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第二章
第44話 ガイアンとフェリアン
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綺麗な声が聞こえてきてステータスを見ると驚きの結果が見えた。
名前 フィル 【超越者】
レベル ☆40
HP 24900
MP 24800
STR 2800
DEF 2800
DEX 2587
AGI 2600
INT 2505
MND 2505
実績
【ゴブリンヒーロー討伐】ステータスが十倍になります
まさかのステータス十倍……。ただでさえ超越者って言ってるのにそれ以上強くなってしまった。完全に世界一強い男になってしまったな~。
「フィル? どうしたの?」
ステータスを見ているとルリに心配されてしまった。顔を覗いてくる彼女に『何でもない』というと首を傾げてた。
彼女に言ってもいいんだけど、今はまだ言わないでおこう。というか実績ってゲームみたいだな。それでステータスが上がるのは面白いけど、ヒーローとかその種族の特別な存在を倒すと手に入るのはかなり厳しい設定だ。普通の人じゃ達成できなさそう。
「よっしゃ~。今日は宴だ~。野郎ども帰るぞ!」
『おう!』
グレイドルさんが声をあげるとみんな引き上げる準備を始めた。
しばらくして町に帰り着く。はぁ~流石に疲れたな~。
場所は変わって王城ではフェリアンが宰相と円卓を囲んで激しい舌戦を繰り広げていた。
「近頃、町を牛耳っているそうだねガイアン」
「私がですか? ご冗談をフェリアン様」
フェリアンの指摘を躱す宰相ガイアン。フェリアンはそんなガイアンに数枚の紙を見せる。
「これは?」
「カンダンとアライア男爵だったものの取引内容だよ。あとこっちはガスト大司祭の研究内容だ」
「!?」
円卓の机に突きつけられる証拠を見てガイアンは顔を引きつらせる。
「お前が父上を操って何を企んでいるか知らないが思い通りにはさせないぞ!」
「……」
証拠をまじまじと見つめるガイアンにフェリアンは宣戦布告を告げる。
しばらく証拠を見ていたガイアンは笑みを浮かべる。
「この二人は何と愚かな」
「な!? 切り捨てるつもりか?」
「はい? 私はこの三人のことは知りませんよ」
カンダンとアライアの証拠には確かにガイアンの名前は出ていない。しかし、ガストの研究にはガイアンの名前が記されている。ガイアンの名で進められていた研究を本人が知らないはずはない。フェリアンは拳に力を込める。
「大司祭が勝手に私の名を使ったのでしょう。こんな黒龍の研究など夢のような不確かなものですよ。孤児の血でそんなことが出来るはずもない」
「ではカンダンという盗賊のリーダーについては?」
「こちらこそ私には関係のないことだ。フェリアン様はなぜ私がこのような輩と関係があると思ったのですか? 疑われるのは心外ですな」
思っていた通り、名前の書かれていないカンダンとアライアについては知らぬ存ぜぬを通すようだ。
しかし、フェリアンはそんなに甘くない。
「そうですか。では……クリスタ」
「はい」
円卓の間に冒険者のクリスタが一人の男を伴って入ってくる。
「ガイアン様……」
「!?」
ガストが縛られてクリスタと一緒に入ってくる。彼はガイアンに這いずって近づき顔を足へとこすり付ける。
「カンダンとアライアの方は追及いたしませんよ。しかし、こちらは証人もいますよ」
フェリアンは勝ちを確信して話す。
フィルによって眠りについたガストはすぐにクリスタが捕縛に向かっていた。
エターナルスリープはかなり強力な魔法でウンディーネが消えても長い時間司祭たちを眠らせていた。
簡単に捕縛できたガストはフェリアンの屋敷に監禁されて今に至るのだった。
「女神が! 女神がいなくなってしまったのです!」
「……」
ガストは黒い女神であるヴィーナスがいなくなったことを嘆いて涙した。
ガイアンはそんな彼を見て顔を歪める。
「こんな男知らん!」
「そ、そんなガイアン様!」
ガストはガイアンに泣きじゃくる顔をこすり付ける。服が汚れたガイアンは少し考えるように天を仰ぐと剣を引き抜く。
「ギャ~!」
「な、なに!?」
引き抜いた剣をガストに突き刺すガイアン。フェリアンもクリスタも共に抜剣して警戒を強める。
「宰相である私の服を汚した男を切り伏せただけだよ。不敬であろう?」
「き、貴様……」
いけしゃあしゃあと言ってのけるガイアン。剣の血を円卓にひかれたテーブルクロスでぬぐい剣を納めるとパンパンと手を叩く。
「王子が狂った! 大司祭が殺されたぞ!」
「な!?」
ガイアンの言葉で兵士達が円卓に入ってくる。まるで準備していたかのような状況、元々ガイアンはこうなることも想定していたようだ。
「王子! これはどういうことですか」
「すべてガイアンの嘘だ。皆! 騙されるな!」
兵士達が声をあげるとフェリアンが応えた。
その様子にガイアンは笑みを浮かべる。
「王子は病に倒れた王を殺そうとしているのだ。そして、自分がこの国を治めようとしている」
「!? そ、それはお前が」
「おお、恐ろしい! なんという目つきか! あれは人殺しの目だ!」
細い目を開いてガイアンを睨みつけるフェリアン。その目を見てガイアンは叫び散らす。
「私の言葉は王命だ。この印が見えぬか! フェリアンをとらえよ!」
ガイアンは病に倒れる前の王に王印を明け渡させていた。その印がある限り兵士たちはガイアンには逆らえない。
「……」
「命令が聞けないと言うのか?」
ガイアンの言葉を聞いて動けない兵士達。そんな兵士達に圧を強めるガイアン。兵士達は狼狽えながらフェリアンに近づいていく。
「ど、どうかフェリアン様、お許しください」
「くっ! ガイアン。覚えていろよ。私は必ず帰ってくる」
怯えながらも兵士達はフェリアンを捕まえようと動いた。
「逃がすなと言っている! 貴様ら全員打ち首だぞ!」
ガイアンの言葉に兵士達は顔を強張らせる。
捕まるわけにもいかないフェリアンはクリスタと共に円卓の間を出る。王子は近衛兵を集めて王城を後にする。
この事件は真実を隠されて町へと知らされる。冒険者達がゴブリンと戦っている時、指名手配の紙が町に溢れた。もちろん、指名手配犯はフェリアンとなっている。
フェリアンはゲルグガルドを離れて森にテントを築いた。テントの中でうなだれながらクリスタと近衛隊長アスラへと声をかける。
「すまないな二人とも。まさかこんなことになるとは。フィルにも悪いことをした……まさか、あの場でガストを切り伏せるとは思わなかったよ」
「フェリアン様は悪くありません。王様が病に伏せてしまったからで……」
アスラが俯いて答える。フェリアンはクリスタに視線を移す。
「クリスタ」
「はい……」
「君は冒険者だ。顔は見られているが今ならまだ戻れるはず」
「フェリアン様! 見くびってもらっては困ります。私はフェリアン様の兵士です。冒険者ではありません!」
「……ありがとう」
クリスタは泣きながら答える。フェリアンはそんな彼女の肩に手を置いてお礼を言うと立ち上がってテントを出る。
王子の近衛兵たちを見てフェリアンは決意を口にする。
「敵はガイアン! 我が父上と国を取り返す! 皆! 私に力を貸してくれ!」
『はっ!』
フェリアンの言葉に近衛兵達は全員声をあげて答えた。
名前 フィル 【超越者】
レベル ☆40
HP 24900
MP 24800
STR 2800
DEF 2800
DEX 2587
AGI 2600
INT 2505
MND 2505
実績
【ゴブリンヒーロー討伐】ステータスが十倍になります
まさかのステータス十倍……。ただでさえ超越者って言ってるのにそれ以上強くなってしまった。完全に世界一強い男になってしまったな~。
「フィル? どうしたの?」
ステータスを見ているとルリに心配されてしまった。顔を覗いてくる彼女に『何でもない』というと首を傾げてた。
彼女に言ってもいいんだけど、今はまだ言わないでおこう。というか実績ってゲームみたいだな。それでステータスが上がるのは面白いけど、ヒーローとかその種族の特別な存在を倒すと手に入るのはかなり厳しい設定だ。普通の人じゃ達成できなさそう。
「よっしゃ~。今日は宴だ~。野郎ども帰るぞ!」
『おう!』
グレイドルさんが声をあげるとみんな引き上げる準備を始めた。
しばらくして町に帰り着く。はぁ~流石に疲れたな~。
場所は変わって王城ではフェリアンが宰相と円卓を囲んで激しい舌戦を繰り広げていた。
「近頃、町を牛耳っているそうだねガイアン」
「私がですか? ご冗談をフェリアン様」
フェリアンの指摘を躱す宰相ガイアン。フェリアンはそんなガイアンに数枚の紙を見せる。
「これは?」
「カンダンとアライア男爵だったものの取引内容だよ。あとこっちはガスト大司祭の研究内容だ」
「!?」
円卓の机に突きつけられる証拠を見てガイアンは顔を引きつらせる。
「お前が父上を操って何を企んでいるか知らないが思い通りにはさせないぞ!」
「……」
証拠をまじまじと見つめるガイアンにフェリアンは宣戦布告を告げる。
しばらく証拠を見ていたガイアンは笑みを浮かべる。
「この二人は何と愚かな」
「な!? 切り捨てるつもりか?」
「はい? 私はこの三人のことは知りませんよ」
カンダンとアライアの証拠には確かにガイアンの名前は出ていない。しかし、ガストの研究にはガイアンの名前が記されている。ガイアンの名で進められていた研究を本人が知らないはずはない。フェリアンは拳に力を込める。
「大司祭が勝手に私の名を使ったのでしょう。こんな黒龍の研究など夢のような不確かなものですよ。孤児の血でそんなことが出来るはずもない」
「ではカンダンという盗賊のリーダーについては?」
「こちらこそ私には関係のないことだ。フェリアン様はなぜ私がこのような輩と関係があると思ったのですか? 疑われるのは心外ですな」
思っていた通り、名前の書かれていないカンダンとアライアについては知らぬ存ぜぬを通すようだ。
しかし、フェリアンはそんなに甘くない。
「そうですか。では……クリスタ」
「はい」
円卓の間に冒険者のクリスタが一人の男を伴って入ってくる。
「ガイアン様……」
「!?」
ガストが縛られてクリスタと一緒に入ってくる。彼はガイアンに這いずって近づき顔を足へとこすり付ける。
「カンダンとアライアの方は追及いたしませんよ。しかし、こちらは証人もいますよ」
フェリアンは勝ちを確信して話す。
フィルによって眠りについたガストはすぐにクリスタが捕縛に向かっていた。
エターナルスリープはかなり強力な魔法でウンディーネが消えても長い時間司祭たちを眠らせていた。
簡単に捕縛できたガストはフェリアンの屋敷に監禁されて今に至るのだった。
「女神が! 女神がいなくなってしまったのです!」
「……」
ガストは黒い女神であるヴィーナスがいなくなったことを嘆いて涙した。
ガイアンはそんな彼を見て顔を歪める。
「こんな男知らん!」
「そ、そんなガイアン様!」
ガストはガイアンに泣きじゃくる顔をこすり付ける。服が汚れたガイアンは少し考えるように天を仰ぐと剣を引き抜く。
「ギャ~!」
「な、なに!?」
引き抜いた剣をガストに突き刺すガイアン。フェリアンもクリスタも共に抜剣して警戒を強める。
「宰相である私の服を汚した男を切り伏せただけだよ。不敬であろう?」
「き、貴様……」
いけしゃあしゃあと言ってのけるガイアン。剣の血を円卓にひかれたテーブルクロスでぬぐい剣を納めるとパンパンと手を叩く。
「王子が狂った! 大司祭が殺されたぞ!」
「な!?」
ガイアンの言葉で兵士達が円卓に入ってくる。まるで準備していたかのような状況、元々ガイアンはこうなることも想定していたようだ。
「王子! これはどういうことですか」
「すべてガイアンの嘘だ。皆! 騙されるな!」
兵士達が声をあげるとフェリアンが応えた。
その様子にガイアンは笑みを浮かべる。
「王子は病に倒れた王を殺そうとしているのだ。そして、自分がこの国を治めようとしている」
「!? そ、それはお前が」
「おお、恐ろしい! なんという目つきか! あれは人殺しの目だ!」
細い目を開いてガイアンを睨みつけるフェリアン。その目を見てガイアンは叫び散らす。
「私の言葉は王命だ。この印が見えぬか! フェリアンをとらえよ!」
ガイアンは病に倒れる前の王に王印を明け渡させていた。その印がある限り兵士たちはガイアンには逆らえない。
「……」
「命令が聞けないと言うのか?」
ガイアンの言葉を聞いて動けない兵士達。そんな兵士達に圧を強めるガイアン。兵士達は狼狽えながらフェリアンに近づいていく。
「ど、どうかフェリアン様、お許しください」
「くっ! ガイアン。覚えていろよ。私は必ず帰ってくる」
怯えながらも兵士達はフェリアンを捕まえようと動いた。
「逃がすなと言っている! 貴様ら全員打ち首だぞ!」
ガイアンの言葉に兵士達は顔を強張らせる。
捕まるわけにもいかないフェリアンはクリスタと共に円卓の間を出る。王子は近衛兵を集めて王城を後にする。
この事件は真実を隠されて町へと知らされる。冒険者達がゴブリンと戦っている時、指名手配の紙が町に溢れた。もちろん、指名手配犯はフェリアンとなっている。
フェリアンはゲルグガルドを離れて森にテントを築いた。テントの中でうなだれながらクリスタと近衛隊長アスラへと声をかける。
「すまないな二人とも。まさかこんなことになるとは。フィルにも悪いことをした……まさか、あの場でガストを切り伏せるとは思わなかったよ」
「フェリアン様は悪くありません。王様が病に伏せてしまったからで……」
アスラが俯いて答える。フェリアンはクリスタに視線を移す。
「クリスタ」
「はい……」
「君は冒険者だ。顔は見られているが今ならまだ戻れるはず」
「フェリアン様! 見くびってもらっては困ります。私はフェリアン様の兵士です。冒険者ではありません!」
「……ありがとう」
クリスタは泣きながら答える。フェリアンはそんな彼女の肩に手を置いてお礼を言うと立ち上がってテントを出る。
王子の近衛兵たちを見てフェリアンは決意を口にする。
「敵はガイアン! 我が父上と国を取り返す! 皆! 私に力を貸してくれ!」
『はっ!』
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