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第1章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
第28話 オークを丸ごと持って帰るのは非常識⁉
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森でオークを倒したラッキーとアイン達は、オークの後処理に苦戦していた。それもそうだろう。なんせ250キロの巨体だ。
皮膚が固いので切り分けるのも一苦労だった。ラッキーが周囲を警戒している間にアインとターキーの2人がオークを切り分けていく。
オークの解体方法などわからないので、とりあえず切り分けていた。
「ターキー。これって全部持って帰るのか?」
「ああ。オークは全て素材になる。もちろん部位によって金額に違いはあるが、どこが高くてどこが安いか俺には全くわからん。とりあえず持って帰れるだけ持って帰って見るのが最善だろう。」
「そうか・・・。それにしても固いな。こんな固いのに肉がメッチャうまいとかすごい謎だな。」
「まあな。でもまあ固いのは表面だけで中は柔らかいからな。」
「そういやラッキーが睾丸が高値で売れるっていってたな。」
「ああそういえばそうだな。だが、俺達に睾丸をうまく取り出せる技術はない。胴体を切り分けて、解体は専門家に任せるのが良いだろう。無理にやって傷でもつけたら大変だしな。」
「そうだな。」
アインとターキーは、オークを切り分けていく。
首、手、足、胴体とそれぞれの袋に入るサイズに切り分けて行った。
「よし切り分けれたぞ。みんな来てくれ。」
アインの呼びかけに、ラッキー、ユキ、シェリーも集まる。
「とりあえずこれを手分けして持って帰ろうぜ。一応切り分けながら血を抜いていたから多少は軽くなってるはずだ。俺とターキーとラッキーで大きいヤツは分けよう。ユキとシェリーも手伝ってくれよ。 」
「うん。あまり気が進まないけどがんばるよ。」
「私も。」
ラッキーが顔と両手を持ち、アインは胴体と胸、ターキーは両足を担当した。そのほかの細々した部分はユキとシェリーが担当して、素材を持ち運ぶ事にした。
全員の袋はパンパンだ。
「それにしても重いですね。オークを狩る冒険者って毎回こんな袋をパンパンにしてるんですか?」
「俺も詳しくは知らないけど、マジックバックとかに入れてるんじゃないか?あれなら重さを感じないし100キロぐらい入るだろ。おいしそうな胸とか太ももの部分だけ持って帰るんじゃねぇか。」
(そうだよな。こんなパンパンにしてたら、オークを倒してその日の依頼は終わりにしないといけない。まあ報酬の事を考えれば、それはそれでいいんだろうけど。俺の場合は報酬もそうだけど魔物を倒す数も大事だ。それを考えたらオークは効率が悪いか・・・。)
「マジックバックって高いんですか?」
「俺達もまだ持ってないけどEランクの冒険者が頑張れば買えるぐらいの金額らしいぜ。」
(オークを倒す為には素材を持ち帰る為にマジックバックが必要だ。そしてマジックバックを買う為にはEランクの冒険者になってお金を稼ぐ必要がある。お金を稼ぐ為にはオークを倒す必要がある・・・か。なんだろ・・・すごい矛盾だ・・・。)
ラッキーとアインとターキーはそれぞれ60キロ~80キロ程の荷物を持ちながら移動しているので、魔物に遭遇しないようにゆっくりと慎重に森を移動した。
荷物を持ったままなら魔物を倒す事もできないので、運悪く遭遇した時は荷物をその場において魔物を倒して行く。
オークの素材をギルドに持ち帰った時にはラッキーとアイン達は疲れ果てていた。
「ようやく着いたな。久々に疲れたよ。体力的にも精神的にも。」
「本当そうですね。オーク1体倒しただけでこんなに疲れるとは思いませんでした。」
「ラッキーの言う通りだな。まさかオーク1体でこれほど時間を取られるとは・・・。これで報酬が安かったら割に合わないな。」
「ホントね。」
「疲れた。」
ラッキー達は受付にオークの討伐依頼の完了の報告をして、解体部屋に素材を運んだ。
「ドガンさん。お願いします。」
ラッキーはドガンを見つけて、話をする。
「おいおい。なんだその大量の素材は?」
「オークです。解体の仕方が分からなかったので手分けして丸ごと持ってきました。」
「まじか~⁉オークを丸ごと⁉ラッキー・・・お前よくこれを全部持ってこれたな?」
「大変でしたけど頑張りました。」
「オークを丸ごと持ってくるヤツなんざ初めて見たぜ。」
「そうなんですか?」
「そりゃそうだろ?森でオークを狩って、あんな重い素材を担いで移動するなんて危ない真似は普通はしないもんだ。途中で魔物に襲われる可能性もあるんだからな。ラッキーよ。運がよかったな。」
(やっぱり丸ごと運ぶのは普通じゃなかったんだ。たしかに精神的にも体力的にもかなり疲れた。)
「ははは。まあ運の良さには自信があるんで。」
「それでもいつ何があるかわからないんだ。運に頼るようじゃダメだぞ。」
「!?・・・すいません。」
「まあいい。それじゃ全部出してくれ。こっちで綺麗に解体してやる。おい!」
ドガンが声を掛けると、解体担当のスタッフが集まってきて、それぞれオークの素材を解体し始めた。
「ラッキー・・・。全部持ってきたのは失敗だったみたいだな。」
アインにそう声を掛けられてラッキーは、
「そうですね。でも良い経験ができました。アインさん。今日は連れて行ってくれてありがとうございます。」
ラッキーはアイン達に感謝していた。アイン達のお陰で初めて森に行く事が出来たし、オークを倒す事もできた。アイン達が声を掛けてくれなかったらできなかった事だったからだ。
その後、オークの素材の売却金額はラッキーとアイン達で分けても十分すぎる程の報酬だった。
だが、魅力的な報酬を受け取っても、肉体と精神の疲労を考えて、今後オークを狩る時には素材を厳選する事を決めたのだった。
皮膚が固いので切り分けるのも一苦労だった。ラッキーが周囲を警戒している間にアインとターキーの2人がオークを切り分けていく。
オークの解体方法などわからないので、とりあえず切り分けていた。
「ターキー。これって全部持って帰るのか?」
「ああ。オークは全て素材になる。もちろん部位によって金額に違いはあるが、どこが高くてどこが安いか俺には全くわからん。とりあえず持って帰れるだけ持って帰って見るのが最善だろう。」
「そうか・・・。それにしても固いな。こんな固いのに肉がメッチャうまいとかすごい謎だな。」
「まあな。でもまあ固いのは表面だけで中は柔らかいからな。」
「そういやラッキーが睾丸が高値で売れるっていってたな。」
「ああそういえばそうだな。だが、俺達に睾丸をうまく取り出せる技術はない。胴体を切り分けて、解体は専門家に任せるのが良いだろう。無理にやって傷でもつけたら大変だしな。」
「そうだな。」
アインとターキーは、オークを切り分けていく。
首、手、足、胴体とそれぞれの袋に入るサイズに切り分けて行った。
「よし切り分けれたぞ。みんな来てくれ。」
アインの呼びかけに、ラッキー、ユキ、シェリーも集まる。
「とりあえずこれを手分けして持って帰ろうぜ。一応切り分けながら血を抜いていたから多少は軽くなってるはずだ。俺とターキーとラッキーで大きいヤツは分けよう。ユキとシェリーも手伝ってくれよ。 」
「うん。あまり気が進まないけどがんばるよ。」
「私も。」
ラッキーが顔と両手を持ち、アインは胴体と胸、ターキーは両足を担当した。そのほかの細々した部分はユキとシェリーが担当して、素材を持ち運ぶ事にした。
全員の袋はパンパンだ。
「それにしても重いですね。オークを狩る冒険者って毎回こんな袋をパンパンにしてるんですか?」
「俺も詳しくは知らないけど、マジックバックとかに入れてるんじゃないか?あれなら重さを感じないし100キロぐらい入るだろ。おいしそうな胸とか太ももの部分だけ持って帰るんじゃねぇか。」
(そうだよな。こんなパンパンにしてたら、オークを倒してその日の依頼は終わりにしないといけない。まあ報酬の事を考えれば、それはそれでいいんだろうけど。俺の場合は報酬もそうだけど魔物を倒す数も大事だ。それを考えたらオークは効率が悪いか・・・。)
「マジックバックって高いんですか?」
「俺達もまだ持ってないけどEランクの冒険者が頑張れば買えるぐらいの金額らしいぜ。」
(オークを倒す為には素材を持ち帰る為にマジックバックが必要だ。そしてマジックバックを買う為にはEランクの冒険者になってお金を稼ぐ必要がある。お金を稼ぐ為にはオークを倒す必要がある・・・か。なんだろ・・・すごい矛盾だ・・・。)
ラッキーとアインとターキーはそれぞれ60キロ~80キロ程の荷物を持ちながら移動しているので、魔物に遭遇しないようにゆっくりと慎重に森を移動した。
荷物を持ったままなら魔物を倒す事もできないので、運悪く遭遇した時は荷物をその場において魔物を倒して行く。
オークの素材をギルドに持ち帰った時にはラッキーとアイン達は疲れ果てていた。
「ようやく着いたな。久々に疲れたよ。体力的にも精神的にも。」
「本当そうですね。オーク1体倒しただけでこんなに疲れるとは思いませんでした。」
「ラッキーの言う通りだな。まさかオーク1体でこれほど時間を取られるとは・・・。これで報酬が安かったら割に合わないな。」
「ホントね。」
「疲れた。」
ラッキー達は受付にオークの討伐依頼の完了の報告をして、解体部屋に素材を運んだ。
「ドガンさん。お願いします。」
ラッキーはドガンを見つけて、話をする。
「おいおい。なんだその大量の素材は?」
「オークです。解体の仕方が分からなかったので手分けして丸ごと持ってきました。」
「まじか~⁉オークを丸ごと⁉ラッキー・・・お前よくこれを全部持ってこれたな?」
「大変でしたけど頑張りました。」
「オークを丸ごと持ってくるヤツなんざ初めて見たぜ。」
「そうなんですか?」
「そりゃそうだろ?森でオークを狩って、あんな重い素材を担いで移動するなんて危ない真似は普通はしないもんだ。途中で魔物に襲われる可能性もあるんだからな。ラッキーよ。運がよかったな。」
(やっぱり丸ごと運ぶのは普通じゃなかったんだ。たしかに精神的にも体力的にもかなり疲れた。)
「ははは。まあ運の良さには自信があるんで。」
「それでもいつ何があるかわからないんだ。運に頼るようじゃダメだぞ。」
「!?・・・すいません。」
「まあいい。それじゃ全部出してくれ。こっちで綺麗に解体してやる。おい!」
ドガンが声を掛けると、解体担当のスタッフが集まってきて、それぞれオークの素材を解体し始めた。
「ラッキー・・・。全部持ってきたのは失敗だったみたいだな。」
アインにそう声を掛けられてラッキーは、
「そうですね。でも良い経験ができました。アインさん。今日は連れて行ってくれてありがとうございます。」
ラッキーはアイン達に感謝していた。アイン達のお陰で初めて森に行く事が出来たし、オークを倒す事もできた。アイン達が声を掛けてくれなかったらできなかった事だったからだ。
その後、オークの素材の売却金額はラッキーとアイン達で分けても十分すぎる程の報酬だった。
だが、魅力的な報酬を受け取っても、肉体と精神の疲労を考えて、今後オークを狩る時には素材を厳選する事を決めたのだった。
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