47 / 47
『2024年改訂版』制作について
しおりを挟む
『魔法使いと繋がる世界シリーズ』二周年を前にして今回は『EP1~三つ子の魂編~』の改訂版を作ることになりました。
約二年前に書いたものを改定するという作業は思った以上に大変でしたが、各種修正、添削作業を続ける中で、この二年間の成長を実感するきっかけにもなりました。
ここでは大まかにどんなところが変わったのか、どんな心境で仕上げたのか話していこうかと思います。
まず第一に、文章量ですが、総字数から言うと約8,000~9000文字ほど増えて、12万字ほどになりました。
これは文芸作品として不足している情景描写や心理描写を付けたし、より丁寧に作り上げたこと、EP3までの本編や14少女漂流記の中で培ってきた設定などを踏襲して補足や修正を加えた結果です。
とはいうものの、くどい会話や説明文、脱線している部分などは削ったので、文章を増やそうとして増えたというより、最適化を実行に移した形になります。
台詞の部分はあえてあまり変えずに行きましたが、かなり時間をかけて改訂させていったので、少しは読み応えのある物語に生まれ変わっていると実感してもらえると嬉しいです。
特にEP1に関しては当初から派手な展開は出さず、今後の伏線や謎を散りばめながら、三つ子の家族のヒューマンドラマを中心に丁寧に描いていくという趣旨でしたので、その辺りは大分読める文章になったかなと思います。
全体的に書き直しましたが、特に第七話の稗田黒江の墓がある霊園へ行くシーンはかなり変わりました。
シリーズの中でも重要な伏線と設定を含んでいる場面ですので、力を入れさせていただきました。
30年前の厄災、そして今後制作するEP4で明らかになる稗田黒江死亡のきっかけとなる4年前の香港劇場火災事故、この辺りの説明をもう少し整理して書き直しています。
文章以外の事で触れると創作料理店”ファミリア”の制服を着た水原舞のイラストが届いたので、そちらは第三話の挿絵にいれさせていただいています。
残り主要キャラクターでイラストがないのは水原光と夕陽千歳辺りになりますね。この二人が交際するきっかけになったドラマも番外編にはなりますがいずれ書こうと画策しているので、その時までにイラストも準備できるといいですね。
ちなみに、本編後のあとがきは二年前当時書いたものになりますが、消してしまうのも寂しいので、あの頃の思い出として内容は古いですが残させていただきます。
ということで、『14少女漂流記』の連載の方は想定よりも遅くなりましたが、無事8月頃に完結できそうですので、魔法使いと繋がる世界シリーズとしては、次は『EP4~アリスの導きの先で~』になります。
『14少女漂流記』を本気で書いてしまったせいもあり連載が長引きそうなので、年内に連載開始に至れるかは微妙なところですが、最上のドラマをお見せできるように全力で準備していきます。
戦闘シーンや4年前の回想の描写が多くなりそうなので、今の時点で大変なプロットになっていますが、描き切れるように頑張っていきます!
それでは、今後ともよろしくお願いします!!
約二年前に書いたものを改定するという作業は思った以上に大変でしたが、各種修正、添削作業を続ける中で、この二年間の成長を実感するきっかけにもなりました。
ここでは大まかにどんなところが変わったのか、どんな心境で仕上げたのか話していこうかと思います。
まず第一に、文章量ですが、総字数から言うと約8,000~9000文字ほど増えて、12万字ほどになりました。
これは文芸作品として不足している情景描写や心理描写を付けたし、より丁寧に作り上げたこと、EP3までの本編や14少女漂流記の中で培ってきた設定などを踏襲して補足や修正を加えた結果です。
とはいうものの、くどい会話や説明文、脱線している部分などは削ったので、文章を増やそうとして増えたというより、最適化を実行に移した形になります。
台詞の部分はあえてあまり変えずに行きましたが、かなり時間をかけて改訂させていったので、少しは読み応えのある物語に生まれ変わっていると実感してもらえると嬉しいです。
特にEP1に関しては当初から派手な展開は出さず、今後の伏線や謎を散りばめながら、三つ子の家族のヒューマンドラマを中心に丁寧に描いていくという趣旨でしたので、その辺りは大分読める文章になったかなと思います。
全体的に書き直しましたが、特に第七話の稗田黒江の墓がある霊園へ行くシーンはかなり変わりました。
シリーズの中でも重要な伏線と設定を含んでいる場面ですので、力を入れさせていただきました。
30年前の厄災、そして今後制作するEP4で明らかになる稗田黒江死亡のきっかけとなる4年前の香港劇場火災事故、この辺りの説明をもう少し整理して書き直しています。
文章以外の事で触れると創作料理店”ファミリア”の制服を着た水原舞のイラストが届いたので、そちらは第三話の挿絵にいれさせていただいています。
残り主要キャラクターでイラストがないのは水原光と夕陽千歳辺りになりますね。この二人が交際するきっかけになったドラマも番外編にはなりますがいずれ書こうと画策しているので、その時までにイラストも準備できるといいですね。
ちなみに、本編後のあとがきは二年前当時書いたものになりますが、消してしまうのも寂しいので、あの頃の思い出として内容は古いですが残させていただきます。
ということで、『14少女漂流記』の連載の方は想定よりも遅くなりましたが、無事8月頃に完結できそうですので、魔法使いと繋がる世界シリーズとしては、次は『EP4~アリスの導きの先で~』になります。
『14少女漂流記』を本気で書いてしまったせいもあり連載が長引きそうなので、年内に連載開始に至れるかは微妙なところですが、最上のドラマをお見せできるように全力で準備していきます。
戦闘シーンや4年前の回想の描写が多くなりそうなので、今の時点で大変なプロットになっていますが、描き切れるように頑張っていきます!
それでは、今後ともよろしくお願いします!!
0
お気に入りに追加
4
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
くろぼし少年スポーツ団
紅葉
ライト文芸
甲子園で選抜高校野球を観戦した幸太は、自分も野球を始めることを決意する。勉強もスポーツも平凡な幸太は、甲子園を夢に見、かつて全国制覇を成したことで有名な地域の少年野球クラブに入る、幸太のチームメイトは親も子も個性的で……。
魔法使いと繋がる世界EP2~震災のピアニスト~
shiori
ライト文芸
――人は生きる限り、生き続ける限り、過去の幻を背負い歩いていく
※当作品は長い構想を経て生まれた”青春群像劇×近未来歴史ファンタジー”長編シリーズ小説です。
イントロダクション
西暦2059年
生き別れになった三つ子の魂が、18年の時を経て、今、巡り合う。
それは数奇な運命に導かれた、少年少女たちの長い一年のほんの始まりだった。
凛翔学園三年生、幼馴染三人組の一人、樋坂浩二(ひさかこうじ)、生き別れとなった三つ子の長女、稗田知枝(ひえだちえ)のダブル主人公で繰り広げられる、隠された厄災の真実に迫る一大青春群像劇。
EP2~震災のピアニスト~
~あらすじ~
凛翔学園(りんしょうがくえん)では各クラス毎に一つの部活動を行う。
樋坂浩二や稗田知枝のクラスの仲間入りをしたクラス委員長の八重塚羽月(やえづかはづき)はほとんどのクラスメイトが前年度、演劇クラスとして活動していることを知っていた。
クラスメイトの総意により、今年も演劇クラスとして部活申請を行った羽月のクラスであったが、同じ演劇クラスを希望したのが他に二クラスあることから、合同演劇発表会で一クラスを選ぶ三つ巴の発表会に発展する。
かつて樋坂浩二と恋仲であったクラス委員長の羽月は演劇のための脚本を仕上げるため、再び浩二と同じ時を過ごすことになる。
新たな転校生、複数の顔を持つ黒沢研二(くろさわけんじ)を加えて
演劇の舞台の準備が進んでいく中、語られる浩二と羽月の恋愛の思い出
羽月が脚本化した演劇“震災のピアニスト”
主役に任命された転校生の”稗田知枝”と”黒沢研二”
演劇クラスを巡って立ち塞がる他クラスの存在
交錯するそれぞれの想いが、一つの演劇の中でかつてない最高の舞台を作り上げる。
※エピソード2開始です!近未来の世界観で巻き起こる、エピソード1よりさらに濃密になった青春ドラマをお楽しみください!
表紙イラスト:麻mia様
タイトルロゴ:ささきと様
君の未来に私はいらない
南 コウ
ライト文芸
【もう一度、あの夏をやり直せるなら、君と結ばれない未来に変えたい】
二十五歳の古谷圭一郎は、妻の日和を交通事故で亡くした。圭一郎の腕の中には、生後五か月の一人娘、朝陽が残されていた。
圭一郎は、日和が亡くなったのは自分のせいだと悔やんでいた。罪悪感を抱きつつ、生後五か月の娘との生活に限界を感じ始めた頃、神社の境内で蛍のような光に包まれて意識を失った。
目を覚ますと、セーラー服を着た十七歳の日和に見下ろされていた。その傍には見知らぬ少女が倒れている。目を覚ました少女に名前を尋ねると「古谷朝陽」と名乗った。
十七歳になった娘と共に、圭一郎は八年前にタイムリープした。
家族三人で過ごす奇跡のような夏が、いま始まる――。
※本作はカクヨムでも投稿しています。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
金色の庭を越えて。
碧野葉菜
青春
大物政治家の娘、才色兼備な岸本あゆら。その輝かしい青春時代は、有名外科医の息子、帝清志郎のショッキングな場面に遭遇したことで砕け散る。
人生の岐路に立たされたあゆらに味方をしたのは、極道の息子、野間口志鬼だった。
親友の無念を晴らすため捜査に乗り出す二人だが、清志郎の背景には恐るべき闇の壁があった——。
軽薄そうに見え一途で逞しい志鬼と、気が強いが品性溢れる優しいあゆら。二人は身分の差を越え強く惹かれ合うが…
親が与える子への影響、思春期の歪み。
汚れた大人に挑む、少年少女の青春サスペンスラブストーリー。
ARIA(アリア)
残念パパいのっち
ミステリー
山内亮(やまうちとおる)は内見に出かけたアパートでAR越しに不思議な少女、西園寺雫(さいおんじしずく)と出会う。彼女は自分がAIでこのアパートに閉じ込められていると言うが……
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる