる。
前のような弱気な生き方を捨てて、怒りに滾って奮い立つ彼女はこのくそったれな人生を生きていく事を決めた。
彼女に起きた心境の変化、それによって起こる小さな波紋はやがて波となり…この王国でさえ変える大きな波となる。
【完結】「心に決めた人がいる」と旦那様は言った
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
「俺にはずっと心に決めた人がいる。俺が貴方を愛することはない。貴女はその人を迎え入れることさえ許してくれればそれで良いのです。」
そう言われて愛のない結婚をしたスーザン。
彼女にはかつて愛した人との思い出があった・・・
産業革命後のイギリスをモデルにした架空の国が舞台です。貴族制度など独自の設定があります。
----
初めて書いた小説で初めての投稿で沢山の方に読んでいただき驚いています。
終わり方が納得できない!という方が多かったのでエピローグを追加します。
お読みいただきありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる