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第一章 金貨一枚から変わる俺の異世界生活
第27話 寄付金額10万ガル突破!!【女神編】
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カインを転生させた女神は、カインからの寄付金を握りしめてブランド品を買い漁っていた。
「ようやく10万ガルを突破したわね。」
「女神様、あの者にチート能力を与えすぎではないのですか?10万ガルに対してもう8個もチート能力を与えていますよ。」
「それは先行投資よシルヴィア。今はまだ10万ガルだけど、これからもっと増えるわ。カインがいる世界は地球のようにパソコンとか電卓がないから、まだ理解してないと思うけど、最終的には300億以上の寄付が入る予定よ。」
「300億ですか・・・。それならまあ女神様がチートを与えるのもわかりますが・・・」
「そうでしょう。でもたしかにまだ10万ガルじゃ少ないわね。ブランド品を買い漁ってもハイブランドにはまだ手が出せないわ。バッグ一つ買うのに100万以上するもの。精々小銭入れが買えるぐらいだわ。まあちょっと高級な料亭に食事に行く事もできるから今はこれで我慢してあげるけどね。」
「あと思ったんですが、なんで神の奇跡は地球のアニメをモチーフにしてるんですか?」
「その方がおもしろいでしょ。地球のアニメや漫画は偉大よ。私もファンの一人だしチートとの相性も抜群じゃない。」
「名探偵君、戦闘民族君、未来の猫ロボット君、世紀末覇者君、動く城君、美少女戦士君、戦闘民族君Ⅱですか・・・名前はどうにかならないんですか?わかりにくいですよね?」
「それはしょうがないのよ。ダイレクトに表示すると色んな所からクレームが来るでしょ。これがギリギリよ。」
カインに与えらえる神の奇跡の内容は全て、女神が考えている。女神の好きなアニメを参考に、そこに出てくる主人公や登場人物の特殊技能やスキルを使えるように調整していた。女神はカインのいる世界の創造神なので、正直なんでもありなのだが、他の神からのバッシングや、神界のルールもあり、その辺をうまく考えながら仕事をしていた。
「まあそれはわかりますが・・・。でもⅡとかはひどくないですか?もっとあるじゃないですか?」
「しょうがないじゃない。あのアニメはチートと相性がいい部分が多すぎるのよ。もしかしたらⅢとかⅣもあるかもしれないわ。シルヴィアもアニメは詳しいの?」
「はい。私もアニメは好きですから。」
「そう。参考の為にシルヴィアはどんなアニメが好きなのかしら?」
「そうですね。一番はやっぱり海賊王を目指す海賊のアニメでしょうか?」
「あら、シルヴィアはわかってるわね。あれは面白いわよね。腕が伸びるのとか、麦わら帽子も可愛いし。」
「そうなんですよ。私のお気に入りは三刀流の剣士ですね。」
「あらドクターもかわいいじゃない。あんなペット欲しいわ。」
「あのアニメも今後神の奇跡として登場するのですか?」
「そうね。どんなモノにしようかは迷ってるんだけど、あまり強すぎるのはバランスを崩すし難しい所ね。」
「もうけっこうバランスブレイカーな気はしますが・・・。」
「そこはうまく調整するわ。今考えてるのは、『未来の海賊王君』、『天空の城ラ君』、『ゲゲゲの鬼君』、『クレヨンしん君』、『風の谷の姫君』、『ボールは友達君』、『奇妙な冒険君』とかかな。」
「色々考えてるんですね。タイトルを聞くとそのアニメは思い浮かびますが、それがどんなチート能力に結びつくのかは、私には見当がつきませんね。クレヨンしん君なんてただの5歳児じゃないですか?」
「まだまだねシルヴィア。ただの5歳児じゃないわ。嵐を呼ぶ5歳児よ。それにそうね、例えばあのどんな女性にも人見知りせずに話しかけるのはすごいと思わない。交渉術みたいなチート能力と結びつけたらおもしろいと思うわ。」
「なるほど・・・たしかにそれならありかもしれませんね。」
「ふふふ。私も考えているのよ。そうだわシルヴィア。温泉旅行にでも行ってアニメ談義でもしない?カインがドンドン寄付してくれるから、豪遊できるわよ。」
「豪遊と言ってもまだ10万ガルを突破したばかりじゃないですか?豪遊なんかしたら一瞬で一文無しになりますよ。」
「大丈夫よ。足りなかったら借金したらいいんだわ。カインがすぐに100万、200万と寄付してくれるから返すのなんて簡単よ。」
「女神様・・・それは危ない思考ですよ。そうして破滅した神を私は何人も見てきました。」
「大丈夫よ。私は神の奇跡っていうナイスなギフトをカインに与えてるのよ。カインが寄付しないはずないじゃない。」
「それはそうですが・・・」
「なら決まりね。早速、楽々天々で予約するわ。2泊3日でいいかしら?」
「・・・おまかせします。」
「了解。現地集合ね。お菓子は私が用意するからトランプとかオセロとかのゲームはシルヴィアが持ってきてね。あ、あとアニメのDVDもお願い。旅館でまったりアニメ鑑賞なんて素敵すぎるわ。」
「わかりました。最近映画化したバスケットのアニメなんかはどうでしょう。けっこう名言が多くて感動しますよ。」
「いいわね。赤髪のバスケットマンね。それにしましょ。」
そうして、カインを異世界に転生した女神は、カインの寄付したお金を使っていた。まだまだ寄付金額は少ないが近い将来億万長者も見えている女神は、将来のファイヤー生活の為に、気合を入れてカインに与える神の知識を考えるのだった。
そして、シルヴィアはそんな女神を支えながらカインのいる異世界の今後を考えて一人ため息をつくのだった。
「ようやく10万ガルを突破したわね。」
「女神様、あの者にチート能力を与えすぎではないのですか?10万ガルに対してもう8個もチート能力を与えていますよ。」
「それは先行投資よシルヴィア。今はまだ10万ガルだけど、これからもっと増えるわ。カインがいる世界は地球のようにパソコンとか電卓がないから、まだ理解してないと思うけど、最終的には300億以上の寄付が入る予定よ。」
「300億ですか・・・。それならまあ女神様がチートを与えるのもわかりますが・・・」
「そうでしょう。でもたしかにまだ10万ガルじゃ少ないわね。ブランド品を買い漁ってもハイブランドにはまだ手が出せないわ。バッグ一つ買うのに100万以上するもの。精々小銭入れが買えるぐらいだわ。まあちょっと高級な料亭に食事に行く事もできるから今はこれで我慢してあげるけどね。」
「あと思ったんですが、なんで神の奇跡は地球のアニメをモチーフにしてるんですか?」
「その方がおもしろいでしょ。地球のアニメや漫画は偉大よ。私もファンの一人だしチートとの相性も抜群じゃない。」
「名探偵君、戦闘民族君、未来の猫ロボット君、世紀末覇者君、動く城君、美少女戦士君、戦闘民族君Ⅱですか・・・名前はどうにかならないんですか?わかりにくいですよね?」
「それはしょうがないのよ。ダイレクトに表示すると色んな所からクレームが来るでしょ。これがギリギリよ。」
カインに与えらえる神の奇跡の内容は全て、女神が考えている。女神の好きなアニメを参考に、そこに出てくる主人公や登場人物の特殊技能やスキルを使えるように調整していた。女神はカインのいる世界の創造神なので、正直なんでもありなのだが、他の神からのバッシングや、神界のルールもあり、その辺をうまく考えながら仕事をしていた。
「まあそれはわかりますが・・・。でもⅡとかはひどくないですか?もっとあるじゃないですか?」
「しょうがないじゃない。あのアニメはチートと相性がいい部分が多すぎるのよ。もしかしたらⅢとかⅣもあるかもしれないわ。シルヴィアもアニメは詳しいの?」
「はい。私もアニメは好きですから。」
「そう。参考の為にシルヴィアはどんなアニメが好きなのかしら?」
「そうですね。一番はやっぱり海賊王を目指す海賊のアニメでしょうか?」
「あら、シルヴィアはわかってるわね。あれは面白いわよね。腕が伸びるのとか、麦わら帽子も可愛いし。」
「そうなんですよ。私のお気に入りは三刀流の剣士ですね。」
「あらドクターもかわいいじゃない。あんなペット欲しいわ。」
「あのアニメも今後神の奇跡として登場するのですか?」
「そうね。どんなモノにしようかは迷ってるんだけど、あまり強すぎるのはバランスを崩すし難しい所ね。」
「もうけっこうバランスブレイカーな気はしますが・・・。」
「そこはうまく調整するわ。今考えてるのは、『未来の海賊王君』、『天空の城ラ君』、『ゲゲゲの鬼君』、『クレヨンしん君』、『風の谷の姫君』、『ボールは友達君』、『奇妙な冒険君』とかかな。」
「色々考えてるんですね。タイトルを聞くとそのアニメは思い浮かびますが、それがどんなチート能力に結びつくのかは、私には見当がつきませんね。クレヨンしん君なんてただの5歳児じゃないですか?」
「まだまだねシルヴィア。ただの5歳児じゃないわ。嵐を呼ぶ5歳児よ。それにそうね、例えばあのどんな女性にも人見知りせずに話しかけるのはすごいと思わない。交渉術みたいなチート能力と結びつけたらおもしろいと思うわ。」
「なるほど・・・たしかにそれならありかもしれませんね。」
「ふふふ。私も考えているのよ。そうだわシルヴィア。温泉旅行にでも行ってアニメ談義でもしない?カインがドンドン寄付してくれるから、豪遊できるわよ。」
「豪遊と言ってもまだ10万ガルを突破したばかりじゃないですか?豪遊なんかしたら一瞬で一文無しになりますよ。」
「大丈夫よ。足りなかったら借金したらいいんだわ。カインがすぐに100万、200万と寄付してくれるから返すのなんて簡単よ。」
「女神様・・・それは危ない思考ですよ。そうして破滅した神を私は何人も見てきました。」
「大丈夫よ。私は神の奇跡っていうナイスなギフトをカインに与えてるのよ。カインが寄付しないはずないじゃない。」
「それはそうですが・・・」
「なら決まりね。早速、楽々天々で予約するわ。2泊3日でいいかしら?」
「・・・おまかせします。」
「了解。現地集合ね。お菓子は私が用意するからトランプとかオセロとかのゲームはシルヴィアが持ってきてね。あ、あとアニメのDVDもお願い。旅館でまったりアニメ鑑賞なんて素敵すぎるわ。」
「わかりました。最近映画化したバスケットのアニメなんかはどうでしょう。けっこう名言が多くて感動しますよ。」
「いいわね。赤髪のバスケットマンね。それにしましょ。」
そうして、カインを異世界に転生した女神は、カインの寄付したお金を使っていた。まだまだ寄付金額は少ないが近い将来億万長者も見えている女神は、将来のファイヤー生活の為に、気合を入れてカインに与える神の知識を考えるのだった。
そして、シルヴィアはそんな女神を支えながらカインのいる異世界の今後を考えて一人ため息をつくのだった。
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