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第1章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
第57話 200回目のスキルを見ていた神界は・・・
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「あ~。今回もダメだったわね。」
「うん・・・残念。」
ミラとマイはいつものようにラッキーを見ていた。丁度、200回目のデイリーガチャスキルから食パンが出た所だった。
「それにしてもシルフィーがいてよかったわね。やっぱり何度も外れが出るとラッキーだって精神的に参る時だってあるものね。一人だったらどうなってたかわからないわ。」
「うん。よかった。」
「あと、神様へのお祈りは確かに効果的よね。創造神のムー様が見てれば、デイリーガチャスキルから素質を出す事なんて簡単だと思うし。」
「ラッキーさんがスキルを使う時、私はいつも祈ってる・・・よ。」
「そうなの?じゃあ私も祈るわ。たしかラッキーは魔法の素質を欲しがってたわね。」
「うん。」
「わかったわ。でもシルフィーが神頼みしたくなる気持ちもわかるけどね。最近のラッキーって運が良いのか悪いのかわからないもの。」
「うん・・・・使えない素質ばかり手に入れてる・・・」
ラッキーは、初めて10連モンスターガチャスキルと使ってから今日まで10連モンスターガチャスキルを4回使用していた。どれもFランクとEランクが混ざっており、使ったスキルはFランクの10連モンスターガチャスキルだ。
そして、どの10連モンスターガチャスキルでも素質を引き当てていた。ラッキーの中では、10連モンスターガチャスキルを使えば、必ず素質を手に入れる事ができる。という認識だった。
実際のところ、10連モンスターガチャスキルは10回目必ず素質かアイテムが手に入る。という物なので、毎回素質が手に入ってるのは単純に運がよかったからだ。
ただ、4回の10連モンスターガチャスキルで手に入れた素質は・・・
穴掘りの素質、靴磨きの素質、早食いの素質、早起きの素質の4つだった。どの素質も冒険に役立つとは思えなかった。
「穴掘りはまあうまく使えば罠に使ったりできるかもしれないけど、他の素質は正直微妙としかいいようがないわよね。10連モンスターガチャスキルは必ず素質が手に入るって訳じゃないから素質が手に入った分、運が良いとは思うけど・・・」
「でも・・・一度手に入れた素質は次からはステータスになるから。」
「ミラの言うとおりね。まあFランク、Eランクのモンスターガチャスキルだし、手に入れる素質もあまりレア度の高くない素質なんでしょうね。」
「うん。でもラッキーさんすごいよ。3日に1個は素質を手に入れている。」
「そうね。そういわれるとすごいわね。単純計算で後100日続ければ30個以上の素質を手に入れる事になるもの。それを考えたら手に入れる素質全てが使えるとは限らないか。」
「うん。」
「多分ラッキーもモンスターガチャスキルからは素質がよく出る分、良いものがなかなか出ない。逆にデイリーガチャスキルからはなかなか素質が出ない分、出た時には良い素質が現れる。って思ってるでしょうね。」
「うん。どんな素質が出るか楽しみ。」
「そうね。ただ、あまり期待はできないわ。デイリーガチャスキルから出る素質はすべての素質よ。その中にはたしかにレア度の高い素質もあるけど、レア度の低い素質だってたくさんあるわ。」
「わかってる。」
(ミラには言ってないけど、ラッキーの代わりに公爵家の嫡男になったメルトが婚約者の話を強引に進めようとしてるのよね。私にとっては、マリアも素質を授けた子だし、メルトみたいなクソ野郎から早く助けてあげたいのよね。ラッキーには早くもっともっと強くなってもらわないと。強くなれば王都でメルトからマリアを奪っても文句を言われないわ。マリアとシルフィードは友人だからマリアの状況はシルフィーも知ってると思うし。)
「まあレベルも上がってるし、高望みしすぎなのかもしれないわね。普通の冒険者と比べるとラッキーの成長速度って異常なんだから。」
「うん。だから姉さん。安心して。マリアさんはラッキーさんが救ってくれる。」
「ミラ!?あなた・・・知ってたの?」
「うん。私はずっと下界を見てるから・・・。」
「そっか・・・。うん。ラッキーなら何とかしてくれるわよね。」
「うん。メルトは最悪。マリアさんにふさわしくない。」
「メルトの事も何かしってるの?」
「手当たり次第にメイドに手を出してる・・・」
「そこまでなの!?・・・そうね。ラッキーには早くダンジョンを攻略して、王都に行ってもらわないとね。私の方からマリアには手紙でシルフィードに助けを求めるように言っておくわ。」
「大丈夫?」
「もちろんよ。私の貢献から言ったら神託を出すぐらいわけないわ。」
「ならよかった。」
「そうね。ラッキーにはダンジョンを攻略してもらう為にも、役に立つ素質を手に入れてもらわないといけないし、一緒にムー様にお祈りしましょうか?」
「うん。」
(ムー様、ラッキーに良い素質をお願いします。)
(ムー様、ラッキーさんに魔法の素質を授けてください。)
ミラとマイは自身も神の身でありながら、上位の神へと神頼みをするのだった。
そして、マジックバッグを手に入れてテンションの高いラッキーをにこやかな目で見守るのだった。
「うん・・・残念。」
ミラとマイはいつものようにラッキーを見ていた。丁度、200回目のデイリーガチャスキルから食パンが出た所だった。
「それにしてもシルフィーがいてよかったわね。やっぱり何度も外れが出るとラッキーだって精神的に参る時だってあるものね。一人だったらどうなってたかわからないわ。」
「うん。よかった。」
「あと、神様へのお祈りは確かに効果的よね。創造神のムー様が見てれば、デイリーガチャスキルから素質を出す事なんて簡単だと思うし。」
「ラッキーさんがスキルを使う時、私はいつも祈ってる・・・よ。」
「そうなの?じゃあ私も祈るわ。たしかラッキーは魔法の素質を欲しがってたわね。」
「うん。」
「わかったわ。でもシルフィーが神頼みしたくなる気持ちもわかるけどね。最近のラッキーって運が良いのか悪いのかわからないもの。」
「うん・・・・使えない素質ばかり手に入れてる・・・」
ラッキーは、初めて10連モンスターガチャスキルと使ってから今日まで10連モンスターガチャスキルを4回使用していた。どれもFランクとEランクが混ざっており、使ったスキルはFランクの10連モンスターガチャスキルだ。
そして、どの10連モンスターガチャスキルでも素質を引き当てていた。ラッキーの中では、10連モンスターガチャスキルを使えば、必ず素質を手に入れる事ができる。という認識だった。
実際のところ、10連モンスターガチャスキルは10回目必ず素質かアイテムが手に入る。という物なので、毎回素質が手に入ってるのは単純に運がよかったからだ。
ただ、4回の10連モンスターガチャスキルで手に入れた素質は・・・
穴掘りの素質、靴磨きの素質、早食いの素質、早起きの素質の4つだった。どの素質も冒険に役立つとは思えなかった。
「穴掘りはまあうまく使えば罠に使ったりできるかもしれないけど、他の素質は正直微妙としかいいようがないわよね。10連モンスターガチャスキルは必ず素質が手に入るって訳じゃないから素質が手に入った分、運が良いとは思うけど・・・」
「でも・・・一度手に入れた素質は次からはステータスになるから。」
「ミラの言うとおりね。まあFランク、Eランクのモンスターガチャスキルだし、手に入れる素質もあまりレア度の高くない素質なんでしょうね。」
「うん。でもラッキーさんすごいよ。3日に1個は素質を手に入れている。」
「そうね。そういわれるとすごいわね。単純計算で後100日続ければ30個以上の素質を手に入れる事になるもの。それを考えたら手に入れる素質全てが使えるとは限らないか。」
「うん。」
「多分ラッキーもモンスターガチャスキルからは素質がよく出る分、良いものがなかなか出ない。逆にデイリーガチャスキルからはなかなか素質が出ない分、出た時には良い素質が現れる。って思ってるでしょうね。」
「うん。どんな素質が出るか楽しみ。」
「そうね。ただ、あまり期待はできないわ。デイリーガチャスキルから出る素質はすべての素質よ。その中にはたしかにレア度の高い素質もあるけど、レア度の低い素質だってたくさんあるわ。」
「わかってる。」
(ミラには言ってないけど、ラッキーの代わりに公爵家の嫡男になったメルトが婚約者の話を強引に進めようとしてるのよね。私にとっては、マリアも素質を授けた子だし、メルトみたいなクソ野郎から早く助けてあげたいのよね。ラッキーには早くもっともっと強くなってもらわないと。強くなれば王都でメルトからマリアを奪っても文句を言われないわ。マリアとシルフィードは友人だからマリアの状況はシルフィーも知ってると思うし。)
「まあレベルも上がってるし、高望みしすぎなのかもしれないわね。普通の冒険者と比べるとラッキーの成長速度って異常なんだから。」
「うん。だから姉さん。安心して。マリアさんはラッキーさんが救ってくれる。」
「ミラ!?あなた・・・知ってたの?」
「うん。私はずっと下界を見てるから・・・。」
「そっか・・・。うん。ラッキーなら何とかしてくれるわよね。」
「うん。メルトは最悪。マリアさんにふさわしくない。」
「メルトの事も何かしってるの?」
「手当たり次第にメイドに手を出してる・・・」
「そこまでなの!?・・・そうね。ラッキーには早くダンジョンを攻略して、王都に行ってもらわないとね。私の方からマリアには手紙でシルフィードに助けを求めるように言っておくわ。」
「大丈夫?」
「もちろんよ。私の貢献から言ったら神託を出すぐらいわけないわ。」
「ならよかった。」
「そうね。ラッキーにはダンジョンを攻略してもらう為にも、役に立つ素質を手に入れてもらわないといけないし、一緒にムー様にお祈りしましょうか?」
「うん。」
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