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第四章

Dランド編 中編

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まずはシックスナインを終え、少しスッキリしたふたりだった。



(そう言えば、ごっくんトライとか言ってフェラの特訓をやってもらったなぁ。

あれで、相当フェラうまくなったよな。さすがは優等生)



(前は、アキラくんとのデート認めてもらうために、友介さんのを飲む特訓

やったわ……それなのに……今日はデートを断って、でもこうして飲んでる……

いつも飲むとお腹が熱くなる……いやらしいからだ……)



「もぉ、いつもよりたくさんで、飲むの大変だったわ ! 」

考えていることをおくびにもださずに、ぷぅと可愛く文句を言う美少女。

「昼間からたまりに溜まってたからね……

こんなにいい匂いの美少女が隣にいても、ずーっとガマンしてたから、許してよ」

文句を言う美少女の首筋に顔を埋め、ぺろぺろと肌を舐め上げる……

「匂い ? 」と言いながら、その頭を撫でさする美少女。



「おっと、そうだ……」

急に立ち上がり、荷物をごそごそしだす。

「なあに ? 」

盛り上がりかけたところを寸断されて、不満げに美奈子が問う。

小さなテーブルに、次々ドリンク瓶が並べられる。

そのうちの一本を手早く飲み干す友介。



「これは、滋養強壮のある栄養剤だよ」

美奈子も興味を持って手に取る。

「マカ ? まむし ? すっぽん ?……

なんか凄そう。そんなにお仕事で疲れてたの ? 」

「ん ? 違う違う。これは精力回復用 !

せっかくだから、たくさん美奈子を愛せるようにねっ !」

「たくさん ? ………… ?? ………… !! ……

もおっ ! そーいう意味 ?

心配するんじゃなかったわ……」

手に取っていた小瓶を投げつける。

「おおっと……貴重なマカが。危ないなぁ。

美奈子だって元気な方がいいでしょ ? 」



「知ーらないっ ! 」

ベッドに突っ伏してしまい、かわいいお尻がプリンと揺れる。



「それと、これを」

「え ? 」

むくりと起き上がった美奈子に向け、

小さなピルケースを示す。

「お薬 ? 」

「うん、後で説明するよ」



起き上がったのを幸いと、襲い掛かる友介。

予期していた、或いは続きを期待していた美奈子は抵抗もなく

迎え入れる。



そのまま、正常位の態勢でのし掛かっていく……

首筋に、チュッチュとキスをしながら、うなじに顔を埋め、

乳房を掴む。

ピンと勃った乳首をコリコリと摘まみながら、首筋から耳にかけて

再度ぺろぺろしながら囁く

「もう最後だからね、美奈子を存分に味わって、忘れないよう

たくさん元気が出るようにドリンク買ったんだ。いいだろ ? 」

耳の後ろを舐められ、耳たぶを甘噛みされながら、そう呟かれると

コクンと、首が振られ

「あっ……ゾクゾクしちゃう……たくさん……

たくさん愛してくれるの ? 」

「あぁ、精一杯 !! 」

「素敵 ! 友介、頑張って ! 」

言いながら、美奈子の口が友介を覆う。

すっかり熱さを取り戻した舌が、濃厚に絡み合う。



(たくさんセックスすると言われて喜ぶわたし……

ホントにどうかしているわ……

でも、今日だけ、今回だけだから……これで最後だから……

いい……わよね……)



"最後だから"、この魔法の言葉が、美奈子にとって免罪符の様に機能し、

快楽に溺れさせていくスイッチともなった……



キスしながら、美奈子が下半身に手を伸ばすと

栄養剤ならぬ精力剤の効果もあってか、すっかり回復してガチガチになった

ペニスがはねていた……

「もう、こんなに……」

先走りをまといつかせて、ヌルンヌルンと竿全体を擦り上げる。

指先でカリをぐりぐりさせると、ピクピクと更に膨張が高まる。



友介が身体を動かし、美奈子と横向きに正対する体制となり、

ペニスは太ももで挟む体制とする。

こうすると、素股の形になり、ゆらゆらと腰を動かしていく。

「最初のうちは素股だったね……」

たちまち先走りと、秘所から湧き出す愛液で、ぐちゅぐちゅと

スムーズにペニスが往復し出す……

「うふん……素股なんてエッチのやり方、知らなかった……

あっ……クリが……当たっちゃう……やぁん」

「これだけでも十分気持ち良かったし、それでいいと思ってた

時期もあったよ……」

ぐっちょぐっちよ……素股の勢いが増す……

(そう、こんな感じだった……文芸部室で……毎日サレちゃった……

あの頃は、セックスを知らなかったから……気持ち良さに

どうかなっちゃうかと思ってた……

でも……ホントのセックスと比べたら……あぁん……なんか……)



素股でも気持ち良いのだが、どこかもどかしさがある。

友介は、少し美奈子に太ももを上げさせて、よりスピード感をもって

素股を続行する。

こうすると、どうかすると入ってしまいそうな瞬間がある……

突発的に、ぐちゅり……一瞬だけ入り、すぐに戻る。

「あふっ……やぁん……」

ぐっちゅぐっちゅぐっちゅ……ずぽっ……ぐっちゅぐっちゅぐっちゅ……



そんなことが数回続く、もはや確信犯なのは明白だ。

「ねえ……入っちゃってるよぉ……」

美奈子が濡れた眼で、何かを訴えかける。

「偶然だよ……」

友介は取り合わず、続ける。

入るといっても、せいぜい亀頭の先だけ。

お互いにもどかしさが募っていく……



ぐっちゅぐっちゅぐっちゅ……ずぽっ……ぐっちゅぐっちゅぐっちゅ……



「ねえっ……」

「もう、したい ? 」

もう真っ赤になっている顔で、素直に頷く美奈子。

焦らされてたまらないのだ……

「このまま、入れようか」

性欲魔人の囁きが降りかかる。



「え ? ……ナマは……」

ダメと最後まで言い切らないあたりに、欲情にかられた心情があらわれている。



「実は、さっきのピルケースには、アフターピルが入ってる。

今日のために用意したんだよ。

やっぱり、ナマを、本当の美奈子を存分に感じたいから……

美奈子だってそうだろ……」



そう言いながら、ペニスでクリトリスをぐりんぐりんと愛撫し、

亀頭だけをヌプヌプと膣入口で前後させもする。



「コレを、最後までズッポリ入れたいよね ? ……気持ちイイよ……」

「ダメぇ……ナマなんてぇ……」

あの頃の、素股時代のセックスを知らない美奈子なら、

そんな性欲魔人の誘惑にもある程度耐えられた。

しかし、今はセックスの気持ち良さを知ってしまっている。

ガードは脆い。

そこに「最後」に加えて強力な「アフターピル」という免罪符が加わったら、

ひとたまりもなかった。



「入れたい ? 」

「…………」

「入れたいよね ? 」

再度の問いかけに、コックリとあっさりと頷いてしまう。



「口に出していわなきゃ」

「…………イレテ……」



その瞬間、ズボッと毒キノコが入り込んで行った……



「あぁん……入ってる……くぅん……ナマで……すごひ……熱い……」



態勢も、側位から、友介がのしかかり、正常位で深く貫いていく

形にすぐさま変わる。

その回転の刺激も、ダイレクトに美奈子に伝わる。

「くぅん……ぐるぐるってぇ……」

じゅっと蜜の量が更に増える。



そのまま、ペニスはより深く、あっという間に膣奥に到達し、

ぎゅっと強く抱きしめる。

すかさず美奈子の両足を、友介の腰に巻き付くように引っ掛けさせると、

自らはっしとばかりに腰を強く抱き締める体制になる。

「全部、最後まで入ったよ。ナマで……」

ウンと美奈子も頷き、目を閉じてキスを催促する。

すかさず友介も唇を重ね、舌を侵入させていく。

美奈子も、暖かく歓迎し、熱烈に舌と舌が舐めまわしあう。

ナマ交尾の気持ち良さを伝えたいかのように。



実際友介としても、これまでのナマ経験はクリスマスの荒れた心情のときと、

桔梗の露天風呂の僅かな瞬間に、先日の慌ただしい朝セックスのみ。

こうして、じっくりその感触を味わう機会などなかったのだ。

膣内の、一枚一枚の襞の感触と、その蠢き。

ザラザラしている天井部分ときゅっきゅと締めてくる感触。

それらがダイレクトにペニスに伝わる。内部の熱さも、潤沢な愛液に

まみれる心地よさも新鮮だ。



美奈子の方も、ペニスのゴツゴツとした形、特にカリの張り出しが

ゴムに包まれている時より、圧倒的存在感で動かれる衝撃に見舞われていた。

(ナニコレ、スゴイ……こんなの知らない。友介のが熱くて、

ゴツゴツしていて、ゴリゴリ膣内を削られちゃう。

あっ ! やだ、そんなに動かれたら……)



ナマの感触を味わうと共に、友介もその刺激に耐えられなくなり、ピストン運動を始める。

ぐっちょぐっちょぐっちょ……ぐっちょぐっちょぐっちょ……

ぐっちょぐっちょぐっちょ………じゅっっどん !!

膣奥を突く。その子宮口あたりの柔らかな感触も、ダイレクトだとより心地よく、

かつその暖かさまで伝わって来る。



ぐっちょぐっちょぐっちょ……ぐっちょぐっちょぐっちょ……

ぐっちょぐっちょぐっちょ………じゅっっどん !!

ぐっちょぐっちょぐっちょ……ぐっちょぐっちょぐっちょ……

ぐっちょぐっちょぐっちょ………じゅっっどん !!



「あっ、あっ、あっ……やっ、あっ、やん……はっ、ひっ、ふっ……

あぁぁぁ~んんんっっっ……」



膣奥を突かれて美奈子が乱れる。



「あっ、あっ、あっ……やっ、やん……あぁぁぁ~んんんっっっ……」

もっ……やっ……やっ……やっ……だめぇ~っっ!!」



「凄く気持ちイイ。今までのセックスで、美奈子の膣内なかはサイコーって言ってたけど、

まだまだ 上があった。

やっぱナマでするが一番だよ !

美奈子ぉ、好きだ、大好きだ。愛してるよ」

「うんっ、キモチイイ ! 気が遠くなりそう……」



(奥を突かれながら、好きとか愛してると言われると……

何だか、しあわせな気持ちになっちゃう……)



「美奈子 ! ボクのこと好き ? 恋人だろっ !」

(うわっ ! 言ってしまった……聞かずにはいられなかった……

頼む、約束守ってくれっ !! )



(どうしよう……わたし……わたし……こ、恋人として ? 恋人として答えるの ? ……)



「友介ェ……わたしも、好きぃ ! ……大好き !! 」

その瞬間、ぐっと抱き着く美奈子の力が強まり、膣肉の巻き締めの力が更に強まる。

ペニスが痛いほど……



「だめだ、もう我慢できない。出したい。ねえ、このまま美奈子の膣内なかに、出すよ !!」

「えっ……やぁん……だめぇん……」

「いいだろ、熱い精子を美奈子にかけたいんだ……大好きな美奈子の子宮に入れたいんだ」

「子宮だめぇ……そこはぁ……大切な……」

「だから、出したいんだ !! ああ、もう出るよ」

「いゃあ~~っっっっ……ダメなのにぃ……」

しかし、そう言いながらも、美奈子の両足はがっちりと友介の腰を抱え、

両手も背中に回されたまま、放す気配もない。



「いくぞぉ !! 美奈子に出すぞ ! 孕ませたいっ !!」



ぐっぽぐっぽぐっぽ、ぢゅっぢゅっぢゅっ、どっちゅ~~~ん !!!

ドクドク、どっぴゅ~~~ん !!!……ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ……

ドクドクドクドクッッッッ



「あっ、あっ、あっつ~~いっ !!!………出てるっ……わたしの膣内なかに……

出てるぅ……」

「イクイクイクッ、イっくう~~~っっつ !!

わたし、イっちゃうのぉ……!!

大好きな友介のが、あつくて、イクの……あぁん……」



美奈子に とっては、クリスマスの時以来の射精を身体で感じる瞬間だ。

その熱の噴射で膣内なかが、子宮がかれるのが、わかる。

熱を感じた瞬間に頭が真っ白になり、飛ぶ星が見え、目の裏が真っ赤に染まった気がした……

ギリギリと、友介の背中に回した手は爪を立て、あとをつけていく……



膣奥の子宮口にぴったりくっつけてする快心の射精は、腰が抜けるほどの快感を友介に

もたらした。

美奈子も、熱いしぶきを浴びて、これまでになく深いイキっぷりで、

とても目を開けていられない状況だ。

ふたり、固く抱き合ったまま、その余韻に浸っていた…………

(あぁ~……気持ち良い、お腹の中が暖かでキモチイイ……しあわせ……)





「美奈子ぉ、愛してるよ」

しあわせ気分に蕩けた表情を見ながら、友介があらためて告げた。

「わたしもぉ、愛してる。友介……」

同時にふたり揃って唇を合わせ、そのまま目を閉じた……



(今日だけ、今日は恋人だから…………でも……嘘なのに口に出しただけで、

愛してると言われて、自分も口にしただけで……

本当にしあわせになっちゃう……どうして ?? )



そのまま、ふたりはまどろみに落ちた……
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