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第一章 新しき世界
第15話 ヴィスさん達
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「ヴィスさん。村までは遠いのですか?」
「はい。一日程歩かないと」
「では急ぎますか」
「ええ!? え~!」
かなり遠いようなので彼を抱えて走り出す。ベヘモスはしっかりとついてきていますが舌を外に出して必死な表情。そんなにファングディアの肉が気に入ったんですね。
「あ、あのヘルマウンテンのそばです」
「ヘルマウンテンと言うんですか」
燃え盛る山をヘルマウンテンと呼ぶヴィスさん。指さす方向を見ると動物の革で作ったようなテントが見えてきます。柵も城壁もない集落。ベヘモスを見たら怯えてしまうのではないでしょうか?
「マモルさん。ベヘモスと少し待っていてください。僕がみんなに説明しますから」
「やはりそうですか。分かりました」
集落のちょっと前でヴィスさんが先に集落に入って行く。しばらくすると彼と一緒に白い髭を生やした肌の黒いお爺さんが出てくる。
「おお!? 本当にベヘモスを従えて居る」
第一声と共にベヘモスを見やるお爺さん。拝み倒していますけど、ベヘモスさんは神様か何かなんでしょうか?
「ベヘモスを従えし中央大陸の人よ。ようこそ死の大地へ」
「あ、はい」
ベヘモスに祈り終わると私に両手で握手を求めてくる。中央大陸とはクーナリア国のある大陸のことなのでしょうか?
「儂はこの村の村長をしておるソマツと申します。何もない村ですが家は余っております。どうぞ自由にお使いください」
「ありがとうございますソマツさん。私はマモルと申します。お言葉に甘えさせていただきます」
お辞儀をしあって自己紹介。集落を見ると子供も合わせて10人程が確認できます。村長さんもそうですけど、みんなやせ細っていますね。
「……お近づきの印に、少し料理を致します」
「!? キャンキャ~ン!!」
たまらずファングディアの肉を取り出し始めるとベヘモスさんが喜びの雄叫びをあげる。いやいや、あなたにあげるために出したわけではないのですが。
「キッチンはありますか?」
「焚火しかありませんよ」
「そうですか。ならば石を使って作りましょう」
調理道具は原始的な物しかないようなので丁度いい岩を机にして調理していきましょう。包丁は剣がありますし、下ごしらえのしてあるファングディアの肉も沢山あるので焼くだけでも美味しく出来上がりますよ~。
「おいし~!」
「おじさんおいし~!」
ヴィスさんよりも小さなお子さんが大喜びでお肉を食べて行く。ソマツさんも美味しそうに平らげてくれていますね。
「キャン! キャンキャン!」
「はいはい。あなたは生肉でいいんですよね」
「キャ~ン!」
集落の皆さんとベヘモス。日頃は命を奪い合うであろう両者が、同じ美味しいを共有する。争いなど、美味しいの前では無力なのです。
「おじさん! ベヘモスは触ってもいい?」
ヴィスさんよりも小さなお子さんがキラキラした瞳で声をかけてきます。危険な魔物に触れてみたいと思ってしまいますよね。
「触るんですか? いいですかベヘモス?」
「……」
「なんですかそっぽを向いて? あ~、なるほど。お肉を出せばいいということですね。では」
「キャン!」
尻尾を振りながらそっぽを向いてくるベヘモスさん。とにかくお肉が欲しいみたいなので出してあげると、子供達に尻尾を差し出しています。
「わ~ゴワゴワ~」
「いた~い!」
ヴィスさんも触りに来て声をあげています。見た目はそんなに堅いようには見えないのですがかなり堅いようですね。
「ベヘモスに食べ物をあげているとすぐに食材がなくなってしまいますね。ソマツさん、日頃はどんなものを食べているんですか?」
一週間酒場を経営できるほどの肉をダンジョンで得ていた訳なのですが、ベヘモスの食欲では三日から五日しか持たないかもしれません。皆さんにもあげたいですし、食材を得なくては。
「……実はダンジョンがありまして、命をかけて食材を取っておりました。海も中央大陸の方角へ行けばあるのですが、ヘルマウンテンを一つ越えるほどの距離なので危険なのです」
「ではダンジョンが一番近いと」
「はい。ですが強力な魔物のでるダンジョンなので……」
大人の男性が少ないのはそういうことなのですね。女性と子供とお年寄りで10人程の村。ダンジョンに潜って食材を得て帰ってくる。そんな使命を果たしていた方がいたのでしょうね。
ソマツさんの悲痛な表情からそう読み取れました。
「ベヘモス。少し働いてください」
「キャン? キャン!」
ベヘモスに跨る。首を傾げている彼はすぐにたちあがってくれる。
「ダンジョンはどこに?」
「こっちの方角に祠があります。その中に」
「分かりました。では少し行ってきます!」
「ま、マモル様!」
ソマツさん達に手を振り、ベヘモスに足で合図をすると走り出す。すぐに祠が見えてきてベヘモスに跨ったまま中に入っていく。
「キャンキャ~ン!」
猛スピードで駆けていくベヘモス。食材が欲しいというのにこんなに早く進んでしまっては意味がありません。
「ストップ、ストーップ!」
「キャン?」
声をあげて止まってもらう。ベヘモスは首を傾げています。
「ベヘモス。魔物を狩ってドロップしたアイテムをもって来てください。持ってきた数だけ美味しい料理を食べさせてあげます」
「キャン?」
言葉を理解している様子だったのでお願いしてみたのですが理解していなかったみたいですね。
「おっと、丁度いいです。あのオークを見てください」
顔に傷のあるオークが奥の通路から現れました。剣を構えて切りつけると肉を残して消えていきます。ここは本当にダンジョンのようですね。
「このようにお肉がでるのでそれをもって来てください。分かりましたか?」
「キャン!」
やってみせるとベヘモスは大きく頷いて別の通路へと駆けていった。分かってくれたようですね。
「では私もいっぱい稼ぎますよ~」
ここもオークが出てくるようですね。オットーさんと一緒に入ったオークよりも雰囲気のあるオークでしたがジェネラルオークと言う上位種だったようですね。マジックバッグは本当に便利ですね。入れたアイテムの名前が分かるから鑑定したようなもので一目でわかります。上位種ということは強いんですよね、ベヘモスは大丈夫でしょうか?
「はい。一日程歩かないと」
「では急ぎますか」
「ええ!? え~!」
かなり遠いようなので彼を抱えて走り出す。ベヘモスはしっかりとついてきていますが舌を外に出して必死な表情。そんなにファングディアの肉が気に入ったんですね。
「あ、あのヘルマウンテンのそばです」
「ヘルマウンテンと言うんですか」
燃え盛る山をヘルマウンテンと呼ぶヴィスさん。指さす方向を見ると動物の革で作ったようなテントが見えてきます。柵も城壁もない集落。ベヘモスを見たら怯えてしまうのではないでしょうか?
「マモルさん。ベヘモスと少し待っていてください。僕がみんなに説明しますから」
「やはりそうですか。分かりました」
集落のちょっと前でヴィスさんが先に集落に入って行く。しばらくすると彼と一緒に白い髭を生やした肌の黒いお爺さんが出てくる。
「おお!? 本当にベヘモスを従えて居る」
第一声と共にベヘモスを見やるお爺さん。拝み倒していますけど、ベヘモスさんは神様か何かなんでしょうか?
「ベヘモスを従えし中央大陸の人よ。ようこそ死の大地へ」
「あ、はい」
ベヘモスに祈り終わると私に両手で握手を求めてくる。中央大陸とはクーナリア国のある大陸のことなのでしょうか?
「儂はこの村の村長をしておるソマツと申します。何もない村ですが家は余っております。どうぞ自由にお使いください」
「ありがとうございますソマツさん。私はマモルと申します。お言葉に甘えさせていただきます」
お辞儀をしあって自己紹介。集落を見ると子供も合わせて10人程が確認できます。村長さんもそうですけど、みんなやせ細っていますね。
「……お近づきの印に、少し料理を致します」
「!? キャンキャ~ン!!」
たまらずファングディアの肉を取り出し始めるとベヘモスさんが喜びの雄叫びをあげる。いやいや、あなたにあげるために出したわけではないのですが。
「キッチンはありますか?」
「焚火しかありませんよ」
「そうですか。ならば石を使って作りましょう」
調理道具は原始的な物しかないようなので丁度いい岩を机にして調理していきましょう。包丁は剣がありますし、下ごしらえのしてあるファングディアの肉も沢山あるので焼くだけでも美味しく出来上がりますよ~。
「おいし~!」
「おじさんおいし~!」
ヴィスさんよりも小さなお子さんが大喜びでお肉を食べて行く。ソマツさんも美味しそうに平らげてくれていますね。
「キャン! キャンキャン!」
「はいはい。あなたは生肉でいいんですよね」
「キャ~ン!」
集落の皆さんとベヘモス。日頃は命を奪い合うであろう両者が、同じ美味しいを共有する。争いなど、美味しいの前では無力なのです。
「おじさん! ベヘモスは触ってもいい?」
ヴィスさんよりも小さなお子さんがキラキラした瞳で声をかけてきます。危険な魔物に触れてみたいと思ってしまいますよね。
「触るんですか? いいですかベヘモス?」
「……」
「なんですかそっぽを向いて? あ~、なるほど。お肉を出せばいいということですね。では」
「キャン!」
尻尾を振りながらそっぽを向いてくるベヘモスさん。とにかくお肉が欲しいみたいなので出してあげると、子供達に尻尾を差し出しています。
「わ~ゴワゴワ~」
「いた~い!」
ヴィスさんも触りに来て声をあげています。見た目はそんなに堅いようには見えないのですがかなり堅いようですね。
「ベヘモスに食べ物をあげているとすぐに食材がなくなってしまいますね。ソマツさん、日頃はどんなものを食べているんですか?」
一週間酒場を経営できるほどの肉をダンジョンで得ていた訳なのですが、ベヘモスの食欲では三日から五日しか持たないかもしれません。皆さんにもあげたいですし、食材を得なくては。
「……実はダンジョンがありまして、命をかけて食材を取っておりました。海も中央大陸の方角へ行けばあるのですが、ヘルマウンテンを一つ越えるほどの距離なので危険なのです」
「ではダンジョンが一番近いと」
「はい。ですが強力な魔物のでるダンジョンなので……」
大人の男性が少ないのはそういうことなのですね。女性と子供とお年寄りで10人程の村。ダンジョンに潜って食材を得て帰ってくる。そんな使命を果たしていた方がいたのでしょうね。
ソマツさんの悲痛な表情からそう読み取れました。
「ベヘモス。少し働いてください」
「キャン? キャン!」
ベヘモスに跨る。首を傾げている彼はすぐにたちあがってくれる。
「ダンジョンはどこに?」
「こっちの方角に祠があります。その中に」
「分かりました。では少し行ってきます!」
「ま、マモル様!」
ソマツさん達に手を振り、ベヘモスに足で合図をすると走り出す。すぐに祠が見えてきてベヘモスに跨ったまま中に入っていく。
「キャンキャ~ン!」
猛スピードで駆けていくベヘモス。食材が欲しいというのにこんなに早く進んでしまっては意味がありません。
「ストップ、ストーップ!」
「キャン?」
声をあげて止まってもらう。ベヘモスは首を傾げています。
「ベヘモス。魔物を狩ってドロップしたアイテムをもって来てください。持ってきた数だけ美味しい料理を食べさせてあげます」
「キャン?」
言葉を理解している様子だったのでお願いしてみたのですが理解していなかったみたいですね。
「おっと、丁度いいです。あのオークを見てください」
顔に傷のあるオークが奥の通路から現れました。剣を構えて切りつけると肉を残して消えていきます。ここは本当にダンジョンのようですね。
「このようにお肉がでるのでそれをもって来てください。分かりましたか?」
「キャン!」
やってみせるとベヘモスは大きく頷いて別の通路へと駆けていった。分かってくれたようですね。
「では私もいっぱい稼ぎますよ~」
ここもオークが出てくるようですね。オットーさんと一緒に入ったオークよりも雰囲気のあるオークでしたがジェネラルオークと言う上位種だったようですね。マジックバッグは本当に便利ですね。入れたアイテムの名前が分かるから鑑定したようなもので一目でわかります。上位種ということは強いんですよね、ベヘモスは大丈夫でしょうか?
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