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第一章
第18話 下水道の攻防
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二人が下りてくる間、一体のグールを倒した。レベルアップのおかげかだいぶ余裕をもって倒せるようになった。
「お待たせお兄ちゃん」
アイラさんとニカが下りてきた。早速探索だ。しかし、臭いな。グール達の匂いでだいぶ嗅覚疲労で感じなくなっていたと思うんだけど、下水道の匂いは無理やり嗅覚を思い出させてくる。
「下水道はあまりいないな」
アイラさんが呟く。確かに、外にいたグールの数を見ると少なすぎる。外に出すぎてここは手薄なのかもな。
「って言ってもいるにはいるんだね」
「ああ、そのようだ」
ニカが視線を奥に移す、曲がり角からグールが現れ始めた。先頭のグールだけ目が赤く輝いてる?
「ぞろぞろと、だが数が少ないな」
赤い目のグールは後ろに5体ほど連れてきている。僕らを視認した5体のグールはそのままゆっくりと近づいてくる。赤目は帰っていくな。
僕らが想っていた通りなのかもしれないな。ネクロマンサーが操るのはあの赤い目のグールやオーガのゾンビだけで、他のは自然発生したグールや作ったグールで構成しているんだろう。
「この数ならば私ひとりで!」
アイラさんが先行していく。槍を前方に構えてグール達を貫いていく。一瞬で5体のグールを仕留めて、絶命させる。
「凄い……なんだこの槍は」
「え?」
「抵抗がなかった」
「アイラさんが強いだけだよ。普通の鉄の槍だよ」
「そ、そうなのか?」
アイラさんが槍を掲げて驚いてる。彼女が強いだけだと思うけどな。現に僕とニカはグールを倒すのもやっとだし、抵抗はしっかりある。単純に彼女が強いだけだと思うんだよな。
「ん~、装備が新品ということもあるのかもしれないが。私は槍で突いて剣で切り捨てようと思ったんだが貫いていたんだ。尋常ではない威力だぞ」
アイラさんはそういって考え込む。槍でけん制して剣で切り捨てようとしたってわけか。槍が凄すぎて勢いが衰えなくて剣の出番がなかったってことだな。
「アイラお姉ちゃん。ハヤトお兄ちゃんの出したものを気にしたらダメだよ」
「え?」
ニカが凄いことを言って来た。
「お兄ちゃんって凄いから、気にすると時間かかっちゃう。母ちゃんと気にしないって話し合ったんだ~」
ええ!? ベロニカさんとそんな話をしてたのか。でも、二人にはそんなに買い物したものを見せたことないけどな。
「体を拭いた布なんて最高級の布だったって母ちゃん言ってて」
「ああ、部屋にあった布か。あれは確かに綺麗なものだった。いい匂いもしたし。ベロニカ殿の物じゃないのか?」
「違うよ~。お兄ちゃんからもらったものだもん」
二人が楽しそうにタオル代わりにした布の話をしてる。確かにいいものだって言うのは僕も思ったけど、日本の買ったばかりのタオルって感じだったから僕的には普通だったんだけどな。
こちらの世界じゃあれでも高級品になっちゃうのか。っていうかあの時から二人はおかしいと思ってたのか。それなのに黙っていてくれてるなんて……いい人達だな。
「それにしてもグール来ないね~」
赤い目のグールが帰っていった方向へと歩いてる。ニカがグールが来なくてつまらなそうにしてるよ。魔物はいないにこしたことはないと思うけどな。まあ、魔石を落としてくれるのは助かるけれど。ちなみに下水道で倒したグールの魔石は僕のインベントリに入れてる。
城壁の外にある魔石はこれが終わったら冒険者に配られるらしい。それが歩合制で討伐数が関わるとか、結構しっかり管理されてる。
しばらく一本道を進んでいく。これだけ魔物がいないとすべて外に出ている可能性がある。
「分かれ道か。別れる?」
「いや、まとまっていこう。何があるわからないから」
アイラさんの提案に答える。ここは敵地、何があるかわからない。スライムもいるだろうし、一人でいるべきじゃないよな。
「スライム!」
右の分かれ道を進むことにするとスライムが天井から落ちてきた。すかさず松明を取り出して差し込むとコアが露出する。すかさずニカがコアを切りつけるとドロップアイテムを残して消えていった。ヴェインが松明じゃ倒せないみたいなこと言っていたけど普通に倒せるよな~。どういうことなんだろう?
「……マナを感じる松明か」
「アイラお姉ちゃん」
「ニカ殿。しかし……」
「お姉ちゃん!」
「わ、わかった」
ぶつぶつと二人で何か話してる。松明がどうかしたのかと思ったけど、ニカが怒っているので僕は黙っておこう。
「しかし、スライムがいたということはこっちにグールは来ていないのかもな」
「そういうものですか?」
「スライムはグールも襲いますから」
アイラさんの言葉に納得する。スライムは敵を見つけるとすぐに天井から降りてくる。上にいたということはこっちには来ていないんだろうな。
分かれ道に戻ってもう一つの方へと向かうことにした。案の定、スライムが数匹降りてきている。僕らに気づいたスライムはゆっくりと近づいてきてる。すかさず松明を差し込んで全部倒す。簡単な作業だな。
「凄い松明だな。騎士団のころにあったらもっと簡単に魔物を倒せただろうに」
「ははは、そうですか?」
アイラさんは感心してる。思わず愛想笑いを浮かべてしまう。やっぱり異世界商店のアイテムは普通のアイテムじゃないのかな? 一応、アイテム説明はされているんだけど、普通の説明なんだよな。松明は『普通の松明』って書いてあるだけだしね。
「あれ? なんか普通の魔石と違う魔石が出てる」
スライムの魔石とは別の青い石がドロップした。とりあえず、インベントリに入れておくか。
「何をしてるんですか?」
「これが出てきたんです」
「それは魔法石ですね。スライムということは水の魔法が入っているかもしれません。運がいいですね。魔法が入っている魔石は本当に珍しいですから」
アイラさんが微笑んで教えてくれる。これが魔法石。ってことは魔法が使えるってことか。どうやって使うのかな?
「ギュッと握れば使えるはずですよ」
「こ、こうですか?」
壁に向かって石を握る。すると腕の周りからうっすらと紫色の光が生まれて石へと流れていく。
「それがマナです。そのマナが作用して魔石が発動します」
「わっ!? 本当だ……」
壁に向けた腕から水の塊が放たれる。壁に少しのひびを作って水は地面を流れていった。
『WaterBoltを習得しました』
「あっ……」
魔法石が手に入ったんだから魔法は覚えなくてもいいかとか思ったんだけど覚えてしまった。ちょっと試してみたくなったな。
「【WaterBolt】」
「え……」
ズドン! 先ほどよりも強い水の塊が壁にひびを作る。流石の状況にアイラさんが口を開いたまま僕を見つめる。
「……驚くのはもうやめますけど、魔法を使うにはThreeMagicと付け足してください。魔法にはランクがあってBoltの魔法は最弱ランクの魔法なんです。Three Two Oneとランクがありますから!」
「わ、わかりました」
「無詠唱なんて普通の人に見られたらなんて言われるか」
アイラさんは大きなため息をついて教えてくれた。そういえば、城壁の上で魔法を使っていた人はThree Magicっていってたっけ。今度使う時はちゃんと言わないとな。
魔法名だけだと無詠唱って言われちゃうのか。気をつけないとな。
「僕は普通に魔法使えるようになったからこれはニカにあげようかな」
「え? いいの?」
「うん。攻撃の手段が増えるのはこの先の闘いが有利になるからね」
「ありがとうお兄ちゃん。大事にするね」
魔法石を受け取るニカ。嬉しそうに眺めると抱き着いてくる。しかし、魔法石を使っただけで魔法を覚えてしまうとは……学習アシストさんには恐れ入ります。
「お待たせお兄ちゃん」
アイラさんとニカが下りてきた。早速探索だ。しかし、臭いな。グール達の匂いでだいぶ嗅覚疲労で感じなくなっていたと思うんだけど、下水道の匂いは無理やり嗅覚を思い出させてくる。
「下水道はあまりいないな」
アイラさんが呟く。確かに、外にいたグールの数を見ると少なすぎる。外に出すぎてここは手薄なのかもな。
「って言ってもいるにはいるんだね」
「ああ、そのようだ」
ニカが視線を奥に移す、曲がり角からグールが現れ始めた。先頭のグールだけ目が赤く輝いてる?
「ぞろぞろと、だが数が少ないな」
赤い目のグールは後ろに5体ほど連れてきている。僕らを視認した5体のグールはそのままゆっくりと近づいてくる。赤目は帰っていくな。
僕らが想っていた通りなのかもしれないな。ネクロマンサーが操るのはあの赤い目のグールやオーガのゾンビだけで、他のは自然発生したグールや作ったグールで構成しているんだろう。
「この数ならば私ひとりで!」
アイラさんが先行していく。槍を前方に構えてグール達を貫いていく。一瞬で5体のグールを仕留めて、絶命させる。
「凄い……なんだこの槍は」
「え?」
「抵抗がなかった」
「アイラさんが強いだけだよ。普通の鉄の槍だよ」
「そ、そうなのか?」
アイラさんが槍を掲げて驚いてる。彼女が強いだけだと思うけどな。現に僕とニカはグールを倒すのもやっとだし、抵抗はしっかりある。単純に彼女が強いだけだと思うんだよな。
「ん~、装備が新品ということもあるのかもしれないが。私は槍で突いて剣で切り捨てようと思ったんだが貫いていたんだ。尋常ではない威力だぞ」
アイラさんはそういって考え込む。槍でけん制して剣で切り捨てようとしたってわけか。槍が凄すぎて勢いが衰えなくて剣の出番がなかったってことだな。
「アイラお姉ちゃん。ハヤトお兄ちゃんの出したものを気にしたらダメだよ」
「え?」
ニカが凄いことを言って来た。
「お兄ちゃんって凄いから、気にすると時間かかっちゃう。母ちゃんと気にしないって話し合ったんだ~」
ええ!? ベロニカさんとそんな話をしてたのか。でも、二人にはそんなに買い物したものを見せたことないけどな。
「体を拭いた布なんて最高級の布だったって母ちゃん言ってて」
「ああ、部屋にあった布か。あれは確かに綺麗なものだった。いい匂いもしたし。ベロニカ殿の物じゃないのか?」
「違うよ~。お兄ちゃんからもらったものだもん」
二人が楽しそうにタオル代わりにした布の話をしてる。確かにいいものだって言うのは僕も思ったけど、日本の買ったばかりのタオルって感じだったから僕的には普通だったんだけどな。
こちらの世界じゃあれでも高級品になっちゃうのか。っていうかあの時から二人はおかしいと思ってたのか。それなのに黙っていてくれてるなんて……いい人達だな。
「それにしてもグール来ないね~」
赤い目のグールが帰っていった方向へと歩いてる。ニカがグールが来なくてつまらなそうにしてるよ。魔物はいないにこしたことはないと思うけどな。まあ、魔石を落としてくれるのは助かるけれど。ちなみに下水道で倒したグールの魔石は僕のインベントリに入れてる。
城壁の外にある魔石はこれが終わったら冒険者に配られるらしい。それが歩合制で討伐数が関わるとか、結構しっかり管理されてる。
しばらく一本道を進んでいく。これだけ魔物がいないとすべて外に出ている可能性がある。
「分かれ道か。別れる?」
「いや、まとまっていこう。何があるわからないから」
アイラさんの提案に答える。ここは敵地、何があるかわからない。スライムもいるだろうし、一人でいるべきじゃないよな。
「スライム!」
右の分かれ道を進むことにするとスライムが天井から落ちてきた。すかさず松明を取り出して差し込むとコアが露出する。すかさずニカがコアを切りつけるとドロップアイテムを残して消えていった。ヴェインが松明じゃ倒せないみたいなこと言っていたけど普通に倒せるよな~。どういうことなんだろう?
「……マナを感じる松明か」
「アイラお姉ちゃん」
「ニカ殿。しかし……」
「お姉ちゃん!」
「わ、わかった」
ぶつぶつと二人で何か話してる。松明がどうかしたのかと思ったけど、ニカが怒っているので僕は黙っておこう。
「しかし、スライムがいたということはこっちにグールは来ていないのかもな」
「そういうものですか?」
「スライムはグールも襲いますから」
アイラさんの言葉に納得する。スライムは敵を見つけるとすぐに天井から降りてくる。上にいたということはこっちには来ていないんだろうな。
分かれ道に戻ってもう一つの方へと向かうことにした。案の定、スライムが数匹降りてきている。僕らに気づいたスライムはゆっくりと近づいてきてる。すかさず松明を差し込んで全部倒す。簡単な作業だな。
「凄い松明だな。騎士団のころにあったらもっと簡単に魔物を倒せただろうに」
「ははは、そうですか?」
アイラさんは感心してる。思わず愛想笑いを浮かべてしまう。やっぱり異世界商店のアイテムは普通のアイテムじゃないのかな? 一応、アイテム説明はされているんだけど、普通の説明なんだよな。松明は『普通の松明』って書いてあるだけだしね。
「あれ? なんか普通の魔石と違う魔石が出てる」
スライムの魔石とは別の青い石がドロップした。とりあえず、インベントリに入れておくか。
「何をしてるんですか?」
「これが出てきたんです」
「それは魔法石ですね。スライムということは水の魔法が入っているかもしれません。運がいいですね。魔法が入っている魔石は本当に珍しいですから」
アイラさんが微笑んで教えてくれる。これが魔法石。ってことは魔法が使えるってことか。どうやって使うのかな?
「ギュッと握れば使えるはずですよ」
「こ、こうですか?」
壁に向かって石を握る。すると腕の周りからうっすらと紫色の光が生まれて石へと流れていく。
「それがマナです。そのマナが作用して魔石が発動します」
「わっ!? 本当だ……」
壁に向けた腕から水の塊が放たれる。壁に少しのひびを作って水は地面を流れていった。
『WaterBoltを習得しました』
「あっ……」
魔法石が手に入ったんだから魔法は覚えなくてもいいかとか思ったんだけど覚えてしまった。ちょっと試してみたくなったな。
「【WaterBolt】」
「え……」
ズドン! 先ほどよりも強い水の塊が壁にひびを作る。流石の状況にアイラさんが口を開いたまま僕を見つめる。
「……驚くのはもうやめますけど、魔法を使うにはThreeMagicと付け足してください。魔法にはランクがあってBoltの魔法は最弱ランクの魔法なんです。Three Two Oneとランクがありますから!」
「わ、わかりました」
「無詠唱なんて普通の人に見られたらなんて言われるか」
アイラさんは大きなため息をついて教えてくれた。そういえば、城壁の上で魔法を使っていた人はThree Magicっていってたっけ。今度使う時はちゃんと言わないとな。
魔法名だけだと無詠唱って言われちゃうのか。気をつけないとな。
「僕は普通に魔法使えるようになったからこれはニカにあげようかな」
「え? いいの?」
「うん。攻撃の手段が増えるのはこの先の闘いが有利になるからね」
「ありがとうお兄ちゃん。大事にするね」
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