上 下
77 / 131
第4章 主人公として

第77話 さあプラチナの森を攻略しよう!!えっ!?

しおりを挟む
1回限定のボーナスステージ『プラチナの森』についたユウキ達。森の中で早速銀白色のウサギを発見した。

ユウキはすかさず鑑定した

【名前】プラチナラビット
プラチナの森に生息するウサギ。防御力は高いがその他は軒並み低い。どのような攻撃も1しか与える事ができないが、倒すると大量の経験値をゲットできる。
又、100万分の1の確率でプラチナの腕輪とプラチナのネックレスを入手できる。

※ようやくプラチナの森に来たわね。ここの魔物は防御力だけが高い魔物が多いからレベルアップにはうってつけでしょ。せっかく限界突破のスキルを持ってるんだし限界以上に鍛えてきてよね。

あっ!?それと確率で超レアアイテムのプラチナの腕輪とプラチナのネックレスも入手できるわよ。ユウキならドロップ率100倍だし、1万体も倒したら入手できるでしょ。まあ・・・1万体はさすがに無理でしょうけどね・・・

取れなかったらかわいそうだから、アイテムの効果の説明をここでするのはやめておくわね。聞いた後に入手できなかったらきっと後悔するでしょうし。

(まじか!?倒すのはいけそうだけど、ドロップアイテムはちょっと無理があるな・・・1万体って・・・さすがに無理だろ!?いや、でも運が良ければ10匹とかで手に入る可能性もある。しかしまあ、女神様・・・その言い方だとレアアイテムがきになってしょうがないんだけど・・・)

「わかったよ。みんな!やっぱりここはプラチナの森でまちがいないみたいだ。名前はプラチナラビット。一応どんな攻撃も効くみたいだけどダメージは1しか与えられないみたいだ。高威力の魔法はもったいないから数打つスタイルで行く事にしようか。」
「わかったわ。」

「それと、100万分の1の確率で超レアアイテムを落とすらしい。」
「100万分の1ですか・・・」

「マスター。さすがにそれは無理があるよー」
「だよな・・・でも運が良ければすぐに落とすかもしれない。がんばって狙ってみよう。」

ユウキ達はプラチナラビットに向かって行った。
メタリックスライムと違って、ユウキ達を見かけても逃げようとしなかった。

「おっ!!こいつらは逃げないみたいだな。なら思いっきりやれるな!!」

ユウキは攻撃回数重視の為、エックスカリバーではなく、ハヤブサの剣を握りプラチナラビットに攻撃を仕掛けた。

剣で攻撃する度にプラチナラビットは後ろに飛ばされていくが身体に傷は一つもなかった。

「本当にダメージを与えれているのか??」

ジュリアの魔法は高威力のモノばかりだったので、ユウキと同じ、ハヤブサの剣で攻撃を続ける。リーネは弓を立て続けにプラチナスライムに放って行く。ニーチェはハート型の魔法を放っていた。

何度も何度も何度も4人で攻撃を仕掛けると、ちょうど50回目だろうか・・・
プラチナラビットは姿を消した。

「やったか!?」
「倒したみたいね。」
「強敵・・・ではないですけど倒すのがちょっとめんどうですね。」
「アタシも魔力がもたないかも・・・」

(1回の攻撃でダメージが1として50回ぐらい攻撃したと思うからプラチナラビットのHPは200ぐらいか。攻撃は大した事なかったから脅威でもなんでもなかったけど、50回・・・ゲームで50ターンの戦闘はちょっとしんどいな・・・)

「そうだな。ニーチェは雷の杖を使ってくれ。それならMPは消費しないから大丈夫だろ?雷の杖は2本しかないからもう1本はジュリアとリーネが交代で使ってくれ。」
「こんな事なら城で灼熱の杖を借りてくればよかったわ。」

「ああ。雷の杖を人数分買っておけばよかった。まあ今更言ってもしょうがないけどな。」
「ユウキ様?ジンとドリュアスを召喚してこちらの数を増やしましょうか?」
「そうだな。俺もフェンリルを召喚するよ。」

風の精霊ジン、癒しの精霊ドリュアス、フェンリルを加えたユウキ達は、森の中を進んで、出会ったプラチナ系の魔物を倒し続けた。

プラチナスライム、プラチナラビット、プラチナウルフ、プラチナゴブリン、全ての魔物が銀白色だったのでちょっと気持ち悪い景色だったがレベルアップの為、ユウキ達は何度も何度も攻撃を仕掛けた。

しばらくプラチナ系の魔物を倒すと、ようやくプラチナの森の攻略法が見えてきた。

「やはり何体かまとめて相手した方が効率がいいな。」
「ええ。さっき遭遇したプラチナアントなんかは10体もいたけど、雷の杖なら一度に全体に攻撃できるから楽だったわ。」
「そうですね。敵の攻撃は全く脅威にならないから数を集めて範囲魔法で攻撃するのは良い案ですね。」

1体ずつ魔物を倒していくと、10体倒す為には500回も攻撃を当てる必要があるが、一度に10体の敵を相手する場合なら最小で50回の攻撃で10体の魔物を倒す事ができる事に気付いたのだ。

「一度休憩しようか。剣を振りまくって疲れたよ。」
「そうね。さっき通った所に広場があったじゃない?そこで休憩はどう?」
「そうだな。」

ユウキ達は森の中で木が生えていない場所で休憩する事にした。
「それにしてもプラチナ系は固いよな。」
「そうですね。強くはないんですが手間がかかりますね。」
「でもその分、経験値は多いみたいよ。アタシはこの短期間でかなり強くなった気がするわ。」

「たしかにな。この調子でいけばかなりレベルは上げれると思う。後は・・・どのぐらいここでレベルを上げるかだな。」
「そうね・・・目安はあるの?」

(レベル100まで目指すか??レアアイテムを入手するまで粘るか??あまり長居するのも危険か・・・ヨルダンの時みたいに戻ったら何カ月も経っていたとか洒落にならないし・・・)

「とりあえず2,3日をめどにこの森を探索してみよう。あまり長居して戻ったら何カ月も経ってたみたいな事があっても困るしな。」
「ヨルダンの事ね?たしかにここは異世界。可能性はあるわね。」

「ああ。こんな事ならもっと女神様に聞いておけばよかったな。」
「でもあの女神様は教えてくれないんじゃない?」

「たしかに!!まあ1度しか挑戦できない。とは言われたけどもしかしたら他の入口から行けるかもしれないからレアアイテムが入手できなかったらその辺も探してみようか?」
「そうですね。」

ユウキ達は休憩を終えて、プラチナの森の探索を再開した。
しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 ***************************** ***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。*** ***************************** マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした

赤白玉ゆずる
ファンタジー
【10/23コミカライズ開始!】 『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました! 颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。 【第2巻が発売されました!】 今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。 イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです! 素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。 【ストーリー紹介】 幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。 そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。 養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。 だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。 『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。 貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。 『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。 『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。 どん底だった主人公が一発逆転する物語です。 ※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

処理中です...