上 下
10 / 102
第一章

愛撫

しおりを挟む
「……って、いやっ、先生! 」

友介の愛撫から気をそらすために、アキラとの思いでを反芻していた美奈子だが、ブラウスのボタンをはずす気配に気づいた。

うまく両腕を押さえられ、ブラウスは開かれてしまった。

「おほっ、可愛いブラジャーだね」

とうとう、アキラくんにも見せたことのない下着を見られてしまった。

お気に入りのバラの刺繍の入った白の上下だ。

(こんなことなら、あの時見せてあげればよかった。)

美奈子は、胸のコンプレックスから、あまり触られるのは好まなかったし、公園のベンチやあの生徒会室でアキラがボタンに手を

かけようとすると、やんわりと拒んだ。

思いやりのあるアキラは、無理強いはせず、一番進んだのが、あの生徒会室で太ももを触られ、スカートを少しめくられた時だ。



「ブラジャー姿も堪能したいけど、待ちかねていねところがありそうだから...よっ。」

何と、友介は勢いに任せて、ブラジャーをはずすのももどかしく、たくしあげた。

(外し方、よくわからないし、ここは勢いだ)

「キター、こんにちは、乳首ちゃん。うわー、ちっちゃくて桜色だね。乳輪もちょっとしかなくてかわいい。ミナちゃんのちっばいにふさわしい」

「やっ、なんで。そこまで。

いやーっ! やめてっ! ……」

「おっと、ミナちゃん。いくら旧校舎とはいえ、誰かが来ないわけじゃない。見つかったら、二人揃って破滅だよ」

「うぐっ……」

美奈子は黙るしかなかった。

「でも、嫌っ」ポツリと呟いた。

「どうして? こんなに綺麗なおっぱい見たことない」

(風俗とAVしか知らないけど、絶対最高だよ)

友介は、じろじろとねっとりと美奈子の乳房と乳首を舐めまわすように見た。

真っ白な肌が微かに紅潮して、薄いピンクに見え、本当に美しい。シミひとつない美肌だ。

そこにふっくらと低い丘陵が作られる。

その頂きには、薄い乳輪に縁どられて、豆粒ほどの桜色の頂が存在感を主張している。

ちっぱいなんてとんでもない。美乳だ。完成された美がここにある。

「おほーっ、本当に綺麗だ」

しみじみと中年教師は呟く。

それが、心底からの感嘆だと伝わるだけに、美奈子はいい知れないむず痒さをなぜか感じて身じろぎする。

(なに? やめてよ。褒めないで……)

その頂きに、友介がそっと息を吹きかける。

美奈子の身体がピクリとする。

頂きも震える。

「特に、この可愛らしいのに、生意気にピンと勃っている乳首ちゃん。本当にキュート。どうして勃っちゃったのかなぁ」

(この人、やっぱり気持ち悪い……)

「さあ、いよいミナちゃんのおっぱいを味わえるんだ」

「はぅっ、いやん」

友介が丘陵の低い部分から、ついに舌を這わせはじめた。

ツーっと一周し、そこからゆっくりと頂上を目指す。

時に、チュッと様々にキスをして休憩する。

唾をたっぷりつけ直して、レローっと動かす。

白い肌に唾がまぶされて光る。

頂上に上りきる手前で、また一旦休憩。再度麓からだ。

こうして、右左と交互に丘陵を攻め、口が攻略していない側は手で優しく揉みこみ、乳首を時に転がしたり軽くつねったりする事を怠らない。

押さえていた美奈子の両腕は、とうに開放されていたが、中年男の頭をどかそうとしたり、腕を押しのけようとする力は弱弱しい。



そして

「痛っ」

「あっ、ごめん。うれしくてミナちゃんのおっぱいが、本当に存在しているのか確認しちゃった」

(もう ! 信じられない。狂ってるわ)



友介はべろべろと舐めながら、時にチューッとキスをする事を再開した。

「ミナちゃんのおっぱい、めちゃめちゃ美味しいね。舐めても舐めても飽き足りない」

キスによって、実は軽く紅い痕が残る。

(キスマークがつくけど、ここは外から見えないからいいよね)

ぬけぬけと友介は考える。これで、万が一にも上条アキラに暫く胸を見せられないはずだというずる賢い計算もある。

(それにしても、あいつも腰抜けにも程があるな。

こんなに可愛い娘と相思相愛だってのに、ほとんど手ほ出してないなんて。

後夜祭じゃあ、結構濃厚接触してたから、胸くらい見られてるのは覚悟してたのに。

バカだな~。しかも、生徒会室では結局、下着姿すら拝んでないわけだ。

よーし、もう絶対にあいつには手を出させないぞ)



美奈子は、そんな中年教師の思惑はつゆ知らず、手で愛撫されていた時以上に、胸にキスされることで、熱さと得体の知れない感覚を強く感じていた。舐められて気味悪いはずなのに、そこが熱を持ち、口が移動して空気にさらされて、気化熱を奪われるのが妙に心地良い。

そんな感覚をいつしか追っていると、乳首の手前で引き返されるのが、何か物足りなく思えるようになる。

乳輪部分まで迫って

ついに来るかと身構えるとはぐらかされる。

指は、乳首を可愛がっても、口は届かない。

(どうして?)

経験のない美奈子は、焦らされているのが理解できず、不思議に思う。

(乳首も舐めてくれたらいいのに……

えっ ! 何を考えてるの、わたし)

などと、ボーッと考えていると



「ひゃん!」

急に乳首に電撃が走った。ついにメタボ中年の口に吸い込まれたのだ。

「お待たせしました乳首ちゃん」

唾をたっぷり載せて、れろんれろんと乳首を舐め回す、時に舌を尖らせて乳首を押し込み、ちゅーっと吸い込んだりする。

ビクンビクン、刺激の度に美奈子の身体が反応する。

(えっ、やっ、何? 何なの。これは。

えっ、乳首を責められてる? )

閉じていた目を開けると、懸命に乳首に吸い付く、頭が薄くなりかかった中年男が見える。

(赤ちゃんじゃないんだから、何をそんな一生懸命に)

こんな状況なのに、少しおかしみを感じる自分を不思議に思ったが、軽く乳首を噛まれて渦に巻き込まれた。

「いゃぁ、噛むのはだめぇ」

なぜか甘い声が出てしまう

「それがいいんでしょ?」

友介がふてぶてしく応えて、今度は逆に乳首に吸い付く。

「ミナちゃんの乳首美味しいなぁ。吸うと甘い味がする気がする。

ひょっとしたら、頑張って吸ったらミルクが出るんじゃないの」

「ダメダメ、出るわけないでしょ。そんなに強く吸ったらダメ」

「あれぇ? なんか、乳首ちゃん吸ってたらちょっと大きくなってない?豆粒みたいだったのに。今はグミくらいかな。色も、桜色というよりは、ピンクになって、なんだかエッチだね」

「そんなことない……そんなはず……」

「嘘じゃないよ。見てごらん。自分のだよ」

「いやっ」

責められた美少女は、いやと言って顔を覆ったが、隙間から少しだけ覗いた。

確かに、これまで見たこともない感じになっている。先生のつばに塗れて、光っているのがいやらしい。

それを感じて、強く目を瞑った。

「いま、こっそり見たでしょ?」

「見てません」

「バレバレだよ。顔を覆った指の隙間からとか古典的すぎ」

「古典……?」

「いや、それはどうでもいいから、感想教えてよ」

「……」

「いわないの? 言わないと」

「あん ! そんなに強く」

「ん……噛んじゃうぞ」

もちろん、友介には美奈子を少しでも傷つけるつもりはなく、

甘噛みの範疇だが、軽く脅してみる。

「いやっ、痛いの嫌っ……見ました。チラっとだけ見えました」

「へーっ、チラッとね。どうだった」

「……見たことないくらい……濃いピンクで……なんか飛び出したような」



(いやらしいと思ったなんて、絶対言えない)



「乳首ちゃんが気持ちよくなって、もっともっと吸って欲しがってるのがわかったでしょ」

「そんなわけないっ……あン」

また、友介が乳首に取りついたのが、感触でわかった。



美奈子は、乳首を咥えられると、じれったいようなもうどうしようもない気分にされるてしまう。それに、憎い脅迫教師相手なのに、懸命にチュッチュッと吸うのは可愛く...はないが、滑稽に思える。その最中、甘噛みされると、頭に白いフラッシュが閃く様な気分なる。

更に強く吸われると、その閃きが続いてしまう。



(咥えられて、れろれろされて、軽く噛まれて、チューッとされると、ズーンとくる。

その時に、先生はきっと反対側のおっぱいの乳首も一緒に摘まんでくる。

同時だと頭のチカチカがなんか凄い。

先生は、きっとわかってやってる。本当に意地悪だ。

なのに、それが……どうしてこんなに気持ちイイの?

私、おかしくなっちゃったの?)



「ハッ、ハッ」

荒い息をつくしかない美奈子の頭の中は、いつしかアキラから友介の愛撫に占領されていた。

アキラの事が抜けてしまった理由は、実はもうひとつ、先ほどから股間からも伝わってくる刺激に気を取られていた事にあるのだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R-18】夢のマイホームはヤリチン大学生専用無料ラブホテル〜単身赴任中に妻も娘も寝取られました〜

ミズガメッシュ
恋愛
42歳の会社員、山岡俊一は安定して順調な人生を送っていた。美人な妻と結婚して、愛娘を授かり…そしてこの度、念願のマイホームを購入した。 しかしタイミング悪く、俊一の単身赴任が決定しまう。 そんな折、ヤリチン大学生の北見宗介は、俊一の妻・美乃梨と、娘の楓に目をつける… A→俊一視点 B→宗介視点

【R18】爆乳ママは息子の友達たちに堕とされる

なーぞ
恋愛
●登場人物 吉村奏 年齢30歳 身長165センチ スリーサイズ(125/68/118)Mカップ 小学5年生の息子を持つ一児の母。旦那は長期出張でなかなか家に帰って来ない為、夜の営みはしばらくご無沙汰。毎日朝昼晩オナニーをする程性欲が強い。経験人数は夫のみ。今年で30歳だが、見た目は非常に若々しく、女子高生と間違われるレベルである。最近、息子が家に友達を呼び、息子の友達たちに人気になるが、旦那のチンポ(7センチ)よりも立派なものを持つ息子の友達たちと肉体関係を持ってしまう。ドM体質且つ敏感な身体の持ち主で、息子と同じ年齢の男子に支配されている事に幸福感を感じている。 吉村綾人 年齢11歳 身長145センチ チンポのサイズ 5センチ(通常時) 奏の一人息子。鈍感で少し間の抜けたところがあるが優しい性格の少年。性知識に乏しく、お風呂に入る時や寝る時も母親と一緒である。日々、エスカレートする母親と友達の肉体関係に全く気づいていない。 明石タクミ 身長151センチ チンポのサイズ21センチ 綾人の友人。全員のリーダー格で、イケメンで社交的。毎日最低でも7.8回は出せる性欲を持ち、女性に積極的でメンバーの中では唯一の非童貞。エロテクニックが高く、奏よりも経験人数が多く、小学五年生で既に経験人数は10人もいる。綾人の母である奏を授業参観で見た時から目をつけており、綾人と友達になり、奏を狙う。奏の旦那が長期出張である事を綾人から知り、欲求不満の奏を焦らしプレイで調教し、支配する。 ヒロキ 身長149センチ チンポのサイズ20センチ 綾人の友人。最近オナニーを覚え、オナニーにドハマリ中の男子。最低でも10回以上出せる精力が最大の武器で、射精しても萎えない為、連続射精が可能。水着やブルマ、ニーソ等などの肉を締めつけるような服装が好み。 チカラ 身長156センチ チンポのサイズ18センチ 綾人の友人。ぽっちゃりとした体格の良い男子。極太チンポとカリの高さが特徴的で更にチンポの硬さと熱さが自慢のデカチン。射精する時の精液も熱く、奏を何度も絶頂へ誘う。ギャル系が好きであり、派手な格好や露出の多い格好が大好物。 マモル 身長141センチ チンポのサイズ24センチ 綾人の友人。女の子と間違えるくらい可愛らしいルックスと男らしいデカチンのギャップが魅力の男子。一回の射精量が非常に多く、推定で奏の旦那の一年分はあるらしい。アニメオタクであり、深夜アニメの魔法少女モエコ(公式設定だとIカップらしい)が大好きで、モエコのような可愛いくてむちむちな女の子が大好き。 吉村光一 年齢35歳 チンポのサイズ 7センチ 奏の夫。奏とラブラブな夫婦だが、短小で早漏且つ奏の名器もあり、セックスですぐに射精してしまう為、奏を満足させられていない。長期出張が多い為、奏の欲求不満の原因でもある。

サッカー部イケメン寝取られ。思春期を迎えた幼馴染の少女は、幼い頃から一緒に育ってきた少年を捨てる

ユキリス
恋愛
思春期を迎えた幼馴染の少女はサッカー部のイケメンに寝取られる。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

【NTR18禁】幼馴染みの天才空手少女がクソガキ専用オナホに躾られるまでの全記録

河童土器ア
恋愛
小さい頃は俺が守ってやっていたのに、いつの間にかアイツに守られるようになってしまった。そんなあいつの様子がこの頃少しおかしかったのだが・・。 これは全てを知った時には手遅れだった俺の後悔の記録。 ※寝取られ、リョナ等の胸糞表現があります。ご注意下さい!(>_<)

クラスで一人だけ男子な僕のズボンが盗まれたので仕方無くチ○ポ丸出しで居たら何故か女子がたくさん集まって来た

pelonsan
恋愛
 ここは私立嵐爛学校(しりつらんらんがっこう)、略して乱交、もとい嵐校(らんこう) ━━。  僕の名前は 竿乃 玉之介(さおの たまのすけ)。  昨日この嵐校に転校してきた至極普通の二年生。  去年まで女子校だったらしくクラスメイトが女子ばかりで不安だったんだけど、皆優しく迎えてくれて ほっとしていた矢先の翌日…… ※表紙画像は自由使用可能なAI画像生成サイトで制作したものを加工しました。

拷問部屋

荒邦
ホラー
エログロです。どこからか連れてこられた人たちがアレコレされる話です。 拷問器具とか拷問が出てきます。作者の性癖全開です。 名前がしっくり来なくてアルファベットにしてます。

【R18】女の子にさせないで。

秋葉 幾三
恋愛
初投稿です長文は初めてなので読みにくいです。 体だけが女の子になってしまった、主人公:牧野 郁(まきの かおる)が、憧れのヒロインの:鈴木 怜香(すずき れいか)と恋人同士になれるかの物語、時代背景は遺伝子とか最適化された、チョット未来です、男心だけでHな恋人関係になれるのか?というドタバタ劇です。 12月からプロローグ章を追加中、女の子になってから女子校に通い始めるまでのお話です、 二章か三章程になる予定です、宜しくお願いします 小説家になろう(18歳以上向け)サイトでも挿絵付きで掲載中、 (https://novel18.syosetu.com/n3110gq/ 18禁サイトへ飛びます、注意) 「カクヨミ」サイトでも掲載中です、宜しくお願いします。 (https://kakuyomu.jp/works/1177354055272742317)

処理中です...