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第二章

Lサイズ

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美奈子は、片付けを終えると、泥の様に眠った。

目覚めると、既に陽が傾きかけている。

15時といったところか。

アキラから、LIMEが昼過ぎに入っている。

「ヒルまで寝ちゃった」

とある。

それを見た美奈子は、涙をポロポロ流しながら、返信した。



「わたしは、今。ダメね」

「お寝坊さん、おはよ」

「疲れさせたね」

「そんなことない。しあわせだった」

「僕も ! 」

「会いたい !」

「うん、僕も」

「でもごめん、もうバイト入ってる 夜勤」

「頑張って」

アキラとの、少しのやり取りで心が救われた。

暫く、ベッドでその気持ちを抱えてゴロゴロしていると、再度の着信音。



「何時に来れる ? 」



厚顔な犯罪者からだった……

すっと気持ちが冷めていく……

「22時」

「女の子が、そんな遅い時間は危ないよ」

「あなたの方が危ない」

「ハハ。もう少し早く」

「20時」

「了解。ご飯作ってよ」

「嫌です」

「わかった。待ってるよ」



ため息をつきながら、美奈子はノロノロと起き上がった。



(本当に、今夜あの人のところに行くの ?

このまま警察に駆け込んだ方がいいんじゃ……

でも、何と言えばいいの?

彼氏と初エッチしたことを知られた担任教師に、怒ってレイプされたって……?

でも、わたしはOKしてる……

言えないっ……ここまで苦労してきたことが、結局無駄になってしまう……

それなら、せめて……)



あらためて掃除をし、少し調べものをしてから、早めの食事をして出かけた。

万一にも、先生の家に向かうのを知られないため、帽子にメガネという格好だ。

買い物をして、友介宅に着いた。



「やぁ ! いらっしゃ……またそんな格好して。

 眼鏡も可愛いから、いいけどね」

言いながら、早速また抱き着いてくる。



それを適当にいなしながら、ダイニングに向かい、

「今日は、まだクリスマスだし、食事は作りませんけど、一緒に食べましょう」

「えっ?」

「友介さんがせっかく持ってきてくれたクリスマスケーキです。

ちょっと崩れていたけれど、十分食べられますよ !」



そこには、立派なクリスマスケーキが鎮座していた。

デコレーションし直したようで、サンタもローソクもちゃんと刺さり、

クリームの崩れも見当たらない。

買う時に確認したわけでもないので、これが床に箱ごと叩きつけられた様には、全く見えない。



「それと、クリスマスプレゼントありがとうございます。

大切に使わせていただきますね! 」

友介の理想の美少女が極上の笑みを浮かべてお礼を述べる。

「おっ、おう……どういたしまして……」

てっきり、箱ごとゴミ箱行きと考えていた友介だけに、

クリスマスケーキに続いての、その笑顔には、面食らうだけだった。



気付けば、紅茶とケーキで、ミニクリスマスだ。

「シャンパンくらいあっても、よかったですねぇ……」

美奈子の以前と変わらぬ態度に、友介は戸惑うばかり。

今朝ほど、怒りに任せて、嫌がる彼女に中出しまでしたというのに。



「な、なあ。今朝は、その……乱暴にして悪かった。

ほぼ徹夜で、上条を見かけてからは、頭に血がのぼって……」



それには応えず、美奈子はバッグから包みを取り出し、友介に渡した。



「……お願いします ! エッチ……の時には、コレ……着けてください」

「うん ?」

包装を開けると、コンドーム。 Lサイズとある。



「これ、ミナが自分で買ってきたの ?」

「ほかに誰が買うんですか……恥ずかしかった……」

「Lサイズは、コンビニであんまり売ってないんだけど……どうしたの ?」

「……調べて……ドラッグストアで……」



「うほぉ ! し、調べた !  ミナが、コンドームを !  

うわっ、エッロ ! 」

「だって、買って持って来なかったら、きっとなし崩しに……」

「へぇ~、賢い娘は色々考えるねぇ。

確かに、ボクのはMだと太さが合わなくて。正直、Lでもきつい」

「……X…L……は、通販でないと……」

「それも調べたんだ !  ぐふーっ、でもよく大きさわかったね」



「……思い……出して……」

「思い出す ? 」

「これくらいかなと、考えて……検索すると適正サイズでないと、

妊娠予防効果は低いって……」



「なるほど ! それで、太さとか考えて……むふっ !

ボクとのセックスを思い出して、

コンドームのサイズと売り場を調べる美少女 !!!

なんて、エロいシチュエーションだ !」

興奮したエロ教師が抱き着いた !



「きゃっ ! なんで、これで興奮するの !」

友介は、顔を擦り付けながら、ぎゅっと美奈子を抱きしめつつ、

耳元でまくしたてる



「だって、ミナちゃんがボクのチンポを思い出して、

考えてくれたんでしょ ! エロくないわけがないっ !」

「つっ、着けてくれますねっ !」

「あぁ、こんなエロいモノつけないとねっ !」

「でもさ、買うときどんな気持ちだった ?

レジは、男 ? 女 ?

男に買うの見られたらムカつくけど、

"この娘、エッチするんだ"って思われたよね。

くーっ、エロい ! エロ過ぎる ! 」



「……女の人がいるところにしました……」

「なーんだ。でも、その女の人"こんな若くて可愛い娘が、

こんなもの自分で買って"って、きっと考えたよね。

軽蔑したかな ?

羨ましいって思ったかな ?

ねえ、どっちだと思う ?」



友介が、ニタニタして顔を覗き込むと、

涙目になった極上の美少女は



「もう ! いぢわる言わないでっ !……

せっかく勇気を振り絞って買ってきたのにっ ! 調べたのにっ ! 」



「もう帰るっ !」



怒った少女は、中年男の太った体を、思わぬ強い力で振りほどき、ドアに向かおうとする。



慌てて、後ろから抱き着いた友介は、

「ごめん、ごめん。ミナがコンドームを買ってきてくれるなんて、

自分とのセックスを認めてくれたみたいでうれしくてさ。

可愛い娘には、ついつい意地悪な事を言いたくなって。

ボクの悪いクセだ。

もう、あんなこと言わない。ごめんなさい。ボクが無神経だった。

コンドーム、ちゃんと着けるよ」



「怖かった」



ぽつりと美奈子が呟く



「今朝は、本当に先生が怖かった。

わたしが、どんなに嫌と言っても、膣内で出さないでと、

泣いて頼んでも、聞いてくれなかった。



先生が、あんな風に怒った姿は初めてだったから、怖かった。

わたしが、嘘をついたから怒ってるってわかってはいても、

されて痛かったけれど、先生の怒りの方が嫌だった。



今夜も、あんな風にされて、また膣内で出されたらどうしようって

ずっと心配してた。

だから、せめて自分で用意しようって。

それなのに、あんなこと言わなくても……」



ポロポロと、美奈子の涙が溢れる。



「わかった。わかった。ごめん、ごめん。

あんな風にからかって、ごめん ! 」



友介は、美奈子を振り向かせて正面から、あらためて

抱き締める。

両手で顔を上向かせて、優しくキスをする。

「もう、しないから。

それに……

もう怒ってないよ。

もともと、写真で脅しておいて、何言ってんだって話さ。



でも、そのくらい美奈子の事が好きなんだ。

ストーカーの戯言と笑っていい。

気持ちだけは、本当だ。

だから、ミナを傷つけたくない。

これからは、ちゃんとゴム着けるよ。

今朝は、カッとなってやっちゃった……」



美奈子の返事はなかったが、再開したキスでは、友介に

応えて舌を少しずつ絡めていった……



(あっ、あれぇ ? なんかなし崩しに、継続的にセックスするようなこと、この人言ってない ?

どーしよう。ホントは、今夜だけの話のつもりだったのに…… )











「それで、わたしに着けろって……

なんか、さっきしおらしいこと言ってなかった……?」

「うん ! 着けるよ。その代わり、ミナがやってよ」

「はぁっ……やってって……どうすれば」



友介の指示に従い、微妙にサイズが合わずに四苦八苦しつつ、何とかつけることができた。

長さはともかく、太さが合わない。張り詰めてパンパンである。



「うーん、やっぱりきついね。XLでないと無理かなぁ。

まあ、今日は仕方ない。

今度、通販で買っといて、持ってきてよ」



「何言ってるの ! ダメよ !

万一、家政婦の高坂さんが受け取ったら、卒倒するわ。

こちら宛てに注文します。」



「わかった、わかった。無粋な話は、オシマイ……」



既に二人とも、全裸かつ前戯は、もう十分な状態だ。

全裸で、全身を紅潮させ、愛液を溢れさせて準備万端の

美少女に、全く似つかわしくないメタボ中年男が覆いかぶさっていく。



「入れるよ」

しなやかな両足を大きく開かせて、可憐な佇まいの小陰唇が濡れて口を開き、わずかに膣孔をのぞかせている。

そこにゴムをパンパンに張らせたどす黒いキノコが侵入していく。



「あん……きつい。ゆっくり、ゆっくりね」

十分に解されてはいるものの、まだまだ初心な少女の膣孔は、

精一杯咥え込んでも、なかなか中に入っていかない。



「痛い?」

友介が、休み休み入れながら、優しく聞く

「痛いのは、少し。でも、なんか、いっぱいいっぱいで……

早く入れられると、ひきつれる感じ」

「じゃあ、少しずつ、ね」

「うん……」

美奈子の両胸を、ぐりんぐりんと揉みながら、ぴょこんと頭をもたげている乳首を咥え、舌で転がす。もう片方は、ちよっと強めに

つねる。

「やっ、強い、あん……」

今度は、つねった方の乳首を舌で優しく舐め慰める。



そうしながら、少しずつ深く挿入していき、ようやく全てを

入れ込むことができた。



友介は、やり遂げた感を出しながら

「全部入ったよ。どう ? 痛みは ?」

「だ、だいじょうぶ。全部はいったの ?」

「うん。ほら、手を貸して」



美奈子の手を二人の結合部に這わせる。

「ほら、全部入って、つながってる。

ボクら、セックスしてるんだね。エッチだね……」

「いゃ~っ……恥ずかしい」

美奈子は、顔を真っ赤にして、慌てて手を離す。



(ホントだ。つながってる……無理やりじゃなくて、

こんな穏やかな感じで、アキラくんじゃないヒトと

シちやってるんだ、わたし……)
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