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第五部第四章 始まる戦争
突然の出来事
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また、魔界に攻撃してくる者がいた。
それは人間でも悪魔でもない。鬼だった。
その中には吸血鬼が混ざっている。吸血鬼は血を飲むと莫大な力を得る。だけど、数十分経つとその力はなくなり、そこまで強くないくらいになる。
だから、危険なのは鬼の方だ。
気難しい奴であるが、こちらの話を聞かないわけでもない。
それに、鬼が強く魔獣を次々と殺していき一般魔族に攻撃する恐れもあるから兵士を各地に巡らした。
兵士ともなれば鬼くらい余裕で倒すこともできるし、女神族に助けを求めることも可能だ。
心強い仲間ができた。そして今、私は魔界パトロールしている。
夜には吸血鬼が出るからだ。
真っ暗になると吸血鬼が現れて皆の血を飲む。
だからこうして、魔力探知を真剣にしているのだ。
今のところは吸血鬼を三十五匹殺した。それは血を飲もうと家屋に入って行ったからだ。
なぜ、こんなにも魔界が、敵対されるのか、それはわからない。でも今回、女神族が心を開いてくれた。
だから心強く、こうして夜にパトロールもできているのだ。
私が死んでも、女神族がいるって思えている。
私を犠牲にして、女神族と同盟を結べるのであれば喜んで命を差し出そうと思う。
「吸血鬼はいないかー。私がきたぞ!」
少し、魔力を感じた。だけど、すぐに気配を消してどこあに隠れた?
相当な手練の可能性がある。もしかしたら鬼?
ならまあ、簡単に倒せるが、血の吸った吸血鬼ならば話は別だ。それに被害者が出てるということだ。
でも、鬼の魔力を感じた。同時に吸血鬼の魔力も感じた。もうして二匹いるのかもしれない?
その可能性は十分にありえる。だけど、吸血鬼が鬼の血を吸った場合に関しては少々めんどくさい。
吸血鬼が血を吸うのに人間だろうがなんだろうが関係なく、血を吸うと爆発的に強くなりその者の力も手に入れることができる。
しかも知能も、高くなり戦闘が厳しくなってしまう。
だけど、十分でも終わりを迎える。
それから、朝になると自動的に隠れる。
「そこに居るのは吸血鬼だな」
岩陰に隠れていることは、結界を張ったから分かっていた。だから、慎重に攻めるべきなのだ。
自分、あいつの力はなに?
自動的に頭に浮かんでくる。多分、成長しているのだろうなー
[種類:吸血鬼ユニークスキル:神なる者ユニークスキルに関して:数十分だけこの世で最強になるユニークスキル発動時条件:なし。だけど、一度使ってしまっていうためもう二度と使えなくなっている。魔力量:通常状態では二百現在一億、貫通防御力:五万、その他一万。おすすめ巻き物。神なる者]
この桁だけで頭がクラクラするが、私よりも弱い。
それに、ユニークスキルも使えない。なのに私は神なる者という、奴のユニークスキルと同じ力の巻き物を手にしている。
巻き物発動。
この巻き物は字を読むことで発動できるらしい。
「聖なる者、粛清の神よ、煉獄の炎よ、憎たらしきものを処刑せよ!」
これだけ読み上げてもなお、やつは出てこなかった。
理由はわからない。今出てきて私を攻撃しなければ、奴は死んでしまう。それに、もう読み上げてしまった。
すると、体の内部からドクンと、音をあげた。
すると、体全体が熱くなり、すべての筋力が動き方を覚えた。そして、魔力が身体中に鬼が宿った感じに誰かが操る。
これが私の力? そうは思えない・・・・・。なんでこんなにも魔力を感じるのだろう。
膨大・・・・・・・。
これほどに・・・強い魔力が私に宿っていたのなんて知らなかったけど、今なら吸血鬼の方に魔力を撃てる。
私は魔力を指先に集中させて岩陰に放つ。これで大体死ぬと思うのだが・・・・・・。
砂が舞い、どうなっているのかがわからない。もしかしたらまだ生きているのか?。
でも、生命がいるような気配は感じ・・・・・・。もしかして! 吸血鬼を倒したけど後の霊がいたりして?。
敵足してる生物を探して!
[それは、貴女の気のせいです]
な、んだ・・・・・早とちりか・・・? 吸血鬼の魔力は完全に感じない。さっきは何かいるということが分かっていたが今回はなにも感じなかった。
まあ敵対してくるものがいないのなら、結界を解き、またパトロール再開しなければな。
指を鳴らして結界を解く。
別に景色が変わるわけでもない。
だから、そのまま歩いていく。
「危険な者がいたらすぐにわかるぞ!」
そんなことを考えながら歩いていると、パトロールしてくれてる兵士に会ってお辞儀をした。
「これより先の、吸血鬼や鬼は全て殺しました。運がいいことに血を吸った吸血鬼には出会いませんでした、なので安心してパトロールを続けてください」
情報を交換することによって、これから行くところがどんな戦場なのかどんな敵なのかよく分かった。
「これより先には魔王城があります。それまでに鬼は見ませんでしたが、吸血鬼が鬼の血を吸っていました。その者は完全に倒しましたので安心してください・・・・・・。でも、危険事態になったら魔王城に走ってください。逃げることを許します」
それは人間でも悪魔でもない。鬼だった。
その中には吸血鬼が混ざっている。吸血鬼は血を飲むと莫大な力を得る。だけど、数十分経つとその力はなくなり、そこまで強くないくらいになる。
だから、危険なのは鬼の方だ。
気難しい奴であるが、こちらの話を聞かないわけでもない。
それに、鬼が強く魔獣を次々と殺していき一般魔族に攻撃する恐れもあるから兵士を各地に巡らした。
兵士ともなれば鬼くらい余裕で倒すこともできるし、女神族に助けを求めることも可能だ。
心強い仲間ができた。そして今、私は魔界パトロールしている。
夜には吸血鬼が出るからだ。
真っ暗になると吸血鬼が現れて皆の血を飲む。
だからこうして、魔力探知を真剣にしているのだ。
今のところは吸血鬼を三十五匹殺した。それは血を飲もうと家屋に入って行ったからだ。
なぜ、こんなにも魔界が、敵対されるのか、それはわからない。でも今回、女神族が心を開いてくれた。
だから心強く、こうして夜にパトロールもできているのだ。
私が死んでも、女神族がいるって思えている。
私を犠牲にして、女神族と同盟を結べるのであれば喜んで命を差し出そうと思う。
「吸血鬼はいないかー。私がきたぞ!」
少し、魔力を感じた。だけど、すぐに気配を消してどこあに隠れた?
相当な手練の可能性がある。もしかしたら鬼?
ならまあ、簡単に倒せるが、血の吸った吸血鬼ならば話は別だ。それに被害者が出てるということだ。
でも、鬼の魔力を感じた。同時に吸血鬼の魔力も感じた。もうして二匹いるのかもしれない?
その可能性は十分にありえる。だけど、吸血鬼が鬼の血を吸った場合に関しては少々めんどくさい。
吸血鬼が血を吸うのに人間だろうがなんだろうが関係なく、血を吸うと爆発的に強くなりその者の力も手に入れることができる。
しかも知能も、高くなり戦闘が厳しくなってしまう。
だけど、十分でも終わりを迎える。
それから、朝になると自動的に隠れる。
「そこに居るのは吸血鬼だな」
岩陰に隠れていることは、結界を張ったから分かっていた。だから、慎重に攻めるべきなのだ。
自分、あいつの力はなに?
自動的に頭に浮かんでくる。多分、成長しているのだろうなー
[種類:吸血鬼ユニークスキル:神なる者ユニークスキルに関して:数十分だけこの世で最強になるユニークスキル発動時条件:なし。だけど、一度使ってしまっていうためもう二度と使えなくなっている。魔力量:通常状態では二百現在一億、貫通防御力:五万、その他一万。おすすめ巻き物。神なる者]
この桁だけで頭がクラクラするが、私よりも弱い。
それに、ユニークスキルも使えない。なのに私は神なる者という、奴のユニークスキルと同じ力の巻き物を手にしている。
巻き物発動。
この巻き物は字を読むことで発動できるらしい。
「聖なる者、粛清の神よ、煉獄の炎よ、憎たらしきものを処刑せよ!」
これだけ読み上げてもなお、やつは出てこなかった。
理由はわからない。今出てきて私を攻撃しなければ、奴は死んでしまう。それに、もう読み上げてしまった。
すると、体の内部からドクンと、音をあげた。
すると、体全体が熱くなり、すべての筋力が動き方を覚えた。そして、魔力が身体中に鬼が宿った感じに誰かが操る。
これが私の力? そうは思えない・・・・・。なんでこんなにも魔力を感じるのだろう。
膨大・・・・・・・。
これほどに・・・強い魔力が私に宿っていたのなんて知らなかったけど、今なら吸血鬼の方に魔力を撃てる。
私は魔力を指先に集中させて岩陰に放つ。これで大体死ぬと思うのだが・・・・・・。
砂が舞い、どうなっているのかがわからない。もしかしたらまだ生きているのか?。
でも、生命がいるような気配は感じ・・・・・・。もしかして! 吸血鬼を倒したけど後の霊がいたりして?。
敵足してる生物を探して!
[それは、貴女の気のせいです]
な、んだ・・・・・早とちりか・・・? 吸血鬼の魔力は完全に感じない。さっきは何かいるということが分かっていたが今回はなにも感じなかった。
まあ敵対してくるものがいないのなら、結界を解き、またパトロール再開しなければな。
指を鳴らして結界を解く。
別に景色が変わるわけでもない。
だから、そのまま歩いていく。
「危険な者がいたらすぐにわかるぞ!」
そんなことを考えながら歩いていると、パトロールしてくれてる兵士に会ってお辞儀をした。
「これより先の、吸血鬼や鬼は全て殺しました。運がいいことに血を吸った吸血鬼には出会いませんでした、なので安心してパトロールを続けてください」
情報を交換することによって、これから行くところがどんな戦場なのかどんな敵なのかよく分かった。
「これより先には魔王城があります。それまでに鬼は見ませんでしたが、吸血鬼が鬼の血を吸っていました。その者は完全に倒しましたので安心してください・・・・・・。でも、危険事態になったら魔王城に走ってください。逃げることを許します」
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