43 / 57
第二章
第43話 王都で
しおりを挟む
「なんで王都の騎士がここに?」
騎兵を介抱してテントに寝かせた。
ビシャスさんの言葉に僕らは考え込む。
「水をかけられて気絶するほど疲弊してる。もしかしたら僕がエイクテッドにいるから何かを知らせに来たのかも?」
馬の手綱を木に縛り付けながら告げるクランロード様。彼に知らせにってことは国の一大事なんじゃ?
「ん、ん~」
「お兄ちゃん! 起きたよ~」
「ピ~!」
みんなで考え込んでいるとテントの中から声が聞こえてくる。見ていてくれたリルムちゃんとスームが声をあげてる。
「大丈夫か? 何があった?」
「ク、クランロード様。ここは?」
「ここはエイクテッドへの街道の森の中だ」
「そ、そうでしたか……はっ! そんなことよりクランロード様! 早く王都へ帰還ください。王様が! アレクロード様が!」
「お父様がどうした!」
現状を聞いて血相を変えて報告する騎士。驚いて聞き返すと驚愕の報告がされた。
「王様が……死去なされました……」
「死去!? お父様が死んだというのか!」
「はい……」
クランロード様は報告を聞いて肩を落とす。
「そ、そんなバカな……確かに最近せき込んでいたように思えた。だけど、急すぎる……。!? 大司祭はどうした! 大司祭の回復魔法なら助かったんじゃないのか!」
「そ、それが……大司祭様は少し前に行方不明になり。その間に王は少しずつ体調を崩されて」
「そ、そんなことが……あってたまるか!」
真実を受け入れられないクランロード様。聞くとすぐに外へと飛び出した。
「ティル君。すまない! 私は急ぎ王都へと走るよ」
馬に跨って告げるクランロード様。すぐに街道に消えていった。
「父が死んだのです致し方ありませんよ」
「そうですね」
自分の親が死んだなんて言われたら居ても立っても居られない。僕でも飛び出していたと思う。心配だな。エイクテッドに戻ってグレンさんに相談するか。
「この人を放っておくのも心配だし、一度エイクテッドに戻りましょうか」
「そうですね……」
騎士の人を一人でエイクテッドに向かわせるのも危ない。倒れた人でもあるしね。
夜に動くのも危ないということだったけど、それは普通の人の話。僕やリルムちゃん、ビシャスさんには関係ない。まあ、リルムちゃんは眠そうにしていたけど、僕とビシャスさんは眠らなくても大丈夫なステータスと種族だからね。吸血鬼が夜眠いなんておかしな話だしね。眠ることは出来るけど、眠らなくても大丈夫って話してるね。
今回は急いでいるから走ってエイクテッドへ向かう。途中、リルムちゃんが眠そうにしていたのでおんぶして、騎士はビシャスさんがお姫様抱っこしてる。騎士の人の名はエリンっていうらしい。鎧を脱ぐと女性だったことに驚いたよ。
一晩のうちにエイクテッドに帰ってきてグレンさんの家に向かう。家の扉を叩くとシーラさんが家から出てきて僕らを迎えてくれた。
ん? なんでシーラさんがグレンさんの家に?
「え! なんでティル君が!?」
「おいおい。帰ってきたら驚かそうと思ったのに……」
グレンさんも玄関に出てきて声をあげ、なぜか二人はニヤニヤと笑ってる。
「実はよ~」
「ふふふ、私達結婚したの! ほら」
「「わ~」」
二人は左手薬指に光るリングを見せてきた。リルムちゃんとビシャスさんが感嘆の声をあげる。
僕らが旅立ってすぐに結婚したのか。
「しかし、どうしたんだよこんな時間に。って後ろの騎士か? その鎧は王都のか」
「はい。話は中で」
王都の鎧ってわかって驚くグレンさん。家の中に入れてもらってソファーに座ると話し始める。
「はぁ!? 王様が死去!? まじか……」
「王位継承はクランロード様だけよね」
「ああ、ってことはこんどから王様ってからかうしかないのか……」
グレンさんは明後日の感想を言ってため息をつく。いやいや、そうじゃなくて。
「グレン様。王様がいなくなるってことはそんな簡単な話じゃないんですよ。王位継承だってクランロード様だけだからと言ってそのまま行くとは限らないんですから」
「あ、ああそうか。大臣やら貴族やらが声をあげるかもしれないのか。だけど、それはないと思うがな」
ビシャスさんの指摘にグレンさんは頷くと否定した。
「王子様はあの性格だからな。国民からの支持も高い。それに騎士たちも慕っていたしな。反乱を起こすやつは速攻で捕まるだろう」
「だからこそじゃないかしら? クランロード様だけ始末してしまえばだれでも名乗りをあげられるってことでしょ? 毒でも仕込んでしまえば人は簡単に死んでしまうんですから」
楽観的なグレンさんの言葉にビシャスさんが指摘する。まあ確かにそうだけど、怖い考え方だな~。野心を持っている人はそんな恐ろしいことも簡単に起こしてしまうってことか。
「エリンさんはとりあえず僕らの泊まる宿に連れて行きます。グレンさんはこの後どうするかを」
「どうするってクランロード様を追いかけるしかないだろ」
「まあ、そうなんですけどね」
夜も深くなってくる。エリンさんは動けないこともないけど、あんまり無理をさせられない。宿屋で休んでもらわないと。
「すみません……私はなんて役立たずなんだ……」
悔しそうに声をもらすエリンさん。彼女を見ていると昔一緒に孤児院で暮らした子を思い出す。エリンさんと一緒で緑の髪で……ん? まさか。
「こんな情けない姿じゃ。エレステナお母さんに会えない。ましてやお兄ちゃんにも」
涙して呟かれる。エリンさんは僕の名前も聞いているはずだよな。他人の空似というやつかな?
「なんだ? エレステナさんのところで育った子なのか?」
「はい……。いつしか恩を返そうと王都へと向かって騎士になりました。幸い、剣と魔法には才能が有ったので……。ですが、この有様です」
「じゃあ、ティルの後輩ってことか?」
グレンさんの言葉に頷いて涙するエリンさん。再度グレンさんに言われて僕をまっすぐと見つめる。
何かに気づいて更に涙の流れる速さが変わっていった。
「お兄ちゃん! お兄ちゃんだ! 会いたかった!」
「え!? ええ~!?」
落ち着いて僕を見つめたエリンさんが抱き着いてくる。どうやら、昔一緒に孤児院で生活していた子だったみたい。泣きじゃくる彼女の背中をさすってあげると少し落ち着いてくれた。
とりあえず、宿屋へ……。
騎兵を介抱してテントに寝かせた。
ビシャスさんの言葉に僕らは考え込む。
「水をかけられて気絶するほど疲弊してる。もしかしたら僕がエイクテッドにいるから何かを知らせに来たのかも?」
馬の手綱を木に縛り付けながら告げるクランロード様。彼に知らせにってことは国の一大事なんじゃ?
「ん、ん~」
「お兄ちゃん! 起きたよ~」
「ピ~!」
みんなで考え込んでいるとテントの中から声が聞こえてくる。見ていてくれたリルムちゃんとスームが声をあげてる。
「大丈夫か? 何があった?」
「ク、クランロード様。ここは?」
「ここはエイクテッドへの街道の森の中だ」
「そ、そうでしたか……はっ! そんなことよりクランロード様! 早く王都へ帰還ください。王様が! アレクロード様が!」
「お父様がどうした!」
現状を聞いて血相を変えて報告する騎士。驚いて聞き返すと驚愕の報告がされた。
「王様が……死去なされました……」
「死去!? お父様が死んだというのか!」
「はい……」
クランロード様は報告を聞いて肩を落とす。
「そ、そんなバカな……確かに最近せき込んでいたように思えた。だけど、急すぎる……。!? 大司祭はどうした! 大司祭の回復魔法なら助かったんじゃないのか!」
「そ、それが……大司祭様は少し前に行方不明になり。その間に王は少しずつ体調を崩されて」
「そ、そんなことが……あってたまるか!」
真実を受け入れられないクランロード様。聞くとすぐに外へと飛び出した。
「ティル君。すまない! 私は急ぎ王都へと走るよ」
馬に跨って告げるクランロード様。すぐに街道に消えていった。
「父が死んだのです致し方ありませんよ」
「そうですね」
自分の親が死んだなんて言われたら居ても立っても居られない。僕でも飛び出していたと思う。心配だな。エイクテッドに戻ってグレンさんに相談するか。
「この人を放っておくのも心配だし、一度エイクテッドに戻りましょうか」
「そうですね……」
騎士の人を一人でエイクテッドに向かわせるのも危ない。倒れた人でもあるしね。
夜に動くのも危ないということだったけど、それは普通の人の話。僕やリルムちゃん、ビシャスさんには関係ない。まあ、リルムちゃんは眠そうにしていたけど、僕とビシャスさんは眠らなくても大丈夫なステータスと種族だからね。吸血鬼が夜眠いなんておかしな話だしね。眠ることは出来るけど、眠らなくても大丈夫って話してるね。
今回は急いでいるから走ってエイクテッドへ向かう。途中、リルムちゃんが眠そうにしていたのでおんぶして、騎士はビシャスさんがお姫様抱っこしてる。騎士の人の名はエリンっていうらしい。鎧を脱ぐと女性だったことに驚いたよ。
一晩のうちにエイクテッドに帰ってきてグレンさんの家に向かう。家の扉を叩くとシーラさんが家から出てきて僕らを迎えてくれた。
ん? なんでシーラさんがグレンさんの家に?
「え! なんでティル君が!?」
「おいおい。帰ってきたら驚かそうと思ったのに……」
グレンさんも玄関に出てきて声をあげ、なぜか二人はニヤニヤと笑ってる。
「実はよ~」
「ふふふ、私達結婚したの! ほら」
「「わ~」」
二人は左手薬指に光るリングを見せてきた。リルムちゃんとビシャスさんが感嘆の声をあげる。
僕らが旅立ってすぐに結婚したのか。
「しかし、どうしたんだよこんな時間に。って後ろの騎士か? その鎧は王都のか」
「はい。話は中で」
王都の鎧ってわかって驚くグレンさん。家の中に入れてもらってソファーに座ると話し始める。
「はぁ!? 王様が死去!? まじか……」
「王位継承はクランロード様だけよね」
「ああ、ってことはこんどから王様ってからかうしかないのか……」
グレンさんは明後日の感想を言ってため息をつく。いやいや、そうじゃなくて。
「グレン様。王様がいなくなるってことはそんな簡単な話じゃないんですよ。王位継承だってクランロード様だけだからと言ってそのまま行くとは限らないんですから」
「あ、ああそうか。大臣やら貴族やらが声をあげるかもしれないのか。だけど、それはないと思うがな」
ビシャスさんの指摘にグレンさんは頷くと否定した。
「王子様はあの性格だからな。国民からの支持も高い。それに騎士たちも慕っていたしな。反乱を起こすやつは速攻で捕まるだろう」
「だからこそじゃないかしら? クランロード様だけ始末してしまえばだれでも名乗りをあげられるってことでしょ? 毒でも仕込んでしまえば人は簡単に死んでしまうんですから」
楽観的なグレンさんの言葉にビシャスさんが指摘する。まあ確かにそうだけど、怖い考え方だな~。野心を持っている人はそんな恐ろしいことも簡単に起こしてしまうってことか。
「エリンさんはとりあえず僕らの泊まる宿に連れて行きます。グレンさんはこの後どうするかを」
「どうするってクランロード様を追いかけるしかないだろ」
「まあ、そうなんですけどね」
夜も深くなってくる。エリンさんは動けないこともないけど、あんまり無理をさせられない。宿屋で休んでもらわないと。
「すみません……私はなんて役立たずなんだ……」
悔しそうに声をもらすエリンさん。彼女を見ていると昔一緒に孤児院で暮らした子を思い出す。エリンさんと一緒で緑の髪で……ん? まさか。
「こんな情けない姿じゃ。エレステナお母さんに会えない。ましてやお兄ちゃんにも」
涙して呟かれる。エリンさんは僕の名前も聞いているはずだよな。他人の空似というやつかな?
「なんだ? エレステナさんのところで育った子なのか?」
「はい……。いつしか恩を返そうと王都へと向かって騎士になりました。幸い、剣と魔法には才能が有ったので……。ですが、この有様です」
「じゃあ、ティルの後輩ってことか?」
グレンさんの言葉に頷いて涙するエリンさん。再度グレンさんに言われて僕をまっすぐと見つめる。
何かに気づいて更に涙の流れる速さが変わっていった。
「お兄ちゃん! お兄ちゃんだ! 会いたかった!」
「え!? ええ~!?」
落ち着いて僕を見つめたエリンさんが抱き着いてくる。どうやら、昔一緒に孤児院で生活していた子だったみたい。泣きじゃくる彼女の背中をさすってあげると少し落ち着いてくれた。
とりあえず、宿屋へ……。
20
お気に入りに追加
3,292
あなたにおすすめの小説
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
アレキサンドライトの憂鬱。
雪月海桜
ファンタジー
桜木愛、二十五歳。王道のトラック事故により転生した先は、剣と魔法のこれまた王道の異世界だった。
アレキサンドライト帝国の公爵令嬢ミア・モルガナイトとして生まれたわたしは、五歳にして自身の属性が限りなく悪役令嬢に近いことを悟ってしまう。
どうせ生まれ変わったなら、悪役令嬢にありがちな処刑や追放バッドエンドは回避したい!
更正生活を送る中、ただひとつ、王道から異なるのが……『悪役令嬢』のライバルポジション『光の聖女』は、わたしの前世のお母さんだった……!?
これは双子の皇子や聖女と共に、皇帝陛下の憂鬱を晴らすべく、各地の異変を解決しに向かうことになったわたしたちの、いろんな形の家族や愛の物語。
★表紙イラスト……rin.rin様より。
英雄転生~今世こそのんびり旅?~
ぽぽねこ
ファンタジー
魔王の手によって蝕まれていた世界を救いだした“英雄”は“魔王”との戦いで相討ちに終わってしまう。
だが更なる高みの『異界』に行く為に力を振り絞って己の身に〈転生〉の魔法を掛けて息絶えた。
数百年が経ったある日“英雄”は田舎で暮らす家庭に生まれる。
世界の変化に驚きつつ、前世では出来なかった自由な旅をしたいと夢を見る。
だが元英雄だけあり力がそのままどころか更に規格外の力が宿っていた。
魔法学園でもその力に注目を置かれ、現代の“英雄”の父親にも幼いにも関わらず勝利してしまう程に。
彼は元“英雄”だと果たしてバレずに旅を満喫できるのだろうか……。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
不定期更新になるかもしれませんが、お気に入りにして頂けると嬉しいです。
コメントもお待ちしています。
作者の都合により更新できる時間がなかったので打ちきりになります。ごめんなさい。
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
制作スキル持ちのリビングマスター ~異世界覇者への道~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
俺は海城 一二三(カイジョウ ヒフミ)
いつも通り、登校したらテセリウスとかいう神が現れてクラス全員を変な空間に閉じ込めてきた
俺たちを全員別世界に行くとかいう話になった。
俺と親友の金田一 一(キンダイチ ハジメ) はこういった話の小説をバイブルにしているのでそれほど困惑はしなかったがハジメが最低レアをひいてしまったんだ。
ハジメは俺と違って体育的なものは苦手、生き残る能力は皆無だろう。仕方なくハジメと条件を交換した。ハジメが生きられるならそれでいいかと軽い気持ちだったんだが。
どうやら、最低レアというのは現状の話でスキルは最高のスキルがついていたようだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる