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第二章 海へ
第九話 蜘蛛の肉は美味しいの?
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「トラの魔法で全滅してるな」
通路に群がってきていたから見事に一網打尽されたようだ。雷魔法って勇者の代名詞だよな、トラって勇者なのかな?
「タツミのトライホーンはもしかしたらライトニングホーンに進化するんじゃないか?」
「ん?何それ」
ワッツがミスリルスパイダーを通路の横に運びながらトラの事を言ってきた。ゲームみたいに魔物が進化するのか、楽しみが増えたな。
「ライトニングホーンっていうのはランクでいうとミスリルランクだな。雷の威力自体はそれ以上っぽいが」
「トラはそんな凄いのか。でも進化したら名前変えないとおかしいかな?」
「キャンキャン!」
「えっ、やだ?」
「ルキアもトラはトラでいいと思う」
俺の言葉にトラとルキアが応えた。トラは首を横に振りながら鳴いて、ルキアもそれに同調している。
トラは最初からみんなのお兄さん的な立ち位置だから一番強くても納得だな。今、トラと戦ったら簡単に負けそうだ、本当に従魔になってくれてよかった。
「よし、とりあえず奥にはいかずに鉱脈を少し掘るぞ。儂のアイテムバッグの容量は大きくはない、50キロまでしか入れられないからすぐに満杯になっちまう。タツミのアイテムバッグは相当大きい物も入りそうだけどな」
「知ってたのか?」
「知らなかったさ。でも確信しちまったんだよ。そのオラストロ騎士の鎧とか、さっきの鉄の鉱石とかな」
ワッツも馬鹿じゃない、俺の行動を怪しく思っていたようだ。という事は一緒に誰かと行動すると必ずバレる事案だな。でも人の命の方が大事だ。今後もこういう事があったら秘密とか言ってないでちゃんと手を出していこう。
「じゃあ、これからは出し惜しみしないでいいな。俺もミスリル欲しいし」
「ああ、そうしてくれ。出し惜しみして全員死んだなんて笑えんからな」
一時的でもワッツとはパーティメンバーだからな。秘密はある程度なしで行こう。服を自由に取り換えれるとか言うのはあんまり見せないようにする。流石にチートすぎるからだ。俺がこんなチート見せられたら絶対に他の人に自慢したくなっちゃうからな。俺のパーティメンバー凄いんだぜって。改めて俺って駄目な奴だよなって思うけど自慢したくなるから仕方ないだろ。
自分に自己嫌悪しながらワッツの掘ったミスリルを集めていく、籠はないので山にしていく、二つのミスリルの山を築いていって後で分ける感じだ。流石ドワーフというか、掘る速度は常人よりも遥かに速い。倍速とかそういうんじゃなくて一振りで広範囲を掘っている感じだ。まさにスキルとはゲームのようだと思った。
一通り掘ってミスリルと銀でほっこりして、ワッツと二人でアイテムバッグに詰めこんでいく。毎回着替える時にワッツの視線を切っていたけど、めんどくさくなってきた。しかし、着替えのチートはあんまり見せたくないので我慢我慢。
「後は帰りに拾うぞ。儂のアイテムバッグではあと10キロほどしか入らんからな」
ワッツのアイテムバッグが結構たまってしまったのでここでの採掘は終わりにするようだ。奥でなにも拾えなかったらここで再度採掘して帰るわけだな。
「タツミ準備はいいか?」
「ああ、ルキア達もいいか?」
「ルキアお腹すいた~」
「キャン」
「ガウガウ」
ワッツに言われて、ルキア達に聞いてみたところお腹がすいてしまったようだ。小休止した方がいいかもな。ミスリルとかよりも強い個体がいるかもしれないからな。
「じゃあ飯にするか」
「そうじゃな」
「やった~」
サンの背に跨ったルキアが喜びの声をあげた。サンとトラも嬉しそうに見つめあっている。朝からそんなに時間がたっていないような気がしたけど、実はお昼を過ぎていたみたいなんだよな。洞窟内にいた時は気づかなかったけどな。
今回は作り置きしておいたイノシシの肉だ。俺はアイテムバッグから肉を取り出す、その姿を指を咥えてみていたルキアがミスリルスパイダーを引きずって持ってきた。
「これも食べてみたい~」
「あ~蜘蛛か~。食べれるのか?」
ルキアが持ってきた蜘蛛を見て俺は顔をしかめる。蜘蛛を食べるサバイバルの人は見たことあるけど実際に食べてみようとは思ったことはない。ましてや、人よりも大きな蜘蛛なんて、見たくもないよな。
「そうだったな。スパイダーは旨いぞ~。亜種になればなるほど旨味が増していくんじゃ。ただ、顔の部分は毒が回っている可能性があるからすべて除去しなくてはいけないがな」
「まじか、蜘蛛食べる日が来るとは・・」
「何言っとる。儂らドワーフにとって蜘蛛どもは酒の肴だぞ。こいつらの足は焼くと酒に合うんじゃ~。酒を持って来ればよかったの~」
ワッツが蜘蛛を見てよだれを垂らしながら話した。涎が垂れているのに拭いもしない。ドワーフはやっぱり酒に目がないのかな、童話とかアニメゲームで有名だから気にはなっていたんだが、ワッツは酒を一滴も飲んでいなかったので違うのかなと思っていた。
「いくらか作り置きしておいて街で食べればいいんじゃないか?」
「おお、そうしてくれるか?楽しみじゃな~」
「その代わり俺の能力の事は秘密だからな」
「大丈夫じゃ、儂らドワーフは口が堅くて有名なんじゃ」
ワッツは作り置きしてあげるという俺の言葉に喜んで涎を拭った。酔っぱらったらわからないよな、大丈夫だろうか?ドワーフはそんじょそこらのアルコールじゃ酔わないとか言うし、大丈夫かな。
そんな事よりも料理をしていこう。サンとトラも涎を垂らしているからな、そのままかじってしまいそうだ。
「こんだけあるから色んなもの作ってみたいな」
鉱石にばかりかまけていたので蜘蛛の死体はそのままなんだよな。勿体ないからしまっていくか。しまいながら選別していく、ワッツの話では亜種であればあるほど美味いみたいだからミスリルスパイダーを今回食べてみるか。それ以外はすべて解体してしまっていこう。解体屋にチェンジして解体して、運び屋にチェンジしてアイテムバッグにしまっていく。めんどくさいけどそうしないとできないのでしょうがない。
「こっちは焼けたぞ~」
「あら?やいちゃった?」
料理チートのない料理は普通の美味さから上にはいかない。料理チートで焼かないとだめだと思うんだが。
「ほれ、タツミの分じゃ」
「ん?ああ、じゃあ一口」
蜘蛛の肉をサイコロ状に切って焼いた肉をワッツが皿にのせて持ってきた。俺は熱々のそれをつまんで口にはこぶ。
「ウマ!」
「そうだろそうだろ~」
これはもう霜降りの牛肉だ。脂の旨味が赤身の部分を包んで合わさり、口の中でとろけていく。料理チートがなくてこの美味さ、チートを使ったらどうなるんだよ。
「早く解体して俺が作らなくては」
そんな使命感を帯びて俺は解体を急ぐ。
通路に群がってきていたから見事に一網打尽されたようだ。雷魔法って勇者の代名詞だよな、トラって勇者なのかな?
「タツミのトライホーンはもしかしたらライトニングホーンに進化するんじゃないか?」
「ん?何それ」
ワッツがミスリルスパイダーを通路の横に運びながらトラの事を言ってきた。ゲームみたいに魔物が進化するのか、楽しみが増えたな。
「ライトニングホーンっていうのはランクでいうとミスリルランクだな。雷の威力自体はそれ以上っぽいが」
「トラはそんな凄いのか。でも進化したら名前変えないとおかしいかな?」
「キャンキャン!」
「えっ、やだ?」
「ルキアもトラはトラでいいと思う」
俺の言葉にトラとルキアが応えた。トラは首を横に振りながら鳴いて、ルキアもそれに同調している。
トラは最初からみんなのお兄さん的な立ち位置だから一番強くても納得だな。今、トラと戦ったら簡単に負けそうだ、本当に従魔になってくれてよかった。
「よし、とりあえず奥にはいかずに鉱脈を少し掘るぞ。儂のアイテムバッグの容量は大きくはない、50キロまでしか入れられないからすぐに満杯になっちまう。タツミのアイテムバッグは相当大きい物も入りそうだけどな」
「知ってたのか?」
「知らなかったさ。でも確信しちまったんだよ。そのオラストロ騎士の鎧とか、さっきの鉄の鉱石とかな」
ワッツも馬鹿じゃない、俺の行動を怪しく思っていたようだ。という事は一緒に誰かと行動すると必ずバレる事案だな。でも人の命の方が大事だ。今後もこういう事があったら秘密とか言ってないでちゃんと手を出していこう。
「じゃあ、これからは出し惜しみしないでいいな。俺もミスリル欲しいし」
「ああ、そうしてくれ。出し惜しみして全員死んだなんて笑えんからな」
一時的でもワッツとはパーティメンバーだからな。秘密はある程度なしで行こう。服を自由に取り換えれるとか言うのはあんまり見せないようにする。流石にチートすぎるからだ。俺がこんなチート見せられたら絶対に他の人に自慢したくなっちゃうからな。俺のパーティメンバー凄いんだぜって。改めて俺って駄目な奴だよなって思うけど自慢したくなるから仕方ないだろ。
自分に自己嫌悪しながらワッツの掘ったミスリルを集めていく、籠はないので山にしていく、二つのミスリルの山を築いていって後で分ける感じだ。流石ドワーフというか、掘る速度は常人よりも遥かに速い。倍速とかそういうんじゃなくて一振りで広範囲を掘っている感じだ。まさにスキルとはゲームのようだと思った。
一通り掘ってミスリルと銀でほっこりして、ワッツと二人でアイテムバッグに詰めこんでいく。毎回着替える時にワッツの視線を切っていたけど、めんどくさくなってきた。しかし、着替えのチートはあんまり見せたくないので我慢我慢。
「後は帰りに拾うぞ。儂のアイテムバッグではあと10キロほどしか入らんからな」
ワッツのアイテムバッグが結構たまってしまったのでここでの採掘は終わりにするようだ。奥でなにも拾えなかったらここで再度採掘して帰るわけだな。
「タツミ準備はいいか?」
「ああ、ルキア達もいいか?」
「ルキアお腹すいた~」
「キャン」
「ガウガウ」
ワッツに言われて、ルキア達に聞いてみたところお腹がすいてしまったようだ。小休止した方がいいかもな。ミスリルとかよりも強い個体がいるかもしれないからな。
「じゃあ飯にするか」
「そうじゃな」
「やった~」
サンの背に跨ったルキアが喜びの声をあげた。サンとトラも嬉しそうに見つめあっている。朝からそんなに時間がたっていないような気がしたけど、実はお昼を過ぎていたみたいなんだよな。洞窟内にいた時は気づかなかったけどな。
今回は作り置きしておいたイノシシの肉だ。俺はアイテムバッグから肉を取り出す、その姿を指を咥えてみていたルキアがミスリルスパイダーを引きずって持ってきた。
「これも食べてみたい~」
「あ~蜘蛛か~。食べれるのか?」
ルキアが持ってきた蜘蛛を見て俺は顔をしかめる。蜘蛛を食べるサバイバルの人は見たことあるけど実際に食べてみようとは思ったことはない。ましてや、人よりも大きな蜘蛛なんて、見たくもないよな。
「そうだったな。スパイダーは旨いぞ~。亜種になればなるほど旨味が増していくんじゃ。ただ、顔の部分は毒が回っている可能性があるからすべて除去しなくてはいけないがな」
「まじか、蜘蛛食べる日が来るとは・・」
「何言っとる。儂らドワーフにとって蜘蛛どもは酒の肴だぞ。こいつらの足は焼くと酒に合うんじゃ~。酒を持って来ればよかったの~」
ワッツが蜘蛛を見てよだれを垂らしながら話した。涎が垂れているのに拭いもしない。ドワーフはやっぱり酒に目がないのかな、童話とかアニメゲームで有名だから気にはなっていたんだが、ワッツは酒を一滴も飲んでいなかったので違うのかなと思っていた。
「いくらか作り置きしておいて街で食べればいいんじゃないか?」
「おお、そうしてくれるか?楽しみじゃな~」
「その代わり俺の能力の事は秘密だからな」
「大丈夫じゃ、儂らドワーフは口が堅くて有名なんじゃ」
ワッツは作り置きしてあげるという俺の言葉に喜んで涎を拭った。酔っぱらったらわからないよな、大丈夫だろうか?ドワーフはそんじょそこらのアルコールじゃ酔わないとか言うし、大丈夫かな。
そんな事よりも料理をしていこう。サンとトラも涎を垂らしているからな、そのままかじってしまいそうだ。
「こんだけあるから色んなもの作ってみたいな」
鉱石にばかりかまけていたので蜘蛛の死体はそのままなんだよな。勿体ないからしまっていくか。しまいながら選別していく、ワッツの話では亜種であればあるほど美味いみたいだからミスリルスパイダーを今回食べてみるか。それ以外はすべて解体してしまっていこう。解体屋にチェンジして解体して、運び屋にチェンジしてアイテムバッグにしまっていく。めんどくさいけどそうしないとできないのでしょうがない。
「こっちは焼けたぞ~」
「あら?やいちゃった?」
料理チートのない料理は普通の美味さから上にはいかない。料理チートで焼かないとだめだと思うんだが。
「ほれ、タツミの分じゃ」
「ん?ああ、じゃあ一口」
蜘蛛の肉をサイコロ状に切って焼いた肉をワッツが皿にのせて持ってきた。俺は熱々のそれをつまんで口にはこぶ。
「ウマ!」
「そうだろそうだろ~」
これはもう霜降りの牛肉だ。脂の旨味が赤身の部分を包んで合わさり、口の中でとろけていく。料理チートがなくてこの美味さ、チートを使ったらどうなるんだよ。
「早く解体して俺が作らなくては」
そんな使命感を帯びて俺は解体を急ぐ。
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