135 / 165
第三章 王都リナージュ
第三十一話 決戦
しおりを挟む
「私は多くの民の命をつかい、あのような樹を育ててしまった」
作戦が決まり決戦の日になった
バルト様は王国に伝わる伝説の黄金の鎧に身を包んで内壁の門で演説を講じた。住民が集まりそれに聞き入っている。
「罪の有無に関わらず私は命を弄んだのだ。私はこの罪を甘んじて受ける。しかし、今そんなことをしている時ではない。私はその責任をこの後取るべきだと考えている。この樹をこの世界から葬り去りそれが叶った暁に私は皆から裁きを受ける。どうか、皆。私に協力してくれ。この世界にこのような樹はいらない。私が欲しかったのは世界樹、皆を守ってくれる樹だ。私は命を賭してこの樹を切り倒す。戦士よ私に続け~!」
バルト様は叫ぶと冒険者や騎士たちがそれに続いた。内壁の門が開かれて突撃していく。
騎士の中にはクレイラット様達もいる。精神汚染のようなものは蟲をとれば回復するのであとは体力を回復すれば大丈夫なのだった。あの植物のツタを調べると植物ではないものだということが分かった。冥樹は植物ではない別の物のようだ、通りで操れないわけだね。クレイラット様は憤って王族の鎧と並ぶと言われているミスリルでできた青白い鎧に身を包んで光剣を振るっていた。
冥樹を切り付け始めると無数の蟲型の魔物が現れてみんなを襲い始める。
「はっはっは、大司祭アドナルを侮るなよ!皆は私がまも~る。は~っはっはっは」
光の壁を周りの仲間に張り蟲たちを寄せつかけないアドナル。彼は誘拐された鬱憤をここではらすといって参加してくれた。結構いいひとっぽいけどあとで寄付をいただく予定らしいです。抜け目はない模様。
彼、実はアザラーノフの兄にあたる人でおじいさんを裏で操っていた人を懲らしめるために王都に向かっていたみたい。そこへバイスが襲撃して誘拐されたんだってさ。実質いい人ってことかな。
今回、助けられて教会で悪い人を懲らしめると大司祭になって今に至るんだけど、大司祭になっただけあって司祭たちを集めて回復部隊を作ってしまった。戦力としても光魔法で攻撃できるので結構強いみたい。
「私たちも誘拐されたなどという汚名を返上するぞ」
『応っ』
アドナルを護衛していたリナさん達も騎士たちを引き連れて、冥樹を包囲している。冥樹からは蟲だけではなく、トレントのような魔物たちも出てきている。このままではらちが明かない。
「ルワースさん、僕らは上空の城へ向かいます」
「ああ、ここは我々に任せろ」
僕はアイテムバッグから小屋を取り出した。みんなを中に入れて僕とモナーナは屋根に上って小屋を浮かせていく。
「待ってくれ、私も行く」
バルト様が手を振って小屋へと入っていった。アリス様のことが心配なんだろうね。
「コントロールが難しいよルーク」
「姿勢制御は僕がやるからモナーナは上昇だけに気を配って」
僕とモナーナは二人で役割分担して小屋を持ち上げていく。姿勢制御は木の魔法でやれるけど持ち上げるのはできないからね。魔法スキルをカンストすればなんでもできそうだけどやりたくないのでモナーナに任せるのだ。
小屋はすぐに空高く掲げられているお城まで持ち上がった。冥樹がウネウネと城の周りを動いていて何だか気持ち悪い。みんながお城に飛び移ると僕は小屋をしまい城の中に入っていく。
お城に突入したメンバーは僕とモナーナ、ルナさんにアズ、シルフィさんにダネンさんとネネさん、それにバルト様。最後に王様というのがなんとも豪勢だね。ネネさんは後衛だったから地下突入には参加できなかったけど今回は絶対にいくとユアンに迫った結果行くこととなりました。ネネさんは僕とユアンを見ると頬を赤くするんだけど何かあったのかな?
「シルフィさん、大丈夫なのか?」
「ん?ああ、ルークの唾液入りポーションをもらったから大丈夫だ。城の地下でもそうしていただろ?」
後ろでひそひそと話している。なんとも恥ずかしい話です。シルフィさん専用にポーションを作ったんだ。会う度に押し倒されてしまうのだからそうするしかないのです。モナーナ達からなんでオートカウンターしないのとか言われるけど敵意がなければ反応できないらしんです。僕のせいではありません。
僕を先頭に一度通ったことのある通路を進んでいく、左右に鎧と壁画が飾られている通路。今にも動き出しそうで怖い。
「こういう遺跡みたいなところってこういうのが動くんだよな」
「そうですね。なので先手必勝!」
後ろからそんな声が聞こえてくるとダネンさんとシルフィさんが飛び出した。鎧にダネンさんの斧が振り下ろされて真っ二つ、もう一つの鎧はシルフィさんが五連突きで貫いています。
「勘通り」
「魔物だったね」
仲間が倒されたことで壁画や鎧たちが動き出した。天井からもロウソクのような魔物たちが降りてきてお城が魔物の館になってしまったのがうかがえた。
「マナが濃いですから、入れ物に憑依しやすいのでしょう」
冷静にルナさんが解説している。マナの取り扱いには注意だね。
「少し行けば広間です。突破しますよ」
僕はそう言って前進していく、ミスリーと大地の毛皮も着込んでいるので軽くあしらっていきます。まあ、大半はモナーナの風の壁で追い払っているんだけどね。
風の壁に抵抗しようと鎧たちが立ちはだかる、僕らはそれを轢いていきます。轢かれた鎧の魔物はボロボロになって足元に転がっていった。
「広間で散開するよ。ルークたちは上階に向かいな」
「ここら辺の敵は私らが引き受けた」
「二人のことは任せてください」
シルフィさん達がそう言って広間の中央に陣取った。シルフィさんが走り回り魔物を倒して、ダネンさんは寄ってきた魔物を倒していく。ネネさんは自分の周りに結界を張って二人の休憩地点を確保している。魔物たちが魔法を使ってこないので簡単にあしらっていた。
玉座は二階、僕らは吹き抜けの階段を上って玉座の間に向かった。
作戦が決まり決戦の日になった
バルト様は王国に伝わる伝説の黄金の鎧に身を包んで内壁の門で演説を講じた。住民が集まりそれに聞き入っている。
「罪の有無に関わらず私は命を弄んだのだ。私はこの罪を甘んじて受ける。しかし、今そんなことをしている時ではない。私はその責任をこの後取るべきだと考えている。この樹をこの世界から葬り去りそれが叶った暁に私は皆から裁きを受ける。どうか、皆。私に協力してくれ。この世界にこのような樹はいらない。私が欲しかったのは世界樹、皆を守ってくれる樹だ。私は命を賭してこの樹を切り倒す。戦士よ私に続け~!」
バルト様は叫ぶと冒険者や騎士たちがそれに続いた。内壁の門が開かれて突撃していく。
騎士の中にはクレイラット様達もいる。精神汚染のようなものは蟲をとれば回復するのであとは体力を回復すれば大丈夫なのだった。あの植物のツタを調べると植物ではないものだということが分かった。冥樹は植物ではない別の物のようだ、通りで操れないわけだね。クレイラット様は憤って王族の鎧と並ぶと言われているミスリルでできた青白い鎧に身を包んで光剣を振るっていた。
冥樹を切り付け始めると無数の蟲型の魔物が現れてみんなを襲い始める。
「はっはっは、大司祭アドナルを侮るなよ!皆は私がまも~る。は~っはっはっは」
光の壁を周りの仲間に張り蟲たちを寄せつかけないアドナル。彼は誘拐された鬱憤をここではらすといって参加してくれた。結構いいひとっぽいけどあとで寄付をいただく予定らしいです。抜け目はない模様。
彼、実はアザラーノフの兄にあたる人でおじいさんを裏で操っていた人を懲らしめるために王都に向かっていたみたい。そこへバイスが襲撃して誘拐されたんだってさ。実質いい人ってことかな。
今回、助けられて教会で悪い人を懲らしめると大司祭になって今に至るんだけど、大司祭になっただけあって司祭たちを集めて回復部隊を作ってしまった。戦力としても光魔法で攻撃できるので結構強いみたい。
「私たちも誘拐されたなどという汚名を返上するぞ」
『応っ』
アドナルを護衛していたリナさん達も騎士たちを引き連れて、冥樹を包囲している。冥樹からは蟲だけではなく、トレントのような魔物たちも出てきている。このままではらちが明かない。
「ルワースさん、僕らは上空の城へ向かいます」
「ああ、ここは我々に任せろ」
僕はアイテムバッグから小屋を取り出した。みんなを中に入れて僕とモナーナは屋根に上って小屋を浮かせていく。
「待ってくれ、私も行く」
バルト様が手を振って小屋へと入っていった。アリス様のことが心配なんだろうね。
「コントロールが難しいよルーク」
「姿勢制御は僕がやるからモナーナは上昇だけに気を配って」
僕とモナーナは二人で役割分担して小屋を持ち上げていく。姿勢制御は木の魔法でやれるけど持ち上げるのはできないからね。魔法スキルをカンストすればなんでもできそうだけどやりたくないのでモナーナに任せるのだ。
小屋はすぐに空高く掲げられているお城まで持ち上がった。冥樹がウネウネと城の周りを動いていて何だか気持ち悪い。みんながお城に飛び移ると僕は小屋をしまい城の中に入っていく。
お城に突入したメンバーは僕とモナーナ、ルナさんにアズ、シルフィさんにダネンさんとネネさん、それにバルト様。最後に王様というのがなんとも豪勢だね。ネネさんは後衛だったから地下突入には参加できなかったけど今回は絶対にいくとユアンに迫った結果行くこととなりました。ネネさんは僕とユアンを見ると頬を赤くするんだけど何かあったのかな?
「シルフィさん、大丈夫なのか?」
「ん?ああ、ルークの唾液入りポーションをもらったから大丈夫だ。城の地下でもそうしていただろ?」
後ろでひそひそと話している。なんとも恥ずかしい話です。シルフィさん専用にポーションを作ったんだ。会う度に押し倒されてしまうのだからそうするしかないのです。モナーナ達からなんでオートカウンターしないのとか言われるけど敵意がなければ反応できないらしんです。僕のせいではありません。
僕を先頭に一度通ったことのある通路を進んでいく、左右に鎧と壁画が飾られている通路。今にも動き出しそうで怖い。
「こういう遺跡みたいなところってこういうのが動くんだよな」
「そうですね。なので先手必勝!」
後ろからそんな声が聞こえてくるとダネンさんとシルフィさんが飛び出した。鎧にダネンさんの斧が振り下ろされて真っ二つ、もう一つの鎧はシルフィさんが五連突きで貫いています。
「勘通り」
「魔物だったね」
仲間が倒されたことで壁画や鎧たちが動き出した。天井からもロウソクのような魔物たちが降りてきてお城が魔物の館になってしまったのがうかがえた。
「マナが濃いですから、入れ物に憑依しやすいのでしょう」
冷静にルナさんが解説している。マナの取り扱いには注意だね。
「少し行けば広間です。突破しますよ」
僕はそう言って前進していく、ミスリーと大地の毛皮も着込んでいるので軽くあしらっていきます。まあ、大半はモナーナの風の壁で追い払っているんだけどね。
風の壁に抵抗しようと鎧たちが立ちはだかる、僕らはそれを轢いていきます。轢かれた鎧の魔物はボロボロになって足元に転がっていった。
「広間で散開するよ。ルークたちは上階に向かいな」
「ここら辺の敵は私らが引き受けた」
「二人のことは任せてください」
シルフィさん達がそう言って広間の中央に陣取った。シルフィさんが走り回り魔物を倒して、ダネンさんは寄ってきた魔物を倒していく。ネネさんは自分の周りに結界を張って二人の休憩地点を確保している。魔物たちが魔法を使ってこないので簡単にあしらっていた。
玉座は二階、僕らは吹き抜けの階段を上って玉座の間に向かった。
0
お気に入りに追加
5,470
あなたにおすすめの小説
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
目覚めた世界は異世界化? ~目が覚めたら十年後でした~
白い彗星
ファンタジー
十年という年月が、彼の中から奪われた。
目覚めた少年、達志が目にしたのは、自分が今までに見たことのない世界。見知らぬ景色、人ならざる者……まるで、ファンタジーの中の異世界のような世界が、あった。
今流行りの『異世界召喚』!? そう予想するが、衝撃の真実が明かされる!
なんと達志は十年もの間眠り続け、その間に世界は魔法ありきのファンタジー世界になっていた!?
非日常が日常となった世界で、現実を生きていくことに。
大人になった幼なじみ、新しい仲間、そして……
十年もの時間が流れた世界で、世界に取り残された達志。しかし彼は、それでも動き出した時間を手に、己の足を進めていく。
エブリスタで投稿していたものを、中身を手直しして投稿しなおしていきます!
エブリスタ、小説家になろう、ノベルピア、カクヨムでも、投稿してます!
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる