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第一章 ジーニアスベル
第9話 魔物の群れ
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「スースー……」
「バブ?」
眠りから覚めると夕日が落ちてくる時間になっていたみたい。
オレンジ色に照らされるシリカちゃんがとても綺麗だ。起きていた時と同じ体制のまま彼女も寝てしまったのか。僕を起こさないようにしてくれてたんだな、本当に優しい子だ。
さて、狩りでも行こうかな。
「た、大変だ!」
温かなお膝から降りて森に行こうと思ったら兵士さん達から声があがり始める。城壁の上からか?
「魔物が来るぞ~!」
「!? みんな出来るだけ固まれ!」
城壁上から降ってくる声でお父さんが動き始める。声に反応してそれぞれの難民の塊が出来上がる。お父さんがみんなに木の大きな盾を作るように言っていたからそれでみんなが集まれるようになってる。
「矢が来るぞ! こちらも応戦しろ!」
降ってくる声と共に矢が僕らにも降り注ぐ。大量の矢を受けて木の大盾が衝撃で揺れる。
「な、なんて数だよ!」
たった一回、射かけられただけで木の盾がハリネズミみたいになった。盾がなかったらどうなっていたんだ、想像するだけで嫌になる。
「チィ! 門が閉められた!」
分かっていたこととはいえお父さんは歯ぎしりをするほど憤りを露わにする。何て世界だ。
「城壁の上の奴らに望みをかけるしかない」
「ああ、それまで俺達は生き残るぞ!」
グッツさんとお父さんが決意を口にする。
城壁上から火の球や水の球が放たれてる。まだ下からじゃ見えない魔物の群れに当たってるんだろう。あの人たちが何とか魔物達を倒してくれれば。
「な!?」
「!?」
矢が降ってこないか恐る恐る木の盾から顔を覗かせたお父さんとグッツさん。少し声を漏らすと生唾を飲み込む。まるでこの世の終わりのような表情に僕も顔を覗かせた。
「ダブ?」
真っ黒な地面がもぞもぞと動いているのが見える。まるで川が黒い光を浴びて輝いているよう……あの一つ一つの揺らぎが魔物。
「千……いや、万の群れ」
「……」
グッツさんの呟きにお母さんもシリカちゃんも顔を青ざめさせる。
「盾を構えたまま後退だ。すでに時間は稼いだ。俺達は罰せられないはずだ」
「わ、わかった」
難民キャンプのみんながお父さんの声で盾を構えたまま城壁に沿って後退していく。その間にも黒い波が僕らに迫ってくる。
「矢が降ってくる。みんな盾に隠れろ!」
「キャ~!」
「だ、大丈夫だ。ただの矢ならこの盾を貫くことはない」
お父さんの声でみんな動きを止めて盾に隠れる。丸太を半分に切っただけの盾、普通の矢なら完全に防げる。その代わり重いけどね。
「まずい、馬に乗ってるゴブリンが先行してくる」
馬に乗ったゴブリンがいち早くやってくるのが見える。お父さんが自前の剣と盾を構えて迎え撃つ。僕はすかさず【ブレッシング】をかける。
「ジーニアスありがとう。みんなを頼む!」
お父さんは力なく微笑むとゴブリン達に駆けていく。あれは死を覚悟した顔だ。僕にはわかる、だって僕も男だから……でも、そんな覚悟要らない!
「ダブ!」
「じ、ジーニ!」
僕も駆けだす、お父さんを死なせるわけには行かないよ! お母さんの制止の声が聞こえたけど、構わずにお父さんの後ろをついていく。そして、
「ダブダブダブ~。【バイバ~バブ~ブ】」
「ジーニアス! ……まったく、しょうがねえな、やってやろうぜ! 我が息子!」
ファイアストームを前方に放つ。お父さんと僕の通る道を炎の竜巻が作り出す。魔物は何もできずに焼け焦げていって魔石を残して消える。
それでも、僕らを狙って矢が射かけられる。お父さんが矢を切り落として僕が魔物をファイアストームで倒す。人馬一体ではなく、親子一体と言った感じだろうか。それぞれ役目を果たしながら黒い波の中を切り裂いていく。
「オオオォォォ!」
「バブバブバブバブ!」
お父さんが前へと進み、僕が周囲にファイアストームをばらまく。幾千の魔物を消し去るとお父さんが膝をついて倒れた。
「す、すまないジーニアス。もう腕があがらん……」
「バブ! ダブダブ……【バ~ブ】!」
すぐに僕はヒールを使う。動けなかったお父さんはすぐに元気になって近づいてくる魔物へと切っ先をつきつける。
「二回戦の始まりだ!」
「バブ!」
気合を入れなおして魔物へと向き直る。まだまだ僕たちは戦える。
「英雄を助けろ!」
やる気に満ち満ちていると城壁上から声が聞こえてきて、魔法や矢が放たれた。僕らの前にいた魔物達が次々と魔石になっていく。
「難民キャンプの心配はしないで大丈夫だ。安心して戦ってくれ」
城壁上からフルプレートの騎士が声をあげて、手を振ってくれてる。ブレインではない騎士の人かな? でも、これで後ろを気にせずに戦える!
「よっしゃ! ジーニアス。魔物の王を倒しに行くぞ!」
「バブ!
お父さんは答えた僕の声を聞くとおんぶしてくれる。そのまま、魔物を切り崩していく。
ゴブリン、オーク、コボルト、二足歩行の多くの魔物達。本当にここが異世界なのが分かる。
そして、黒い魔物の波の最奥までやってきた。流石の魔物の数、お父さんは再度息を切らせている。
「あいつが魔物の王……ゴブリンロードと言ったところか」
複数のオークが担いでいる玉座に足を組んで座る肌が緑の人。僕らを見下ろして口角をあげると腕を振り上げる。
「ギャギャギャ!」
振り上げた腕を振り下ろすとともにけたたましい声をあげるゴブリンロード。その声で体が一瞬動かなくなるのを感じるとお父さんが膝をつく。
「く、暗器か」
お父さんの両膝に棒手裏剣のような物が突き刺さっている。腕を振り下ろした時に放ってきたのか。全然見えなかった。
「バブ……」
何度も何度もお父さんを傷つけるゴブリンロード。すぐにお父さんへとヒールを使ってゴブリンロードを睨みつける。そして、
「ダブダブダブ~。【バイバ~バブ~ブ】」
ファイアストームを放つ。ロードと名のついているような魔物、これだけで勝てるはずがない。そう思っていたんだけど、
「た、倒したのか……」
ロードは玉座と一緒に焼け焦げて魔石を残して消えていった。
「……キングだったか」
お父さんは玉座の横に落ちた王冠をもって声を漏らす。魔王と言われるロードの称号を持つものじゃなくてキングのゴブリンだったみたい。
そして、もちろんこんな称号も得てしまった。
【0歳児でゴブリンジェネラルを狩る】効果 体力+50 筋力+10 生命力+10
【0歳児でゴブリンキングを狩る】効果 体力+700 筋力+150 生命力+150
ジェネラルは熊よりは弱いのか。
「ギャ! ギャギャギャ~」
キングが討たれて残った魔物達は悲鳴をあげて散り散りに逃げていく。始末しないといけないけど、お父さんは動けずにいる。
「すまんジーニアス。疲れちまった」
肉体の疲労は僕の魔法で治せる。だけど、精神的な疲労は流石に治せないみたい。
「ローズ隊! 残党を狩るぞ!」
『応っ』
お父さんを心配していると城壁の門が開いて声が聞こえてくる。白馬の騎士に続いて、騎士隊が魔物の残党に走っていく。
「英雄様。ご無事ですか?」
「あ、ああ……」
白馬の騎士が僕らの横に舞い降りる。赤い鎧を着る金髪の騎士、女性の騎士?
「私はローズと申します。こちらをお使いください。では私は残党を」
ローズと名乗った女性は赤い液体の入った瓶をお父さんに手渡すとすぐに騎士隊に追従していく。
「ポーションか」
お父さんがそういってポーションを飲み干す。するとお父さんの目がシャキッとしてスクッと立ち上がった。
「Aクラスのポーションか……。金貨十枚はするぞ……。オーベンの村が5個以上は買えるな」
「バブ!?」
お父さんが恐ろしい声をあげた。そんなものを一気飲み……。そして、それをタダで手渡してくる騎士さん、何者だろう?
「バブ?」
眠りから覚めると夕日が落ちてくる時間になっていたみたい。
オレンジ色に照らされるシリカちゃんがとても綺麗だ。起きていた時と同じ体制のまま彼女も寝てしまったのか。僕を起こさないようにしてくれてたんだな、本当に優しい子だ。
さて、狩りでも行こうかな。
「た、大変だ!」
温かなお膝から降りて森に行こうと思ったら兵士さん達から声があがり始める。城壁の上からか?
「魔物が来るぞ~!」
「!? みんな出来るだけ固まれ!」
城壁上から降ってくる声でお父さんが動き始める。声に反応してそれぞれの難民の塊が出来上がる。お父さんがみんなに木の大きな盾を作るように言っていたからそれでみんなが集まれるようになってる。
「矢が来るぞ! こちらも応戦しろ!」
降ってくる声と共に矢が僕らにも降り注ぐ。大量の矢を受けて木の大盾が衝撃で揺れる。
「な、なんて数だよ!」
たった一回、射かけられただけで木の盾がハリネズミみたいになった。盾がなかったらどうなっていたんだ、想像するだけで嫌になる。
「チィ! 門が閉められた!」
分かっていたこととはいえお父さんは歯ぎしりをするほど憤りを露わにする。何て世界だ。
「城壁の上の奴らに望みをかけるしかない」
「ああ、それまで俺達は生き残るぞ!」
グッツさんとお父さんが決意を口にする。
城壁上から火の球や水の球が放たれてる。まだ下からじゃ見えない魔物の群れに当たってるんだろう。あの人たちが何とか魔物達を倒してくれれば。
「な!?」
「!?」
矢が降ってこないか恐る恐る木の盾から顔を覗かせたお父さんとグッツさん。少し声を漏らすと生唾を飲み込む。まるでこの世の終わりのような表情に僕も顔を覗かせた。
「ダブ?」
真っ黒な地面がもぞもぞと動いているのが見える。まるで川が黒い光を浴びて輝いているよう……あの一つ一つの揺らぎが魔物。
「千……いや、万の群れ」
「……」
グッツさんの呟きにお母さんもシリカちゃんも顔を青ざめさせる。
「盾を構えたまま後退だ。すでに時間は稼いだ。俺達は罰せられないはずだ」
「わ、わかった」
難民キャンプのみんながお父さんの声で盾を構えたまま城壁に沿って後退していく。その間にも黒い波が僕らに迫ってくる。
「矢が降ってくる。みんな盾に隠れろ!」
「キャ~!」
「だ、大丈夫だ。ただの矢ならこの盾を貫くことはない」
お父さんの声でみんな動きを止めて盾に隠れる。丸太を半分に切っただけの盾、普通の矢なら完全に防げる。その代わり重いけどね。
「まずい、馬に乗ってるゴブリンが先行してくる」
馬に乗ったゴブリンがいち早くやってくるのが見える。お父さんが自前の剣と盾を構えて迎え撃つ。僕はすかさず【ブレッシング】をかける。
「ジーニアスありがとう。みんなを頼む!」
お父さんは力なく微笑むとゴブリン達に駆けていく。あれは死を覚悟した顔だ。僕にはわかる、だって僕も男だから……でも、そんな覚悟要らない!
「ダブ!」
「じ、ジーニ!」
僕も駆けだす、お父さんを死なせるわけには行かないよ! お母さんの制止の声が聞こえたけど、構わずにお父さんの後ろをついていく。そして、
「ダブダブダブ~。【バイバ~バブ~ブ】」
「ジーニアス! ……まったく、しょうがねえな、やってやろうぜ! 我が息子!」
ファイアストームを前方に放つ。お父さんと僕の通る道を炎の竜巻が作り出す。魔物は何もできずに焼け焦げていって魔石を残して消える。
それでも、僕らを狙って矢が射かけられる。お父さんが矢を切り落として僕が魔物をファイアストームで倒す。人馬一体ではなく、親子一体と言った感じだろうか。それぞれ役目を果たしながら黒い波の中を切り裂いていく。
「オオオォォォ!」
「バブバブバブバブ!」
お父さんが前へと進み、僕が周囲にファイアストームをばらまく。幾千の魔物を消し去るとお父さんが膝をついて倒れた。
「す、すまないジーニアス。もう腕があがらん……」
「バブ! ダブダブ……【バ~ブ】!」
すぐに僕はヒールを使う。動けなかったお父さんはすぐに元気になって近づいてくる魔物へと切っ先をつきつける。
「二回戦の始まりだ!」
「バブ!」
気合を入れなおして魔物へと向き直る。まだまだ僕たちは戦える。
「英雄を助けろ!」
やる気に満ち満ちていると城壁上から声が聞こえてきて、魔法や矢が放たれた。僕らの前にいた魔物達が次々と魔石になっていく。
「難民キャンプの心配はしないで大丈夫だ。安心して戦ってくれ」
城壁上からフルプレートの騎士が声をあげて、手を振ってくれてる。ブレインではない騎士の人かな? でも、これで後ろを気にせずに戦える!
「よっしゃ! ジーニアス。魔物の王を倒しに行くぞ!」
「バブ!
お父さんは答えた僕の声を聞くとおんぶしてくれる。そのまま、魔物を切り崩していく。
ゴブリン、オーク、コボルト、二足歩行の多くの魔物達。本当にここが異世界なのが分かる。
そして、黒い魔物の波の最奥までやってきた。流石の魔物の数、お父さんは再度息を切らせている。
「あいつが魔物の王……ゴブリンロードと言ったところか」
複数のオークが担いでいる玉座に足を組んで座る肌が緑の人。僕らを見下ろして口角をあげると腕を振り上げる。
「ギャギャギャ!」
振り上げた腕を振り下ろすとともにけたたましい声をあげるゴブリンロード。その声で体が一瞬動かなくなるのを感じるとお父さんが膝をつく。
「く、暗器か」
お父さんの両膝に棒手裏剣のような物が突き刺さっている。腕を振り下ろした時に放ってきたのか。全然見えなかった。
「バブ……」
何度も何度もお父さんを傷つけるゴブリンロード。すぐにお父さんへとヒールを使ってゴブリンロードを睨みつける。そして、
「ダブダブダブ~。【バイバ~バブ~ブ】」
ファイアストームを放つ。ロードと名のついているような魔物、これだけで勝てるはずがない。そう思っていたんだけど、
「た、倒したのか……」
ロードは玉座と一緒に焼け焦げて魔石を残して消えていった。
「……キングだったか」
お父さんは玉座の横に落ちた王冠をもって声を漏らす。魔王と言われるロードの称号を持つものじゃなくてキングのゴブリンだったみたい。
そして、もちろんこんな称号も得てしまった。
【0歳児でゴブリンジェネラルを狩る】効果 体力+50 筋力+10 生命力+10
【0歳児でゴブリンキングを狩る】効果 体力+700 筋力+150 生命力+150
ジェネラルは熊よりは弱いのか。
「ギャ! ギャギャギャ~」
キングが討たれて残った魔物達は悲鳴をあげて散り散りに逃げていく。始末しないといけないけど、お父さんは動けずにいる。
「すまんジーニアス。疲れちまった」
肉体の疲労は僕の魔法で治せる。だけど、精神的な疲労は流石に治せないみたい。
「ローズ隊! 残党を狩るぞ!」
『応っ』
お父さんを心配していると城壁の門が開いて声が聞こえてくる。白馬の騎士に続いて、騎士隊が魔物の残党に走っていく。
「英雄様。ご無事ですか?」
「あ、ああ……」
白馬の騎士が僕らの横に舞い降りる。赤い鎧を着る金髪の騎士、女性の騎士?
「私はローズと申します。こちらをお使いください。では私は残党を」
ローズと名乗った女性は赤い液体の入った瓶をお父さんに手渡すとすぐに騎士隊に追従していく。
「ポーションか」
お父さんがそういってポーションを飲み干す。するとお父さんの目がシャキッとしてスクッと立ち上がった。
「Aクラスのポーションか……。金貨十枚はするぞ……。オーベンの村が5個以上は買えるな」
「バブ!?」
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