12 / 165
第一章 始まり
第十一話 モナーナ
しおりを挟む
「ルークお兄ちゃん!!」
「にゃむにゃむ、ユアン?」
体が揺さぶられる。まだ眠たいので抵抗するがその揺れは終わらない。
「ルンだよルークお兄ちゃん!!起きて~」
小さな体で僕を揺さぶっていたのはルンちゃんだった。僕は体を起こしてベッドに座った。
「お兄ちゃんお寝坊さん。ご飯できてるの。お母さんが呼んでる」
「あふ、ありがとうルンちゃん」
僕が返事をするとルンちゃんは微笑んで二階に向かった。僕は寝ぼけている頭を掻きながら服を着替えた。
「おはよう、よく眠れたかい?」
「はい、昨夜はすみませんでした」
ニ階に上がるってスリンさんに謝ると笑って許してくれた。
朝ごはんは黒いパンとサラダ、それに昨日のシチューの残りだ。だけど、とても美味しい。
「すまないね。昨日は少し作り過ぎちまってね。本当は冒険者が一組来る予定だったんだよ」
「へ~、どんな人達なんですか?」
予定を変えなくちゃいけない事でもあったのかな?
「ああ、最近メキメキと腕をあげている[虎狼]っていうチームなんだけどね。あんたと同じリバーハブ村にいるみたいなんだけどリーダーのバッツが頑なに出発しようとしないんだってさ」
「・・・」
僕は持っていたパンを落した。
そう言えば、あの人は僕を探していたんだ。あの時、知りませんと言ってから接触してないからわからなかったけど諦めてなかったんだね。でもまあ、命にかかわるような事でもないし大丈夫でしょう。
僕は落としたパンを拾い口に運ぶ。ルンちゃんにダメと言われたけど勿体ないと言って食べちゃいました。ルンちゃんは頬を膨らませて怒ってたけどね。
「ルークは今日どうするんだい?」
「僕は今日いらないものを売りに出します。どこかいい所知りませんか?」
「...そうさね~。私的にはあるお店をお勧めするんだけどね。ちょっと聞いてくれるかい?」
スリンさんは俯いて話し出した。何か悲しいお話しなのかな?
「そのお店はね。主人が死んでしまって、今はその人の娘さんが一人で商いをしているのさ。それでいま、お店がピンチでお金がないみたいなんだよ。余裕があるんだったら彼女を助けてやれないかね?」
それは可哀そうだ。僕はわけのわからない能力を急に与えられた意味を探していたけど、こういう事なのかな?僕は困っている人を助ける為にこの力を使えばいいんだよね。極力目立たないようにね。
「おろせる物はそこにおろしましょうか?」
「そうしてくれるかい?でもお金は大丈夫かい?」
「大丈夫ですよ。商品が売れてからでもいいですし」
「そうかい!あんたは本当にいい子だね~本当に息子にしちゃおうかね~」
僕の頭を抱きしめてワシャワシャと頭を撫でるスリンさん。気持ちいいけどルンちゃんが指くわえて羨ましがってるからやめてください。
「ははは、その店はここを出て門の一歩手前を左に曲がれば見えてくるよ。言っちゃなんだけど門構えは廃れているから一目でわかるさ」
スリンさんが言うのだから相当廃れているのだろう。しかし、スリンさんはとても悲しい顔しているな~。よ~し、頑張るぞ~。
「じゃあ、早速行ってみます。ごちそうさまです!」
「あいよ、お粗末様。あ~そうそう店の娘はモナーナって言うんだ。スリンの紹介だっていえば警戒しないと思うからね。あの子人見知りだから」
モナーナさんか、僕は頷いて小鳥のさえずり亭を後にした。
しかし、アイテムバッグは便利だな~。だけど怪しまれないように少し大きめのバックは持ちあるかないといけない。小袋からショートソードを出したら誰でもアイテムバックだってわかっちゃうからね。
「ここかな?」
それほど遠くないので、ものの2分でついた。何だか魔女でも住んでいるかのように廃れていてベランダには植物の蔓が撒きついている。
「大丈夫かな....」
僕は恐る恐る扉に近づいてノックをした。少しまったんだけど何も反応がない。
「留守なのかな?、モナーナさ~ん?スリンさんの紹介できたんですけど~」
再度ノックをしてそう声をかけると静かに階段を下る音がしてきて足音が近づいてきた。僕はホッと胸を撫でおろして待っていると扉がゆっくりと開いて行く。
「え?」
扉は開いたけど人は顔を見せない。これは入ってくださいって事かな?なので僕は家に足を踏み入れる。朝なのに真っ暗な部屋はとてもホラーな感じだ。
「お邪魔します...っていない!」
扉が開いたという事はその扉の向こうに誰かがいると思ったんだけど誰もいなかった。僕はキョロキョロと部屋を見回すのだけど人影はない。
「これって不法侵入になるのかな?」
誰もいない為に不安が口を動かす。すると不意にキッチン横の扉がギギギーと音を立てて開き魔女のような帽子と服を着た僕と同じくらいの背の女の子がティーセットを持ってきた。
「い、いらっしゃいませ」
「い、いらっしゃいました...」
ガタガタと震わせる手が何とも危なっかしい。女の子は震える手でティーカップにお茶を注いでいく。ラベンダーの香りが香ってきて少し落ち着く。
「スリンさんに聞いたんですが、お店が危ないらしいですね」
コクッと頷いたモナーナさん。しかし経営うんぬんよりもこのお店をどうにかしよう。
「取りあえずこの家を綺麗にしましょう。手伝いますよ」
「え!あ!」
オロオロとしながら僕を制止できないモナーナさん。
家事スキル7の本領発揮だ!お昼前には終わらせる!
ルークは宣言通り店周りや中を掃除していく。窓も植物の蔓で陽の光を遮られていたがルークによって光がはいり。キッチンにため込まれていた皿は使う前よりも綺麗になり。お店に至っては売る予定だった商品をすでに並べて綺麗になっていく。看板も立っているのですでに情報好きのおばさん達が店の外で話をしていた。
「よし...そういえば、このお店は何を売るお店なんですか?」
「ま、魔道具..」
「そうだったんですね。モナーナさんも製作するんですか?」
「す、少し」
開店は明日からにするとしてまずは交流だ。こんな勝手に進めて怒っているかと思ったが割と好感触のようで安心した。しかし、このティーセットはいくら飲んでもなくならないな。
「お、お父さんが作った物を売っていたの。だけど、なくなってしまって。今じゃもう、このティーセットしかないの」
「そうなんですね...ちなみにこのティーセットはどんな効果が?」
「い、入れた紅茶がずっと湧くの。一度に全部飲むとなくなっちゃうから注意してね」
ティーセットの説明をするとき、モナーナさんはとても嬉しそうだった。とてもいいお父さんだったんだろうな。それに魔道具制作のスキルレベルも高そう、だって無限に湧くティーセット何て伝説級じゃないかな?
「モナーナさんのお父さんはとても凄い人なんだね」
「!?うん。とても凄いの」
モナーナさんのお父さんを褒めるとモナーナさんは微笑んでモジモジとし始めた。照れているのかもしれない。でも、時折、髪と髪の間から見せる笑顔は反則級に可愛い。桃色の髪の毛もとても似合っているしね。
「ス、スリンさんにお礼を言わなくちゃ」
「あ、そうですね。とりあえず今日は終わったので一緒に行きましょうか?」
「!?」
モナーナさんは驚いてカタカタと腕を振るわせた。僕は普通の事を言ったのだけど何か悪い事言っちゃったかな?
「ふ、不束者ですがよろしくお願いします」
「え?あ?はい...」
モナーナさんは両手を出して握手を求めてきた。僕はわけもわからずにその手を握るととても柔らかい感触に頬を緩ませる。
僕はこの歳まで、女の子と言えば隣の家のユンしか触った事はない。そのユンだって僕が10歳になると縁遠くなったし実質同い年位の女の子と話したこともないんだ。自分で言っていてとても恥ずかしい。
「あの、モナーナさん...とても目立つんですが...」
「あ、その、すいません」
モナーナさんは外に出ると両手で僕の左手を握りながら横向きに歩いていた。何とも言い出しにくくてちょっと歩いちゃったけど戸惑う姿も可愛いからよし。モナーナさんは両手を離して横に並んだ。
「あまり外にはいかないんですか?」
「あの、お父さんが死んじゃってからは...」
「そうですか...僕も両親はしんじゃったんです。まあ、僕の場合は叔母とユアンがいたから大丈夫でしたけどね」
「そ、そうだったんですね」
モナーナさんは頬を赤く染めて頷いた。
ユアンはちゃんとご飯食べてるかな~。叔母さんにも仕送り送らないとな。
「にゃむにゃむ、ユアン?」
体が揺さぶられる。まだ眠たいので抵抗するがその揺れは終わらない。
「ルンだよルークお兄ちゃん!!起きて~」
小さな体で僕を揺さぶっていたのはルンちゃんだった。僕は体を起こしてベッドに座った。
「お兄ちゃんお寝坊さん。ご飯できてるの。お母さんが呼んでる」
「あふ、ありがとうルンちゃん」
僕が返事をするとルンちゃんは微笑んで二階に向かった。僕は寝ぼけている頭を掻きながら服を着替えた。
「おはよう、よく眠れたかい?」
「はい、昨夜はすみませんでした」
ニ階に上がるってスリンさんに謝ると笑って許してくれた。
朝ごはんは黒いパンとサラダ、それに昨日のシチューの残りだ。だけど、とても美味しい。
「すまないね。昨日は少し作り過ぎちまってね。本当は冒険者が一組来る予定だったんだよ」
「へ~、どんな人達なんですか?」
予定を変えなくちゃいけない事でもあったのかな?
「ああ、最近メキメキと腕をあげている[虎狼]っていうチームなんだけどね。あんたと同じリバーハブ村にいるみたいなんだけどリーダーのバッツが頑なに出発しようとしないんだってさ」
「・・・」
僕は持っていたパンを落した。
そう言えば、あの人は僕を探していたんだ。あの時、知りませんと言ってから接触してないからわからなかったけど諦めてなかったんだね。でもまあ、命にかかわるような事でもないし大丈夫でしょう。
僕は落としたパンを拾い口に運ぶ。ルンちゃんにダメと言われたけど勿体ないと言って食べちゃいました。ルンちゃんは頬を膨らませて怒ってたけどね。
「ルークは今日どうするんだい?」
「僕は今日いらないものを売りに出します。どこかいい所知りませんか?」
「...そうさね~。私的にはあるお店をお勧めするんだけどね。ちょっと聞いてくれるかい?」
スリンさんは俯いて話し出した。何か悲しいお話しなのかな?
「そのお店はね。主人が死んでしまって、今はその人の娘さんが一人で商いをしているのさ。それでいま、お店がピンチでお金がないみたいなんだよ。余裕があるんだったら彼女を助けてやれないかね?」
それは可哀そうだ。僕はわけのわからない能力を急に与えられた意味を探していたけど、こういう事なのかな?僕は困っている人を助ける為にこの力を使えばいいんだよね。極力目立たないようにね。
「おろせる物はそこにおろしましょうか?」
「そうしてくれるかい?でもお金は大丈夫かい?」
「大丈夫ですよ。商品が売れてからでもいいですし」
「そうかい!あんたは本当にいい子だね~本当に息子にしちゃおうかね~」
僕の頭を抱きしめてワシャワシャと頭を撫でるスリンさん。気持ちいいけどルンちゃんが指くわえて羨ましがってるからやめてください。
「ははは、その店はここを出て門の一歩手前を左に曲がれば見えてくるよ。言っちゃなんだけど門構えは廃れているから一目でわかるさ」
スリンさんが言うのだから相当廃れているのだろう。しかし、スリンさんはとても悲しい顔しているな~。よ~し、頑張るぞ~。
「じゃあ、早速行ってみます。ごちそうさまです!」
「あいよ、お粗末様。あ~そうそう店の娘はモナーナって言うんだ。スリンの紹介だっていえば警戒しないと思うからね。あの子人見知りだから」
モナーナさんか、僕は頷いて小鳥のさえずり亭を後にした。
しかし、アイテムバッグは便利だな~。だけど怪しまれないように少し大きめのバックは持ちあるかないといけない。小袋からショートソードを出したら誰でもアイテムバックだってわかっちゃうからね。
「ここかな?」
それほど遠くないので、ものの2分でついた。何だか魔女でも住んでいるかのように廃れていてベランダには植物の蔓が撒きついている。
「大丈夫かな....」
僕は恐る恐る扉に近づいてノックをした。少しまったんだけど何も反応がない。
「留守なのかな?、モナーナさ~ん?スリンさんの紹介できたんですけど~」
再度ノックをしてそう声をかけると静かに階段を下る音がしてきて足音が近づいてきた。僕はホッと胸を撫でおろして待っていると扉がゆっくりと開いて行く。
「え?」
扉は開いたけど人は顔を見せない。これは入ってくださいって事かな?なので僕は家に足を踏み入れる。朝なのに真っ暗な部屋はとてもホラーな感じだ。
「お邪魔します...っていない!」
扉が開いたという事はその扉の向こうに誰かがいると思ったんだけど誰もいなかった。僕はキョロキョロと部屋を見回すのだけど人影はない。
「これって不法侵入になるのかな?」
誰もいない為に不安が口を動かす。すると不意にキッチン横の扉がギギギーと音を立てて開き魔女のような帽子と服を着た僕と同じくらいの背の女の子がティーセットを持ってきた。
「い、いらっしゃいませ」
「い、いらっしゃいました...」
ガタガタと震わせる手が何とも危なっかしい。女の子は震える手でティーカップにお茶を注いでいく。ラベンダーの香りが香ってきて少し落ち着く。
「スリンさんに聞いたんですが、お店が危ないらしいですね」
コクッと頷いたモナーナさん。しかし経営うんぬんよりもこのお店をどうにかしよう。
「取りあえずこの家を綺麗にしましょう。手伝いますよ」
「え!あ!」
オロオロとしながら僕を制止できないモナーナさん。
家事スキル7の本領発揮だ!お昼前には終わらせる!
ルークは宣言通り店周りや中を掃除していく。窓も植物の蔓で陽の光を遮られていたがルークによって光がはいり。キッチンにため込まれていた皿は使う前よりも綺麗になり。お店に至っては売る予定だった商品をすでに並べて綺麗になっていく。看板も立っているのですでに情報好きのおばさん達が店の外で話をしていた。
「よし...そういえば、このお店は何を売るお店なんですか?」
「ま、魔道具..」
「そうだったんですね。モナーナさんも製作するんですか?」
「す、少し」
開店は明日からにするとしてまずは交流だ。こんな勝手に進めて怒っているかと思ったが割と好感触のようで安心した。しかし、このティーセットはいくら飲んでもなくならないな。
「お、お父さんが作った物を売っていたの。だけど、なくなってしまって。今じゃもう、このティーセットしかないの」
「そうなんですね...ちなみにこのティーセットはどんな効果が?」
「い、入れた紅茶がずっと湧くの。一度に全部飲むとなくなっちゃうから注意してね」
ティーセットの説明をするとき、モナーナさんはとても嬉しそうだった。とてもいいお父さんだったんだろうな。それに魔道具制作のスキルレベルも高そう、だって無限に湧くティーセット何て伝説級じゃないかな?
「モナーナさんのお父さんはとても凄い人なんだね」
「!?うん。とても凄いの」
モナーナさんのお父さんを褒めるとモナーナさんは微笑んでモジモジとし始めた。照れているのかもしれない。でも、時折、髪と髪の間から見せる笑顔は反則級に可愛い。桃色の髪の毛もとても似合っているしね。
「ス、スリンさんにお礼を言わなくちゃ」
「あ、そうですね。とりあえず今日は終わったので一緒に行きましょうか?」
「!?」
モナーナさんは驚いてカタカタと腕を振るわせた。僕は普通の事を言ったのだけど何か悪い事言っちゃったかな?
「ふ、不束者ですがよろしくお願いします」
「え?あ?はい...」
モナーナさんは両手を出して握手を求めてきた。僕はわけもわからずにその手を握るととても柔らかい感触に頬を緩ませる。
僕はこの歳まで、女の子と言えば隣の家のユンしか触った事はない。そのユンだって僕が10歳になると縁遠くなったし実質同い年位の女の子と話したこともないんだ。自分で言っていてとても恥ずかしい。
「あの、モナーナさん...とても目立つんですが...」
「あ、その、すいません」
モナーナさんは外に出ると両手で僕の左手を握りながら横向きに歩いていた。何とも言い出しにくくてちょっと歩いちゃったけど戸惑う姿も可愛いからよし。モナーナさんは両手を離して横に並んだ。
「あまり外にはいかないんですか?」
「あの、お父さんが死んじゃってからは...」
「そうですか...僕も両親はしんじゃったんです。まあ、僕の場合は叔母とユアンがいたから大丈夫でしたけどね」
「そ、そうだったんですね」
モナーナさんは頬を赤く染めて頷いた。
ユアンはちゃんとご飯食べてるかな~。叔母さんにも仕送り送らないとな。
52
お気に入りに追加
5,470
あなたにおすすめの小説
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
目覚めた世界は異世界化? ~目が覚めたら十年後でした~
白い彗星
ファンタジー
十年という年月が、彼の中から奪われた。
目覚めた少年、達志が目にしたのは、自分が今までに見たことのない世界。見知らぬ景色、人ならざる者……まるで、ファンタジーの中の異世界のような世界が、あった。
今流行りの『異世界召喚』!? そう予想するが、衝撃の真実が明かされる!
なんと達志は十年もの間眠り続け、その間に世界は魔法ありきのファンタジー世界になっていた!?
非日常が日常となった世界で、現実を生きていくことに。
大人になった幼なじみ、新しい仲間、そして……
十年もの時間が流れた世界で、世界に取り残された達志。しかし彼は、それでも動き出した時間を手に、己の足を進めていく。
エブリスタで投稿していたものを、中身を手直しして投稿しなおしていきます!
エブリスタ、小説家になろう、ノベルピア、カクヨムでも、投稿してます!
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる