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第四章 平穏
第五話 収入
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「お~、やっているね」
「あっ、クルシュ様。いらっしゃいませ」
ユアンの装備を縫っていると馬車の止まる音がしてクルシュ様がお店に入ってきた。後ろにはルビリアさんとサファリアさん、それにプラムさんが控えています。
「皆さん、お久しぶりです。何だか久しぶりすぎてとてもうれしいです」
「私も嬉しいよ」
クルシュ様に握手をしながら話す、
「のんびりできるのよね?」
次にルビリア様、
「あの時以来ですからね。何だか懐かしい」
そして、サファリア様
「お店は大変でしたよ・・・」
最後はプラムさん。何だかプラムさんは疲れている様子。
「何だかすいません」
「いえ、いいんですよ。いいんです。あなたの送ってくるアイテムはどれも最高品質で売り値を考えるのが大変だとか、安くしないと売れないとかそういう事はないですし、最高品質だから、欲しがる人が多すぎで人がいっぱい来るとか」
プラムさんは今まで溜まっていた色々なことをぶちまけてきました。プラムさんの目は隈が凄くて明らかに疲れが見える。
「プラムさん疲れているみたいなのでこれをあげます」
「これは?」
「ワインプールで作ったブドウですよ」
ワインプールにはいっぱいのブドウがあった。ブドウ畑に落ちていた種をいくつか育ててみたんだ。察しの通り何倍にも大きくなってとてもおいしくなりました。これもアイテムバッグいっぱいにあるのです。正に売るほどあるとはこのことだろう。
「では遠慮せずに一つ・・・。なんですかこれは!、ジャムのように濃厚でいてジュースのように爽やか。のどごしはまるでワイン!一粒で三度おいしい」
ブドウを一粒食べたプラムさんは頬を赤くして天を仰いだ。少しするとプラムさんの目の隈は元通りの綺麗なものになっていく。
「プラム、隈がなくなっているぞ」
「えっ嘘!本当だ~~!よかった~」
クルシュ様に隈の事を言われて驚いているプラムさん。やっぱり普通のブドウではないみたい。回復効果もあるのかな?
「私たちもいただいていいですか?」
「どうぞどうぞ」
折角なのでみんなでブドウを試食、ブドウ以外も出してみると果物パーティーみたいに色んな果物をつまんでいく。どれもこれも最高品質で最高においしかった。僕はジャムにして食べることが多いかったけどやっぱり、生は生の良い所があるよね。
「相変わらずルーク君は凄いものを作るんだね。こんな果物まで常識外とは」
「本当に・・・」
果物を食べたことでみんな肌がつやっつや、生まれたての子供みたいに艶めいています。
「ルーク様、果物を卸していただけないですか?」
「毎日食べたいわ」
サファリアさんとルビリアさんが僕の両手をとって迫ってきました。綺麗なお二人に迫られて僕はタジタジ。モナーナとユアンが結構、怖い顔で気が気じゃないです。
「ははは、羨ましいなルーク君。私の婚約者達がみんな君に取られてしまった」
「もう、クルシュ様。意地悪なんだから」
「そういうわけじゃないですよ」
お二人はクルシュ様の婚約者だったんだね。あの時、キスされてしまってよかったのだろうか?モナーナとユアンはホッと胸をなで下ろしているけど、何にホッとしているのかな?
「それでどうだろうか?定期的にでもいいのだがエリントスに果物を卸せないか?他の商人と競合しないように売っていないものでもいいんだが?」
「そうですね。数には余裕がありますし、故郷のエリントスが潤いならいいですよ」
クルシュ様にアイテムバッグを渡した、僕の持つ果物の半分くらいが入ったアイテムバッグです。毎回クルシュ様に荷物を送っているときりがないので渡しておいた。お金は売れてからでいいと言うことにしました。なぜかというと、
「そうそう、ポーション自販機のお金の事なんだが・・・白金貨500枚になってしまってね」
「・・・・」
予想以上の売れ行きでした。そんなお金この世にあるの?
「驚くのも無理はないよ。この街の税収の50倍だからね。商人は耳が早い。儲かると思ったらすぐに飛びつくんだよ。無限に湧くのだから売り切れもないしね。もちろん、関税で抑制はしたのだが、それでもこれだけの売り上げをたたいたんだよ。本当にすごいね」
クルシュ様も感心しながらそう話した。欠損も治るポーションが無限に買えるポーション自販機。僕はとんでもないものを作ってしまった。ワインプールの方は大丈夫だろうか?
僕は微妙な顔でクルシュ様からお金を受け取る。アイテムバッグに入れると心なしか重くなったような気がして少し身が重くなる。
「君の事だからお金が溜まっているんだろう。何を買ったらいいのかとか?」
「そうですね。お金って有限だと思うので僕が持っていてもしょうがないと思うんですよ」
「確かにそうね。循環させないとお金って腐ってしまうから」
クルシュ様は僕を見透かすように僕の悩みを話した。僕はクルシュ様に言われたことにうなずいて話すとルビリア様は僕の疑問を肯定する。
「では、どうだろうか?エリントスに家を持たないか?」
「家ですか?」
宿屋で使った方がお金を使うことになるんじゃないかと思うんだけど。どうやら違うみたい。
「エリントスには君の故郷だ。家がなくてはダメだろ?」
「う~ん。でも、小鳥のさえずり亭に泊まりたいし」
「それは時々でいいだろう。小鳥のさえずり亭も泊まれるとは限らないし」
「まあ、確かに」
「白金貨10枚ほどの家だから、君には安いだろう」
クルシュ様の説得に僕は納得して家を購入。ワインプールにもあるんだけど、折角のクルシュ様の紹介だから、買うことにしました。お金はちゃんと使わないとだめだと思うんだよね。
エリントスにいる間に色々いじろっと!
「あっ、クルシュ様。いらっしゃいませ」
ユアンの装備を縫っていると馬車の止まる音がしてクルシュ様がお店に入ってきた。後ろにはルビリアさんとサファリアさん、それにプラムさんが控えています。
「皆さん、お久しぶりです。何だか久しぶりすぎてとてもうれしいです」
「私も嬉しいよ」
クルシュ様に握手をしながら話す、
「のんびりできるのよね?」
次にルビリア様、
「あの時以来ですからね。何だか懐かしい」
そして、サファリア様
「お店は大変でしたよ・・・」
最後はプラムさん。何だかプラムさんは疲れている様子。
「何だかすいません」
「いえ、いいんですよ。いいんです。あなたの送ってくるアイテムはどれも最高品質で売り値を考えるのが大変だとか、安くしないと売れないとかそういう事はないですし、最高品質だから、欲しがる人が多すぎで人がいっぱい来るとか」
プラムさんは今まで溜まっていた色々なことをぶちまけてきました。プラムさんの目は隈が凄くて明らかに疲れが見える。
「プラムさん疲れているみたいなのでこれをあげます」
「これは?」
「ワインプールで作ったブドウですよ」
ワインプールにはいっぱいのブドウがあった。ブドウ畑に落ちていた種をいくつか育ててみたんだ。察しの通り何倍にも大きくなってとてもおいしくなりました。これもアイテムバッグいっぱいにあるのです。正に売るほどあるとはこのことだろう。
「では遠慮せずに一つ・・・。なんですかこれは!、ジャムのように濃厚でいてジュースのように爽やか。のどごしはまるでワイン!一粒で三度おいしい」
ブドウを一粒食べたプラムさんは頬を赤くして天を仰いだ。少しするとプラムさんの目の隈は元通りの綺麗なものになっていく。
「プラム、隈がなくなっているぞ」
「えっ嘘!本当だ~~!よかった~」
クルシュ様に隈の事を言われて驚いているプラムさん。やっぱり普通のブドウではないみたい。回復効果もあるのかな?
「私たちもいただいていいですか?」
「どうぞどうぞ」
折角なのでみんなでブドウを試食、ブドウ以外も出してみると果物パーティーみたいに色んな果物をつまんでいく。どれもこれも最高品質で最高においしかった。僕はジャムにして食べることが多いかったけどやっぱり、生は生の良い所があるよね。
「相変わらずルーク君は凄いものを作るんだね。こんな果物まで常識外とは」
「本当に・・・」
果物を食べたことでみんな肌がつやっつや、生まれたての子供みたいに艶めいています。
「ルーク様、果物を卸していただけないですか?」
「毎日食べたいわ」
サファリアさんとルビリアさんが僕の両手をとって迫ってきました。綺麗なお二人に迫られて僕はタジタジ。モナーナとユアンが結構、怖い顔で気が気じゃないです。
「ははは、羨ましいなルーク君。私の婚約者達がみんな君に取られてしまった」
「もう、クルシュ様。意地悪なんだから」
「そういうわけじゃないですよ」
お二人はクルシュ様の婚約者だったんだね。あの時、キスされてしまってよかったのだろうか?モナーナとユアンはホッと胸をなで下ろしているけど、何にホッとしているのかな?
「それでどうだろうか?定期的にでもいいのだがエリントスに果物を卸せないか?他の商人と競合しないように売っていないものでもいいんだが?」
「そうですね。数には余裕がありますし、故郷のエリントスが潤いならいいですよ」
クルシュ様にアイテムバッグを渡した、僕の持つ果物の半分くらいが入ったアイテムバッグです。毎回クルシュ様に荷物を送っているときりがないので渡しておいた。お金は売れてからでいいと言うことにしました。なぜかというと、
「そうそう、ポーション自販機のお金の事なんだが・・・白金貨500枚になってしまってね」
「・・・・」
予想以上の売れ行きでした。そんなお金この世にあるの?
「驚くのも無理はないよ。この街の税収の50倍だからね。商人は耳が早い。儲かると思ったらすぐに飛びつくんだよ。無限に湧くのだから売り切れもないしね。もちろん、関税で抑制はしたのだが、それでもこれだけの売り上げをたたいたんだよ。本当にすごいね」
クルシュ様も感心しながらそう話した。欠損も治るポーションが無限に買えるポーション自販機。僕はとんでもないものを作ってしまった。ワインプールの方は大丈夫だろうか?
僕は微妙な顔でクルシュ様からお金を受け取る。アイテムバッグに入れると心なしか重くなったような気がして少し身が重くなる。
「君の事だからお金が溜まっているんだろう。何を買ったらいいのかとか?」
「そうですね。お金って有限だと思うので僕が持っていてもしょうがないと思うんですよ」
「確かにそうね。循環させないとお金って腐ってしまうから」
クルシュ様は僕を見透かすように僕の悩みを話した。僕はクルシュ様に言われたことにうなずいて話すとルビリア様は僕の疑問を肯定する。
「では、どうだろうか?エリントスに家を持たないか?」
「家ですか?」
宿屋で使った方がお金を使うことになるんじゃないかと思うんだけど。どうやら違うみたい。
「エリントスには君の故郷だ。家がなくてはダメだろ?」
「う~ん。でも、小鳥のさえずり亭に泊まりたいし」
「それは時々でいいだろう。小鳥のさえずり亭も泊まれるとは限らないし」
「まあ、確かに」
「白金貨10枚ほどの家だから、君には安いだろう」
クルシュ様の説得に僕は納得して家を購入。ワインプールにもあるんだけど、折角のクルシュ様の紹介だから、買うことにしました。お金はちゃんと使わないとだめだと思うんだよね。
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