74 / 252
第四章 ルインズガル大陸
第十二話 ララの想い
しおりを挟む
僕はウィーリーさんや[薔薇]の幹部の人達を集めて話しあいをすることにした。
まずはローズさんがあちらにしばらくいる事。そしていない間はガルドさんに全権限を渡すという事を伝える。フッティアさんとマリーさんは大きく頷いて納得してるみたい。
そして今回の出来事の話に入る。今回賊が入ってしまったのはグリンベイルンの前科を調べる鏡のような物が無いからだと思うんだ。その鏡でもいいから欲しいよね。
「ですがあの鏡はアイテムバック並みの大変貴重なアイテムです。買うにもお金が...」
「今回のような事が度々起きちゃうよりいいと思うんだ。無理してでも欲しいな」
ウィーリーさんが高いって言うんだから相当高いんだろうね。
「白銀貨2枚相当ですよ....」
どのくらいかわからないけど[薔薇]の人達の反応を見る限りやばいんじゃないかな。凄い顔してるよ。
「小さい町が2年は暮らせますよ」
「俺達も見たことないぞ」
「あれってそんなに高かったんだね」
[薔薇]の三人は口ぐちに驚愕して感想を述べた。町が二年暮らせるって凄いね。という事は前世で言うと二億くらいかな?。という事は白銀貨一枚で一億かな?。
「....ヘンダークにもあるのかな?」
僕はふと思った。ヘンダークだって自衛の為にそういうアイテムはもっているよね。僕の疑問にウィーリーさんは首を縦にふった。
「百パーセントありますね。鑑定の水晶か、鏡のどちらかはあるはずです」
「鑑定の水晶って言うのもあるんだね」
「ええ、これは鏡よりも貴重で白銀貨3枚ほどの価値があります」
わ~3億円....。でもやる事は決まったね。
「「「まさか?」」」
そのまさかです。僕は[薔薇]の三人にニヤっと笑って見せて家から外へ出た。
みんなにヘンダークへ行ってくると言ったら心配していた。でもララさんが誘拐された恨みもあったのでみんな了承してくれた。
僕はヘンダークへと飛び立った。
私はララ、小さいころにシリカに拾われて私は生きる意味を知った。
シリカの主人のツヴァイ様やメリア様はとてもいい人だった。
セバス師匠には縄の使い方や隠密行動の基礎を教えてもらい体得していった。
メリア様とツヴァイ様の間にジーニ様が生まれてくれた。私はまた一つ守るものが増えた。
でもジーニ様は加護なしとして生まれてしまった。メリア様はとても悲しみ食事も碌にとってくれなかった。
それから一年、私はメリア様が衰弱していく姿をずっと見ていた。とても胸が苦しかった。でもある日ジーニ様がそんなメリア様をすくってくれた。
私は自分が助けられなかった事を恥じた。でもジーニ様はとても特別な人。私なんかが勝てるはずもない、そう思ってた。
ジーニ様は日に日に私を置いて強くなっていった。加護なしとは思えない速度で成長していた。
それからだいぶ経ってジーニ様はアステリアとシュミットを救った。それからそれから....ジーニ様の事を話すとどうしてもテンションが上がっちゃう。だって凄いの....王子様になっちゃったんだよ。
王子様になってからも街を発展させていくの。途中ゴブリン達に襲われたんだけど一瞬で討伐しちゃった。セバス師匠も驚いてた。
私もいつの間にかジーニ様から目が離せなくなっちゃった....。でもジーニ様にはシリカがいるし、デシウスだって。フローラちゃんも綺麗だし...。
私なんかじゃジーニ様に釣り合わないよね。こんな胸じゃ。ジーニ様はいつも胸に挟まれてニヤニヤしてるもん。本にも男は胸が好きって書いてあったし....。
今回私はミスしちゃった。ジーニ様にまた置いてかれてどうかしてたんだと思う。知らない人からもらった飲み物を飲んじゃう何て。私らしくないってセバス師匠からも言われちゃった。
でもキュラはとてもいい人そうだったの。彼はどうしてもお金が欲しかったみたい。今キュラはジーニ様に許してもらってヘンダークの奥さんを連れて来ようとしてるみたい。何もなければいいけど。
今回の事で私決心しました。私もジーニ様に告白するの。モヤモヤしたままじゃいつもの私に戻れない。またミスしちゃうかもしれないもん。
そんなのいや。だってジーニ様は鬼の形相で怒ったんだって。そんな顔させたくない。でもジーニ様は私の事をシリカやツヴァイ様達と同じくらい大切だって言ったのを聞いて嬉しかった。
今度ジーニ様が帰ってきたら言うんだ....好きですって。
まずはローズさんがあちらにしばらくいる事。そしていない間はガルドさんに全権限を渡すという事を伝える。フッティアさんとマリーさんは大きく頷いて納得してるみたい。
そして今回の出来事の話に入る。今回賊が入ってしまったのはグリンベイルンの前科を調べる鏡のような物が無いからだと思うんだ。その鏡でもいいから欲しいよね。
「ですがあの鏡はアイテムバック並みの大変貴重なアイテムです。買うにもお金が...」
「今回のような事が度々起きちゃうよりいいと思うんだ。無理してでも欲しいな」
ウィーリーさんが高いって言うんだから相当高いんだろうね。
「白銀貨2枚相当ですよ....」
どのくらいかわからないけど[薔薇]の人達の反応を見る限りやばいんじゃないかな。凄い顔してるよ。
「小さい町が2年は暮らせますよ」
「俺達も見たことないぞ」
「あれってそんなに高かったんだね」
[薔薇]の三人は口ぐちに驚愕して感想を述べた。町が二年暮らせるって凄いね。という事は前世で言うと二億くらいかな?。という事は白銀貨一枚で一億かな?。
「....ヘンダークにもあるのかな?」
僕はふと思った。ヘンダークだって自衛の為にそういうアイテムはもっているよね。僕の疑問にウィーリーさんは首を縦にふった。
「百パーセントありますね。鑑定の水晶か、鏡のどちらかはあるはずです」
「鑑定の水晶って言うのもあるんだね」
「ええ、これは鏡よりも貴重で白銀貨3枚ほどの価値があります」
わ~3億円....。でもやる事は決まったね。
「「「まさか?」」」
そのまさかです。僕は[薔薇]の三人にニヤっと笑って見せて家から外へ出た。
みんなにヘンダークへ行ってくると言ったら心配していた。でもララさんが誘拐された恨みもあったのでみんな了承してくれた。
僕はヘンダークへと飛び立った。
私はララ、小さいころにシリカに拾われて私は生きる意味を知った。
シリカの主人のツヴァイ様やメリア様はとてもいい人だった。
セバス師匠には縄の使い方や隠密行動の基礎を教えてもらい体得していった。
メリア様とツヴァイ様の間にジーニ様が生まれてくれた。私はまた一つ守るものが増えた。
でもジーニ様は加護なしとして生まれてしまった。メリア様はとても悲しみ食事も碌にとってくれなかった。
それから一年、私はメリア様が衰弱していく姿をずっと見ていた。とても胸が苦しかった。でもある日ジーニ様がそんなメリア様をすくってくれた。
私は自分が助けられなかった事を恥じた。でもジーニ様はとても特別な人。私なんかが勝てるはずもない、そう思ってた。
ジーニ様は日に日に私を置いて強くなっていった。加護なしとは思えない速度で成長していた。
それからだいぶ経ってジーニ様はアステリアとシュミットを救った。それからそれから....ジーニ様の事を話すとどうしてもテンションが上がっちゃう。だって凄いの....王子様になっちゃったんだよ。
王子様になってからも街を発展させていくの。途中ゴブリン達に襲われたんだけど一瞬で討伐しちゃった。セバス師匠も驚いてた。
私もいつの間にかジーニ様から目が離せなくなっちゃった....。でもジーニ様にはシリカがいるし、デシウスだって。フローラちゃんも綺麗だし...。
私なんかじゃジーニ様に釣り合わないよね。こんな胸じゃ。ジーニ様はいつも胸に挟まれてニヤニヤしてるもん。本にも男は胸が好きって書いてあったし....。
今回私はミスしちゃった。ジーニ様にまた置いてかれてどうかしてたんだと思う。知らない人からもらった飲み物を飲んじゃう何て。私らしくないってセバス師匠からも言われちゃった。
でもキュラはとてもいい人そうだったの。彼はどうしてもお金が欲しかったみたい。今キュラはジーニ様に許してもらってヘンダークの奥さんを連れて来ようとしてるみたい。何もなければいいけど。
今回の事で私決心しました。私もジーニ様に告白するの。モヤモヤしたままじゃいつもの私に戻れない。またミスしちゃうかもしれないもん。
そんなのいや。だってジーニ様は鬼の形相で怒ったんだって。そんな顔させたくない。でもジーニ様は私の事をシリカやツヴァイ様達と同じくらい大切だって言ったのを聞いて嬉しかった。
今度ジーニ様が帰ってきたら言うんだ....好きですって。
22
お気に入りに追加
5,918
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。

最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
病弱な僕は病院で息を引き取った
お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった
そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した
魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる