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第一章
巨人族と狼獣人 前編
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「もう! ゼルちゃんったら! 紛らわしい事言って! 本当にもう!」
「ご、ごめんって、ミューちゃん。そんな怒らんといてよ……」
いつも笑顔のミューさんが頬を膨らませて、顔を真っ赤にして怒っている。
ゼルマも普段と違うミューの気迫に押されて、完全に萎縮していて、ゼルマの方がミューさんより倍以上大きいはずなのに、今はそれが逆に見えるくらいだ。
まぁ、俺もビックリしたけどね。
この国では奴隷売買は禁止されていて、それに準ずる行為をしただけでも、国外追放か死罪だからな。
ギルド職員のミューさんが神経を尖らせるのもわからないでもない。
「いい? ゼルちゃん。あそこは商談用の個室だったから良かったけど、これが受付とか解体棟とかだったら大変だったんだよ? 誰かが警備隊に通報したら全員捕まってたんだからね」
そういう事だ。
だから、慌ててギルドを出て一番人気のないところ、つまり俺の家まで来たわけだからな。
と言っても、ゼルマに俺の家は少し窮屈だから外に机を出して話をしているんだけどね。
さて、そろそろ可哀想になってきたし、助け船を出すか。
「あうぅ……もうしない。もうしないから……」
「ミューさん。ゼルマもこうやって反省しているし、もうその辺で……」
「リョウさん!」
「は、はいっ!」
ひっ……牙を剥き出したミューさんが怖い!
どうやら怒りの矛先がこっちに向いてしまったようだ。
「何でゼルちゃんだけそんなに甘やかすんですかっ!? あれも買ってあげてるし! ゼルちゃんばっかり! もう!」
「えへへ~お兄ちゃん、ありがとうやで! ゼル、大事にするからな!」
ゼルマは大剣よりも大きなナイフを胸にぎゅっと抱きしめた。
そう、このナイフこそがゼルマがさっき言っていた『買って欲しい』だったのだ。
解体棟には様々な器具が揃っていて、当然ナイフも数種類置いてある。
しかし、巨人族用の物は数が少なくて、ゼルマは限られた器具でなんとか解体をこなしていた。
それが数日前、ある行商人が珍しい巨人族専用のナイフをツヴァイに持ち込んできたそうだ。
巨人族用のナイフなんかこのツヴァイには滅多に流通しない物だし、ゼルマも気に入ってどうしても欲しかったそうだが、値段は大金貨1枚。
とても買える値段じゃなくて、泣く泣く諦めたそうだ。
そんな時に俺が五本角熊を仕留め、買取金にの扱いに困ってるのを見て、買ってもらえるかもと思ったらしい。
「大金貨1枚ですよ? それをポンとあげちゃうなんて! それこそ変な噂が立っちゃいますよ!」
「でも、ゼルマに買ってあげたんだから俺が金を持っていない事は間違いなく伝わるだろ? それにゼルマ相手なら他の奴等も文句は言わないさ」
なんせゼルマは解体班のアイドルだからな。
もし、ゼルマやゼルマの恩人に手を出したら解体班全てを敵に回すことになる。
あの強面の屈強なおっさん達全員に襲われたら、ガンテスだって無事には済まない。
俺は大金を使った事をアピールできるし、無事も保証されて、ゼルマは念願のナイフを手に入れて益々解体の腕が上がる。
誰も損してない素晴らしい案だと思わなくもないんだけど、ミューさんはまだ御立腹のようだな。
「でも、だからって……ゼルちゃんばっかり優しくして……」
「なんや? ミューちゃんヤキモチ妬いとるんか?」
「そ、そ、そういうわけじゃ……っ!?」
「お兄ちゃんがゼルばっかり可愛がるからなぁ。でも、しょうがないで! お兄ちゃんはゼルの事大好きなんやから! ね? お兄ちゃん!」
誤解を招く発言があるようだな。
もちろん嫌いじゃないが、あくまでLOVEじゃなくてLIKEだ。
言葉は正確に使って欲しい。
「そうなんですかっ!? リョウさんって、巨人族の女性が好みなんですかっ!?」
「いや……別にそんな話をした事は……」
「ふふん、そうやで! だってお兄ちゃん最初に会った時に『ゼルマの腕には惚れ惚れするな』って言ってたもん! お兄ちゃんはゼルの腕が大好きなんやで! だって2回も惚れてるんやからな!」
……待て。
それは『解体の腕』の事であって、『身体の腕』の話ではない。
それに惚れ惚れってのは2回惚れるって意味でもないぞ?
やれやれ、ゼルマの勘違いもここまで来ると大したもんだな。
ミューさんも今の話でなんとなく察したようで、胸を撫で下ろしている。
「はぁ……本当に人騒がせな子」
「ん? どしたの? ミューちゃん?」
「何でもない! それよりそろそろ帰らないと暗くなったら危ないよ、ゼルちゃん」
本当だ。
もう陽が落ちかけている。
でも、今からここを出るなら暗くなる前にツヴァイに着くだろう。
「えぇえええええっ! ゼル、お兄ちゃんのお菓子が食べたい!」
ゼルが思いっきり不機嫌な顔で不満の声を上げた。
今日は随分と聞き分けが悪いな。
そういえば解体前にお菓子がどうとか言ってたような……
「ゼルちゃん。我儘言わないで」
「大丈夫だよ! ゼルはこの山の獣には負けないもん」
負けないどころか、むしろ向こうが逃げるだろうな。
ゼルマが本気で暴れ出したら街の警備隊を総動員しないといけないだろうし。
「だからお兄ちゃん! お菓子食べたい! ゼルは今日解体頑張ったよ!?」
「それは仕事だろ? 解体費用はちゃんと払ってるんだから……うっ!」
「お兄ちゃん……」
そ、そんな純粋無垢できらきらした瞳でおねだりなんて……卑怯過ぎるだろ。
俺は昔っから子どもには弱いんだよなぁ……俺の負けだ。
「わかったよ。何か作ってくるから、ここで待ってな」
「わぁーい! お兄ちゃん、大好きやで!」
「リョ、リョウさん!?」
「帰りは俺が送るよ。俺なら獣のいない場所も大体わかるし、安全に送り届けれるさ」
嘘だけどね。
【鑑定】を使えばどの辺りに何がいるかは大体わかるし、ここから麓までの道には獣避けの罠がいくつか仕掛けてある。
それさえ辿っていれば余程の事がない限り問題はない。
「だから、ゼルマは俺が送って行くから、ミューさんは先に……」
「えっ!? ま、また……そうやってゼルちゃんばっかりっ!」
「へっ? あの……ミューさん?」
「リョウさんの馬鹿ぁあああああ!」
「あ痛ぁあああああああああっ!」
さっきよりも怒っているミューさんからいきなりのビンタ!?
なんで!?
俺、なんか悪い事したか?
「ご、ごめんって、ミューちゃん。そんな怒らんといてよ……」
いつも笑顔のミューさんが頬を膨らませて、顔を真っ赤にして怒っている。
ゼルマも普段と違うミューの気迫に押されて、完全に萎縮していて、ゼルマの方がミューさんより倍以上大きいはずなのに、今はそれが逆に見えるくらいだ。
まぁ、俺もビックリしたけどね。
この国では奴隷売買は禁止されていて、それに準ずる行為をしただけでも、国外追放か死罪だからな。
ギルド職員のミューさんが神経を尖らせるのもわからないでもない。
「いい? ゼルちゃん。あそこは商談用の個室だったから良かったけど、これが受付とか解体棟とかだったら大変だったんだよ? 誰かが警備隊に通報したら全員捕まってたんだからね」
そういう事だ。
だから、慌ててギルドを出て一番人気のないところ、つまり俺の家まで来たわけだからな。
と言っても、ゼルマに俺の家は少し窮屈だから外に机を出して話をしているんだけどね。
さて、そろそろ可哀想になってきたし、助け船を出すか。
「あうぅ……もうしない。もうしないから……」
「ミューさん。ゼルマもこうやって反省しているし、もうその辺で……」
「リョウさん!」
「は、はいっ!」
ひっ……牙を剥き出したミューさんが怖い!
どうやら怒りの矛先がこっちに向いてしまったようだ。
「何でゼルちゃんだけそんなに甘やかすんですかっ!? あれも買ってあげてるし! ゼルちゃんばっかり! もう!」
「えへへ~お兄ちゃん、ありがとうやで! ゼル、大事にするからな!」
ゼルマは大剣よりも大きなナイフを胸にぎゅっと抱きしめた。
そう、このナイフこそがゼルマがさっき言っていた『買って欲しい』だったのだ。
解体棟には様々な器具が揃っていて、当然ナイフも数種類置いてある。
しかし、巨人族用の物は数が少なくて、ゼルマは限られた器具でなんとか解体をこなしていた。
それが数日前、ある行商人が珍しい巨人族専用のナイフをツヴァイに持ち込んできたそうだ。
巨人族用のナイフなんかこのツヴァイには滅多に流通しない物だし、ゼルマも気に入ってどうしても欲しかったそうだが、値段は大金貨1枚。
とても買える値段じゃなくて、泣く泣く諦めたそうだ。
そんな時に俺が五本角熊を仕留め、買取金にの扱いに困ってるのを見て、買ってもらえるかもと思ったらしい。
「大金貨1枚ですよ? それをポンとあげちゃうなんて! それこそ変な噂が立っちゃいますよ!」
「でも、ゼルマに買ってあげたんだから俺が金を持っていない事は間違いなく伝わるだろ? それにゼルマ相手なら他の奴等も文句は言わないさ」
なんせゼルマは解体班のアイドルだからな。
もし、ゼルマやゼルマの恩人に手を出したら解体班全てを敵に回すことになる。
あの強面の屈強なおっさん達全員に襲われたら、ガンテスだって無事には済まない。
俺は大金を使った事をアピールできるし、無事も保証されて、ゼルマは念願のナイフを手に入れて益々解体の腕が上がる。
誰も損してない素晴らしい案だと思わなくもないんだけど、ミューさんはまだ御立腹のようだな。
「でも、だからって……ゼルちゃんばっかり優しくして……」
「なんや? ミューちゃんヤキモチ妬いとるんか?」
「そ、そ、そういうわけじゃ……っ!?」
「お兄ちゃんがゼルばっかり可愛がるからなぁ。でも、しょうがないで! お兄ちゃんはゼルの事大好きなんやから! ね? お兄ちゃん!」
誤解を招く発言があるようだな。
もちろん嫌いじゃないが、あくまでLOVEじゃなくてLIKEだ。
言葉は正確に使って欲しい。
「そうなんですかっ!? リョウさんって、巨人族の女性が好みなんですかっ!?」
「いや……別にそんな話をした事は……」
「ふふん、そうやで! だってお兄ちゃん最初に会った時に『ゼルマの腕には惚れ惚れするな』って言ってたもん! お兄ちゃんはゼルの腕が大好きなんやで! だって2回も惚れてるんやからな!」
……待て。
それは『解体の腕』の事であって、『身体の腕』の話ではない。
それに惚れ惚れってのは2回惚れるって意味でもないぞ?
やれやれ、ゼルマの勘違いもここまで来ると大したもんだな。
ミューさんも今の話でなんとなく察したようで、胸を撫で下ろしている。
「はぁ……本当に人騒がせな子」
「ん? どしたの? ミューちゃん?」
「何でもない! それよりそろそろ帰らないと暗くなったら危ないよ、ゼルちゃん」
本当だ。
もう陽が落ちかけている。
でも、今からここを出るなら暗くなる前にツヴァイに着くだろう。
「えぇえええええっ! ゼル、お兄ちゃんのお菓子が食べたい!」
ゼルが思いっきり不機嫌な顔で不満の声を上げた。
今日は随分と聞き分けが悪いな。
そういえば解体前にお菓子がどうとか言ってたような……
「ゼルちゃん。我儘言わないで」
「大丈夫だよ! ゼルはこの山の獣には負けないもん」
負けないどころか、むしろ向こうが逃げるだろうな。
ゼルマが本気で暴れ出したら街の警備隊を総動員しないといけないだろうし。
「だからお兄ちゃん! お菓子食べたい! ゼルは今日解体頑張ったよ!?」
「それは仕事だろ? 解体費用はちゃんと払ってるんだから……うっ!」
「お兄ちゃん……」
そ、そんな純粋無垢できらきらした瞳でおねだりなんて……卑怯過ぎるだろ。
俺は昔っから子どもには弱いんだよなぁ……俺の負けだ。
「わかったよ。何か作ってくるから、ここで待ってな」
「わぁーい! お兄ちゃん、大好きやで!」
「リョ、リョウさん!?」
「帰りは俺が送るよ。俺なら獣のいない場所も大体わかるし、安全に送り届けれるさ」
嘘だけどね。
【鑑定】を使えばどの辺りに何がいるかは大体わかるし、ここから麓までの道には獣避けの罠がいくつか仕掛けてある。
それさえ辿っていれば余程の事がない限り問題はない。
「だから、ゼルマは俺が送って行くから、ミューさんは先に……」
「えっ!? ま、また……そうやってゼルちゃんばっかりっ!」
「へっ? あの……ミューさん?」
「リョウさんの馬鹿ぁあああああ!」
「あ痛ぁあああああああああっ!」
さっきよりも怒っているミューさんからいきなりのビンタ!?
なんで!?
俺、なんか悪い事したか?
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