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第一章 新しき世界
第16話 ダンジョンにて
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「キャン! ハッハッハッ!」
私の心配も杞憂だったようです。ジェネラルオークのお肉を沢山持ってきたベヘモスが嬉しそうに吠えて差し出してきます。そのまま食べないとはベヘモスはいい子ですね~。思わず頭をなでなでしてしまいます。
「これだけあればいいですかね。戻りましょう」
「キャン!」
200体分の肉の塊を手に入れたので帰ろうとベヘモスに跨ります。走り出そうとした瞬間。デジャヴでしょうか、地面が壊れて下の階へ。
「……これはケセルセスさんが呼んでいるんでしょうか?」
前にもダンジョンでこんなことがありましたよね。帰ろうと思いましたが仕方ありません。奥の通路へ行ってみましょう。
「マモルさん」
「ケセルセスさん」
思った通り、落ちた階の奥に続く通路を進むと中央に像のある部屋についた。像の前で少し待つと声が聞こえて白い世界へと招かれる。
「今度はどうしたんですかケセルセスさん?」
「ははは、マモルさんはマイペースですね。転移されても動じていないなんて」
ずっと見ていた様子のケセルセスさん。楽しそうに笑っています。
「仕方ないですよ。それよりも生き抜かないと。それで? 今度はどんな用なんですか?」
本題に入ってもらおうと促すと前回のように机と椅子を作り出して座るように促してくる。
「まずはサクラさんとモミジさんを救ってくれてありがとうございます。私の世界の人間のせいで別の世界の皆さんが傷つくのは見ていられないので本当に助かりました」
椅子に座る前に深くお辞儀をしてくれるケセルセスさん。助けられたのもケセルセスさんからもらった杖のおかげですけどね。
「そのお礼と言っては何ですが。これをどうぞ」
「え? これってもしや?」
「はい! 調味料セットです」
ケセルセスさんが取り出すは調味料。塩はもちろんのこと、砂糖、ソース、マヨネーズ、ケチャップ、醤油、みりんまであります! 無人島に一つだけ持っていっていいといわれたら迷わずこれにしますよ私は!
「使っても使ってもなくならない効果がついていますので何も心配せずにたっぷりと使ってください」
「そ、そんな奇跡を!? ケセルセスさんが神様に見えます!」
「えっと、一応神です……」
こんなアイテムをもらったら拝まずにはいられません。まるで神に祈るかのようにケセルセスさんを拝み倒します。
「全知全能なるケセルセス様。本当にありがとうございます」
「ちょ、マモルさん? 帰ってきてください」
祈り倒していると流石に恥ずかしくなった様子のケセルセスさんが肩を叩いてきます。しっかりと祈ったので我に返って椅子に座る。
「冗談はさておきですが」
「ええ!? 冗談だったんですか?」
「死の大陸から中央大陸に帰るにはどうしたらいいのですか?」
驚くケセルセスさんを無視して問いかける。
「急に真面目にならないでくださいよ。私が不真面目みたいじゃないですか! ……まあいいですけど。えっとですね、死の大陸は中央大陸を覆うような形になっています。北と南をぐるっと回る形ですね」
「ということは北極と南極がつながっているような形でしょうかね?」
「そうですね。時間の変化で分かったと思いますが裏側と言っても差し支えない程の距離を飛ばされてしまいました」
ケセルセスさんの話を聞いて項垂れます。分かっていたことですけど、帰還は難しそうですね。
「安心してください。戻る手立てはありますよ」
「本当ですか!」
「はい、中央大陸への転移ゲートがあります」
なるほど、転移で来たんですから転移で帰ればいいということですね。
「それはどこにあるんですか?」
「すぐ近くですよ。海の上ですけど」
「海?」
ソマツさんの言っていた海ですか。ケセルセスさんは近いと言っていますがソマツさんは遠いと言っていたような?
「死の大陸と中央大陸の間には海があり、更に大きな壁に覆われています。死の大陸の魔物が中央大陸に渡らないように海と壁で守ったのです」
「……強い魔物を作らなければそんなの作らなくても」
「……コホンッ。その壁の四か所に転移ゲートを作ってあります。それを使えば中央大陸のどこかに転移できます」
私の言葉に図星をつかれたケセルセスさんは口ごもりながらも説明してくれました。彼はあまり賢い神ではないようですね。子供のようです。
「中央大陸のどこかということは?」
「はい、ランダムなのでどこにつくか分かりません」
「ん~」
三度目の新たな素晴らしい世界になってしまうわけですね。死の大陸から戻れるだけ良しとしておきましょうか。
「ではありがたく調味料セットはいただきますね」
「あ、ちょっと待ってくださいマモルさん」
「なんですか?」
そろそろお暇しようと思ったらケセルセスさんが引き止める。もじもじと手遊びをし始めた彼、何か要求があるのでしょうか?
「あのですね。マモルさんの料理が食べたいな~と思いまして~」
「へ? 神様って食べ物を食べるんですか?」
「当たり前ですよ。私も生きているんですから!」
当たり前と言われてしまいました。神様もお腹がすくんですね。調味料セットもいただきましたし、お礼をしてもいいかもしれませんね。
「分かりました。まだ下ごしらえしたファングディアの肉もオークの肉もあります。すぐに作りますね」
「ありがとうございます。キッチンも作りますね」
「おお、システムキッチンですか。神様って便利ですね」
地面から生えてくるシステムキッチン。早速調味料セットを使って更に美味しくして焼き始めると美味しそうな匂うが白い世界を満たしていく。
「はぁ~。美味しそう~」
「出来ましたよ~」
「わぁ~! いっただきま~す」
ケセルセスさんは本当に子供みたいにナイフとフォークを机に打ち付けて待っている。お皿も備わっていたシステムキッチン、料理を皿に盛って差し出すと声をあげて食べ始める。
「美味しいですマモルさん!」
「お粗末様です」
美味しそうに食べるケセルセスさん。本当に子供みたいで微笑ましい。
「これからもちょくちょくダンジョンに来てください。ダンジョンは介入しやすいので私も顔を出せるので! その時はもちろん」
「分かっていますよ。新たに作った料理を出します」
「お願いします!」
むしゃむしゃと頬いっぱいに食べ物を蓄えるケセルセスさん。口に入れたまま喋るのはお行儀が悪いですが行儀を忘れてしまうほど美味しいということで喜ばしいことです。
神様と約束を交わして元に戻るとベヘモスが首を傾げていました。不満そうな顔ですが匂いでも残っていたのでしょうか?
私の心配も杞憂だったようです。ジェネラルオークのお肉を沢山持ってきたベヘモスが嬉しそうに吠えて差し出してきます。そのまま食べないとはベヘモスはいい子ですね~。思わず頭をなでなでしてしまいます。
「これだけあればいいですかね。戻りましょう」
「キャン!」
200体分の肉の塊を手に入れたので帰ろうとベヘモスに跨ります。走り出そうとした瞬間。デジャヴでしょうか、地面が壊れて下の階へ。
「……これはケセルセスさんが呼んでいるんでしょうか?」
前にもダンジョンでこんなことがありましたよね。帰ろうと思いましたが仕方ありません。奥の通路へ行ってみましょう。
「マモルさん」
「ケセルセスさん」
思った通り、落ちた階の奥に続く通路を進むと中央に像のある部屋についた。像の前で少し待つと声が聞こえて白い世界へと招かれる。
「今度はどうしたんですかケセルセスさん?」
「ははは、マモルさんはマイペースですね。転移されても動じていないなんて」
ずっと見ていた様子のケセルセスさん。楽しそうに笑っています。
「仕方ないですよ。それよりも生き抜かないと。それで? 今度はどんな用なんですか?」
本題に入ってもらおうと促すと前回のように机と椅子を作り出して座るように促してくる。
「まずはサクラさんとモミジさんを救ってくれてありがとうございます。私の世界の人間のせいで別の世界の皆さんが傷つくのは見ていられないので本当に助かりました」
椅子に座る前に深くお辞儀をしてくれるケセルセスさん。助けられたのもケセルセスさんからもらった杖のおかげですけどね。
「そのお礼と言っては何ですが。これをどうぞ」
「え? これってもしや?」
「はい! 調味料セットです」
ケセルセスさんが取り出すは調味料。塩はもちろんのこと、砂糖、ソース、マヨネーズ、ケチャップ、醤油、みりんまであります! 無人島に一つだけ持っていっていいといわれたら迷わずこれにしますよ私は!
「使っても使ってもなくならない効果がついていますので何も心配せずにたっぷりと使ってください」
「そ、そんな奇跡を!? ケセルセスさんが神様に見えます!」
「えっと、一応神です……」
こんなアイテムをもらったら拝まずにはいられません。まるで神に祈るかのようにケセルセスさんを拝み倒します。
「全知全能なるケセルセス様。本当にありがとうございます」
「ちょ、マモルさん? 帰ってきてください」
祈り倒していると流石に恥ずかしくなった様子のケセルセスさんが肩を叩いてきます。しっかりと祈ったので我に返って椅子に座る。
「冗談はさておきですが」
「ええ!? 冗談だったんですか?」
「死の大陸から中央大陸に帰るにはどうしたらいいのですか?」
驚くケセルセスさんを無視して問いかける。
「急に真面目にならないでくださいよ。私が不真面目みたいじゃないですか! ……まあいいですけど。えっとですね、死の大陸は中央大陸を覆うような形になっています。北と南をぐるっと回る形ですね」
「ということは北極と南極がつながっているような形でしょうかね?」
「そうですね。時間の変化で分かったと思いますが裏側と言っても差し支えない程の距離を飛ばされてしまいました」
ケセルセスさんの話を聞いて項垂れます。分かっていたことですけど、帰還は難しそうですね。
「安心してください。戻る手立てはありますよ」
「本当ですか!」
「はい、中央大陸への転移ゲートがあります」
なるほど、転移で来たんですから転移で帰ればいいということですね。
「それはどこにあるんですか?」
「すぐ近くですよ。海の上ですけど」
「海?」
ソマツさんの言っていた海ですか。ケセルセスさんは近いと言っていますがソマツさんは遠いと言っていたような?
「死の大陸と中央大陸の間には海があり、更に大きな壁に覆われています。死の大陸の魔物が中央大陸に渡らないように海と壁で守ったのです」
「……強い魔物を作らなければそんなの作らなくても」
「……コホンッ。その壁の四か所に転移ゲートを作ってあります。それを使えば中央大陸のどこかに転移できます」
私の言葉に図星をつかれたケセルセスさんは口ごもりながらも説明してくれました。彼はあまり賢い神ではないようですね。子供のようです。
「中央大陸のどこかということは?」
「はい、ランダムなのでどこにつくか分かりません」
「ん~」
三度目の新たな素晴らしい世界になってしまうわけですね。死の大陸から戻れるだけ良しとしておきましょうか。
「ではありがたく調味料セットはいただきますね」
「あ、ちょっと待ってくださいマモルさん」
「なんですか?」
そろそろお暇しようと思ったらケセルセスさんが引き止める。もじもじと手遊びをし始めた彼、何か要求があるのでしょうか?
「あのですね。マモルさんの料理が食べたいな~と思いまして~」
「へ? 神様って食べ物を食べるんですか?」
「当たり前ですよ。私も生きているんですから!」
当たり前と言われてしまいました。神様もお腹がすくんですね。調味料セットもいただきましたし、お礼をしてもいいかもしれませんね。
「分かりました。まだ下ごしらえしたファングディアの肉もオークの肉もあります。すぐに作りますね」
「ありがとうございます。キッチンも作りますね」
「おお、システムキッチンですか。神様って便利ですね」
地面から生えてくるシステムキッチン。早速調味料セットを使って更に美味しくして焼き始めると美味しそうな匂うが白い世界を満たしていく。
「はぁ~。美味しそう~」
「出来ましたよ~」
「わぁ~! いっただきま~す」
ケセルセスさんは本当に子供みたいにナイフとフォークを机に打ち付けて待っている。お皿も備わっていたシステムキッチン、料理を皿に盛って差し出すと声をあげて食べ始める。
「美味しいですマモルさん!」
「お粗末様です」
美味しそうに食べるケセルセスさん。本当に子供みたいで微笑ましい。
「これからもちょくちょくダンジョンに来てください。ダンジョンは介入しやすいので私も顔を出せるので! その時はもちろん」
「分かっていますよ。新たに作った料理を出します」
「お願いします!」
むしゃむしゃと頬いっぱいに食べ物を蓄えるケセルセスさん。口に入れたまま喋るのはお行儀が悪いですが行儀を忘れてしまうほど美味しいということで喜ばしいことです。
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