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第二章 フェイク
第46話 昔話
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「バブ……」
「そろそろ来る頃だと思ったぞ」
みんなが寝静まった夜。僕はリュウさんの宿屋にやってきた。僕は聞きたかったんだ。なんで僕らをつけてきていたかを。フェイクの残した言葉も気になるしね。
「質問は分かっておるぞ。儂はな、フェイクと話したかったんだよ。昔話をな」
リュウさんはそういってロウソクに火を灯していく。宿屋の通路にあるロウソクや松明に火をつけ終わると食堂の席に座って僕を机の上に乗せてくれた。
「フェイクは相変わらず面白い奴じゃった。中身は変わっていないな」
「バブ!」
「ふむ、何を言いたいのかわからんが、そうだな。また、フェイクの話をしよう」
そういって水の入ったコップを一気に飲み干した。
「酒が欲しいところだが致し方ないな」
水に文句を言うと大きくため息をついて話しだす。
「不死者は4人いた。グリード、グラトニー、フェイク、トゥルース」
「バブ!?」
「そう、奴が持っていた鎧はそのグリードじゃ」
そ、そんな。あの黒い液体の鎧がグリードっていう不死者そのもの……。でも、なんであんな姿に? もともとは人の姿なんだよな? だって、フェイクは人の姿をしているもんな。
「混乱するのも無理はないぞ。人の姿だったものがあのような姿になるのだからな。儂もびっくりしたもんじゃ」
カラカラと笑うリュウさん。
「あれも一種の不死者への対処方法じゃろう。面白いもんじゃ」
あんな姿でも生きているってことなのか? それしか対処方法がないとしても、あんなこと僕には出来ない。
「フェイクがやったものとは考えにくいものじゃが、奴が持っているのだから関係はしているじゃろうな」
「バブ……」
リュウさんの言葉に僕は考え込む。トゥルースっていう不死者がいなくなって、おかしくなったフェイクを考えると同じ不死者のグリードを、道具のように使っているのは少し違和感がある。経験値とグリード、この二つに何か関係があるのかも。
「……フェイクから何か言われたか?」
「ば、バブ!?」
考え込んでいると不意にリュウさんから声をかけられる。思わずオドオドしてしまうとリュウさんは僕を抱き上げた。
「心配せんでも食べはせん。おおかた儂のことを警戒しろとか言ったのじゃろ?」
「ば、バブ……」
「浅はかじゃな~。フェイクが儂を恐れて居るからそういうことを言うんじゃ。邪魔をされたくないから儂を遠ざけようとしたんじゃよ」
リュウさんに答えると彼女は口角をあげて答えてくれた。そうか、そうともとれるのか。フェイクは僕とリュウさんが共闘することを恐れてる……。
「儂はこの街が気に入った。フェイクは抜きにして魔物が襲ってくるようなら守ってやってもよいぞ。その代わりじゃが」
僕が悩んでいるとリュウさんが人差し指を立てて言ってくる。
「エリカといったか? あの娘を儂の弟子にしたい。いいじゃろ?」
「バブ!? バブバブ!」
リュウさんの言葉に僕は大きく首を横に振った。すると彼女は大きくため息をついて。
「だから別に食べるわけでもないと言って居るだろ。育てたいんじゃよ。あやつの親もそうだが、少し気になる血を受け継いでおるようなんじゃ」
エリカちゃんの血筋? なんだろう気になるな。
「どうも、竜騎士と言われる血筋を感じるんじゃ。どうにもあの親子のことが気になってしょうがない。守ってやりたくなってしまうんじゃよ」
「バブ?」
リュウさんが瞳をウルウルさせて話す。まるで母性本能を表すかのような姿に僕は首を傾げる。
「竜騎士とはな。その名の通り、竜の騎士。竜に跨り生きる部族のことじゃ。本来は竜と共に生まれて同じ時を生きるものじゃが、龍はほぼ誕生しなくなってしまったからな。それは叶わぬものとなった」
は~、凄い部族もいたもんだな~。竜と一緒に生まれるなんて凄い。
「できれば親子ともども保護したいが、それは贅沢と言うものだと思うからな。とりあえずは娘だけをな。悪い話ではないはずじゃぞ。別に親子を離れ離れにするという話でもなし、ただただ強くするのだからな。どうじゃ?」
この町を魔物から守ってくれる代わりにエリカちゃんを強くしてくれる? なんか僕らにだけ利益がありすぎる。龍の本能だとしても少し気になる。
「あ~今すぐにでもあの子を強くしたい。発作が酷くなってさらってしまうかもしれん。それでもいいのか?」
むむ、脅迫までしてきた。これはますます怪しいな~。それに今までそんな様子はなかった。エリカちゃんが刀に興味を持ったことがあったくらいだ。
それでも魔物から守ってくれるのは助かるんだよな~。お父さんたちでも大丈夫だけど、リュウさんは神と同列の存在っぽい人だ、そんな人に守ってもらえるなら何の心配もいらなくなる。でも、僕が離れることはないしな~。う~ん……。
「悩んでおるな~。ではあの娘に決めさせればよいだろ?」
「バブ~?」
リュウさんの提案にジト目で見つめる。エリカちゃんは楽しいことに興味を示すからな~。リュウさんが刀の使い方を教えたらすぐに飛びつくと思うんだよな。
「まだ信用していないか。まあ、仕方ないか。だが寂しいもんじゃな。信じてもらえないのも」
リュウさんはいつまでも肯定しない僕に涙を見せる。いつまでも答えの出ない疑問を抱いていても仕方ないか。今は彼女を信じるしかない。疑って敵になってもフェイクの思うつぼかもしれないしね。
「バブ」
「いいのか? やった~。これで儂も弟子を手に入れられた」
「バブ?」
肯定するとリュウさんは嬉しそうに声をあげる。それを見て首を傾げる。も、って誰と比べてるんだろう?
「フェイクじゃよ。やつもいろいろな魔物を鍛えているようなんじゃ。ジェーもそのうちの一体だったじゃろ。儂も後進を育てたいと思ったんじゃ」
嬉しそうに話すリュウさん。フェイクと話して興味を持ったのか。ってことはやつがなんで魔物を育てだしたか知ってるんじゃ? といっても言葉を話せないから聞けない。そう思っているとリュウさんはフェイクと話した内容を口にしていく。
「フェイクはある目的の為に魔物を育てている。日に日に強くなる魔物を見ていると嬉しくなるんじゃと言って居ったな。嬉しそうにするもんじゃから、儂もやってみたくなってしまった。魔物は私利私欲に走る可能性もあるからな。人にしようと思って素質のあるあの子を選んだわけじゃよ」
ワクワクした様子で話すリュウさん。何か思惑があるようには見えない。大丈夫かもな。
「では明日からあの娘を育てるぞ~」
「バブ……」
そういってリュウさんは自室に入って行く。うまくごまかされた感じもするけど、証拠もない。とりあえずは様子を見るしかないかな。何もないことを祈って僕はダンジョン洞窟へと向かう。今日は地下二階までもぐってみよう。
「そろそろ来る頃だと思ったぞ」
みんなが寝静まった夜。僕はリュウさんの宿屋にやってきた。僕は聞きたかったんだ。なんで僕らをつけてきていたかを。フェイクの残した言葉も気になるしね。
「質問は分かっておるぞ。儂はな、フェイクと話したかったんだよ。昔話をな」
リュウさんはそういってロウソクに火を灯していく。宿屋の通路にあるロウソクや松明に火をつけ終わると食堂の席に座って僕を机の上に乗せてくれた。
「フェイクは相変わらず面白い奴じゃった。中身は変わっていないな」
「バブ!」
「ふむ、何を言いたいのかわからんが、そうだな。また、フェイクの話をしよう」
そういって水の入ったコップを一気に飲み干した。
「酒が欲しいところだが致し方ないな」
水に文句を言うと大きくため息をついて話しだす。
「不死者は4人いた。グリード、グラトニー、フェイク、トゥルース」
「バブ!?」
「そう、奴が持っていた鎧はそのグリードじゃ」
そ、そんな。あの黒い液体の鎧がグリードっていう不死者そのもの……。でも、なんであんな姿に? もともとは人の姿なんだよな? だって、フェイクは人の姿をしているもんな。
「混乱するのも無理はないぞ。人の姿だったものがあのような姿になるのだからな。儂もびっくりしたもんじゃ」
カラカラと笑うリュウさん。
「あれも一種の不死者への対処方法じゃろう。面白いもんじゃ」
あんな姿でも生きているってことなのか? それしか対処方法がないとしても、あんなこと僕には出来ない。
「フェイクがやったものとは考えにくいものじゃが、奴が持っているのだから関係はしているじゃろうな」
「バブ……」
リュウさんの言葉に僕は考え込む。トゥルースっていう不死者がいなくなって、おかしくなったフェイクを考えると同じ不死者のグリードを、道具のように使っているのは少し違和感がある。経験値とグリード、この二つに何か関係があるのかも。
「……フェイクから何か言われたか?」
「ば、バブ!?」
考え込んでいると不意にリュウさんから声をかけられる。思わずオドオドしてしまうとリュウさんは僕を抱き上げた。
「心配せんでも食べはせん。おおかた儂のことを警戒しろとか言ったのじゃろ?」
「ば、バブ……」
「浅はかじゃな~。フェイクが儂を恐れて居るからそういうことを言うんじゃ。邪魔をされたくないから儂を遠ざけようとしたんじゃよ」
リュウさんに答えると彼女は口角をあげて答えてくれた。そうか、そうともとれるのか。フェイクは僕とリュウさんが共闘することを恐れてる……。
「儂はこの街が気に入った。フェイクは抜きにして魔物が襲ってくるようなら守ってやってもよいぞ。その代わりじゃが」
僕が悩んでいるとリュウさんが人差し指を立てて言ってくる。
「エリカといったか? あの娘を儂の弟子にしたい。いいじゃろ?」
「バブ!? バブバブ!」
リュウさんの言葉に僕は大きく首を横に振った。すると彼女は大きくため息をついて。
「だから別に食べるわけでもないと言って居るだろ。育てたいんじゃよ。あやつの親もそうだが、少し気になる血を受け継いでおるようなんじゃ」
エリカちゃんの血筋? なんだろう気になるな。
「どうも、竜騎士と言われる血筋を感じるんじゃ。どうにもあの親子のことが気になってしょうがない。守ってやりたくなってしまうんじゃよ」
「バブ?」
リュウさんが瞳をウルウルさせて話す。まるで母性本能を表すかのような姿に僕は首を傾げる。
「竜騎士とはな。その名の通り、竜の騎士。竜に跨り生きる部族のことじゃ。本来は竜と共に生まれて同じ時を生きるものじゃが、龍はほぼ誕生しなくなってしまったからな。それは叶わぬものとなった」
は~、凄い部族もいたもんだな~。竜と一緒に生まれるなんて凄い。
「できれば親子ともども保護したいが、それは贅沢と言うものだと思うからな。とりあえずは娘だけをな。悪い話ではないはずじゃぞ。別に親子を離れ離れにするという話でもなし、ただただ強くするのだからな。どうじゃ?」
この町を魔物から守ってくれる代わりにエリカちゃんを強くしてくれる? なんか僕らにだけ利益がありすぎる。龍の本能だとしても少し気になる。
「あ~今すぐにでもあの子を強くしたい。発作が酷くなってさらってしまうかもしれん。それでもいいのか?」
むむ、脅迫までしてきた。これはますます怪しいな~。それに今までそんな様子はなかった。エリカちゃんが刀に興味を持ったことがあったくらいだ。
それでも魔物から守ってくれるのは助かるんだよな~。お父さんたちでも大丈夫だけど、リュウさんは神と同列の存在っぽい人だ、そんな人に守ってもらえるなら何の心配もいらなくなる。でも、僕が離れることはないしな~。う~ん……。
「悩んでおるな~。ではあの娘に決めさせればよいだろ?」
「バブ~?」
リュウさんの提案にジト目で見つめる。エリカちゃんは楽しいことに興味を示すからな~。リュウさんが刀の使い方を教えたらすぐに飛びつくと思うんだよな。
「まだ信用していないか。まあ、仕方ないか。だが寂しいもんじゃな。信じてもらえないのも」
リュウさんはいつまでも肯定しない僕に涙を見せる。いつまでも答えの出ない疑問を抱いていても仕方ないか。今は彼女を信じるしかない。疑って敵になってもフェイクの思うつぼかもしれないしね。
「バブ」
「いいのか? やった~。これで儂も弟子を手に入れられた」
「バブ?」
肯定するとリュウさんは嬉しそうに声をあげる。それを見て首を傾げる。も、って誰と比べてるんだろう?
「フェイクじゃよ。やつもいろいろな魔物を鍛えているようなんじゃ。ジェーもそのうちの一体だったじゃろ。儂も後進を育てたいと思ったんじゃ」
嬉しそうに話すリュウさん。フェイクと話して興味を持ったのか。ってことはやつがなんで魔物を育てだしたか知ってるんじゃ? といっても言葉を話せないから聞けない。そう思っているとリュウさんはフェイクと話した内容を口にしていく。
「フェイクはある目的の為に魔物を育てている。日に日に強くなる魔物を見ていると嬉しくなるんじゃと言って居ったな。嬉しそうにするもんじゃから、儂もやってみたくなってしまった。魔物は私利私欲に走る可能性もあるからな。人にしようと思って素質のあるあの子を選んだわけじゃよ」
ワクワクした様子で話すリュウさん。何か思惑があるようには見えない。大丈夫かもな。
「では明日からあの娘を育てるぞ~」
「バブ……」
そういってリュウさんは自室に入って行く。うまくごまかされた感じもするけど、証拠もない。とりあえずは様子を見るしかないかな。何もないことを祈って僕はダンジョン洞窟へと向かう。今日は地下二階までもぐってみよう。
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