90 / 113
第二章 海へ
第四十八話 出港
しおりを挟む
「出港するぞ」
ダイロさんは船の準備を急がせて宿屋部分の船を海に下ろした。お客さん達は全員退去してもらっていていつでも出港できるみたいだ。しかし、孤児院に何も言わずに出るのはよろしくないんだが。
「孤児院のルナさんには俺が言っておく、今は一大事、時間がないだろ」
ジアスさんがルナさんに伝えてくれるようだ。他にもヴィナスさんの事とかを伝えておく、ワッツが帰ってきたら文句も言ってもらう、ちゃんと文句の言葉も伝えるとジアスさんは顔を引きつらせていた。お金になるインゴットも数個渡す。これは一大事の時に使ってもらう予定だ。この町には心配事が多すぎるんだよな。
「タツミ!いくぞ~」
「あ、ああ」
俺達は夜の海へとアルフレドを追って出港する。何も言わずに町を出るのはこれで二回目だな。オッズ達は元気にしているだろうか。
「おめーら、久しぶりの海だからって気を抜くんじゃねえぞ。夜だって事を忘れんなよ」
「はは、お頭~、俺達にとっちゃ、陸よりも海の方が安全ですぜ」
「ガハハ、だから言ってんだろ。油断するなってよ」
船が港を出て、灯台の火が見えなくなってきた。
ダイロさんはみんなに油断するなと言っているがダイロさんも油断をにじませている。大丈夫だろうか?
「お頭~早速魔物がおいでだ~」
「迎撃態勢取れ~。夜だからって休めねえぞ~」
船員たちは甲板で腰につけていた指揮棒のような物を取り出した。まさかして、
「火の魔法はやめておけよ~。風と氷で迎撃だ~」
「はは、素人じゃねえんですから皆分かってますよお頭~」
「ガハハ、そうだったな。夜の光は魔物を集めちまう、何て海の男なら乳飲み子でも知ってるわな~」
船員とダイロさんのやり取りを聞きながら僕も精霊魔法使いの服にチェンジ。僕も油断せずに戦闘に備える。ルキア達も警戒して構える。
「ギョギョ」
「お頭、相手はシーマンだ」
「そうか。アイスシートを作動させる。船を傷つけさせるなよ~」
『おうっ』
ダイロさんは舵の中央にある魔石を触ってみんなに指示を出していく。船の周りに冷気が張られて海が凍って氷の大地が船から5メートル程現れた。
「海の上での戦闘はこうやって戦うんだ。よーく覚えておけよタツミ」
「海を凍らして戦うんですか?」
「ああ、船底を傷つけられたらたまらねえからな。周りは5メートル、船底は3メートル程凍ってる。これを壊せる魔物はそうはいねえ」
なるほどね。戦闘する足場を作ると共に防御を補っているわけね。確かに海の中で自由に動ける相手にそのまま船の上で戦闘するなんてナンセンスだよな。
「タツミは見てな。俺達は海じゃ最強だからよ」
「はは、じゃあお言葉に甘えて」
宿屋になっていた船は船体に梯子がいくつもついていた。その謎が今判明したよ。どこからでも氷の大地から上がれるようになっているんだ。俺達の世界の海賊みたいに船をこすり付けて乗り込むとか言った事はないのかもしれないな。
「ウィンドカッター」
「アイスバレット」
「シーマンは相変わらずよええな~。もっと張り合いのある奴ら来ねえのか?」
夜の戦闘だというのによくあんなに警戒に動けるな。松明の火をかざしているとはいえ暗くてよく見えない。俺は声だけで判断するしかないな。
魔法の輝きが薄っすらと見える程度の明るさで船員たちの戦闘を見守る。船員たちは魔法を多用しているようで戦況は有利のようだ。
「シーマンは銛を武器にしてくるだけの猿だからな。俺の部下達には傷一つ付けられねえよ」
「凄い自信ですね」
「伊達に大海賊は名乗ってねえからな」
「大海賊?」
「あ、思わず言っちまった」
大海賊ダイロジック。実はダイロさんに触って大海賊の服を手に入れてから気になってしまって調べたんだよな。
この世界を股にかけた大海賊ダイロジックの冒険譚、弱気を助けて強くを挫く物語は老若男女問わず好まれた。大人気の物語でこの世界の全ての海を制覇したらしい。
だけど、ある時から姿を消してしまって死亡説が流れていたんだってさ。何があったのか気になるけど、ここは知らなかったふりするか。
「あ~あの物語ですか、俺も見ましたよ。今頃ダイロジックは何処にいるんでしょうね~」
「・・・がはは、そうだな。いっちょ俺も混ざってくるか」
誤魔化すように笑ったダイロさんは氷の大地へと飛び降りていった。
「キャン!」
「え?トラも行きたいのか?」
「キャンキャン」
トラが急に騒がしく首を振って泣き出した。そう言えば、トラも進化しそうなんだっけか。ルキアが先に進化してしまったから焦っているのかな?
「それ程強くないらしいから大丈夫だろう。俺は一応甲板に居るから怪我したら戻ってきてくれよ」
「キャン!」
トラは喜んで飛び出していった。ふと思ったがトラの場合降りたら登れないんじゃないか? 少し心配になったがトラの事だから何か考えているだろう。
「ルキアはいかなくていいのか?」
「お父さんとサンちゃんと一緒に船守る」
「はは、寂しいのか」
ルキアはそう言って順番にサンと俺を抱きしめてきた。ずっと寝ていたからあんまり離れたくないのかもしれないな。
しばらくして戦闘が終わるとみんなが甲板に上がってくる。トラは氷の大地を思いっきりけりこんで甲板まで戻ってきた。何も考えてなかったようだ。しかし、凄い跳躍力だな。高さ15メートルはあるのに一回の跳躍で越えるとはな。シカって跳躍力凄いんだな。
「キュルルル~」
「トラ! どうした?」
甲板に着地したトラの様子が可笑しい。
「熱! これは進化放熱か!」
ルキアの時よりもかなりの熱だ。動物だから俺達よりも高温なのかもしれん。
「タツミとりあえず船内に入れ。一嵐来る」
「嵐?」
「ああ、この嵐はシーサーペントの起こしている嵐だ。定期的に起きるものだから船乗りなら誰でもわかるもんだ」
説明しながらトラを持ち上げるために手を貸してくれるダイロさん。宿屋の時に止めてくれた部屋にトラを運び入れる。
「夜はまだまだ長い、おめえらは寝てな。本当に危ないときは呼ぶからよ」
「ああ、すまない。お言葉に甘えるよ」
ダイロさん達に甘えて俺達は部屋で休むことにした。初めての船旅と戦闘の夜は早めに終わるのだった。
ダイロさんは船の準備を急がせて宿屋部分の船を海に下ろした。お客さん達は全員退去してもらっていていつでも出港できるみたいだ。しかし、孤児院に何も言わずに出るのはよろしくないんだが。
「孤児院のルナさんには俺が言っておく、今は一大事、時間がないだろ」
ジアスさんがルナさんに伝えてくれるようだ。他にもヴィナスさんの事とかを伝えておく、ワッツが帰ってきたら文句も言ってもらう、ちゃんと文句の言葉も伝えるとジアスさんは顔を引きつらせていた。お金になるインゴットも数個渡す。これは一大事の時に使ってもらう予定だ。この町には心配事が多すぎるんだよな。
「タツミ!いくぞ~」
「あ、ああ」
俺達は夜の海へとアルフレドを追って出港する。何も言わずに町を出るのはこれで二回目だな。オッズ達は元気にしているだろうか。
「おめーら、久しぶりの海だからって気を抜くんじゃねえぞ。夜だって事を忘れんなよ」
「はは、お頭~、俺達にとっちゃ、陸よりも海の方が安全ですぜ」
「ガハハ、だから言ってんだろ。油断するなってよ」
船が港を出て、灯台の火が見えなくなってきた。
ダイロさんはみんなに油断するなと言っているがダイロさんも油断をにじませている。大丈夫だろうか?
「お頭~早速魔物がおいでだ~」
「迎撃態勢取れ~。夜だからって休めねえぞ~」
船員たちは甲板で腰につけていた指揮棒のような物を取り出した。まさかして、
「火の魔法はやめておけよ~。風と氷で迎撃だ~」
「はは、素人じゃねえんですから皆分かってますよお頭~」
「ガハハ、そうだったな。夜の光は魔物を集めちまう、何て海の男なら乳飲み子でも知ってるわな~」
船員とダイロさんのやり取りを聞きながら僕も精霊魔法使いの服にチェンジ。僕も油断せずに戦闘に備える。ルキア達も警戒して構える。
「ギョギョ」
「お頭、相手はシーマンだ」
「そうか。アイスシートを作動させる。船を傷つけさせるなよ~」
『おうっ』
ダイロさんは舵の中央にある魔石を触ってみんなに指示を出していく。船の周りに冷気が張られて海が凍って氷の大地が船から5メートル程現れた。
「海の上での戦闘はこうやって戦うんだ。よーく覚えておけよタツミ」
「海を凍らして戦うんですか?」
「ああ、船底を傷つけられたらたまらねえからな。周りは5メートル、船底は3メートル程凍ってる。これを壊せる魔物はそうはいねえ」
なるほどね。戦闘する足場を作ると共に防御を補っているわけね。確かに海の中で自由に動ける相手にそのまま船の上で戦闘するなんてナンセンスだよな。
「タツミは見てな。俺達は海じゃ最強だからよ」
「はは、じゃあお言葉に甘えて」
宿屋になっていた船は船体に梯子がいくつもついていた。その謎が今判明したよ。どこからでも氷の大地から上がれるようになっているんだ。俺達の世界の海賊みたいに船をこすり付けて乗り込むとか言った事はないのかもしれないな。
「ウィンドカッター」
「アイスバレット」
「シーマンは相変わらずよええな~。もっと張り合いのある奴ら来ねえのか?」
夜の戦闘だというのによくあんなに警戒に動けるな。松明の火をかざしているとはいえ暗くてよく見えない。俺は声だけで判断するしかないな。
魔法の輝きが薄っすらと見える程度の明るさで船員たちの戦闘を見守る。船員たちは魔法を多用しているようで戦況は有利のようだ。
「シーマンは銛を武器にしてくるだけの猿だからな。俺の部下達には傷一つ付けられねえよ」
「凄い自信ですね」
「伊達に大海賊は名乗ってねえからな」
「大海賊?」
「あ、思わず言っちまった」
大海賊ダイロジック。実はダイロさんに触って大海賊の服を手に入れてから気になってしまって調べたんだよな。
この世界を股にかけた大海賊ダイロジックの冒険譚、弱気を助けて強くを挫く物語は老若男女問わず好まれた。大人気の物語でこの世界の全ての海を制覇したらしい。
だけど、ある時から姿を消してしまって死亡説が流れていたんだってさ。何があったのか気になるけど、ここは知らなかったふりするか。
「あ~あの物語ですか、俺も見ましたよ。今頃ダイロジックは何処にいるんでしょうね~」
「・・・がはは、そうだな。いっちょ俺も混ざってくるか」
誤魔化すように笑ったダイロさんは氷の大地へと飛び降りていった。
「キャン!」
「え?トラも行きたいのか?」
「キャンキャン」
トラが急に騒がしく首を振って泣き出した。そう言えば、トラも進化しそうなんだっけか。ルキアが先に進化してしまったから焦っているのかな?
「それ程強くないらしいから大丈夫だろう。俺は一応甲板に居るから怪我したら戻ってきてくれよ」
「キャン!」
トラは喜んで飛び出していった。ふと思ったがトラの場合降りたら登れないんじゃないか? 少し心配になったがトラの事だから何か考えているだろう。
「ルキアはいかなくていいのか?」
「お父さんとサンちゃんと一緒に船守る」
「はは、寂しいのか」
ルキアはそう言って順番にサンと俺を抱きしめてきた。ずっと寝ていたからあんまり離れたくないのかもしれないな。
しばらくして戦闘が終わるとみんなが甲板に上がってくる。トラは氷の大地を思いっきりけりこんで甲板まで戻ってきた。何も考えてなかったようだ。しかし、凄い跳躍力だな。高さ15メートルはあるのに一回の跳躍で越えるとはな。シカって跳躍力凄いんだな。
「キュルルル~」
「トラ! どうした?」
甲板に着地したトラの様子が可笑しい。
「熱! これは進化放熱か!」
ルキアの時よりもかなりの熱だ。動物だから俺達よりも高温なのかもしれん。
「タツミとりあえず船内に入れ。一嵐来る」
「嵐?」
「ああ、この嵐はシーサーペントの起こしている嵐だ。定期的に起きるものだから船乗りなら誰でもわかるもんだ」
説明しながらトラを持ち上げるために手を貸してくれるダイロさん。宿屋の時に止めてくれた部屋にトラを運び入れる。
「夜はまだまだ長い、おめえらは寝てな。本当に危ないときは呼ぶからよ」
「ああ、すまない。お言葉に甘えるよ」
ダイロさん達に甘えて俺達は部屋で休むことにした。初めての船旅と戦闘の夜は早めに終わるのだった。
15
お気に入りに追加
822
あなたにおすすめの小説
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
クラスメイトのなかで僕だけ異世界転移に耐えられずアンデッドになってしまったようです。
大前野 誠也
ファンタジー
ー
子供頃から体の弱かった主人公は、ある日突然クラスメイトたちと異世界に召喚されてしまう。
しかし主人公はその召喚の衝撃に耐えきれず絶命してしまった。
異世界人は世界を渡る時にスキルという力を授かるのだが、主人公のクラスメイトである灰田亜紀のスキルは死者をアンデッドに変えてしまうスキルだった。
そのスキルの力で主人公はアンデッドとして蘇ったのだが、灰田亜紀ともども追放されてしまう。
追放された森で2人がであったのは――
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
残滓と呼ばれたウィザード、絶望の底で大覚醒! 僕を虐げてくれたみんなのおかげだよ(ニヤリ)
SHO
ファンタジー
15歳になり、女神からの神託の儀で魔法使い(ウィザード)のジョブを授かった少年ショーンは、幼馴染で剣闘士(ソードファイター)のジョブを授かったデライラと共に、冒険者になるべく街に出た。
しかし、着々と実績を上げていくデライラとは正反対に、ショーンはまともに魔法を発動する事すら出来ない。
相棒のデライラからは愛想を尽かされ、他の冒険者たちからも孤立していくショーンのたった一つの心の拠り所は、森で助けた黒ウサギのノワールだった。
そんなある日、ショーンに悲劇が襲い掛かる。しかしその悲劇が、彼の人生を一変させた。
無双あり、ザマァあり、復讐あり、もふもふありの大冒険、いざ開幕!
いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!
町島航太
ファンタジー
ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。
ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。
異世界転生したので、のんびり冒険したい!
藤なごみ
ファンタジー
アラサーのサラリーマンのサトーは、仕事帰りに道端にいた白い子犬を撫でていた所、事故に巻き込まれてしまい死んでしまった。
実は神様の眷属だった白い子犬にサトーの魂を神様の所に連れて行かれた事により、現世からの輪廻から外れてしまう。
そこで神様からお詫びとして異世界転生を進められ、異世界で生きて行く事になる。
異世界で冒険者をする事になったサトーだか、冒険者登録する前に王族を助けた事により、本人の意図とは関係なく様々な事件に巻き込まれていく。
貴族のしがらみに加えて、異世界を股にかける犯罪組織にも顔を覚えられ、悪戦苦闘する日々。
ちょっとチート気味な仲間に囲まれながらも、チームの頭脳としてサトーは事件に立ち向かって行きます。
いつか訪れるだろうのんびりと冒険をする事が出来る日々を目指して!
……何時になったらのんびり冒険できるのかな?
小説家になろう様とカクヨム様にも投稿しました(20220930)
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる