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難読名字:「鴨脚」の読み方(ヒントは鴨の足の形…)

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前回の記事、難読地名「孔舎衙(くさえ)」を書いている時、昔覚えた難読名字を思い出しました。

「鴨脚」

これも初見で読める人はいないでしょう!

私は「カモアシ」さんだと思っていました…

「鴨脚」の読み方…正解は…



「いちょう」です。



理解できませんよね?

鴨脚でイチョウ?はて?

「鴨=い」で「脚=ちょう」?いや違うな…どうゆう事?と思いますよね?


「鴨脚」と書いて「いちょう」という読み方は、いわゆる「当て字」です。

銀杏(いちょう)の葉をイメージしてみてください。

シルエットだけ見ると水鳥の足に似ていませんか?

そう。

鴨の足が銀杏の葉に似ているから、「鴨脚」と書いて「いちょう」と読むそうです。

京都の下鴨神社に所縁のある名字らしく、私が実際に出会った鴨脚さんも京都の方でした。



私が鴨脚という名字を知ったのは仕事がきっかけです。

書いた事があるか忘れましたが、私は企業で人事労務の仕事をしています。

人事と聞くと採用活動をイメージされる方が多いと思いますが、私の守備範囲は人事労務分野の中で「採用以外」です。

給与計算、社会保険、労働保険、退職金、福利厚生、研修、人件費全体の管理…日々そんな分野の仕事をしています。

よくよく考えると「人事」なのに「人」の事よりも、「金」や「会社組織」の事を管理運営する仕事のような気もします。

そんな仕事をしているので、従業員全員の名前を見る機会がよくあります。

「鴨脚」さんも従業員の一人でしたが、業務には読み方まで覚える必要がないので、(社員番号〇桁の〇〇で勤務している「カモなんとか?カモアシ?」さん)と認識していました。

そんなある日、会社の内線電話にて
[同僚]
「〇〇(勤務地)のイチョウさんから電話が繋がってます。」

[私]
(何言ってんだ…〇〇にイチョウさんなんていないよ…)
「えっと…私宛ですか?イチョウさんという方は当社にいないと思うのですが…」

[同僚]
(何言ってんだこいつ…)
「確かに人事宛のお電話で、〇〇のイチョウさんですよ!」

[私]
(何言ってんだ…一応人事システムで検索するか…読み方、イチョウ、検索…!?えぇ!?鴨脚!?この人!イチョウって読むの!?)
「えぇ!?この人イチョウさん!?カモなんとかだと思ってました!!」

[同僚]
(なんだこいつ…とうとう頭がおかしくなった)
「はーい、お電話繋ぎます。」ガチャ

…これが私がこの難読名字の読み方を知った時の出来事です。


鴨脚さん、あの時の電話の内容は忘れましたが、保留で長時間お待たせして申し訳ございませんでした。

ちなみに…

この時電話を繋いでくれた同僚は現在私の妻です。

マイワイフはこのエピソード覚えているかな?
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