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第7話 魔法学校に行くために奮闘するヒカル
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「なんて事だ・・・」
魔法学校に行く事を決めたヒカルとメイリーンは、
そもそも魔法学校がどこにあるのか?
どうやって入るのか?
いくらかかるのか?
試験はあるのか?
など全く知らなかった。なので、孤児院にある本やギルドにある資料、シスターモネに聞いて情報を集める事にした。
大きな町にいけば本が置いてある図書館などもあるだろうが、イッパンの町にそんな場所はなかった。孤児院にある本も子供向けの本ばかり、ギルドにある資料は魔物とかスキルなどの冒険に役立ち資料ばかりであまり知りたい事を知る事は出来なかった。
ヒカルとメイリーンは困った時のシスターモネに魔法学校に行きたいという事を告げ、知っている事を教えてもらう事にした。
そして、この世界の事を教えてもらった。
このマウンテンリバーには4つの大国がある。
ヒカルがいる国がアルムガルド王国。
獣人やドワーフ、エルフがいるフリーダム連合国。
神の国と呼ばれる宗教国家ホワイト。
強さこそ正義のスタローン帝国。
そして、魔法学校はそれぞれの王都にあるらしい。
ヒカルのミッションは魔法学校に入学して、勇者をサポートする事だ。だが、ここでヒカルは気づいた。どの魔法学校に勇者が入学するのかわからない。という事に・・・
(やばいぞやばいぞ。魔法学校に入学できればとりあえず次のミッションはクリアできる。だけど、勇者がどの魔法学校に入学するのかわからないと、進学のサポートができないじゃん。てか俺って勇者の顔も知らないんだけど・・・。勇者ってそもそも何処の誰なんだ?有名人なのか?)
「シスターモネ。俺達が行くならアムスガルドの王都にある魔法学校だと思うんだけど、そこって誰でも入れてくれるのかな?」
「そうね。試験自体は誰でも受けれると思うわ。ヒカルとメイリは今10歳だから2年後の12歳になったら試験は受けれるわ。だけど試験に合格するのは難しいわよ。筆記試験に実技試験もあるのよ?ヒカル。あなた勉強苦手でしょ?」
「うっ・・・それは・・・」
「それに試験に合格しても入学するのにお金もかかるわ。確か・・・金貨20枚だったかしら。」
「金20枚・・・」
(俺達がやってる薬草採取が10束で銅貨50枚、金貨20枚集める為には、薬草採取なら1、10、100・・・400回分。いやメイリと2人だから800回分。2年頑張ればお金の方はなんとかなるか。いや宿のお金や装備のお金もかかるんだ。そんな単純な話じゃないか。でもレベルを上げれば報酬の良い依頼も受けれるだろうし・・・)
「シスターモネは詳しいんですね?」
「そりゃ私はそこの卒業生だからね。」
「「!?」」
「何を驚いてるのよ。私だって昔はすごかったのよ。」
(魔法もやさしく教えてくれたし、無詠唱魔法も使える。シスターモネってすごかったんだ。やっぱり困った時のシスターモネだな。これからは困ったらモネえも~んって頼るとしよう。もしかしたら王都まで一瞬で行けるピンクのドアを出してくれるかもしれない。)
「ライト・・・大丈夫かな?金貨なんて大金、私持ってないよ・・・」
「大丈夫だメイリ。冒険者してればお金はきっと稼げるよ。まだ2年もあるんだ。何とかなる。いや、俺が何とかするよ。」
「ライト。」
(ふふふ。若いっていいわね。それにライトもメイリも才能はあると思うから頑張れば魔法学校にも入れるでしょうね。)
「シスターモネ。俺達は魔法学校に行きたい。お金は冒険者をやって稼ごうと思うけど、試験の事が全くわからない。その辺の事を教えてくれませんか?」
「もちろんいいわよ。そうね。朝は色々仕事が忙しいから、晩御飯前に勉強するのはどうかしら?」
「うん。お願いします。」
(とりあえず魔法学校に入学する為にしないといけない事はわかった。勇者がどこに入学するのかはわからないが、他の国の魔法学校に入学するのはさすがに無理だから、この国に勇者がいるのを祈るしかないな。は~ネメシス様にもっと色々聞いておくんだった・・・)
その日からライトの日常は更に忙しくなった。
朝起きて冒険者ギルドに行き、魔物討伐の依頼を受けて魔物を倒し、お金と経験値を得る。もちろん魔力操作をしながら。
孤児院に戻ったら、魔法学校に入る為の学科と実技の勉強をする。
寝る前は、生活魔法を使ってMPが無くなるまで魔法を使い、MPを増やす。
ライトは死にたくないので、毎日毎日必死に努力した。
そして3カ月が経った。
「とりあえず私が教えれる事は全部教えたわ。ライトもメイリもちゃんと努力したから早かったわね。ここで教えれる事がなくなったから、エベレスの町に行くといいわ。あそこなら図書館があるから、ここよりも色んな事を知れると思うわ。」
「ありがとうシスターモネ。辺境の町エベレスに行って、王都行きの馬車に乗るんだったよね。俺がんばるよ。」
「シスターモネ。ありがとうございます。私も魔法学校に入れるように頑張ります。」
(モネえもんの言うように、イッパンの町をそろそろ出てもいい頃だな。資金にも余裕が出て来たし俺のレベルも5まで上がったしな。学校に入学するまでには、もっと強い魔法も覚えておきたいし。)
ヒカル
レベル5
HP50 MP200
筋力 44
魔力 100
敏捷 44
耐久 44
精神 50
ヒカルとメイリーンは翌日、イッパンの町を離れ、辺境の地エベレスへと向かうのだった。
魔法学校に行く事を決めたヒカルとメイリーンは、
そもそも魔法学校がどこにあるのか?
どうやって入るのか?
いくらかかるのか?
試験はあるのか?
など全く知らなかった。なので、孤児院にある本やギルドにある資料、シスターモネに聞いて情報を集める事にした。
大きな町にいけば本が置いてある図書館などもあるだろうが、イッパンの町にそんな場所はなかった。孤児院にある本も子供向けの本ばかり、ギルドにある資料は魔物とかスキルなどの冒険に役立ち資料ばかりであまり知りたい事を知る事は出来なかった。
ヒカルとメイリーンは困った時のシスターモネに魔法学校に行きたいという事を告げ、知っている事を教えてもらう事にした。
そして、この世界の事を教えてもらった。
このマウンテンリバーには4つの大国がある。
ヒカルがいる国がアルムガルド王国。
獣人やドワーフ、エルフがいるフリーダム連合国。
神の国と呼ばれる宗教国家ホワイト。
強さこそ正義のスタローン帝国。
そして、魔法学校はそれぞれの王都にあるらしい。
ヒカルのミッションは魔法学校に入学して、勇者をサポートする事だ。だが、ここでヒカルは気づいた。どの魔法学校に勇者が入学するのかわからない。という事に・・・
(やばいぞやばいぞ。魔法学校に入学できればとりあえず次のミッションはクリアできる。だけど、勇者がどの魔法学校に入学するのかわからないと、進学のサポートができないじゃん。てか俺って勇者の顔も知らないんだけど・・・。勇者ってそもそも何処の誰なんだ?有名人なのか?)
「シスターモネ。俺達が行くならアムスガルドの王都にある魔法学校だと思うんだけど、そこって誰でも入れてくれるのかな?」
「そうね。試験自体は誰でも受けれると思うわ。ヒカルとメイリは今10歳だから2年後の12歳になったら試験は受けれるわ。だけど試験に合格するのは難しいわよ。筆記試験に実技試験もあるのよ?ヒカル。あなた勉強苦手でしょ?」
「うっ・・・それは・・・」
「それに試験に合格しても入学するのにお金もかかるわ。確か・・・金貨20枚だったかしら。」
「金20枚・・・」
(俺達がやってる薬草採取が10束で銅貨50枚、金貨20枚集める為には、薬草採取なら1、10、100・・・400回分。いやメイリと2人だから800回分。2年頑張ればお金の方はなんとかなるか。いや宿のお金や装備のお金もかかるんだ。そんな単純な話じゃないか。でもレベルを上げれば報酬の良い依頼も受けれるだろうし・・・)
「シスターモネは詳しいんですね?」
「そりゃ私はそこの卒業生だからね。」
「「!?」」
「何を驚いてるのよ。私だって昔はすごかったのよ。」
(魔法もやさしく教えてくれたし、無詠唱魔法も使える。シスターモネってすごかったんだ。やっぱり困った時のシスターモネだな。これからは困ったらモネえも~んって頼るとしよう。もしかしたら王都まで一瞬で行けるピンクのドアを出してくれるかもしれない。)
「ライト・・・大丈夫かな?金貨なんて大金、私持ってないよ・・・」
「大丈夫だメイリ。冒険者してればお金はきっと稼げるよ。まだ2年もあるんだ。何とかなる。いや、俺が何とかするよ。」
「ライト。」
(ふふふ。若いっていいわね。それにライトもメイリも才能はあると思うから頑張れば魔法学校にも入れるでしょうね。)
「シスターモネ。俺達は魔法学校に行きたい。お金は冒険者をやって稼ごうと思うけど、試験の事が全くわからない。その辺の事を教えてくれませんか?」
「もちろんいいわよ。そうね。朝は色々仕事が忙しいから、晩御飯前に勉強するのはどうかしら?」
「うん。お願いします。」
(とりあえず魔法学校に入学する為にしないといけない事はわかった。勇者がどこに入学するのかはわからないが、他の国の魔法学校に入学するのはさすがに無理だから、この国に勇者がいるのを祈るしかないな。は~ネメシス様にもっと色々聞いておくんだった・・・)
その日からライトの日常は更に忙しくなった。
朝起きて冒険者ギルドに行き、魔物討伐の依頼を受けて魔物を倒し、お金と経験値を得る。もちろん魔力操作をしながら。
孤児院に戻ったら、魔法学校に入る為の学科と実技の勉強をする。
寝る前は、生活魔法を使ってMPが無くなるまで魔法を使い、MPを増やす。
ライトは死にたくないので、毎日毎日必死に努力した。
そして3カ月が経った。
「とりあえず私が教えれる事は全部教えたわ。ライトもメイリもちゃんと努力したから早かったわね。ここで教えれる事がなくなったから、エベレスの町に行くといいわ。あそこなら図書館があるから、ここよりも色んな事を知れると思うわ。」
「ありがとうシスターモネ。辺境の町エベレスに行って、王都行きの馬車に乗るんだったよね。俺がんばるよ。」
「シスターモネ。ありがとうございます。私も魔法学校に入れるように頑張ります。」
(モネえもんの言うように、イッパンの町をそろそろ出てもいい頃だな。資金にも余裕が出て来たし俺のレベルも5まで上がったしな。学校に入学するまでには、もっと強い魔法も覚えておきたいし。)
ヒカル
レベル5
HP50 MP200
筋力 44
魔力 100
敏捷 44
耐久 44
精神 50
ヒカルとメイリーンは翌日、イッパンの町を離れ、辺境の地エベレスへと向かうのだった。
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