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第二章

自慰とその後

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友介がビデオ鑑賞独演会を続けていたころ、
美奈子は早々にベッドに入っていたが、なかなか寝つけないでいた。

目をつぶると、今日の浜田先生との行為が、リアルに思い出される。

今日一日だけで、本当に強烈な経験だった

なんと言っても、先生のあそこのイメージが強い。



(あれは、とてもおちんちんという感じじゃなかったわ。

あの……"ちんぽ"という方がしっくりくるかなぁ。

でも、とても口に出しては言えない。

それにしても、あんなに大きいなんて。

あれで長さは普通で、ちょっと太いって言っていたけれど……

本当かな?



わたしが怖がらないように、普通と言ったんじゃ。

だって、アキラくんにあんなのがついてたら……やだ。怖い。無理。

あれが、わたしのココに入るのがエッチ、セックス?)



「絶対に裂けちゃう。ケガするよぉ……」

美奈子は身悶えして、自分の秘部に手をやる。



そんなことを考えていたら、気になってたまらなくなる。

パジャマの上からでも、あそこが熱を持っているのがわかる。

そっと、ショーツの下に手をくぐらせて、おそるおそる確認する。

ぐちゅっ!指がぬめる。

「やっぱり濡れている」

音さえ聞こえたような気がする。



(先生のあれを思い出すだけで、こんなに濡れるなんて、

わたしどうしてしまったの?

今まで、アキラくんの事を思っても、たまにしかこうならなかったのに……)



濡れていることを確認した指は、なぜか止まらず、さらに秘所に入り込んでしまう。

右手の中指が、そろそろとゆっくりと、女の子の大切な部分に入っていく。



「くふーっ。入った……今まで怖くて入れられなかったのに……

先生の指に比べたら細いからかな、結構簡単だったなぁ。

処女でも入るんだ」



あっさりと、第二関節も越えて膣内に入り込む。

(今日、お風呂で最初、お尻側からここに先生の指が入ったんだわ。

あんなことできるなんて。びっくりした……)

膣内に指が入ると、何かむずむずしてくる。

(どうしよう。自分でしたらどうなるか、ちょっと試してみたかった

だけなのに……嘘……

本当は ? ……もう一回あの感触を感じてみたかった……)



美奈子の指が少しずつ動き始める。

指の出し入れが、愛液が十分なのかぐちゅぐちゅと動かしやすい。

(こ、こんな風になるんだ……)

更に、指を動かすのに合わせて、手のひらでは恥丘を押し揉み、クリトリスを

覆う包皮ごと振動させる。

(あっ、凄い……)

これまではクリトリス周辺を振動させて感じる心地よさで十分満足できた。

その数倍の気持ちよさだ。

しかし、今日先生に与えられた強烈な刺激には及ばない。

「足りない、もっと……」

いつの間にか"試す"から、今日の追体験に移っているが、夢中になっている少女は気づかない。



左手を添えて、包皮を剥きにかかり、クリトリスが、また外気に触れたことがわかると

「たしか、こうして……」

そこに、自分の分泌した愛液を、恐る恐る塗り込む。

「あん、これっ。ビリビリするぅ」

膣孔を抜き差ししつつ、クリトリスをこねると先生に与えられた愛撫と同じく、

少しずつ上り詰めるはじめる。



が、どこかまだおっかなびっくりのところもあり、ある程度まで上り詰めはするが、

あの、頭が真っ白になるほどの快感、イクには至らない。

乳房、特に乳首もいじめてみるが、あと少し足りない。

「どうして……浜田先生……」

物足りなくはあったが、一日の疲労もあり、いつしか美奈子は眠りについた





翌朝、美少女は朝8時に文芸部室に赴いた。

ガラッ。

「おっはよー! 週末は楽しかったね」

中年メタボ教師が、いつもの満面の笑みを浮かべて迎える。

「おはようございます」

美少女はポーカーフェイスを決め込む。



「あれぇ、楽しくなかった?」

意外にも素早い動きで少女の前に移動してきて、顔を覗き込む。



「あんなことされて、楽しいわけないじゃないですか」

「えぇっ! E島水族館の話だよ。何と勘違いしたのかなぁ」

ドヤ顔で煽られる。

「えっ、なっ、なんでもないです」

E島水族館行きを、すごく前に感じていた美奈子は、思わずどぎまぎして、顔を赤らめる。

確かに週末の土曜の話だ。

「もうっ、いつも可愛い反応だね」

ブチュッ!

友介が、抱きしめながらキスをする。



「やっ、また。臭い ! 」

美奈子は抵抗するが、既に何度も奪われたキスへの抵抗は弱い。

すぐに、ベロチューに移行される。

「うっ、うん。」

くちゅくちゅくちゅ

絡みつく友介の長い舌に、

いつしか美奈子もたどたどしく応えはじめる。



その間に、制服の上から胸を愛撫され、乳首を探られる。

片手は、お尻をぐにょぐにょしつつ、友介の腰に向けて押し付ける。

既にスラックスの前は大きく盛り上がっており、美奈子のプリーツスカート越しに、

押したり円を描くように動きデルタゾーンを刺激する。



(あぁっ、やっぱり自分でするのと違う。ジーンとしちゃう)



美奈子も、無意識に友介の動きを迎えるように、自分の腰をうごかす。

両者のタイミングがあってきて、リズミカルにぶつかりあい、

美奈子の秘所は早くも蜜を吐きはじめる。



(やん、やん。こんな、朝から感じちゃう……)



「朝から、だめぇ」

「一日の始まりだ。気持ちよくいこう」

「そんなのダメぇ」

言いながらも、美奈子はちゅうちゅうと友介と口を吸い合うのを止めない。



友介が、ごそごそと何かしていると思えば、チ~ッと音がする。

美奈子のプリーツスカートがめりく上げられると、堅い何かが

ショーツにぶつかってくる。

「なに出してるんですか……やっ、ショーツが汚れちゃう」

「もう、自分ので汚れてるよ」

そう、既に美奈子のショーツの中心は、自分の蜜で熱く濡れていた。



「いゃーっ、そんなことない」

構わず、友介は美奈子の秘所をツンツンと押しまくる。



「きゃっ、いやっ、あん、あんっ。」

「素股して」

ショーツを太ももまでずり下げながら、

耳元で友介はささやくと、自分のペニスを持って、背の低い美奈子の股間に

挟み込ませるよう、自分の腰を下げて調整する。

美奈子も、背伸びして協力の姿勢を見せる。

お互い、両手を背に回して上半身は抱き合いつつ、

下半身を動かし、抜き差しを始める。



「あっ、あっ、あっ、これ凄い。当たる、当たる」

「どこにあたるの?」

「……」

「言いなさい」



「わ、わたしの……感じる……あ、あそこ」

「あそこじゃわかんないよ」

友介は、ぴたりと腰を止める。



「いや、そんな恥ずかしい」

「ねぇ、教えてよ。クリちゃんでしょ?」

美奈子はもどかしげに小さな声で

「ク、クリトリス……」

「よく言えましたぁ !」

友介は、またすぐ動きを再開した。



「あっ、ひゃっ、素股っ、すごい。 あっ、あっ、あっ」

美奈子の愛液がしみ出してペニスがヌルヌルになり、

一層スムーズに股間を出入りするようになる。

友介も、それにより、できるだけ腰をきかせてクリトリスの潜む部分にも

当たりやすくする。



「ダメ、ダメ、ダメ、うっ、あっ、やっ……」

「イきそうなの?」

「いやぁ」

「イクときは、一緒にって言っただろ。教えて」

「ィキそう……」



(このままだと、わたしイっちゃう! 朝なのにぃ……

どうしよう、イっちゃう)



「いいじゃないかっ、うん。ボクも、もうもたない。一緒に行こうよ」

「……うん」

美奈子が可愛らしくうなずき、軽く目を閉じる。

心得たと、友介は再びキスをし、美奈子の舌と舌をじゅるじゅると互いに絡ませ合う。



二人の息が合って、キスのリズムと下半身の動きがシンクロする。

ちゅっ、ちゅっ、ちゅーっ、ぢゅるっ !

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐっちゅーっ、ぐっちゅっ !



お互いの背中に回した腕が、ぎゅっと締まり、これでもかと密着する。

ギューッと抱き合い、

友介の長い舌が、美奈子のかわいらしい舌に巻き付き合った瞬間



「うっ、あっ、やっ……ィっィくぅ」

「もうっ、出るっ!」



ビクンビクンビクン、どぴゅどぴゅどぴゅどっぴゅー、びしゃっびしゃっ

友介のザーメンが、たくしあげたスカート越しに股間を越えて、文芸部室のドアにかかる。

そのまま

暫し、ふたりは抱き合い余韻を楽しんでいた……

満足した二人は、キスをやめて見つめ合った。

唇同士が涎で糸を引いた。



「朝から気持ちよかったね」

「バカ」

無神経なひとことに、美奈子は、顔を真っ赤にして俯く。



そして、そこで気づく。ザーメンが点々とスカートについていることに。

「あっ、これ! どうしよう。なんてことするの! 大変! 」

美奈子は、友介の胸をついて、引き離れると、バタバタと文芸部室をあとにした。

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