185 / 252
第六章 学園都市ブラウディア
第四十六話 ナイトフォレスト
しおりを挟む
「お前はあの時の小さき人間か・・・」
一番大きなトレント、エルダートレントの前についた僕は大きなトレントの体を見上げて話しかけた。
「大丈夫だった?空にドラゴンがいたよ」
「ああ、急にドラゴンどもが森を燃やしだしたのだ。奴らは森に降りずに攻撃してきてな。儂の事を恐れたのだろう」
あ~そう言えばドラゴンにも勝つとか言ってたっけ。でもトレントは飛べないから空から炎を放ってたんだね。ドラゴンってもっと堂々としたものだと思ってたけどがっかりです。
「ドラゴンさん達とお話ししたんだけどトレントがドラゴンの子供を攫ったって言ってるんだ。何かわからないかな?」
「そんな事を言っておるのか・・・ドラゴンの子供を儂らが攫って何になるんじゃ!」
エルダートレントはとてもご立腹、地面を枝で打ちつけて憤りをあらわにしてる。
「さっきの雨もジーニがやってくれたのだろう。すまないな。何度も同胞を救ってくれてありがとう」
エルダートレントは初めて僕の名前を呼んでくれた。何だか嬉しくなって頬を緩めるとエルダートレントも枝で顔を掻いてる、たぶん照れてるんだね。
「子供はここにいるのかな?」
「うむ、ドラゴン達も馬鹿ではないはず、奴らは匂いに敏感だ。たぶん子供かそういう匂いのするものがあるのかもしれん」
う~んこんな暗いんじゃ神眼でも見にくいしな~。ドラゴンの一人に協力してもらおうかな。
「じゃあドラゴンさん達に協力を求めてくるよ」
「同胞たちには手を出さないように言っておくが気をつけてくれ。中には傷ついたものもおる」
「うん、大丈夫だよ。ドラゴン達も自分達が利用された事に感づいたみたいだから。じゃあ行ってくるね」
僕はそう言ってすぐに上昇していく。
上昇した僕はすぐにドラゴン達に囲まれる。たぶんさっきの報復をしようとしているのかも。
「人間、さっきは油断した同胞を傷つけてくれたな。覚悟しろ」
「無駄に傷つきたいんだね。いいよ。気がすむまで相手してあげるよ」
5匹程のドラゴンが僕の殺気に反応して炎を吐いてきた。もうそこに僕はいないので炎同士がぶつかり合って相殺しあってた。
「[マナランス]」
僕は半透明なランスを5本生成、あの口が悪いんだと思ったので全員の口を串刺しにしてやります。
「気をつけろ。何か出したぞ」
ドラゴン達は警戒してるけどもう遅いよ。
僕は手で合図をすると[マナランス]がドラゴンの口を上や下から串刺しにした。ドラゴン達は抜こうともがくんだけど全然抜けません。
「すまん、人間。我は止めたのだが」
「君は話が分かりそうだね。ちょっと聞いてくれる?」
最初に僕に話しかけてきたドラゴンに子供の匂いか子供自体の捜索を手伝うように言うと快く承諾してくれた。なので牙を全部抜いたドラゴンや串刺しにしたドラゴン達の傷を癒してあげると全員僕から距離を取って怯えてる。
「折角ドラゴンの背に乗れると思ったのにこれじゃダメそうだな~」
「すまんな。俺もまだお前を信じたわけじゃない。背は任せられん今はな。では行こうか」
僕は聞き分けのいい、このドラゴンさんと降りていく。
今はって言ったけど期待しちゃうな~。
一番大きなトレント、エルダートレントの前についた僕は大きなトレントの体を見上げて話しかけた。
「大丈夫だった?空にドラゴンがいたよ」
「ああ、急にドラゴンどもが森を燃やしだしたのだ。奴らは森に降りずに攻撃してきてな。儂の事を恐れたのだろう」
あ~そう言えばドラゴンにも勝つとか言ってたっけ。でもトレントは飛べないから空から炎を放ってたんだね。ドラゴンってもっと堂々としたものだと思ってたけどがっかりです。
「ドラゴンさん達とお話ししたんだけどトレントがドラゴンの子供を攫ったって言ってるんだ。何かわからないかな?」
「そんな事を言っておるのか・・・ドラゴンの子供を儂らが攫って何になるんじゃ!」
エルダートレントはとてもご立腹、地面を枝で打ちつけて憤りをあらわにしてる。
「さっきの雨もジーニがやってくれたのだろう。すまないな。何度も同胞を救ってくれてありがとう」
エルダートレントは初めて僕の名前を呼んでくれた。何だか嬉しくなって頬を緩めるとエルダートレントも枝で顔を掻いてる、たぶん照れてるんだね。
「子供はここにいるのかな?」
「うむ、ドラゴン達も馬鹿ではないはず、奴らは匂いに敏感だ。たぶん子供かそういう匂いのするものがあるのかもしれん」
う~んこんな暗いんじゃ神眼でも見にくいしな~。ドラゴンの一人に協力してもらおうかな。
「じゃあドラゴンさん達に協力を求めてくるよ」
「同胞たちには手を出さないように言っておくが気をつけてくれ。中には傷ついたものもおる」
「うん、大丈夫だよ。ドラゴン達も自分達が利用された事に感づいたみたいだから。じゃあ行ってくるね」
僕はそう言ってすぐに上昇していく。
上昇した僕はすぐにドラゴン達に囲まれる。たぶんさっきの報復をしようとしているのかも。
「人間、さっきは油断した同胞を傷つけてくれたな。覚悟しろ」
「無駄に傷つきたいんだね。いいよ。気がすむまで相手してあげるよ」
5匹程のドラゴンが僕の殺気に反応して炎を吐いてきた。もうそこに僕はいないので炎同士がぶつかり合って相殺しあってた。
「[マナランス]」
僕は半透明なランスを5本生成、あの口が悪いんだと思ったので全員の口を串刺しにしてやります。
「気をつけろ。何か出したぞ」
ドラゴン達は警戒してるけどもう遅いよ。
僕は手で合図をすると[マナランス]がドラゴンの口を上や下から串刺しにした。ドラゴン達は抜こうともがくんだけど全然抜けません。
「すまん、人間。我は止めたのだが」
「君は話が分かりそうだね。ちょっと聞いてくれる?」
最初に僕に話しかけてきたドラゴンに子供の匂いか子供自体の捜索を手伝うように言うと快く承諾してくれた。なので牙を全部抜いたドラゴンや串刺しにしたドラゴン達の傷を癒してあげると全員僕から距離を取って怯えてる。
「折角ドラゴンの背に乗れると思ったのにこれじゃダメそうだな~」
「すまんな。俺もまだお前を信じたわけじゃない。背は任せられん今はな。では行こうか」
僕は聞き分けのいい、このドラゴンさんと降りていく。
今はって言ったけど期待しちゃうな~。
0
お気に入りに追加
5,889
あなたにおすすめの小説
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
ラストダンジョンをクリアしたら異世界転移! バグもそのままのゲームの世界は僕に優しいようだ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はランカ。
女の子と言われてしまう程可愛い少年。
アルステードオンラインというVRゲームにはまってラストダンジョンをクリア。
仲間たちはみんな現実世界に帰るけれど、僕は嫌いな現実には帰りたくなかった。
そんな時、アルステードオンラインの神、アルステードが僕の前に現れた
願っても叶わない異世界転移をすることになるとは思わなかったな~
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
転生貴族の異世界無双生活
guju
ファンタジー
神の手違いで死んでしまったと、突如知らされる主人公。
彼は、神から貰った力で生きていくものの、そうそう幸せは続かない。
その世界でできる色々な出来事が、主人公をどう変えて行くのか!
ハーレム弱めです。
主人公は高みの見物していたい
ポリ 外丸
ファンタジー
高等魔術学園に入学した主人公の新田伸。彼は大人しく高校生活を送りたいのに、友人たちが問題を持ち込んでくる。嫌々ながら巻き込まれつつ、彼は徹底的に目立たないようにやり過ごそうとする。例え相手が高校最強と呼ばれる人間だろうと、やり過ごす自信が彼にはあった。何故なら、彼こそが世界最強の魔術使いなのだから……。最強の魔術使いの高校生が、平穏な学園生活のために実力を隠しながら、迫り来る問題を解決していく物語。
※主人公はできる限り本気を出さず、ずっと実力を誤魔化し続けます
※小説家になろう、ノベルアップ+、ノベルバ、カクヨムにも投稿しています。
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる