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第五章 兄妹の絆
第九話 オークレ
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「ふふふ、思った以上のキメラが完成するわ!」
オークレはヘンダークの東にある山の洞窟で不敵に笑う。グツグツと煮込まれた鍋をかき交ぜているその姿は魔女というに等しい。
「オオクレ...」
「あらあら、アダマイオス。ありがと」
意識のない目でアダマイオスだったモノがオークレにビンを渡す。その瓶の中には目玉のような物が複数浮いていた。
「オーガの目玉にコカトリスの蛇の頭、それにこれよこれ、サクリファイスキメラの肉片」
どこから手に入れたのかオークレはサクリファイスキメラの肉片を手に入れていた。これには再生能力があるのでとても厄介である。実際ジャンヌだけで倒すとなるととても時間がかかっていただろう。しかし不可能ではないはずだ。
「ふふふ、ヘンダークの歴代のお偉いがたと最近のとても新鮮な死体たちが!ふふふ」
オークレはとても妖艶に笑みを浮かべる。とても死体を混ぜ合わせているとは思えないほどの満面の笑みである。
オークレは額に汗をかきながらもまぜ続ける。混ぜながら魔力を込めているのだろう、息を切らせている。
「ハァハァ、これからあと一週間混ぜ続けるわ。アダマイオス、マナポーションをもっと持ってきて」
グツグツと煮込まれる鍋に次々と混ぜていく。その中にはサクリファイスキメラの肉片よりも危ない物を含まれている。それはどれも伝説の生き物のモノばかりであった。
オークレは笑みを崩さずに混ぜていく。
「ふふふ、待っていなさい。ジーニ坊や。あなたは私の物になるのよ」
オークレの高笑いが洞窟内を木霊していく。しかしアステリアにはジーニはいない。アステリアは窮地に立たされるだろう。猶予は一週間。
ジャンヌ達は知らずにレベルを上げていくのだった。
「ニイチャ?」
「そうよ~お兄ちゃんから手紙が来たのよ」
「「バブ!」」
メリアが自動書記装置から手紙を取り出す。そこにはまだシーレイクで船待ちをしているという事が書いてあって。今にもみんなに会いに帰りたいという文が書いてあった。
「ニイチャニイチャ!」
「ふふふ、そうね。私も飛んでいきたいわ。でもダメよ。これはジーニの為なの。こんな簡単に会いにいっちゃジーニの為にならないわ」
「「バブバブ」」
ジャンヌは今にも飛んでいきそうだったがメリアに止められる。メリアの言葉にライとレイは頷いているが本当は二人も会いに行きたい。ライとレイは数えるほどしかジーニと接していなかったのだ。もっと遊んでほしかったというのが本音であろう。
カンカンカンカン!!!
「あら?魔物の群れかしら?」
「ダ~ブ~」
「「バブブ!」」
ジャンヌとライとレイは屋敷から飛び出てプールを見下ろせる丘に上がる。すると前方の東側から煙が上っていた。
「アイ?」
ジャンヌ達は首を傾げて様子を見る。煙の正体が姿を現す。それは炎の化身フレアアニマルであった。
犬ほどの大きさの獣が炎を纏って人を襲うのだ。強さはまちまちでC~Bランクといった魔物達である。
今のジャンヌ達では相手にもならない。
「ジャンヌ様、ここはあっしらが」
「いつも守ってもらってばっかじゃ立つ瀬がありません」
[薔薇]のメンバーがジャンヌの肩に手を掛けて話す。いつもいつも獲物を取られて最近活躍出来ていないと[薔薇]の人達は暇していたのだ。
「よし。ジャンヌ様達にカッコつけるぞ。6人一組で各個撃破しろ」
「「「「「応っ!」」」」」
堀の前で[薔薇]のメンバーたちはフレアアニマルと対峙していく。フレアアニマルは百匹前後といった感じで[薔薇]のメンバー達はとても余裕で対処していく。
フレアアニマルも三分の一程になった頃、フレアアニマルのボスが遠吠えを放った。
「パオ~~ン」
「ゾウシャン!」
なんとフレアアニマルのボスは燃えている象であった。ジャンヌは歓喜した。前世でも大好きだったゾウさんが現れたのだ。今にも飛び出しそうだったがツヴァイに止められる。
「おいおい、何で喜んでるんだ」
「うう、ゾウシャン」
ジャンヌはツヴァイに抱かれながらゾウを指さす。ツヴァイはジャンヌをメリアに預けてゾウに向かって走り出す。
「ジャンヌ!ライ!レイ!、見ておけよ。お父さんのカッコいい所を!」
ツヴァイはそう言うと走る速度が上がっていく。見る見る早くなっていくツヴァイはゾウに剣が当たる頃には音を越えるほどであった。
強い衝撃波と共にゾウの頭は吹き飛び、ツヴァイは勝鬨をあげる。残りのフレアアニマル達はボスがやられたのを確認すると街から離れていった。
「どうだ?ジャンヌ、お父さんもカッコいいだろ?」
「オトタン!カッチョイイ!」
「「バブバブ!!」」
ジャンヌ達はツヴァイをやっぱり頼れるおとうさんだと再確認して親指を立てる。
「ふふふ、お父様もみんなにカッコつけたいのよ。みんな強いんだもの私も何だか悔しいわ」
メリアは少し複雑な表情で話す。自分も子供達にいいカッコしたいのだが自分はできない事が悔しいようだ。
「カアシャン!」
「「バブバブ」」
「え?慰めてくれるの?ありがと。大丈夫よ。あなた達は私の誇りだもの」
ジャンヌはメリアに寄り添うとメリアは抱き上げ更にライとレイが寄り添ってきた。
メリアは一人一人を抱き上げて頬にキスをしていく。
ジャンヌ達はメリアに優しくしてもらうたんびに守っていきたいと強く思っていく。彼らの強さはメリアを守りたいと思う想いから来るのかもしれない。
ジャンヌ達は泣き出しメリアとツヴァイに抱かれて屋敷へと帰っていった。
ジャンヌ達も前世で悲惨な最後を迎えていたのだ。ジャンヌ達は言わない、それを言ってしまったら今の幸せがなくなってしまうと思っているのだ。そしてメリアの優しさが心に突き刺さり涙を流し寝息をたてる、とても幸せそうな寝顔がメリアを幸せにしていく。
とても幸せな家族アステリア。
そんな幸せに魔の手が伸び始めているとは夢にも思っていなかった。
オークレはヘンダークの東にある山の洞窟で不敵に笑う。グツグツと煮込まれた鍋をかき交ぜているその姿は魔女というに等しい。
「オオクレ...」
「あらあら、アダマイオス。ありがと」
意識のない目でアダマイオスだったモノがオークレにビンを渡す。その瓶の中には目玉のような物が複数浮いていた。
「オーガの目玉にコカトリスの蛇の頭、それにこれよこれ、サクリファイスキメラの肉片」
どこから手に入れたのかオークレはサクリファイスキメラの肉片を手に入れていた。これには再生能力があるのでとても厄介である。実際ジャンヌだけで倒すとなるととても時間がかかっていただろう。しかし不可能ではないはずだ。
「ふふふ、ヘンダークの歴代のお偉いがたと最近のとても新鮮な死体たちが!ふふふ」
オークレはとても妖艶に笑みを浮かべる。とても死体を混ぜ合わせているとは思えないほどの満面の笑みである。
オークレは額に汗をかきながらもまぜ続ける。混ぜながら魔力を込めているのだろう、息を切らせている。
「ハァハァ、これからあと一週間混ぜ続けるわ。アダマイオス、マナポーションをもっと持ってきて」
グツグツと煮込まれる鍋に次々と混ぜていく。その中にはサクリファイスキメラの肉片よりも危ない物を含まれている。それはどれも伝説の生き物のモノばかりであった。
オークレは笑みを崩さずに混ぜていく。
「ふふふ、待っていなさい。ジーニ坊や。あなたは私の物になるのよ」
オークレの高笑いが洞窟内を木霊していく。しかしアステリアにはジーニはいない。アステリアは窮地に立たされるだろう。猶予は一週間。
ジャンヌ達は知らずにレベルを上げていくのだった。
「ニイチャ?」
「そうよ~お兄ちゃんから手紙が来たのよ」
「「バブ!」」
メリアが自動書記装置から手紙を取り出す。そこにはまだシーレイクで船待ちをしているという事が書いてあって。今にもみんなに会いに帰りたいという文が書いてあった。
「ニイチャニイチャ!」
「ふふふ、そうね。私も飛んでいきたいわ。でもダメよ。これはジーニの為なの。こんな簡単に会いにいっちゃジーニの為にならないわ」
「「バブバブ」」
ジャンヌは今にも飛んでいきそうだったがメリアに止められる。メリアの言葉にライとレイは頷いているが本当は二人も会いに行きたい。ライとレイは数えるほどしかジーニと接していなかったのだ。もっと遊んでほしかったというのが本音であろう。
カンカンカンカン!!!
「あら?魔物の群れかしら?」
「ダ~ブ~」
「「バブブ!」」
ジャンヌとライとレイは屋敷から飛び出てプールを見下ろせる丘に上がる。すると前方の東側から煙が上っていた。
「アイ?」
ジャンヌ達は首を傾げて様子を見る。煙の正体が姿を現す。それは炎の化身フレアアニマルであった。
犬ほどの大きさの獣が炎を纏って人を襲うのだ。強さはまちまちでC~Bランクといった魔物達である。
今のジャンヌ達では相手にもならない。
「ジャンヌ様、ここはあっしらが」
「いつも守ってもらってばっかじゃ立つ瀬がありません」
[薔薇]のメンバーがジャンヌの肩に手を掛けて話す。いつもいつも獲物を取られて最近活躍出来ていないと[薔薇]の人達は暇していたのだ。
「よし。ジャンヌ様達にカッコつけるぞ。6人一組で各個撃破しろ」
「「「「「応っ!」」」」」
堀の前で[薔薇]のメンバーたちはフレアアニマルと対峙していく。フレアアニマルは百匹前後といった感じで[薔薇]のメンバー達はとても余裕で対処していく。
フレアアニマルも三分の一程になった頃、フレアアニマルのボスが遠吠えを放った。
「パオ~~ン」
「ゾウシャン!」
なんとフレアアニマルのボスは燃えている象であった。ジャンヌは歓喜した。前世でも大好きだったゾウさんが現れたのだ。今にも飛び出しそうだったがツヴァイに止められる。
「おいおい、何で喜んでるんだ」
「うう、ゾウシャン」
ジャンヌはツヴァイに抱かれながらゾウを指さす。ツヴァイはジャンヌをメリアに預けてゾウに向かって走り出す。
「ジャンヌ!ライ!レイ!、見ておけよ。お父さんのカッコいい所を!」
ツヴァイはそう言うと走る速度が上がっていく。見る見る早くなっていくツヴァイはゾウに剣が当たる頃には音を越えるほどであった。
強い衝撃波と共にゾウの頭は吹き飛び、ツヴァイは勝鬨をあげる。残りのフレアアニマル達はボスがやられたのを確認すると街から離れていった。
「どうだ?ジャンヌ、お父さんもカッコいいだろ?」
「オトタン!カッチョイイ!」
「「バブバブ!!」」
ジャンヌ達はツヴァイをやっぱり頼れるおとうさんだと再確認して親指を立てる。
「ふふふ、お父様もみんなにカッコつけたいのよ。みんな強いんだもの私も何だか悔しいわ」
メリアは少し複雑な表情で話す。自分も子供達にいいカッコしたいのだが自分はできない事が悔しいようだ。
「カアシャン!」
「「バブバブ」」
「え?慰めてくれるの?ありがと。大丈夫よ。あなた達は私の誇りだもの」
ジャンヌはメリアに寄り添うとメリアは抱き上げ更にライとレイが寄り添ってきた。
メリアは一人一人を抱き上げて頬にキスをしていく。
ジャンヌ達はメリアに優しくしてもらうたんびに守っていきたいと強く思っていく。彼らの強さはメリアを守りたいと思う想いから来るのかもしれない。
ジャンヌ達は泣き出しメリアとツヴァイに抱かれて屋敷へと帰っていった。
ジャンヌ達も前世で悲惨な最後を迎えていたのだ。ジャンヌ達は言わない、それを言ってしまったら今の幸せがなくなってしまうと思っているのだ。そしてメリアの優しさが心に突き刺さり涙を流し寝息をたてる、とても幸せそうな寝顔がメリアを幸せにしていく。
とても幸せな家族アステリア。
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