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第一章
第7話 お世話になった人へ
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「お帰りなさい! ハヤト君」
「ただいま戻りました」
アパートに帰ってくると大家さんが迎えてくれた。抱えているアタッシュケースに目が行くのを感じて笑って見せると微笑んでくれた。
「そんなに大事そうにして、なんなんですか?」
「そのことでご相談が」
話があると言うと大家さんは自分の部屋に招き入れてくれた。
床に座布団を引いてくれて座るとお茶や和菓子をどうぞと差し出してくれる。机の上にはいっぱいのせんべいと和菓子、至れり尽くせりだ。
「それで。相談っていうのは?」
お茶をいれながら聞いてくる大家さん。
大家さんは40歳のお姉さん。すっごく良くしてくれていつも助けてくれる良い人だ。
旦那さんを早くに亡くして若くして未亡人になってしまった大家さん、名前は斉藤 秋(サイトウ アキ)さん。
両親を亡くした俺のお母さんみたいな存在だな。できれば大家さんの役に立ちたいと思ってる。
なので、このボロアパートを改築したいんだよな。承諾してくれるかな?
「これを見てください」
「あら~凄い大金……。銀行強盗?」
「ええ!? 違いますよ。ああ、そういえば言っていませんでしたね。ハンターになったんですよ。ほら!」
そういえば、ハンターになった報告をしていなかった。
カードを見せるとアキさんは涙目になって、抱き着いてきた。
「凄いわねハヤト君。やっぱり神様は見ているのね」
「あっ、はいありがとうございます」
うん、お胸がとても気持ちいいんだけど、これ以上は男の俺にはきつい。
アキさんを強く突き放すと胸をもむ形になってしまって余計に反応してしまうという形になってしまった。しょうがないので一つ咳ばらいをして。
「コホンッ。ということでこのアパートを改築しましょう」
「ええ!? ハヤト君がやってくれるってこと?」
「はい! まあ、建築業者にですけどね。その間、アパートの人達にはホテルに入ってもらって、もちろんそれも俺が持ちます!」
「でも~、いいの?」
「はい! 今まで良くしてもらってたお礼ですよ」
「ん~本当にいい子ね、ハヤト君は~!」
再度抱きしめられる俺。色香が半端ないからこれ以上は本当にまずいですって。
「ホテルはどこがいいかしね?」
「一応、あの光原ホテルがいいかなって思ってるんですけど」
「結構高いところね。本当にいいのかしら」
「大丈夫ですよ。もっともっと稼ぎますから!」
アキさんは申し訳なさそうにしているけど、今まで良くしてもらったお礼だから受け取ってほしいな。
ユナには最初、ホテル住まいをしいてしまうがしょうがないよな。少しだけ我慢してもらおう。
「妹さんも元に戻ってお金も稼げるようになって本当によかったわね。ハヤト君」
「はい、それもこれもアキさんのおかげですよ」
「もう! ほんとうにいい子なんだから」
頭を撫でられる俺。完全に子供扱いしてくる。
アキさんは美人なのでこちらとしては得をしている気分だな。
「じゃあ、建設業者とかの手配は私がするから安心して、そこまでハヤト君の手を煩わせるわけにはいかないから」
「わかりましたそちらは任せます。正直、建築業者に知り合いもいないので助かります」
「何言ってるのよハヤト君。助かるのは私の方よ。主人が残していったアパートもボロボロだったけど、直すあてもなかったんだから」
そうか、旦那さんの忘れ形見ってことか、なんだか勝手に建て替えたりしてもいいんだろうか?
「こういってはなんなんですが、旦那さんの形見のようなものをいじっていいんですか?」
「ふふ、優しいのねハヤト君は。でも大丈夫よ。変化することが大好きだった主人だもの。受け入れてくれるわ」
「そうですか」
アキさんは少し寂しい顔をしたと思ったらすぐに笑顔になった。
変化が好きだった旦那さんか~、アキさんはまだその旦那さんのことを想ってるんだな。
「あっ。改築の件を他の住人の人に知らせますよね。俺も一緒に行きますよ」
「あら? 知らなかった? あなたしか今はいないわよ」
「ええぇ!?」
二階建てのボロアパート。外から何部屋あるかわかる建物なので8部屋だというのは分かる。
俺とアキさんが一つづつ使ってるから6部屋入ってなかったのか。もったいないな。
「ん~。入ってすぐに出て行っちゃうのよね。ボロアパートだから家賃が安くてもいやみたいね」
「そうなんですね~。十分綺麗だと思いますけどね」
「ふふ、無理しなくていいわよ。ボロはボロだもの」
お金のない人にとっては楽園としか思えないけどね。まあ、風呂はついてほしいところだけどね。
「じゃあ改築を祝ってどこかに食事行きましょうか」
「あらあら? デートのお誘いかしら? 嬉しいわ」
「ええ! 違いますよ。お祝いです」
「ふふ、冗談よ。でも嬉しいのは本当よ」
腕に抱き着いてきて微笑むアキさん。
これで少しは恩が返せたかな?
そのままアキさんとファミレスについて食事をした。
ファミレスかよと心で思っていたけど、アキさんはファミレス好きなのでいいんだ。
しゃれてるレストランも知らないのでしょうがないしね。
アキさんとの食事を楽しんでアパートに帰ると明日の準備だ。妹とホテルにチェックインして一か月はそこでの生活になるだろう。建築にはそれなりの時間がかかるからな。
クエストにすぐに向かう予定なのでマナの結晶を限界まで作っておく。
朝に30個使ったから10個しか残ってないんだよな。
寝ると魔力が全回復するのは前世と一緒だから寝る前の日課になりつつあるな。
限界の60個のマナ結晶を作ってそのまま就寝。魔力が尽きると意識がもうろうとするから気をつけ他方がいいところだな。
しかし、魔力のストックを持てるのはいいな。この世界の魔法使いも使っているんだろうか?
召喚魔法にも驚いたよな。銃なんてない世界から来たっていうのに銃が召喚できた。世界にあるアイテムなら全て召喚できる。そう思ったほうがいいかもしれないな。
「ただいま戻りました」
アパートに帰ってくると大家さんが迎えてくれた。抱えているアタッシュケースに目が行くのを感じて笑って見せると微笑んでくれた。
「そんなに大事そうにして、なんなんですか?」
「そのことでご相談が」
話があると言うと大家さんは自分の部屋に招き入れてくれた。
床に座布団を引いてくれて座るとお茶や和菓子をどうぞと差し出してくれる。机の上にはいっぱいのせんべいと和菓子、至れり尽くせりだ。
「それで。相談っていうのは?」
お茶をいれながら聞いてくる大家さん。
大家さんは40歳のお姉さん。すっごく良くしてくれていつも助けてくれる良い人だ。
旦那さんを早くに亡くして若くして未亡人になってしまった大家さん、名前は斉藤 秋(サイトウ アキ)さん。
両親を亡くした俺のお母さんみたいな存在だな。できれば大家さんの役に立ちたいと思ってる。
なので、このボロアパートを改築したいんだよな。承諾してくれるかな?
「これを見てください」
「あら~凄い大金……。銀行強盗?」
「ええ!? 違いますよ。ああ、そういえば言っていませんでしたね。ハンターになったんですよ。ほら!」
そういえば、ハンターになった報告をしていなかった。
カードを見せるとアキさんは涙目になって、抱き着いてきた。
「凄いわねハヤト君。やっぱり神様は見ているのね」
「あっ、はいありがとうございます」
うん、お胸がとても気持ちいいんだけど、これ以上は男の俺にはきつい。
アキさんを強く突き放すと胸をもむ形になってしまって余計に反応してしまうという形になってしまった。しょうがないので一つ咳ばらいをして。
「コホンッ。ということでこのアパートを改築しましょう」
「ええ!? ハヤト君がやってくれるってこと?」
「はい! まあ、建築業者にですけどね。その間、アパートの人達にはホテルに入ってもらって、もちろんそれも俺が持ちます!」
「でも~、いいの?」
「はい! 今まで良くしてもらってたお礼ですよ」
「ん~本当にいい子ね、ハヤト君は~!」
再度抱きしめられる俺。色香が半端ないからこれ以上は本当にまずいですって。
「ホテルはどこがいいかしね?」
「一応、あの光原ホテルがいいかなって思ってるんですけど」
「結構高いところね。本当にいいのかしら」
「大丈夫ですよ。もっともっと稼ぎますから!」
アキさんは申し訳なさそうにしているけど、今まで良くしてもらったお礼だから受け取ってほしいな。
ユナには最初、ホテル住まいをしいてしまうがしょうがないよな。少しだけ我慢してもらおう。
「妹さんも元に戻ってお金も稼げるようになって本当によかったわね。ハヤト君」
「はい、それもこれもアキさんのおかげですよ」
「もう! ほんとうにいい子なんだから」
頭を撫でられる俺。完全に子供扱いしてくる。
アキさんは美人なのでこちらとしては得をしている気分だな。
「じゃあ、建設業者とかの手配は私がするから安心して、そこまでハヤト君の手を煩わせるわけにはいかないから」
「わかりましたそちらは任せます。正直、建築業者に知り合いもいないので助かります」
「何言ってるのよハヤト君。助かるのは私の方よ。主人が残していったアパートもボロボロだったけど、直すあてもなかったんだから」
そうか、旦那さんの忘れ形見ってことか、なんだか勝手に建て替えたりしてもいいんだろうか?
「こういってはなんなんですが、旦那さんの形見のようなものをいじっていいんですか?」
「ふふ、優しいのねハヤト君は。でも大丈夫よ。変化することが大好きだった主人だもの。受け入れてくれるわ」
「そうですか」
アキさんは少し寂しい顔をしたと思ったらすぐに笑顔になった。
変化が好きだった旦那さんか~、アキさんはまだその旦那さんのことを想ってるんだな。
「あっ。改築の件を他の住人の人に知らせますよね。俺も一緒に行きますよ」
「あら? 知らなかった? あなたしか今はいないわよ」
「ええぇ!?」
二階建てのボロアパート。外から何部屋あるかわかる建物なので8部屋だというのは分かる。
俺とアキさんが一つづつ使ってるから6部屋入ってなかったのか。もったいないな。
「ん~。入ってすぐに出て行っちゃうのよね。ボロアパートだから家賃が安くてもいやみたいね」
「そうなんですね~。十分綺麗だと思いますけどね」
「ふふ、無理しなくていいわよ。ボロはボロだもの」
お金のない人にとっては楽園としか思えないけどね。まあ、風呂はついてほしいところだけどね。
「じゃあ改築を祝ってどこかに食事行きましょうか」
「あらあら? デートのお誘いかしら? 嬉しいわ」
「ええ! 違いますよ。お祝いです」
「ふふ、冗談よ。でも嬉しいのは本当よ」
腕に抱き着いてきて微笑むアキさん。
これで少しは恩が返せたかな?
そのままアキさんとファミレスについて食事をした。
ファミレスかよと心で思っていたけど、アキさんはファミレス好きなのでいいんだ。
しゃれてるレストランも知らないのでしょうがないしね。
アキさんとの食事を楽しんでアパートに帰ると明日の準備だ。妹とホテルにチェックインして一か月はそこでの生活になるだろう。建築にはそれなりの時間がかかるからな。
クエストにすぐに向かう予定なのでマナの結晶を限界まで作っておく。
朝に30個使ったから10個しか残ってないんだよな。
寝ると魔力が全回復するのは前世と一緒だから寝る前の日課になりつつあるな。
限界の60個のマナ結晶を作ってそのまま就寝。魔力が尽きると意識がもうろうとするから気をつけ他方がいいところだな。
しかし、魔力のストックを持てるのはいいな。この世界の魔法使いも使っているんだろうか?
召喚魔法にも驚いたよな。銃なんてない世界から来たっていうのに銃が召喚できた。世界にあるアイテムなら全て召喚できる。そう思ったほうがいいかもしれないな。
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