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第4章 ゼンパンの素質とウィークリーガチャ
第175話 神獣フェニクス様に会いに・・・1
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フランダル魔法国の魔法学園の地下にあるダンジョンの77階にいる神獣に会う為に、ダンジョン攻略をしているラッキー達は地下40階まで進んでいた。
魔法学園の地下のダンジョンに出てくる魔物は、物理無効、物理耐性を持っている魔物が多く、基本魔法を使って魔物を倒していく事になる。魔法の鍛錬にはもってこいだが、通常のダンジョンよりも難易度は高い。
今のラッキー達のレベルでは、地下77階までたどり着くのは難しい為、レベルを上げる事にした。基本魔力が尽きなければ魔物を倒し続けてレベリングする事は可能だ。だが、そううまくはいかない。魔法を使えば魔力は減っていく。魔力は、自然に回復していくが微々たるものだ。もちろん魔力を回復するポーションは存在するが、タダで手に入る訳ではない。他のダンジョン攻略などで資金は潤沢に持ってはいるが、無尽蔵に買える訳ではない。レベリングの為に大量に購入すれば、すぐに資金は尽きてしまうだろう。
この学園地下ダンジョンでレベリングするならどれだけ効率的に魔力を使って魔物を倒していくかが重要になってくる。
「しばらくはレベル上げするのよね?」
「ああ。地下40階までは魔物は無視して最短で進んだからな。だけど、これからは魔物も強くなるし、今までみたいにはいかないだろう。この辺りでしっかりとレベリングする必要がある。」
「魔物を倒せばラッキー様のガチャスキルも使えますもんね。」
「そうだな。たしかにその狙いもある。やっぱり大量に倒した方が、素質を手に入れる可能性は増えるからな。フランダルに来てから素質はまだ手に入れてないからそろそろ新しい素質がほしい所だ。」
『俺も手伝うんだぞー。コロッケパンが出てきたらほしいんだぞー。』
「もちろんさ。100体倒せば10回スキルが使えるんだ。まあ魔物のレベルも高いからそれ程数は稼げないかもしれないけどな。」
(ガチャスキルの数を増やすなら弱い魔物を数多く倒す方がいいけど、それはそれで俺のレベルが上がらない。強い魔物を倒そうとすれば数は必然と少なくなる。レベルは上がるけど、ガチャスキルをする数は少なくなる。うまくできてるな。まあ今回はレベル上げの方がメインだし魔法戦なら多数を一気に倒せるから数も稼げるだろ。まあ魔力の消費ははげしいけど、そこは臨機応変に対応だな。)
「回復薬はどうするの?バンバン使う感じ?全力で魔法使うとすぐに魔力切れでレベリング所じゃなくなるわよ。」
「そうなんだよな~。何か良い案ないかな?」
「ラッキー様。単体の魔物は無視して複数の魔物のみ倒していくのはどうでしょう?魔法の利点は複数の魔物に対して1回の魔法で攻撃できる所です。そうすれば魔力の消費効率は上がると思います。」
「そうだな。マリアの案はいいんだが、後は運よく複数の魔物に何度も出会えるかだな。探すのに時間が掛ったら本末転倒だしな。大量に魔物が出るモンスターハウスなんかがあれば、回復薬を使ってでも行きたい所だけどな。数も稼げるし。」
「そうね。まあ魔力効率を意識するなら消費魔力の少ない魔法で、チマチマ倒していくしかないわね。強い魔法で一撃で倒すよりも消費魔力が抑えられるわ。」
(たしかにシルフィーの言う通りだ。朝から晩までレベリングするなら、戦闘に時間をかけてでも消費魔力を抑えた方が一日に倒す魔物の数は増えるだろう。それしかないか。)
消費魔力の少ない魔法を使って、チマチマと魔物を倒す作戦にしたラッキー達は、地下41階から先に進んだ。物理無効じゃない敵に対してはダメージは少ないが、剣で攻撃をしながら魔力の節約に努めた。
ラッキーが転移魔法を使えるので、ダンジョンからの帰還はたやすい。今までは周りの目もあるし、魔力を考えていたので転移魔法を使わずに10階毎にある転移魔法陣を使用していたが、魔物を求めて奥へ奥へ、下へ下へ進んで行き、魔力が切れるまで、もしくは時間いっぱいまで魔物を狩り続けた。
レベルの高いスライムを見つけては、ラッキーがファイアーボールを、シルフィードがウインドアローを、マリアがライトボールを使ってチマチマ倒していく。物理耐性の高いキラータートルを見つけてはリルが先行して突撃して、魔力を纏った爪で攻撃していった。
時には、単体で現れた魔物を誘導して、まとまった所をシルフィードのトルネードで一掃する事もあった。魔力を抑えて魔物を倒す事を心がけて毎日毎日積極的に魔物を倒していった結果。
ラッキー達のレベルは50に到達したのだった。だが、目標である地下77階に行くためには、まだまだレベルが足りない。更にレベル上げをするためにラッキー達は引き続きレベリングを行った。地下50階よりも下に行った方がより強い魔物が現れるので、獲得経験値も多いが、地下40階~50階の魔物の方が効率よく倒せると判断した為だ。
それから更に1週間が経過し、ラッキー達のレベルは55まで上がった。ダンジョンの中で魔物からドロップした魔石は売却し、売却したお金で魔力回復ポーションを購入し、今後の為に回復薬をドンドン貯めて行った。
大量に魔物を倒してたまっていくラッキーのガチャスキルは一同も使わずに一気に使う為にこちらも貯めていた。
そして・・・レベルが55に上がったタイミングで、ガチャスキルのストックがある程度できたので、ガチャスキルを使用する事を決めて、テンションを上げてダンジョンから帰還するのだった。
魔法学園の地下のダンジョンに出てくる魔物は、物理無効、物理耐性を持っている魔物が多く、基本魔法を使って魔物を倒していく事になる。魔法の鍛錬にはもってこいだが、通常のダンジョンよりも難易度は高い。
今のラッキー達のレベルでは、地下77階までたどり着くのは難しい為、レベルを上げる事にした。基本魔力が尽きなければ魔物を倒し続けてレベリングする事は可能だ。だが、そううまくはいかない。魔法を使えば魔力は減っていく。魔力は、自然に回復していくが微々たるものだ。もちろん魔力を回復するポーションは存在するが、タダで手に入る訳ではない。他のダンジョン攻略などで資金は潤沢に持ってはいるが、無尽蔵に買える訳ではない。レベリングの為に大量に購入すれば、すぐに資金は尽きてしまうだろう。
この学園地下ダンジョンでレベリングするならどれだけ効率的に魔力を使って魔物を倒していくかが重要になってくる。
「しばらくはレベル上げするのよね?」
「ああ。地下40階までは魔物は無視して最短で進んだからな。だけど、これからは魔物も強くなるし、今までみたいにはいかないだろう。この辺りでしっかりとレベリングする必要がある。」
「魔物を倒せばラッキー様のガチャスキルも使えますもんね。」
「そうだな。たしかにその狙いもある。やっぱり大量に倒した方が、素質を手に入れる可能性は増えるからな。フランダルに来てから素質はまだ手に入れてないからそろそろ新しい素質がほしい所だ。」
『俺も手伝うんだぞー。コロッケパンが出てきたらほしいんだぞー。』
「もちろんさ。100体倒せば10回スキルが使えるんだ。まあ魔物のレベルも高いからそれ程数は稼げないかもしれないけどな。」
(ガチャスキルの数を増やすなら弱い魔物を数多く倒す方がいいけど、それはそれで俺のレベルが上がらない。強い魔物を倒そうとすれば数は必然と少なくなる。レベルは上がるけど、ガチャスキルをする数は少なくなる。うまくできてるな。まあ今回はレベル上げの方がメインだし魔法戦なら多数を一気に倒せるから数も稼げるだろ。まあ魔力の消費ははげしいけど、そこは臨機応変に対応だな。)
「回復薬はどうするの?バンバン使う感じ?全力で魔法使うとすぐに魔力切れでレベリング所じゃなくなるわよ。」
「そうなんだよな~。何か良い案ないかな?」
「ラッキー様。単体の魔物は無視して複数の魔物のみ倒していくのはどうでしょう?魔法の利点は複数の魔物に対して1回の魔法で攻撃できる所です。そうすれば魔力の消費効率は上がると思います。」
「そうだな。マリアの案はいいんだが、後は運よく複数の魔物に何度も出会えるかだな。探すのに時間が掛ったら本末転倒だしな。大量に魔物が出るモンスターハウスなんかがあれば、回復薬を使ってでも行きたい所だけどな。数も稼げるし。」
「そうね。まあ魔力効率を意識するなら消費魔力の少ない魔法で、チマチマ倒していくしかないわね。強い魔法で一撃で倒すよりも消費魔力が抑えられるわ。」
(たしかにシルフィーの言う通りだ。朝から晩までレベリングするなら、戦闘に時間をかけてでも消費魔力を抑えた方が一日に倒す魔物の数は増えるだろう。それしかないか。)
消費魔力の少ない魔法を使って、チマチマと魔物を倒す作戦にしたラッキー達は、地下41階から先に進んだ。物理無効じゃない敵に対してはダメージは少ないが、剣で攻撃をしながら魔力の節約に努めた。
ラッキーが転移魔法を使えるので、ダンジョンからの帰還はたやすい。今までは周りの目もあるし、魔力を考えていたので転移魔法を使わずに10階毎にある転移魔法陣を使用していたが、魔物を求めて奥へ奥へ、下へ下へ進んで行き、魔力が切れるまで、もしくは時間いっぱいまで魔物を狩り続けた。
レベルの高いスライムを見つけては、ラッキーがファイアーボールを、シルフィードがウインドアローを、マリアがライトボールを使ってチマチマ倒していく。物理耐性の高いキラータートルを見つけてはリルが先行して突撃して、魔力を纏った爪で攻撃していった。
時には、単体で現れた魔物を誘導して、まとまった所をシルフィードのトルネードで一掃する事もあった。魔力を抑えて魔物を倒す事を心がけて毎日毎日積極的に魔物を倒していった結果。
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