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第十一章 新大陸ウエストディザイア
第346話 新大陸『ウエストディザイア』
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「準備はできてるかクリフ?」
「はい。大丈夫です。」
「私と創造神でクリフを新大陸へと移動させる。なるべく人のいなさそうな場所に移動させるつもりだが、どこに行くかはわからない。その点はわかってくれ。」
「はい。わかりました。」
「クリフ君よ。再度にはなるが、もう一度説明しておくぞ。クリフ君の能力は全て1000まで封印しておる。じゃが、ウエストディザイアにつけば違和感のないように封印は徐々に解けてゆくようにしておる。時間はかかるかもしれぬが、その方がアシュラや悪魔達に気付かれぬからのぉ。封印している間は能力が落ちておる。命を落とす可能性もある。十分気を付けるようにのぉ。」
「わかっています。スキルなんかは自由に使えるので、なんとかします。」
「うむ。それと目的の確認じゃ。まずはこちらの大陸に戻る手段の確保が最優先じゃ。こちらの大陸とあちらの大陸への行き来が自由になれば、やれる事が大幅に増える。次に向こうの大陸の状況確認じゃ。アシュラの話では悪魔と手を組んでおるようじゃから悪魔どもが幅を利かせてるかもしれん。悪魔の存在はこの世界にとっては百害あって一利無しじゃ。見つけたら討伐してほしい所じゃが、能力を封印してるクリフ君には荷が重いかもしれん。焦って行動しないように気を付けてくれ。」
「わかりました。」
「あなた。気を付けてください。」
「セリーヌ。必ず生きて帰ってくるよ。ユーナ、ナリア、グラン、ジャンヌ、ソフィア、サラサ、ライシャ・・・行ってきます。」
こうして、クリフは新大陸ウエストディザイアへと旅立ったのだった。
☆☆☆
創造神と戦神の力で新大陸ウエストディザイアへと移動したクリフは森の中にいた。
「森か・・・。まあ封印されてた大陸って言っても同じように発展してるだろうから、俺のいた所とそれほど変わってるとは思わない。ここがどこかわからないけど、食料は豊富も持ってきてるから飢えて死ぬ事もない。とりあえず、近くの町を探す所からだな。でもあれだな~。これってなんかゲームで言う強くてニューゲームみたいな感じだな。いやゲームなら主人公として行動していくけど、この世界じゃラノベテンプレで言う所の異世界に迷い込んだチート野郎って感じか。なら設定は気づいたら森の中にいたって事にしておいた方がいいか。盗賊に襲われて無一文になったとかでもいいかな。それなら服装はもっと貧相にしておいた方がいいか。いかにも冒険者ですって恰好はおかしいもんな。」
クリフは森の中を歩きながら、周りを観察していく。その間に服装をボロボロの服に変えて、安物の剣を身に付けた。
「ゲーム脳になっちゃいけないんだろうけ、なんか初心に帰った感じでちょっとワクワクするな。でも創造神様も言ってたけど、結局この大陸で封印している能力を開放していかないと話にならないから、魔物を倒すなりして違和感なくステータスを上げていくとしたらギルドで冒険者登録するのが一番の近道だよな~。やる事ってやっぱラノベの主人公と一緒だな。そもそもギルドがあるのか?所もあるだろうけど、まあ魔物がいる世界なら、それを対処する機関があるのは普通の事だし。それにしてもこの森けっこう深いのにあまり魔物がいないな。気配察知を使えば色々わかるんだろうけど、どこで誰が見てるかわからないから始めは不用意にスキルも使うなって言ってたししょうがないんだろうけど、ちょっとめんどくさいな。縛りプレイって苦手だな。」
そうして、しばらく森を歩いていると、お馴染みの魔物がいるのを見かけた。
「おっゴブリンだ。やっぱり大陸が変わっても同じ世界だし出てくる魔物は一緒か。サクッと倒したい所だけど、どうしたもんか。ラノベの主人公ならサクッと倒して進んだら、キャーって声が聞こえてヒロインを助ける王道展開なんだろうけど、今の俺は気づいたらボロボロの服着て森にいた記憶の無い青年設定だからな。叫んで誰かに助けてもらった方が良さそうか。いや、ゴブリンなんかに手間取る設定にしたら、ギルドに登録しても駆け上がれないか。落ちた能力の確認も必要だしちょっと戦ってみるか。」
どうするのが正解かわからなかったが、ゴブリン程度なら問題ないだろという事で、クリフは見つけたゴブリンに近づいて行った。ゴブリンもクリフに気付いたのか、ニヤニヤ顔をしながらクリフに向かってきた。
いくら能力を封印しているとは言ってもオール1000のステータスは冒険者で言う所の中級ランクぐらいはある。なので、ゴブリンは脅威でもなんでもない。力を開放する事はできないが、いざとなれば魔法も使えるので、危機感無く、クリフはゴブリンと対峙した。
「やっぱりちょっと動きが遅い気がするけど、まあその内慣れるだろう。それよりもこのままじゃ埒が明かないな。気配察知は少し使うか。とりあえず町を見つけない事には新たな冒険も始まらないしな。」
クリフは気配察知を使いながら、森を進んで行った。道中森に良く出るトレントやボアなどの魔物が出てきたが、クリフの敵ではない。安物の剣を片手に魔物を倒しながら、運を頼りに森を進んで行った。
すると・・・
さすが、ラノベの主人公。テンプレ通りに森を抜けると、目の前には人が生活する町が見えたのだった。
「はい。大丈夫です。」
「私と創造神でクリフを新大陸へと移動させる。なるべく人のいなさそうな場所に移動させるつもりだが、どこに行くかはわからない。その点はわかってくれ。」
「はい。わかりました。」
「クリフ君よ。再度にはなるが、もう一度説明しておくぞ。クリフ君の能力は全て1000まで封印しておる。じゃが、ウエストディザイアにつけば違和感のないように封印は徐々に解けてゆくようにしておる。時間はかかるかもしれぬが、その方がアシュラや悪魔達に気付かれぬからのぉ。封印している間は能力が落ちておる。命を落とす可能性もある。十分気を付けるようにのぉ。」
「わかっています。スキルなんかは自由に使えるので、なんとかします。」
「うむ。それと目的の確認じゃ。まずはこちらの大陸に戻る手段の確保が最優先じゃ。こちらの大陸とあちらの大陸への行き来が自由になれば、やれる事が大幅に増える。次に向こうの大陸の状況確認じゃ。アシュラの話では悪魔と手を組んでおるようじゃから悪魔どもが幅を利かせてるかもしれん。悪魔の存在はこの世界にとっては百害あって一利無しじゃ。見つけたら討伐してほしい所じゃが、能力を封印してるクリフ君には荷が重いかもしれん。焦って行動しないように気を付けてくれ。」
「わかりました。」
「あなた。気を付けてください。」
「セリーヌ。必ず生きて帰ってくるよ。ユーナ、ナリア、グラン、ジャンヌ、ソフィア、サラサ、ライシャ・・・行ってきます。」
こうして、クリフは新大陸ウエストディザイアへと旅立ったのだった。
☆☆☆
創造神と戦神の力で新大陸ウエストディザイアへと移動したクリフは森の中にいた。
「森か・・・。まあ封印されてた大陸って言っても同じように発展してるだろうから、俺のいた所とそれほど変わってるとは思わない。ここがどこかわからないけど、食料は豊富も持ってきてるから飢えて死ぬ事もない。とりあえず、近くの町を探す所からだな。でもあれだな~。これってなんかゲームで言う強くてニューゲームみたいな感じだな。いやゲームなら主人公として行動していくけど、この世界じゃラノベテンプレで言う所の異世界に迷い込んだチート野郎って感じか。なら設定は気づいたら森の中にいたって事にしておいた方がいいか。盗賊に襲われて無一文になったとかでもいいかな。それなら服装はもっと貧相にしておいた方がいいか。いかにも冒険者ですって恰好はおかしいもんな。」
クリフは森の中を歩きながら、周りを観察していく。その間に服装をボロボロの服に変えて、安物の剣を身に付けた。
「ゲーム脳になっちゃいけないんだろうけ、なんか初心に帰った感じでちょっとワクワクするな。でも創造神様も言ってたけど、結局この大陸で封印している能力を開放していかないと話にならないから、魔物を倒すなりして違和感なくステータスを上げていくとしたらギルドで冒険者登録するのが一番の近道だよな~。やる事ってやっぱラノベの主人公と一緒だな。そもそもギルドがあるのか?所もあるだろうけど、まあ魔物がいる世界なら、それを対処する機関があるのは普通の事だし。それにしてもこの森けっこう深いのにあまり魔物がいないな。気配察知を使えば色々わかるんだろうけど、どこで誰が見てるかわからないから始めは不用意にスキルも使うなって言ってたししょうがないんだろうけど、ちょっとめんどくさいな。縛りプレイって苦手だな。」
そうして、しばらく森を歩いていると、お馴染みの魔物がいるのを見かけた。
「おっゴブリンだ。やっぱり大陸が変わっても同じ世界だし出てくる魔物は一緒か。サクッと倒したい所だけど、どうしたもんか。ラノベの主人公ならサクッと倒して進んだら、キャーって声が聞こえてヒロインを助ける王道展開なんだろうけど、今の俺は気づいたらボロボロの服着て森にいた記憶の無い青年設定だからな。叫んで誰かに助けてもらった方が良さそうか。いや、ゴブリンなんかに手間取る設定にしたら、ギルドに登録しても駆け上がれないか。落ちた能力の確認も必要だしちょっと戦ってみるか。」
どうするのが正解かわからなかったが、ゴブリン程度なら問題ないだろという事で、クリフは見つけたゴブリンに近づいて行った。ゴブリンもクリフに気付いたのか、ニヤニヤ顔をしながらクリフに向かってきた。
いくら能力を封印しているとは言ってもオール1000のステータスは冒険者で言う所の中級ランクぐらいはある。なので、ゴブリンは脅威でもなんでもない。力を開放する事はできないが、いざとなれば魔法も使えるので、危機感無く、クリフはゴブリンと対峙した。
「やっぱりちょっと動きが遅い気がするけど、まあその内慣れるだろう。それよりもこのままじゃ埒が明かないな。気配察知は少し使うか。とりあえず町を見つけない事には新たな冒険も始まらないしな。」
クリフは気配察知を使いながら、森を進んで行った。道中森に良く出るトレントやボアなどの魔物が出てきたが、クリフの敵ではない。安物の剣を片手に魔物を倒しながら、運を頼りに森を進んで行った。
すると・・・
さすが、ラノベの主人公。テンプレ通りに森を抜けると、目の前には人が生活する町が見えたのだった。
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