名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。〜気付いたら、王都の闇も暴いてました。〜

入学式から3週間目にして『退学」を言い渡されました。
(こんな事ってある?)

自分で言うのもアレだけど、結構真面目に通ってたと思います。
しかし、どうやら教員の不況を買ってしまったようです。

幸か不幸か、退学まで1週間の執行猶予が与えられたけど、今更どう足掻いても挽回する事は不可能でしょう。

そもそも、これまで3週間の学園生活を思い返しても、この学園に『執着出来る程の魅力』というものを全然感じません。

だから、大人しく故郷に帰って森番の仕事に戻る事にします。

ただ、退学するまではこの学園の生徒だから、
休まず毎日通います。

そして、既に退学が決定事項なら…………


我慢を辞めて、好き勝手させてもらうことにした。

例えば…
教員を追い出して代わりに授業したり
ゼミに勧誘してくる教員を一蹴したり
クラスメイトの一人を弟子に取ったり……

教員をディベートでねじ伏せたり
教員を腕力でねじ伏せたり
貴族子息を包帯と言葉でねじ伏せたり……

理事長代理に意見したり
クラスメイト全員を泣かせたり、
そのアルバイトを根こそぎ横取りしたりもしたな。

学園をかなり引っ掻き回せたし、
掲示板の退学通知を確認したら
さっさと故郷に帰るつもりで
荷造りも済ませて退学当日を迎えた。


結果……1ヶ月間の停学処分を受けた。
(こんな事ってある?【Part.2】)

しかも、退学の話もそれでチャラにされたらしい。

何故か疑問だったが、弟子(自称)曰く、私は暴れすぎたらしい。

プライドをズタボロにされまくった教員達は、
その薄っぺらいプライドにかけて
私が自主退学するまで
プレッシャーを掛け続けるつもりらしい。

………上等だ。

こうなったら、とことんやってやる。
何が何でも、教員達の口から
退学宣言をさせてやろうじゃないか。

てな訳で………

薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。

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