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第四章 宗教国家ローズベール
第155話 帝国と王国の関係と勇者!?
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「ジェーンから聞いてはいたが、このパンは本当に美味しいな。僕ですら初めて食べる美味しさだ。誰が作ったんだい?是非僕の専属料理人に雇ってあげたいね。」
「それはスズが持ってきたヤツにゃ。料理人とか馬鹿な事言ってるにゃが、初めて食べる美味しさって言う所は同意にゃ。クリフも良く分かってるにゃ。」
「僕はちゃんと美味しいモノを美味しいと言える人だからね。」
「それにしても帝国と王国って仲が良いのか?ジェーンが帝国に行ったのは、理由があったからだろ?わざわざ交換留学なんてする必要なかったんじゃないのか?」
「色々な理由があるのです。カインさん。ぶっちゃけると今の皇帝。私とクリフの父とジェーンの父親は仲が悪いです。ですが、仲が悪いからと人の行き来を制限したり、モノを輸入しなかったりはしません。」
「それはまあ当然だよな。そんな事したらそれこそ対立関係、戦争一歩手前って感じだ。」
「ええ。表面上は仲良くしているように見せています。今回の事もジェーンが帝国に来た事で王国と帝国が仲が良いとアピールしてるんです。もちろん私達の留学もそうです。」
「でも、それならクリフとアリーナが王都に来るのは危なかったんじゃないか?王国の王様は帝国を嫌ってるんだろ?」
「父は帝国を嫌ってはいますが、そんな馬鹿な事はしませんよ。王都で帝国の皇子と皇女に何かあれば、王国の責任問題になりますから。父の性格ですと、帝国に頭を下げたくないでしょうから、全力で何も無いように努めると思います。」
「なるほど。確かにそう言われれば色々納得できるな。」
「アタシには難しすぎてチンプンカンプンにゃ。」
「簡単に言うと、僕の代では、帝国と王国は仲良くなっているという事だ。なんせジェーンは僕の妻になるのだから。将来の為に王国の事を知る為に留学に来たのさ。」
「「バカ皇子は黙ってて」」
「お、おい。そんなに殴ったら皇子が死んじまうぞ?」
「「これぐらいじゃ死なないから大丈夫よ。」です。」
「そ、そうか。ま、まあ、あまりやりすぎないように。皇子にこんな所で死なれたら洒落にならないからな。」
(まあうまくやれてるならいいか。王族の事はよくわからないけど、まあ王国と帝国が戦争にならないって言うのはわかった。それだけでもよしとするか。)
「そういえば、宗教国家ローズベールとは、どんな関係なんだ?」
「いきなりどうしたの?」
「ああ、次に行きたいダンジョン。赤亀ダンジョンなんだけど、ローズベールにあるらしいから近々行って見ようと思ってて。」
「赤亀ダンジョンなら帝国にもあるぞ?」
「それも調べたから知ってるけど、あるのは帝国の端だろ?ならローズベールの方が近いと思ってな。」
「そういえばカインは毎日教会にお祈りに行ってたわね?」
「ああ。女神様には何かとお世話になってるからな。」
「一言でいえばあそこは中立国よ。まあ全世界に教会を置いて、女神ローズベールへの信仰を広めてるからね。対立なんかしたら大変よ。全世界の信仰者を敵にまわすわ。」
「帝国も毎年、ローズベールには多額の寄付をしているな。怪我や病気の治療は専門だし、ポーションなんかはダンジョンドロップ以外は教会から卸してもらってるからな。」
(なるほど・・・権力的には一番って感じか。そういう所に限って、権力争いとか、裏で、とかがありそうだよな~。まあ関わらなければ関係ないだろうけど、本場には一度行ってみたいんだよな~。もしかしたら女神様に会えるかもしれないし。)
「そういえば、今丁度、ローズベールから勇者がきてるじゃないか。」
「えっ?」
「知らないのかい?勇者だよ。勇者。学校にも来てたぞ。なあアリー?」
「そうね・・・」
「なあジェーン?勇者って・・・あの勇者だよな?」
「カインが何を考えてるのかはわからないけど、勇者は勇者よ。御伽話で聞いた事あるでしょ?魔王を倒す英雄よ。」
「魔王もいるのか!?」
「おいおい。そんな事も知らないのかい?勇者現れる所に魔王あり。今はまだ現れていないが現れる時の為に、世界を回っている。学校で習う常識だろ?」
(マジか・・・勇者に魔王だって。ファンタジーの世界だからいてもおかしくはないけど。まさか本当にいるとは。もしかして俺みたいに転生者か?いや転移者?どちらにせよ色々やばいな。)
「勇者がいるなら会ってみたいにゃ。」
「僕もっす。」
「普通に町にいるんじゃないかしら?しばらく王国にいるみたいだったし。」
「そうなのか?でもなんで勇者が王国に?」
「宣伝活動じゃない?何かあっても勇者が守ってくれるってなれば教会への寄付も増えるでしょ。」
「ここだけの話、僕はあの勇者はあまり好きじゃないな。」
「あら?それは勇者様が貴方と違って女性を3人も連れてるからでしょ?素直にうらやましいんでしょ?」
「ははん。僕がそんな嫉妬みたいな事する訳ないだろ。」
「どうだか~。」
(女性を3人連れてる?ハーレムルートを進んでるのか?やばいやばい。えっ!?俺ってもしかしてこの世界に竿役で呼ばれたとか?いや、もしかして俺が魔王?勇者にあったらラックとスズがNTRとかBSSとかになるのか?待て待て待て待て。それはやばいじゃん。)
ラックはカインに好意を寄せているが、カインはラックとそういう仲になったわけでもないのに、無駄にラノベ知識豊富なカインは、妄想に妄想を重ねていた。
そんな話題も出ながら、カイン達は食事をしながら重要な話から、時にはつまらない話、恋愛話など、色々語りあった。
だが・・・
勇者の事が気になりすぎて、その後の話を全く覚えていないカインだった。
「それはスズが持ってきたヤツにゃ。料理人とか馬鹿な事言ってるにゃが、初めて食べる美味しさって言う所は同意にゃ。クリフも良く分かってるにゃ。」
「僕はちゃんと美味しいモノを美味しいと言える人だからね。」
「それにしても帝国と王国って仲が良いのか?ジェーンが帝国に行ったのは、理由があったからだろ?わざわざ交換留学なんてする必要なかったんじゃないのか?」
「色々な理由があるのです。カインさん。ぶっちゃけると今の皇帝。私とクリフの父とジェーンの父親は仲が悪いです。ですが、仲が悪いからと人の行き来を制限したり、モノを輸入しなかったりはしません。」
「それはまあ当然だよな。そんな事したらそれこそ対立関係、戦争一歩手前って感じだ。」
「ええ。表面上は仲良くしているように見せています。今回の事もジェーンが帝国に来た事で王国と帝国が仲が良いとアピールしてるんです。もちろん私達の留学もそうです。」
「でも、それならクリフとアリーナが王都に来るのは危なかったんじゃないか?王国の王様は帝国を嫌ってるんだろ?」
「父は帝国を嫌ってはいますが、そんな馬鹿な事はしませんよ。王都で帝国の皇子と皇女に何かあれば、王国の責任問題になりますから。父の性格ですと、帝国に頭を下げたくないでしょうから、全力で何も無いように努めると思います。」
「なるほど。確かにそう言われれば色々納得できるな。」
「アタシには難しすぎてチンプンカンプンにゃ。」
「簡単に言うと、僕の代では、帝国と王国は仲良くなっているという事だ。なんせジェーンは僕の妻になるのだから。将来の為に王国の事を知る為に留学に来たのさ。」
「「バカ皇子は黙ってて」」
「お、おい。そんなに殴ったら皇子が死んじまうぞ?」
「「これぐらいじゃ死なないから大丈夫よ。」です。」
「そ、そうか。ま、まあ、あまりやりすぎないように。皇子にこんな所で死なれたら洒落にならないからな。」
(まあうまくやれてるならいいか。王族の事はよくわからないけど、まあ王国と帝国が戦争にならないって言うのはわかった。それだけでもよしとするか。)
「そういえば、宗教国家ローズベールとは、どんな関係なんだ?」
「いきなりどうしたの?」
「ああ、次に行きたいダンジョン。赤亀ダンジョンなんだけど、ローズベールにあるらしいから近々行って見ようと思ってて。」
「赤亀ダンジョンなら帝国にもあるぞ?」
「それも調べたから知ってるけど、あるのは帝国の端だろ?ならローズベールの方が近いと思ってな。」
「そういえばカインは毎日教会にお祈りに行ってたわね?」
「ああ。女神様には何かとお世話になってるからな。」
「一言でいえばあそこは中立国よ。まあ全世界に教会を置いて、女神ローズベールへの信仰を広めてるからね。対立なんかしたら大変よ。全世界の信仰者を敵にまわすわ。」
「帝国も毎年、ローズベールには多額の寄付をしているな。怪我や病気の治療は専門だし、ポーションなんかはダンジョンドロップ以外は教会から卸してもらってるからな。」
(なるほど・・・権力的には一番って感じか。そういう所に限って、権力争いとか、裏で、とかがありそうだよな~。まあ関わらなければ関係ないだろうけど、本場には一度行ってみたいんだよな~。もしかしたら女神様に会えるかもしれないし。)
「そういえば、今丁度、ローズベールから勇者がきてるじゃないか。」
「えっ?」
「知らないのかい?勇者だよ。勇者。学校にも来てたぞ。なあアリー?」
「そうね・・・」
「なあジェーン?勇者って・・・あの勇者だよな?」
「カインが何を考えてるのかはわからないけど、勇者は勇者よ。御伽話で聞いた事あるでしょ?魔王を倒す英雄よ。」
「魔王もいるのか!?」
「おいおい。そんな事も知らないのかい?勇者現れる所に魔王あり。今はまだ現れていないが現れる時の為に、世界を回っている。学校で習う常識だろ?」
(マジか・・・勇者に魔王だって。ファンタジーの世界だからいてもおかしくはないけど。まさか本当にいるとは。もしかして俺みたいに転生者か?いや転移者?どちらにせよ色々やばいな。)
「勇者がいるなら会ってみたいにゃ。」
「僕もっす。」
「普通に町にいるんじゃないかしら?しばらく王国にいるみたいだったし。」
「そうなのか?でもなんで勇者が王国に?」
「宣伝活動じゃない?何かあっても勇者が守ってくれるってなれば教会への寄付も増えるでしょ。」
「ここだけの話、僕はあの勇者はあまり好きじゃないな。」
「あら?それは勇者様が貴方と違って女性を3人も連れてるからでしょ?素直にうらやましいんでしょ?」
「ははん。僕がそんな嫉妬みたいな事する訳ないだろ。」
「どうだか~。」
(女性を3人連れてる?ハーレムルートを進んでるのか?やばいやばい。えっ!?俺ってもしかしてこの世界に竿役で呼ばれたとか?いや、もしかして俺が魔王?勇者にあったらラックとスズがNTRとかBSSとかになるのか?待て待て待て待て。それはやばいじゃん。)
ラックはカインに好意を寄せているが、カインはラックとそういう仲になったわけでもないのに、無駄にラノベ知識豊富なカインは、妄想に妄想を重ねていた。
そんな話題も出ながら、カイン達は食事をしながら重要な話から、時にはつまらない話、恋愛話など、色々語りあった。
だが・・・
勇者の事が気になりすぎて、その後の話を全く覚えていないカインだった。
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