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第一章 異世界生活なう

14話 リューとクエストなう①

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 魔法を覚えてから数日、ギルドでクエストを探している時にリューからお誘いを受けた。
 ああ、もちろんクエストに一緒に行こうというお誘いね。

「ヨホホ! 最近は何故か強い魔物が多くなっていると聞きますのデス。となるとクエストに行かない方がよいとは思うのデスが……どうしても欲しい素材があるのデス。そのためにはすぐにお金がいるのデスけど、高額な依頼が一人では手こずりそうなのデス」

「それで、俺をボディガードにしたいってこと?」

「まあ、そういうことデスね。ヨホホ!」

 ……そもそもリューはアンタレスの街では頭一つ抜けて強い。魔法の腕は当然として、身のこなしや立ち回りなど並みのAGとは比べ物にならない。
 タイプが全く違うとはいえ、マルキムと同じくらい強いんじゃなかろうか。アックスオークくらい単独撃破できそうだ。

「いえいえ、流石にそれは無理デスよ。ヨホホ!」

 リューは謙遜して首を振るが、ボディガードなんて絶対いらないでしょ。

「あくまで魔法師デスからね。いくら何でも単独討伐は出来ないデスよ」

「そうかな。まあ、いいよ。今日はどうせいいクエストが見つけられなかったし。……で、どんなクエスト?」

 俺が尋ねると、リューはクエスト書を見せてくれた。

「えっと……クレイスライムの討伐、か。Cランク魔物の討伐依頼って、なかなかえぐいクエストを持ってくるね」

 その代わり、報酬は素晴らしい。この前達成したロアボアのクエストよりも貰える。大金貨二十五枚だ。
 ……けど、この前みたいに依頼内容と出てくる数が違う、なんてことは勘弁してほしいね。

「ヨホホ。そのクエストはワタシの懇意にさせていただいている薬師の方が出しているクエストなのデス。依頼元はハッキリしていますから、そこに書いてある以上のことは無いと思いますデスよ。ヨホホ!」

「ん、それなら安心かもね」

 それに、リューは俺の魔法のことも知っている。わざわざ隠しながら戦う必要もないからね。そこまで警戒する必要も無いかもしれない。

「それで、このクレイスライムっていうのはどんな魔物なの?」

「ヨホホ。見た目は動く泥デスね。ただ、物理攻撃がとても効きづらいデス。なので、ワタシやキョースケさんのように魔法の使える人に依頼が来るのデスよ」

「なるほどね」

 聞く限り、RPGで言うところのスライムと似ていると考えてもいいかもしれないね。
 ただ……Cランク以上の魔物には、魔法効果のある技があるって話だけど、それはどうなんだろう。

「ヨホホ、それは、使える魔物もいるというだけなのデス。クレイスライムは擬態能力と戦闘力が高いというだけで、ロアボアの咆哮のような技は無いのデス」

「そうなんだ。じゃあ、安心かもね。……って、今さらっと擬態能力と戦闘能力が高いって言ったよね。どういうこと?」

 その二つが高いだけでシンプルに厄介なんだけど。

「見た目が泥なので、いったん地面に伏せられると全く見分けがつきませんデス。それでいて、大人を簡単に飲み込めるほど大きくなるのデス。魔法の使えないAGが出会って殺されることもよくあるのデス」

 えぐい。

「初心者殺しともいわれるデスね。見た目がそこまで強くなさそうなので、DランクAGがランクを上げようと戦って返り討ちになることが多いから、こう呼ばれるようになったらしいデス」

 初心者殺し……それがスライムっていうのが、なんとも言えないね。

「そういえば、ドラゴンっているの?」

 ゲームでそれを思いだし、活力煙を咥えて火をつけながら何とはなしに聞いてみる。
 異世界と言えばドラゴンっていうイメージだし……もしいるのなら、まず間違いなく最強クラスの魔物だろうから。
 俺が尋ねると、リューはふむと少し考えるしぐさをしてから「ヨホホ!」と笑いだした。

「確かにいるようですが、あまりワタシは聞いたことないデスね。というか、こんな普通の街にいる普通の魔法使いであるワタシとは、とてもじゃないですが無縁デス」

「そうなんだ」

 やっぱりいるにはいるんだね、ドラゴン。これがフラグになって……ばったり出会ったりしませんように。
 今の俺じゃ、とてもじゃないけど逃げ切ることすら出来ないだろうし。
 ふぅ~、と煙を吐き出して遠い目をする。

「まあ、取りあえずは次のクエストデス」

「そうだねー」

 リューがそう言って出口に向かうので、俺もそれに倣って出口に向かう。
 さて、今日も仕事しようかな。


~~~~~~~~~~~~~~~~


 そんなこんなで、俺たちは近くの村へやってきた。アンタレスの住人からは西の村と言われているらしい。ちなみに南の村は無いが、北の村はあるんだと。

「おお! リュー! よく来てくれた!」

「ヨホホ! お久しぶりです、モクアミさん」

 リューがモクアミさんと呼んだ人は、もじゃもじゃの髭を蓄えた恰幅のいい人だった。
 白衣のようなものを着ていて、手にはフラスコ(?)に似たガラス容器を持っている。

「ヨホホ。そうそうモクアミさん、この人はキョースケさんデス。BランクAGで、ワタシの弟子でもあるのデス。で、キョースケさん。この方がさっき言っていた薬師のモクアミさんデス。腕のいい薬師さんで、いつもの魔法薬はこの人に調合してもらっているのデスよ」

 リューが手を広げて紹介してくれるので、俺は取りあえず頭を下げる。
 モクアミさんとやらはニコニコと笑いながら右手を差し出してきた。

「おお、リューの弟子ですか。ということは、かなり魔法が使えるということですな。これは頼もしいですな」

 反射的にその右手を握ろうとすると、リューにさりげなく差しだそうとした手を押さえられた。
 何故……と首を傾げそうになって一つの可能性に思い至る。利き手を相手に預けるようなことはしちゃいけないのかもしれない。ゴ○ゴもそう言っていたし。
 それを察したのかモクアミさんも腕を引っ込めたので、俺は肩をすくめてから返事をする。

「まあ、そうで……そう、人並みにね。……ところで魔法薬って? 回復薬とかとは何か違うの?」

 咄嗟に敬語が出そうになって、やめる。
 マリルにも言われたけど、AGで敬語とかを使う奴は目立つ。相手が商人とか貴族じゃない限り、敬語を使わないのが普通だ。というか、そうじゃないと他のAGに舐められて、余計な喧嘩をすることになるかもしれないらしい。

「おや、魔法薬を知らないのですか?」

「今まで人里離れたところに住んでたからね。魔法すらこっちに出てきて初めて見たんだよ」

 俺が肩をすくめながら答えると、モクアミさんはニコニコと笑いながら説明してくれた。

「ああ、そうだったんですか。まあ、簡単に言えば体内の魔力を使って効果を発揮する薬のことですね。一時的に体力を上げたり、防御力が上がったりする薬などもあります」

 なるほど。便利そうだね。ゲーム風に言うならパワーアップアイテムってところか。

「ヨホホ。難点は魔力がある程度多くないと効果が出なかったりして、一般人の助けになるような薬が少ないことデス。それでも便利なことに変わりはないんデスがね」

「へぇ……じゃあ、せっかくだから俺にも商品を見せてほしいな。いい?」

 俺はモクアミさんにそう尋ねると、モクアミさんは「ええもちろん!」と快く了承してくれた。
 使ったことがないから分からないけど、話を聞く限り割と便利そうだね。
 モクアミさんに連れられて、俺とリューは薬屋さんの中に入る。
 中は……何かの実験室のようになっていた。あんまり、店っていう感じがしない。

「それはまあ、そうですよ。これを買いに来るのは、リューさんのような一流の魔法師の方だけですから。ここには、こちらを回ってきてくれている行商人の方に卸すためのものと、アンタレスの店に出すにはまだ安心性に欠けているものくらいですから」

「アンタレスにも店があるんだ」

「というか、魔法師ギルドにあるんですよ」

 ああ、あそこの怪しげな薬品とかおいてあったところは、魔法薬を売っているお店だったのか。
 少し納得とともに、目についた薬品を手に持ってみる。

「これは……なんだろう」

 緑色で、ドロッと……なんかスライムみたいだね。魔物の方じゃなくて、元の世界で科学の実験とかで作った方のアレ。それが、ガラスの小瓶に入っている。
 これも……飲むのかな。

「それは、炎への耐性を強める薬ですね。塗り薬です。と言っても、まだ未完成品なのでせいぜい熱さを抑えるくらいしかできませんが……」

「それはつまり、熱い空間とかでも大丈夫になるってこと? それはそれで凄いと思うけど……」

 この世界に火山地帯とかがあるかは知らないけど、もしそういうところがあるのなら探索しやすくなるだろう。
 その辺に売り出せば、今の状態でもだいぶ売れると思うんだけどね。

「いやまあ、そうなんですが……」

 気まずそうに頬を掻いて、あからさまに目を逸らすモクアミさん。

「実は……その薬は皮膚に塗ると、強烈な痛みに襲われるんですよ」

「強烈って、どのくらい?」

「ヨホホ、CランクのAGが痛みでのたうち回って気絶していましたデスね」

 もうそれ攻撃に使った方が速くない?

「原料の中に痛みを発生させるものがありませんので、混ぜたことが原因なのでしょうが……どの原料とどの原料を混ぜた結果痛みが発生しているのか分からない状況でして」

「あー……なるほどね」

 俺も苦笑いして、他の物も見てみる。
 いくつか説明を聞いたけど……どれも興味深いものの、なんか役に立ちそうなものはなかった。
 アンタレスに卸しているものには割と効果のあるものがあるらしいけどね。

「とまあ、こんなものです」

「これは凄いけど、使い道がなさそうなものが多いねぇ」

 というか、殆ど未完成なものだった。
 どれもこれも役には立ちそうなんだけど……どうにも、副作用が凄まじい。それさえなければ、買ってもいいなと思えるんだけど。

「試作品を作っては捨てての毎日ですよ。ここ最近は、もっぱらさっき言った炎への耐性の魔法薬の改良に注力してますね。あれを完成させたいんですよ」

 その言葉からは、儲けたいとかそういう感じの感情は見受けられなかった。あえて言うなら、職人魂……だろうか。仕事に対する情熱というか、いい物を作りたいという想いというか。

「じゃあまあ、取りあえず……依頼の内容の方に行こうか。確か、クレイスライムだったよね?」

 少し胸に清々しいモノを感じながらリューに尋ねると、彼女は一つ頷いてモクアミさんを見た。

「ヨホホ、クレイスライムが一体という話デスが、どのような被害が出ているのデスか?」

「そうですね……村の近辺でたくさん目撃証言があるんですよ。なんでも、緑色をした物体が蠢いている、と」

「緑、デスか?」

 リューが少しトーンを落として、モクアミさんに尋ねる。
 あれ? 今、何かおかしいことがあったのかな?

「どうしたの、リュー」

「ヨホホ……クレイスライムは、動く泥と言ったデスよね? つまり、緑色なんてありえないんデス。本来は茶色とか灰色とか、そういうまさに泥という色なんデスよ」

「……それってもしかして」

「クレイスライムじゃないかもしれない、ってことかい? リュー」

「かもしれませんデス」

 ……ロアボアの時もだったけど、なんで依頼内容と実際の内容が違うのかな。

「……どうしようか、リュー。依頼内容が違うっていうことで帰る?」

「そういうわけにもいかないデス。せめてそれが何かまでは調査しないといけませんデスし……」

「Aランクの魔物だと俺たちの手に余ると思うけどね」

 クレイスライムはCランク魔物。本来なら俺たちでも余裕で対処できるレベルでしかない。
 しかし、それ以上……Bランクまでなら何とかなるかも知れない。相性にもよるけど。
 だがAランクになってくると困ったことになる。流石に俺とリューの二人きりじゃ厳しいだろう。

「もしもBランク以上の魔物だったら、討伐隊をギルドに組んでもらいましょうデス」

「……まあ、そうだね」

 俺が一つため息をつくと、モクアミさんは少し慌てるような声を出して謝ってきた。

「す、すいません……私が素人判断でクレイスライムだと勘違いしたばかりに」

 ……もしかしたら、行ってみたら内容と違う魔物だったなんてことはよくあるのかな。リューも慣れてる感じだし。

「ヨホホ……まあ、しょうがないデス。では、キョースケさん。何も起きないうちに探しに行きましょうデス」

「被害が出てからじゃ遅いもんね……」

 そう言って、俺とリューは家の中から出た。
 そして二人とも魔力を『視』る目に切り替える。
 Cランク以上ある魔物なら、こうやって魔力を『視』れば、異常に遠くない限りはすぐに分かる。
 とはいえ、俺はまだ初心者。視界内じゃないと感知できない。
 なので、探すのはリューの役目になる。

「どう? リュー。何か大きな反応はある?」

「そうデスね……今のところは何も」

「そっか……」

 そうなると、俺に出来ることは少ない。
 しょうがないので、普通の視界に切り替えて探すことにする。

「じゃあ、リュー。調査ということだから二手に別れようか。見つけたら大きな声……じゃその謎スライムに気づかれるかもしれないから、上空にファイヤーバレットを撃って知らせよう」

「……そっちの方がバレるような気がしますデス」

 少し苦笑い気味の空気を出すリュー。だけど、ケータイが無い以上、狼煙くらいしか遠くにいる人に知らせる方法がないからね。

「で、二人揃うまでは戦闘しないように、ってところかな。俺もリューもBランク魔物までは対処できるかもしれないけど……それ以上の可能性がないわけじゃないからね」

「そうデスね。では、一時間ほど経ったらここに集まりましょうデス」

「ん、了解。じゃ、行こうか」

 俺はリューと逆方向に歩き出す。
 以前は……ロアボア討伐の依頼を受けた時は、俺もマルキムも村の外に探しに行ったせいで、村が襲われてしまった。
 幸い村人に死傷者は出なかったものの、建物は破壊され、畑は荒らされてしまうという被害が出た。今回も同じような状況になったら、目も当てられない。
 前回は村長さんがロアボアの数を誤認していたという落ち度があったから俺とマルキムには何も請求されなかったけど……本来なら難癖をつけられて依頼料を引かれていたかもしれない。お金が減るのは困る。
 だから、俺はリューが村の外に探しに行くのを見たので、村内を中心に探すことにした。

「……もっとも、村の中にいたら既に死者が出ていてもおかしくないけど」

 俺たちAGからしてみればホーンゴブリンなんて雑魚も雑魚。なりたてのAGだったとしてもはぐれたホーンゴブリン一匹、程度なら難なく討伐することが出来る。
 しかし――当然のことだけど――非武装の人間がホーンゴブリンと出くわした場合、助けすら呼べずに殺されてしまう。一般人にとって魔物とはそれほどの脅威なのだ。
 ましてCランク魔物ともなればそれなりの実力者以外では武装していたところで一矢報いることなく殺されてしまう。早急に討伐しないと不安も募るだろう。

(ホント、チートをもらえてよかったよ)

 自分の持っている槍をひゅんと一回ししてから、しみじみとそう思う。この力が無かったら、最初のアックスオークの時点で詰んでいた。
 もっとも……借り物の力であるこの力で奢ってはいけない。その点だけは忘れないようにしないとね。
 感謝はする。だけど、奢らずに謙虚にふるまう。じゃなきゃ、いつか足元をすくわれる。

「やっぱり、マルキムにもっといろいろ習った方がいいのかもね」

 これ以上借り物の力はいらないけど、今ある力は伸ばしておきたい。
 そんな益体もないことを考えながら、俺は活力煙を咥えて火をつける。

「ふぅ~……うん、この活力煙に関しては、異世界に来てよかったと思えるかな」

 独り言を呟きつつ、警戒だけは怠らずに村内を見回っていると……モクアミさんが、大きな樽を持って家の中から出てきた。

「モクアミさん。それ、どうしたの?」

 俺に気づいたモクアミさんはちょっと苦笑いを浮かべてポリポリと頭を掻く。

「ああ、これですか。いえね、さっき言っていた魔法薬の失敗作ですよ。これだけ作って家に置いておいても、邪魔ですからね。定期的に捨てているんですよ。もちろん捨てる場所は村の人に許可をとった場所ですから、その点はご安心を」

 なるほど、まあ確かにこれは残しておいても使えなさそうだからね……。

「ん、そうなんだ。けど……一応、気を付けてね、モクアミさん。まだ俺もリューも見つけられていないから。もし何かあったら、大声で知らせて」

「はは、分かりました。あ、そうだ。もしも村の人に会ったらそう伝えておきますね」

「うん、そうしてくれると助かるかな」

 見つける目が多くなることはありがたいことだ。警告すれば、非武装の人を危険にさらさないためにもなる。
 そう言ってモクアミさんと別れて再び村の中を見て回っていると……何故か、三人くらいの子供たちが俺の方へ走り寄ってきた。小学三年生くらいの男の子たちだ。ショタ好きの人から見たらたまらないんじゃないかな。
 ……な、なんだろう。

「なぁなぁ、兄ちゃん! なんだよその槍!」

 その中でも活発そうな顔立ちの、元気のいい少年が俺の服の裾を掴みながらそんなことを訊いてきた。
 突然の出来事に少々混乱しつつも、訊かれた内容は簡単なものだったから俺は答える。

「ん、これは夜の槍っていう槍だよ」

 まあ命名は俺だが。

「へー! なあ、兄ちゃん! AGか!?」

「うん、そうだよ」

 俺が肯定すると、今度は別の子が目をキラキラさせながら俺の胴体に抱き着いてきた。

「AGなの!? っていうことは、兄ちゃん強いのか!?」

「うーん、強いかどうか、っていうのは相対的なものだからね。誰と戦うかによって変わるよ。まあ、その辺の雑魚には負けないくらいのつもりだけど」

 少し得意になってしまった直後に借り物の力を誇ってしまったことに罪悪感を抱く。
 ……俺の力じゃないのにね。
 だけど、子供達にはとてもかっこよく見えたらしい。さらに目をキラキラさせながら――少々落ち込んでいる俺の心情なんかは関係なく――様々な質問をぶつけてくる。

「なぁなあ! じゃあ、ランクはなんなんだ!?」

「Bだよ。もっとも、ついこの間AGになったばかりだけど」

「ええ!? Bランク!? めっちゃすげえ!」

「しかもなったばっかりなの!?」

 ……ああ、なんかこのキラキラした目が痛い。
 この力は特に俺の努力で身に着けたものじゃないから、本当にこんな尊敬のされ方をすると悲しくなってしまう。
 どうしたものかなぁ……。
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