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第3章 ゼンパンの素質とプレミアムガチャスキル
第117話 四国会議4日目・・・交流戦
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ガイア国のクルトとマフィンと一日過ごしたラッキー達は宿で情報のすり合わせを行っていた。
そして、そこでラッキーはガイア国のマフィンから言われた事を伝えた。
「そうか・・・だから今回の会議にはアイツが来てなかったのか。いつもは来るのにおかしいとは思ったんだ。」
「陛下?」
「ラッキー。陛下とガイア国の国王様と王妃様は仲の良い友人なんだ。お互い国王という立場だから気軽に会う事はできないがな。」
「ああ。私がアルカディアの王になる前はガイア国に行っては、一緒にオーディーンに挑戦したんだ。」
「えっ陛下はオーディーンに挑戦した事があるんですか?」
「ああ。昔の話だがな。私と妻、それにガイア国の国王と王妃の4人パーティだな。まあ攻略はできなかったが。そうか・・・呪いに・・・。」
「陛下。ご友人だとしても気軽にラッキー殿を他国へと向かわせてはなりませんぞ。」
「わかっておる。」
(だよな~。俺ってけっこう注目されてるから勝手に返事はできないとは思ってたけどこうなるよな。だけど正直行動を縛られるのはちょっと・・・転移魔法で町と町を移動できるようになれば問題はないんだろうけど、俺の転移魔法じゃまだまだ無理だからな~。)
「陛下。俺でしかガイア国の王妃様を救う事ができないなら俺はガイア国に行きたいと思ってます。俺は公爵家を追放されてからリスボンの町で冒険者を始めましたがその時、色んな人から助けてもらいました。今の俺があるのはその助けてくれた人達がいたからだと思います。俺も困ってる人がいて俺が助けてあげられるなら助けてあげたい。それに・・・この話を知って王妃様が死ぬような事があれば俺は絶対後悔すると思います。」
「ラッキー・・・」
「ラッキー。その時はもちろん私も手伝うわ。私達仲間でしょ。」
「私ももちろんご一緒します。」
『俺も一緒に行くんだぞー』
「ありがとうシルフィー、マリア、リル」
「わかった。ありがとうラッキー。明日の会議は交流戦だったな。セレス王女にそれとなく話を聞いてみよう。ラッキーに直接話をしたという事はガイア国内でも極秘にしてるだろうからな。それでいいなエルク、ロート?」
「・・・はい。致し方ありませんな。」
「陛下の決めた事であれば私もそれでかまいません。」
そうして、四国会議3日目を終え、4日目の交流戦を迎えた。交流戦は四国会議の初日で出た、次世代英雄候補達が互いに模擬戦をして実力を確認し合うというモノだ。
参加者は、
アルカディアから
ラッキー(ゼンパン)、シルフィード(森の魔導士)、マリア(聖女)
サラマンダ連合国から
シルベスター(勇者)、リーフ(弓聖)
フランダル魔法国
ストリンガー(炎風の魔導士)、ドルチェ(賢者)
ガイア国
タルト(武聖)、マフィン(守護神)
対戦は、
ラッキー(ゼンパン) 対 シルベスター(勇者)
シルフィード(森の魔導士) 対 ストリンガー(炎風の魔導士)
リーフ(弓聖) 対 タルト(武聖)
ドルチェ(賢者) 対 マフィン(守護神)
となった。アルカディアだけ人数が3名だったので今回マリアの対戦はなかった。
もちろん本気で戦う訳ではない、四国会議で各国の主要メンバーがそろってる中での模擬戦だ。軽くお互いの手の内を少しだけ見せるというお披露目会のようなモノだ。
ラッキーとシルベスターの戦いでは、ラッキーが転移魔法を使って戦い、シルベスターは光魔法と剣で使える技を見せあった。
それぞれが持っている素質の能力を披露していく中・・・
「セレス王女。少しいいですかな?」
「アルカディア王・・・はい。」
アルカディア王はセレス王女の横に行き、小声で話し始めた。
「昨日ラッキーよりアルファの事を聞いた。アルファはどうなのだ?」
「はい・・・お母様は今はベッドから起き上がる事もできませんし呪いで身体も衰弱して行ってます。今はお父様が付きっ切りで見てくれています。色んな解呪士にも治療をしてもらいましたが効果はありませんでした。」
「ラッキーを頼るのは霊峰にある万能薬を取る為か?」
「はい。あそこは不思議な結界が張られれて中に入る事ができません。ラッキーさんの転移魔法なら結界の内側に入る事ができると思って・・・」
「たしかにラッキーならあそこの薬草を取る事ができるかもしれんな。だが・・・あそこは山を守ってる神獣様がいるだろ?大丈夫なのか?」
「わかりません。しかし、神獣様もお願いをして分けていただこうかと思っています。」
「そうか・・・ちなみに、ラッキーはガイア国に行って助けたいと言ってくれた。」
「本当ですか!?」
「声が大きい。この事は極秘なんであろう?」
「すいません。はい。国でも知ってる者はごくわずかです。」
「そうだろうな。王妃が呪いにかかってるなんて知れたら周りがどのような行動にでるかわかったもんじゃない。呪いをかけた相手はわからぬのか?」
「はい・・・」
「アルファとトールは親友だ。できれば私も助けてやりたい。サラマンダ連合国とフランダル魔法国の目があるが、今日の晩打合せする事はできるか?」
「ありがとうございます。私が一番状況をわかっていますので私が向かいます。」
「うむ。では又、夜にな。」
「はい。アルカディア王ありがとうございます。」
交流戦は、各国の予想通り大喝采で幕を閉じた。どの試合も各国の納得の行く内容であり、ラッキー達も見た事のない魔法を見る事ができて満足行く交流戦だった。もちろん一番注目を浴びたのは、最後に行われたラッキー対シルベスターの試合だったのは言うまでもない。
そしてその夜・・・
ガイア国のセレス、タルト、マフィンの3人がアルカディアの宿に訪れたのだった。
そして、そこでラッキーはガイア国のマフィンから言われた事を伝えた。
「そうか・・・だから今回の会議にはアイツが来てなかったのか。いつもは来るのにおかしいとは思ったんだ。」
「陛下?」
「ラッキー。陛下とガイア国の国王様と王妃様は仲の良い友人なんだ。お互い国王という立場だから気軽に会う事はできないがな。」
「ああ。私がアルカディアの王になる前はガイア国に行っては、一緒にオーディーンに挑戦したんだ。」
「えっ陛下はオーディーンに挑戦した事があるんですか?」
「ああ。昔の話だがな。私と妻、それにガイア国の国王と王妃の4人パーティだな。まあ攻略はできなかったが。そうか・・・呪いに・・・。」
「陛下。ご友人だとしても気軽にラッキー殿を他国へと向かわせてはなりませんぞ。」
「わかっておる。」
(だよな~。俺ってけっこう注目されてるから勝手に返事はできないとは思ってたけどこうなるよな。だけど正直行動を縛られるのはちょっと・・・転移魔法で町と町を移動できるようになれば問題はないんだろうけど、俺の転移魔法じゃまだまだ無理だからな~。)
「陛下。俺でしかガイア国の王妃様を救う事ができないなら俺はガイア国に行きたいと思ってます。俺は公爵家を追放されてからリスボンの町で冒険者を始めましたがその時、色んな人から助けてもらいました。今の俺があるのはその助けてくれた人達がいたからだと思います。俺も困ってる人がいて俺が助けてあげられるなら助けてあげたい。それに・・・この話を知って王妃様が死ぬような事があれば俺は絶対後悔すると思います。」
「ラッキー・・・」
「ラッキー。その時はもちろん私も手伝うわ。私達仲間でしょ。」
「私ももちろんご一緒します。」
『俺も一緒に行くんだぞー』
「ありがとうシルフィー、マリア、リル」
「わかった。ありがとうラッキー。明日の会議は交流戦だったな。セレス王女にそれとなく話を聞いてみよう。ラッキーに直接話をしたという事はガイア国内でも極秘にしてるだろうからな。それでいいなエルク、ロート?」
「・・・はい。致し方ありませんな。」
「陛下の決めた事であれば私もそれでかまいません。」
そうして、四国会議3日目を終え、4日目の交流戦を迎えた。交流戦は四国会議の初日で出た、次世代英雄候補達が互いに模擬戦をして実力を確認し合うというモノだ。
参加者は、
アルカディアから
ラッキー(ゼンパン)、シルフィード(森の魔導士)、マリア(聖女)
サラマンダ連合国から
シルベスター(勇者)、リーフ(弓聖)
フランダル魔法国
ストリンガー(炎風の魔導士)、ドルチェ(賢者)
ガイア国
タルト(武聖)、マフィン(守護神)
対戦は、
ラッキー(ゼンパン) 対 シルベスター(勇者)
シルフィード(森の魔導士) 対 ストリンガー(炎風の魔導士)
リーフ(弓聖) 対 タルト(武聖)
ドルチェ(賢者) 対 マフィン(守護神)
となった。アルカディアだけ人数が3名だったので今回マリアの対戦はなかった。
もちろん本気で戦う訳ではない、四国会議で各国の主要メンバーがそろってる中での模擬戦だ。軽くお互いの手の内を少しだけ見せるというお披露目会のようなモノだ。
ラッキーとシルベスターの戦いでは、ラッキーが転移魔法を使って戦い、シルベスターは光魔法と剣で使える技を見せあった。
それぞれが持っている素質の能力を披露していく中・・・
「セレス王女。少しいいですかな?」
「アルカディア王・・・はい。」
アルカディア王はセレス王女の横に行き、小声で話し始めた。
「昨日ラッキーよりアルファの事を聞いた。アルファはどうなのだ?」
「はい・・・お母様は今はベッドから起き上がる事もできませんし呪いで身体も衰弱して行ってます。今はお父様が付きっ切りで見てくれています。色んな解呪士にも治療をしてもらいましたが効果はありませんでした。」
「ラッキーを頼るのは霊峰にある万能薬を取る為か?」
「はい。あそこは不思議な結界が張られれて中に入る事ができません。ラッキーさんの転移魔法なら結界の内側に入る事ができると思って・・・」
「たしかにラッキーならあそこの薬草を取る事ができるかもしれんな。だが・・・あそこは山を守ってる神獣様がいるだろ?大丈夫なのか?」
「わかりません。しかし、神獣様もお願いをして分けていただこうかと思っています。」
「そうか・・・ちなみに、ラッキーはガイア国に行って助けたいと言ってくれた。」
「本当ですか!?」
「声が大きい。この事は極秘なんであろう?」
「すいません。はい。国でも知ってる者はごくわずかです。」
「そうだろうな。王妃が呪いにかかってるなんて知れたら周りがどのような行動にでるかわかったもんじゃない。呪いをかけた相手はわからぬのか?」
「はい・・・」
「アルファとトールは親友だ。できれば私も助けてやりたい。サラマンダ連合国とフランダル魔法国の目があるが、今日の晩打合せする事はできるか?」
「ありがとうございます。私が一番状況をわかっていますので私が向かいます。」
「うむ。では又、夜にな。」
「はい。アルカディア王ありがとうございます。」
交流戦は、各国の予想通り大喝采で幕を閉じた。どの試合も各国の納得の行く内容であり、ラッキー達も見た事のない魔法を見る事ができて満足行く交流戦だった。もちろん一番注目を浴びたのは、最後に行われたラッキー対シルベスターの試合だったのは言うまでもない。
そしてその夜・・・
ガイア国のセレス、タルト、マフィンの3人がアルカディアの宿に訪れたのだった。
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