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第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
第225話 奈落の底ダンジョン攻略
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クリフの目の前には魔族との対戦の結果が映し出されていた。
先鋒 ナリア 対 パーシル ・・・勝者パーシル
次鋒 ユーナ 対 キャンティ ・・・勝者ユーナ
中堅 セリーヌ 対 ディアン ・・・勝者ディアン
副将 パイン 対 リンティア ・・・勝者パイン
大将 クリフ 対 フォルカス ・・・勝者クリフ
クリフチーム3勝、フォルカスチーム2勝
「やったなクリフ。」
「ああ。運もよかったよ。パインありがとう。」
「そうね。パインがいなかったら負けてたかもしれないわね。」
団体戦に勝利したクリフ達はなごやかムードだ。
対して・・・
敗れた魔族チームはどんよりとしたムードになっていた。
「フォルカス様・・・すいません。」
「フォルカス様、こうやったら今から奴らを殺してでも。」
「やめろ。俺達は負けたんだ。一度勝負の提案をうけて納得した以上、負けは負けだ。」
(へぇ~。フォルカスってヤツ、意外に紳士なんだな。魔族ってだけで残虐な感じを想像してたから意外だな。まあたしかに何人かの魔族は話がわかる感じがしたけど。)
クリフは魔族達の話を聞いていた。それは魔族から襲われるかもしれないと警戒していたからだ。団体戦が終わっても襲ってきたり、反則だ。などとイチャモンをつけてくる可能性を考えていたからだ。
現にクリフは何度もそういった事を経験してきた。相手は悪徳貴族だったり元勇者だったりしたが・・・
『それじゃ敗者は強制退場ね~。』
遊戯神キューブがそういうと、魔族達はその場から消えた。
「キューブ様・・・今のは?」
『ああ。魔族達は強制的に魔国に返したよ。外に出すと帝国にちょっかいかけるかもしれないからね。まあ敗者は強制退場ってゲームのお約束でしょ。』
(ここから魔国まで転移させたのか・・・さすが神様だな。だけどフォルカスか・・・。やけになって帝国を攻めてくるとは思えないが今後の魔国は動きを注意しておかないとな。)
「ありがとうございます。」
『じゃあ勝者のクリフ君には約束通り魔王の核を進呈するよ~』
遊戯神キューブの手元には、ここにきた時に見た黒い球が握られている。大きさはバレーボールぐらいか。真っ黒だった。
「ありがとうございます。」
『それはクリフの君の自由いしていいよ。魔王に渡すなり、自分で保管するなり好きにしてね。あっ壊すのはダメだよ。何が起こるかわからないからね。って言っても壊す事は出来ないんだけどね。』
クリフは遊戯神キューブより、魔王の核を受け取り、アイテムボックスにしまった。
(ようやく魔王の核を手に入れたな。帝国の事も心配だったけどキューブ様が魔族達を魔国に転移させてくれたからしばらくは安心・・・でもないか。俺が魔王の核を持ってる事は魔族達も知ってるもんな。もしかしたら手に入れる為に又襲ってくる可能性も考えられるか・・・フォルカスは転移も使えたし、魔国から帝国に転移してくる可能性も・・・いやアイツならそんな馬鹿はしないか・・・でも他の魔族がくる事も考えられるし・・・)
「ありがとうございます。キューブ様、これで奈落の底ダンジョンは攻略になるんでしょうか?」
『そうだね。僕の試練をクリアしたから見事、神々の試練、いや奈落の底ダンジョンだったね。攻略だよ~。ちなみに魔王の核はじいちゃんが置いただけだから、ダンジョン攻略の報酬があるよ。何がいい?』
「「「「「えっ!?」」」」」
『だってダンジョン攻略に報酬がなかったら誰もダンジョンにチャレンジしないでしょ。当然じゃん。』
「何がいい?っていうのはどういう事ですか?報酬は決まってないのですか?」
『だいたいは決まってるよ。ここ以外ならボスを倒したら宝箱が出てくるのが定番かな。でも僕は神だし何でもできるからね。団体戦は楽しませてもらったし言ってくれれば可能な事なら叶えるよ。』
「クリフ様・・・どうしましょうか?」
「クリフさん・・・」
「クリフ。」
クリフがセリーヌ達と報酬をどうするか話合っていると、パインがキューブの元に行き、クリフに話掛けた。
「それじゃ、俺はここまでだな。どんな報酬をもらうかはクリフ達で話し合って決めてくれ。俺はここから出られないし、最後の試練を手伝っただけだからな。それに俺はクリフからエバを貸してもらったからそれだけで十分だ。」
「パイン・・・」
「楽しかったぜクリフ、ナリア、セリーヌ、ユーナ。なんか3大国交流戦を思い出したぜ。まさか一緒のチームになって戦うとは思ってなかったけどな。」
「そうだな。俺もパインと一緒に戦う事がある日がくるなんて思わなかったよ。でも楽しかった。」
クリフとパインは固い握手を交わした。パインだけじゃない、セリーヌもユーナもナリアもパインと握手を交わす。
「クリフ・・・」
「うん。」
(そうだよな。みんな多分考えてる事は一緒か・・・)
「キューブ様。報酬の件ですが、可能ならパインを一緒に連れて行く事はできないでしょうか?」
「クリフ!?」
『パイン君を?そうだね~。う~んどうだろ・・・でもそれで本当にいいの?」
「クリフ?折角キューブ様が叶えてくれるって言うんだ。他の願いの方がいいだろ?」
「いやパイン。これは俺だけじゃなくてみんなの意見だよ。」
「お前ら・・・」
パインがクリフ、セリーヌ、ユーナ、ナリアの顔を見ると、全員が首を縦に振った。
「キューブ様。かまいません。パインを一緒に連れて帰らせてください。」
『わかったよ。ちょっとじいちゃんに聞いて見るね。』
・
・
・
『クリフ君。条件付きだけどここからパイン君を出してあげる事ができるみたいだよ。よかったね。』
「本当ですか!?ありがとうございます。」
『だけど条件があるからね。それでその条件って言うのは、パイン君が死んだらこのダンジョンを管理してもらうよ。』
「ダンジョンを管理・・・ですか?」
『そうだよ。このダンジョンは攻略されちゃったからね。僕は僕で新しいダンジョンを考えたかったから新しく管理できる人がほしかったんだ。人間の寿命って100年ぐらいでしょ?だからパイン君は死んだらここの管理人として過ごしてほしい。』
(よくわからないけど・・・生き返らせてくれるって事だよな???。死んだら今と同じようにダンジョンから出られないって事?でも死んだ後の事だろ?)
『パイン君はそれでいい?』
「もちろんです。地上に出れるなら何でもいいですよ俺は。生き返るって事ですよね?」
『厳密にいえば生き返るのとは違うんだけどね。まああまり変わらないからその意識で大丈夫だよ。』
「なら何も問題ありません。」
『わかった。今回の報酬はそれにするね。僕はしばらくこのダンジョンをいじってるから興味があったら又来てね。じゃあ全員を外まで送るね』
そう言ってクリフ達を光が包み、気づけば全員がダンジョンの入り口に立っていた。もちろんパインも一緒だ。
「パイン。よかったな。」
「ありがとうクリフ。みんな」
そうして、クリフ達は無事に奈落の底ダンジョンを攻略したのだった。
先鋒 ナリア 対 パーシル ・・・勝者パーシル
次鋒 ユーナ 対 キャンティ ・・・勝者ユーナ
中堅 セリーヌ 対 ディアン ・・・勝者ディアン
副将 パイン 対 リンティア ・・・勝者パイン
大将 クリフ 対 フォルカス ・・・勝者クリフ
クリフチーム3勝、フォルカスチーム2勝
「やったなクリフ。」
「ああ。運もよかったよ。パインありがとう。」
「そうね。パインがいなかったら負けてたかもしれないわね。」
団体戦に勝利したクリフ達はなごやかムードだ。
対して・・・
敗れた魔族チームはどんよりとしたムードになっていた。
「フォルカス様・・・すいません。」
「フォルカス様、こうやったら今から奴らを殺してでも。」
「やめろ。俺達は負けたんだ。一度勝負の提案をうけて納得した以上、負けは負けだ。」
(へぇ~。フォルカスってヤツ、意外に紳士なんだな。魔族ってだけで残虐な感じを想像してたから意外だな。まあたしかに何人かの魔族は話がわかる感じがしたけど。)
クリフは魔族達の話を聞いていた。それは魔族から襲われるかもしれないと警戒していたからだ。団体戦が終わっても襲ってきたり、反則だ。などとイチャモンをつけてくる可能性を考えていたからだ。
現にクリフは何度もそういった事を経験してきた。相手は悪徳貴族だったり元勇者だったりしたが・・・
『それじゃ敗者は強制退場ね~。』
遊戯神キューブがそういうと、魔族達はその場から消えた。
「キューブ様・・・今のは?」
『ああ。魔族達は強制的に魔国に返したよ。外に出すと帝国にちょっかいかけるかもしれないからね。まあ敗者は強制退場ってゲームのお約束でしょ。』
(ここから魔国まで転移させたのか・・・さすが神様だな。だけどフォルカスか・・・。やけになって帝国を攻めてくるとは思えないが今後の魔国は動きを注意しておかないとな。)
「ありがとうございます。」
『じゃあ勝者のクリフ君には約束通り魔王の核を進呈するよ~』
遊戯神キューブの手元には、ここにきた時に見た黒い球が握られている。大きさはバレーボールぐらいか。真っ黒だった。
「ありがとうございます。」
『それはクリフの君の自由いしていいよ。魔王に渡すなり、自分で保管するなり好きにしてね。あっ壊すのはダメだよ。何が起こるかわからないからね。って言っても壊す事は出来ないんだけどね。』
クリフは遊戯神キューブより、魔王の核を受け取り、アイテムボックスにしまった。
(ようやく魔王の核を手に入れたな。帝国の事も心配だったけどキューブ様が魔族達を魔国に転移させてくれたからしばらくは安心・・・でもないか。俺が魔王の核を持ってる事は魔族達も知ってるもんな。もしかしたら手に入れる為に又襲ってくる可能性も考えられるか・・・フォルカスは転移も使えたし、魔国から帝国に転移してくる可能性も・・・いやアイツならそんな馬鹿はしないか・・・でも他の魔族がくる事も考えられるし・・・)
「ありがとうございます。キューブ様、これで奈落の底ダンジョンは攻略になるんでしょうか?」
『そうだね。僕の試練をクリアしたから見事、神々の試練、いや奈落の底ダンジョンだったね。攻略だよ~。ちなみに魔王の核はじいちゃんが置いただけだから、ダンジョン攻略の報酬があるよ。何がいい?』
「「「「「えっ!?」」」」」
『だってダンジョン攻略に報酬がなかったら誰もダンジョンにチャレンジしないでしょ。当然じゃん。』
「何がいい?っていうのはどういう事ですか?報酬は決まってないのですか?」
『だいたいは決まってるよ。ここ以外ならボスを倒したら宝箱が出てくるのが定番かな。でも僕は神だし何でもできるからね。団体戦は楽しませてもらったし言ってくれれば可能な事なら叶えるよ。』
「クリフ様・・・どうしましょうか?」
「クリフさん・・・」
「クリフ。」
クリフがセリーヌ達と報酬をどうするか話合っていると、パインがキューブの元に行き、クリフに話掛けた。
「それじゃ、俺はここまでだな。どんな報酬をもらうかはクリフ達で話し合って決めてくれ。俺はここから出られないし、最後の試練を手伝っただけだからな。それに俺はクリフからエバを貸してもらったからそれだけで十分だ。」
「パイン・・・」
「楽しかったぜクリフ、ナリア、セリーヌ、ユーナ。なんか3大国交流戦を思い出したぜ。まさか一緒のチームになって戦うとは思ってなかったけどな。」
「そうだな。俺もパインと一緒に戦う事がある日がくるなんて思わなかったよ。でも楽しかった。」
クリフとパインは固い握手を交わした。パインだけじゃない、セリーヌもユーナもナリアもパインと握手を交わす。
「クリフ・・・」
「うん。」
(そうだよな。みんな多分考えてる事は一緒か・・・)
「キューブ様。報酬の件ですが、可能ならパインを一緒に連れて行く事はできないでしょうか?」
「クリフ!?」
『パイン君を?そうだね~。う~んどうだろ・・・でもそれで本当にいいの?」
「クリフ?折角キューブ様が叶えてくれるって言うんだ。他の願いの方がいいだろ?」
「いやパイン。これは俺だけじゃなくてみんなの意見だよ。」
「お前ら・・・」
パインがクリフ、セリーヌ、ユーナ、ナリアの顔を見ると、全員が首を縦に振った。
「キューブ様。かまいません。パインを一緒に連れて帰らせてください。」
『わかったよ。ちょっとじいちゃんに聞いて見るね。』
・
・
・
『クリフ君。条件付きだけどここからパイン君を出してあげる事ができるみたいだよ。よかったね。』
「本当ですか!?ありがとうございます。」
『だけど条件があるからね。それでその条件って言うのは、パイン君が死んだらこのダンジョンを管理してもらうよ。』
「ダンジョンを管理・・・ですか?」
『そうだよ。このダンジョンは攻略されちゃったからね。僕は僕で新しいダンジョンを考えたかったから新しく管理できる人がほしかったんだ。人間の寿命って100年ぐらいでしょ?だからパイン君は死んだらここの管理人として過ごしてほしい。』
(よくわからないけど・・・生き返らせてくれるって事だよな???。死んだら今と同じようにダンジョンから出られないって事?でも死んだ後の事だろ?)
『パイン君はそれでいい?』
「もちろんです。地上に出れるなら何でもいいですよ俺は。生き返るって事ですよね?」
『厳密にいえば生き返るのとは違うんだけどね。まああまり変わらないからその意識で大丈夫だよ。』
「なら何も問題ありません。」
『わかった。今回の報酬はそれにするね。僕はしばらくこのダンジョンをいじってるから興味があったら又来てね。じゃあ全員を外まで送るね』
そう言ってクリフ達を光が包み、気づけば全員がダンジョンの入り口に立っていた。もちろんパインも一緒だ。
「パイン。よかったな。」
「ありがとうクリフ。みんな」
そうして、クリフ達は無事に奈落の底ダンジョンを攻略したのだった。
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