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第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
第197話 22階層への階段が・・・
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21階層のジャングルの森で魔物を倒し続けたクリフ達は、草原で一度休憩する事にした。
「どうだった?森の魔物は?」
「やっぱり初めに出たホワイトモンキーが大変だったわ。すばしっこい魔物は難しいわね。他の魔物は逃げずに向かってくるから倒す事を考えて行動したら良かったから楽だったわ。」
「そうですね。私も今までは魔法をとにかく魔物に当てる事ばかり考えていましたがホワイトモンキーと戦ってからはどうやって魔物を倒すか。その為に魔法をどう使うかを考えながら行動してましたわ。」
「私はナリアやセリーヌの指示通りに必死に魔法を使ってたのでよくわかりません。」
(なるほどね。セリーヌがリーダータイプだな。指示系統はセリーヌに任せた方が良さそうだね。)
「まあまだまだ経験が足りない部分があるからその辺は徐々にわかってくると思うよ。とりあえず今後はセリーヌが指示を出して、ナリアとユーナがそれに従う形でやって見ようか。」
「それがいいわね。私は前衛だから、セリーヌとユーナの動きがわからないもの。指示してくれると助かるわ。」
「私も。セリーヌが指示してくれると助かります。」
「わかりました。うまくできるかわかりませんが頑張ってみます。」
「じゃあしばらく休憩したら森の中を探索しながら魔物を倒していこうか。下に降りる階段を探そうかと思ったけど、今日は森での魔物討伐に慣れるようにしよう。なるべくホワイトモンキーを避ける方向で探索はするつもりだけど、慣れてきたらもう一度ホワイトモンキーと戦って見ようか。」
「わかったわ。」
「「わかりました。」」
休憩を終えたクリフ達は、再び森に入って行った。森には様々な魔物がいたがセリーヌはクリフから魔物の情報を教えてもらい、的確にナリアとユーナに指示を出す。
魔物を倒せば倒す程、セリーヌの指示はより適切に、そしてより早くなっていった。
(セリーヌにまかせたのは正解だね。覚えも早いし、応用力もすごい。二度目の魔物は何も言わなくても対応できてるし、前回の反省をちゃんと生かせてる。後は数をこなせば大丈夫そうだな。)
「だいぶ連携が上手くなってきたね。今日は最後にホワイトモンキーと再戦して休む事にしようか?」
「はい。指示を出すのも慣れましたし、ホワイトモンキーの対策も考えました。大丈夫だと思います。」
「オッケー。ならホワイトモンキーがいる場所を探して見るね。」
クリフは気配察知を使ってホワイトモンキーの気配を探した。
(いた。だけど、1体じゃなくて2体いるな。どうする?対策を考えてるみたいだし2体でも大丈夫か。まあ危なかったら僕がサポートしたらいいか。)
「あっちにホワイトモンキーがいそうだ。でも1体じゃなくて2体いるみたいだ。それでも大丈夫かな?」
「2体ですか・・・はい。なんとかなると思います。」
「よしリベンジよ。セリーヌ。ユーナ頑張りましょう!」
「「はい。」」
クリフ達はホワイトモンキーのいる場所に向かった。
「いたわ。こっちにはまだ気づいてないみたいね。どうする?セリーヌ?」
「気づいていないなら丁度いいです。気づかれる前に1体倒してしまいましょう。ユーナの光魔法なら気づかれる前に倒せると思います。」
「わかりました。」
「もう一体は作戦通り私がナリアの所まで魔法で誘導します。クリフ様のようにいかないかもしれませんがナリアは準備しておいてください。」
「わかったわ。ちょっとぐらいズレても対応できるように準備しておくわね。」
ユーナがライトアローをホワイトモンキーに向かって放つ。ホワイトモンキーは魔法に気付くのが遅れ、避けることができなかった。魔法に気づいたもう一体はセリーヌ達に気づき警戒していた。
セリーヌが威力を弱めたサンドボールを複数放ちホワイトモンキーの行動を制限する。木のないところにうまく誘導し、待ち構えていたナリアが槍を一閃し、もう一体も無事に倒す事ができた。
セリーヌ達がほっとしていると・・・
『みんな。気を付けて。もう1体ホワイトモンキーがこっちに向かってるよ。』
クリフは近づいてくるホワイトモンキーの気配を捉えセリーヌ達に念話した。
セリーヌ達がせまってくるホワイトモンキーを捉えると、ナリアが先頭に立ち向かってくるホワイトモンキーに対応した。不意打ちが失敗したホワイトモンキーはナリアから距離をとる。
そうなれば、セリーヌが魔法を放ち先ほどと同じようにホワイトモンキーの行動を操っていく。だが、前回と違って移動する間にサンドアローを放ちセリーヌが直接ホワイトモンキーを倒した。
「やったわね。セリーヌ。」
「はい。うまくいきました。」
(さすがだね。一度の経験が2倍にも3倍にもなって身についてる。感覚共有の魔法の効果も大きいかな。油断しなければジャングルでも十分戦えそうだな。後はレベルをどれぐらい上げれるかと、すんなり下に降りる階段を見つける事ができるかだな。)
ホワイトモンキーを倒したので、野営できる所を探していると・・・
「クリフ様!あれって下に降りる階段じゃないですか?」
ユーナの指差す方を見てみると、下へ降りる階段があった。
「本当だ。すんなり見つかったね。じゃあ今日はこのあたりで野営しようか。30階層までは同じような感じだろうし、明日は22階層を進んでいこうか。せっかく階段を見つけたんだしね。」
(運よく階段が見つかってよかった。明日からも階段が見つかったらドンドン下に降りて行った方がよさそうだな。このフィールドは魔物の数も多いからレベルが足りないと思ったら30階層手前の29階層でレベリングしてもいいしね。)
運よく下に降りる階段を見つけたクリフ達は、コテージを出して野営の準備をするのだった。
ほっとするクリフとは逆に今日の晩の事を考えるセリーヌはドキドキしていたのだった・・・
「どうだった?森の魔物は?」
「やっぱり初めに出たホワイトモンキーが大変だったわ。すばしっこい魔物は難しいわね。他の魔物は逃げずに向かってくるから倒す事を考えて行動したら良かったから楽だったわ。」
「そうですね。私も今までは魔法をとにかく魔物に当てる事ばかり考えていましたがホワイトモンキーと戦ってからはどうやって魔物を倒すか。その為に魔法をどう使うかを考えながら行動してましたわ。」
「私はナリアやセリーヌの指示通りに必死に魔法を使ってたのでよくわかりません。」
(なるほどね。セリーヌがリーダータイプだな。指示系統はセリーヌに任せた方が良さそうだね。)
「まあまだまだ経験が足りない部分があるからその辺は徐々にわかってくると思うよ。とりあえず今後はセリーヌが指示を出して、ナリアとユーナがそれに従う形でやって見ようか。」
「それがいいわね。私は前衛だから、セリーヌとユーナの動きがわからないもの。指示してくれると助かるわ。」
「私も。セリーヌが指示してくれると助かります。」
「わかりました。うまくできるかわかりませんが頑張ってみます。」
「じゃあしばらく休憩したら森の中を探索しながら魔物を倒していこうか。下に降りる階段を探そうかと思ったけど、今日は森での魔物討伐に慣れるようにしよう。なるべくホワイトモンキーを避ける方向で探索はするつもりだけど、慣れてきたらもう一度ホワイトモンキーと戦って見ようか。」
「わかったわ。」
「「わかりました。」」
休憩を終えたクリフ達は、再び森に入って行った。森には様々な魔物がいたがセリーヌはクリフから魔物の情報を教えてもらい、的確にナリアとユーナに指示を出す。
魔物を倒せば倒す程、セリーヌの指示はより適切に、そしてより早くなっていった。
(セリーヌにまかせたのは正解だね。覚えも早いし、応用力もすごい。二度目の魔物は何も言わなくても対応できてるし、前回の反省をちゃんと生かせてる。後は数をこなせば大丈夫そうだな。)
「だいぶ連携が上手くなってきたね。今日は最後にホワイトモンキーと再戦して休む事にしようか?」
「はい。指示を出すのも慣れましたし、ホワイトモンキーの対策も考えました。大丈夫だと思います。」
「オッケー。ならホワイトモンキーがいる場所を探して見るね。」
クリフは気配察知を使ってホワイトモンキーの気配を探した。
(いた。だけど、1体じゃなくて2体いるな。どうする?対策を考えてるみたいだし2体でも大丈夫か。まあ危なかったら僕がサポートしたらいいか。)
「あっちにホワイトモンキーがいそうだ。でも1体じゃなくて2体いるみたいだ。それでも大丈夫かな?」
「2体ですか・・・はい。なんとかなると思います。」
「よしリベンジよ。セリーヌ。ユーナ頑張りましょう!」
「「はい。」」
クリフ達はホワイトモンキーのいる場所に向かった。
「いたわ。こっちにはまだ気づいてないみたいね。どうする?セリーヌ?」
「気づいていないなら丁度いいです。気づかれる前に1体倒してしまいましょう。ユーナの光魔法なら気づかれる前に倒せると思います。」
「わかりました。」
「もう一体は作戦通り私がナリアの所まで魔法で誘導します。クリフ様のようにいかないかもしれませんがナリアは準備しておいてください。」
「わかったわ。ちょっとぐらいズレても対応できるように準備しておくわね。」
ユーナがライトアローをホワイトモンキーに向かって放つ。ホワイトモンキーは魔法に気付くのが遅れ、避けることができなかった。魔法に気づいたもう一体はセリーヌ達に気づき警戒していた。
セリーヌが威力を弱めたサンドボールを複数放ちホワイトモンキーの行動を制限する。木のないところにうまく誘導し、待ち構えていたナリアが槍を一閃し、もう一体も無事に倒す事ができた。
セリーヌ達がほっとしていると・・・
『みんな。気を付けて。もう1体ホワイトモンキーがこっちに向かってるよ。』
クリフは近づいてくるホワイトモンキーの気配を捉えセリーヌ達に念話した。
セリーヌ達がせまってくるホワイトモンキーを捉えると、ナリアが先頭に立ち向かってくるホワイトモンキーに対応した。不意打ちが失敗したホワイトモンキーはナリアから距離をとる。
そうなれば、セリーヌが魔法を放ち先ほどと同じようにホワイトモンキーの行動を操っていく。だが、前回と違って移動する間にサンドアローを放ちセリーヌが直接ホワイトモンキーを倒した。
「やったわね。セリーヌ。」
「はい。うまくいきました。」
(さすがだね。一度の経験が2倍にも3倍にもなって身についてる。感覚共有の魔法の効果も大きいかな。油断しなければジャングルでも十分戦えそうだな。後はレベルをどれぐらい上げれるかと、すんなり下に降りる階段を見つける事ができるかだな。)
ホワイトモンキーを倒したので、野営できる所を探していると・・・
「クリフ様!あれって下に降りる階段じゃないですか?」
ユーナの指差す方を見てみると、下へ降りる階段があった。
「本当だ。すんなり見つかったね。じゃあ今日はこのあたりで野営しようか。30階層までは同じような感じだろうし、明日は22階層を進んでいこうか。せっかく階段を見つけたんだしね。」
(運よく階段が見つかってよかった。明日からも階段が見つかったらドンドン下に降りて行った方がよさそうだな。このフィールドは魔物の数も多いからレベルが足りないと思ったら30階層手前の29階層でレベリングしてもいいしね。)
運よく下に降りる階段を見つけたクリフ達は、コテージを出して野営の準備をするのだった。
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