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第七章 俺が欲しいのはお前だ
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連続ライブ、ラストは金曜ロックイベントの対バンライブ。もちろん、いつも通りのシークレット枠だ。しかもWINGSは初のトリ担当だと聞かされ、いつも以上に気合いが入る。
先月のライブでチケット争奪に殺到したファンへの挨拶は初日のイベントで対応済みだ。二日目と三日目のライブでは今まで通りINFINITYでついた客への感謝を込めて歌い、一年の締めくくりを行う。そして再び、受験が終わるまではライブ活動を封印する。光は保が提案したプランをしっかり頭に叩き込んだ。
「このライブが終わったら、今年のWINGSは仕事納めらしい」
「よっしゃ、俺らも暴れるかぁ」
オーナーやバックバンドメンバーたちの仕上がりも上々の様子だ。
「来年はうちで年越しライブもやろうぜ、もちろんWINGSの名前出して」
「そうだなーそれは楽しみだ。会場がいくら整ってても、歌ってくれる奴らがいねえと話にならんからな」
「でもどうするよ、あいつらが年末の歌合戦番組とかに出るってなったら」
「いいじゃないか藤田。その時はオーナーと俺がテレビ局まで観に行くさ。垂れ幕作って」
「いやどうせならその時は俺らもテレビのステージに立ちたいんだけど。久我さんなんでそこで客席行ってんの」
秋葉原からそのままINFINITYに直行した二人は、先の長い未来の話で盛り上がっているメンバーたちに早速取り囲まれ、大歓迎された。とりとめのない雑談を楽しみながら、みんなと揃いのINFINITYスタッフTシャツに着替える。
この日のために選んだセットリストはロックポップ調のノリやすい曲ばかり。バラードでしんみりするような夜は必要ない。「いつものやつ、またやろう」と光から勝行に提案した。練習不足を気にしていた勝行も、それならできると喜んでいた。
やがてあっという間に日は暮れる。
「みんなー! クリスマスは俺たちと一緒に歌って過ごそう!」
「キャアアアアア!」
「ウオオオオー!」
普段のWINGSを知っているファンには出演予想を立てられていたようだ。イベントがスタートするや否や、徐々に客入りが増え、ついには階段外に待機客ができてしまった。
やむなく防音扉を開放して中の音が漏れ聴こえるようにしたところ、更に人が集まってきたらしい。
珍しくオーナーが老体に鞭打ち走り回っている姿も見かけた。実際にもう自分たちには楽屋とステージ以外足の踏み場がない。
「今日はこんなに箱詰めになるとは思わなかった。みんな、怪我しないでねー!」
「大丈夫だよー!」
「カツユキ、優しいねー」
観客は思ったより男が多い。女性もいれば、年寄りから若者まで。その顔ぶれの中には少々見覚えがある者もいる。ヒカルー、と手を振る男はつい最近、バーカウンターでしつこくナンパしてきた保のゲイ仲間だ。反対側にはヒカルと描かれたうちわや緑色のライトをもって、光と同じ髪色に染めた女子がいる。嬉しそうに手を振っている。
(ほんとに……俺らの歌を聴きにきてくれたんだ。クリスマスなのに)
すべての曲を歌い終わり、アンコールが響き渡る中、光はふと思いついたことを勝行に提案した。
「どうせならみんなが知ってるクリスマス曲やろうぜ」
「いいなそれ、楽しそう」
「こういう曲とか」
光は昼間勝行との散歩中に聴いた楽曲のメロディを思い出し、鼻歌にしてみた。
「ああ懐かしいな。『ジングルベル』か」
「それは『サンタが街にやってくる』だっけ?」
「曲はわかるよ。でも歌詞はうろ覚えだなあ」
「いいじゃん、歌える奴が勝手に歌えばいい。俺たちは演奏するんだ、メドレーで」
「なるほど? オジサンはオールオッケー。光がいつもみたいにピアノで先陣切って走るんなら追いかけるさ」
「昨日誰かが言ってたじゃん。即興セッションが一番俺ららしいって」
「だからって今ここで決めんのかよ。まあいいけど。ヒカルとの打ち合わせなんてあってないようなもんだし」
ステージの上でマイクを通したまま、その場で演奏内容を決めるWINGSの自由奔放ぶりに対し、観客からは「いいぞー!」「やってやってー!」とヤジが飛んでくる。
嬉しくなった光は思わず観客席を振り返った。それから勝行に視線を戻すと、いつでもどうぞと言わんばかりにギターを構えて合図してくれる。
「よし、やろうぜ!」
ジャジャン!
結局何も決めないまま、光はテンポよく鍵盤を弾き始めた。クリスマスソングをフレーズ単位でミックスした即興曲の始まりだ。
勝行が観客に向かって「一緒に歌ってー!」と笑い叫ぶ。それから久我の三点ドラムがドドドドとエンジン音のように入り込むと、須藤のベース、藤田と勝行のギターが一気に光のピアノを追いかけ始める。
それは子どもの頃から当たり前のように聞き、誰もが笑顔で口ずさむクリスマスの定番曲。
けれど光は、このメロディも楽曲も、本当は嫌いだ。
ゴスペル。それは祈りの音楽。死者を弔う葬送曲。聴くたびに家族が傍にいない現実を突きつけられて、泣いてばかりいた。
(でも……今は、嫌じゃない。ちょー楽しい!)
覚えている限りの曲を勝手気ままなアレンジで弾き続け、時折バックバンドに任せて手を離す。
そろそろフィナーレに……と手を鍵盤に置いた。するとバックバンドの演奏はすっとなりを潜め、再び光のピアノだけが会場に響き渡る。
――ポツン。
音に合わせて何故か水が一滴、光の指に零れ落ちた。
――ポン、ポロン……
高音を優しく弾き終えた時、拍手喝さいが起きた。ひゅうひゅうと口笛を吹く音も。
「……楽しかったね」
最後の一音を弾いた鍵盤から、指が離れない。いつの間にか傍に来ていた勝行が、俯く光の頭を優しく抱えるように撫でてくれた。
「メリークリスマス! みんなに幸せが訪れますように」
勝行が綺麗な言葉でライブの終わりを告げる。その間ずっと、光の肩を優しく抱き寄せてくれる。
「ヒカル、たまには何か言っておく?」
「……ふえっ」
恥ずかしい姿が見られないよう隠してくれていると思ったのに。勝行はわざとらしくマイクを通してそう訊ねると、光の顔を覗き込んでにんまり微笑んだ。それからまだ動こうとしない観客席を振り返り、「ヒカルからも皆さんに一言挨拶を」と話し始めた。滅多にないヒカルのMCが聴けると知って、ファンの女の子たちが「きゃあああっ」と喜びの声を上げている。
「今日のライブ、僕も楽しみにしてたけど、一番楽しみにしてたのはヒカルなんです。彼は生まれてこの方、一度もクリスマスに遊んだことがなかったって。今日みんなとライブで会うために、ちゃんと毎日早寝早起き頑張ってたんですよー、褒めてあげてください」
「かーわいー!」
「ヒカルー! いい子だー!」
「きっとサンタがきてくれるぞー!」
勝行のおどけたメッセージで、一同がどっと笑いだす。光はぽかんと口を開けてその様子を見つめていた。
「ほら、みんな聞いてくれるって。光、言いたいことあるだろ。そんな顔してる」
マイクを外し、小声で勝行はそう促してくれる。
確かにヘッドセットマイクがあるから、勇気を出して声を発せば客席にも届く。ライブ中はこれを使って何度も叫んだし、沢山歌った。けれどこんなところで、こんなに感情ぐちゃぐちゃの状態で、改まった言葉をうまく紡げるだろうか。
悩みつつもぐすっと鼻水を啜ったら、誰かに「ヒカルもしかして泣いてる?」と突っ込まれた。
「な、泣いてねえ!」
思わず叫んだが、バックバンドから「泣いてんじゃん」と即突っ込まれる。
「事務所の社長に『泣き虫ひかるん』ってあだ名付けられたんだろ」
「ヒカルは感受性が人よりも豊かなんだ。別に恥ずかしいことじゃないって」
気づけばバックバンドの皆も、光の座るピアノ周りを取り囲んで立っていた。
「大丈夫。俺を見ながら言って。俺だけが聴いてる」
しゃがんで正面に向き合い、震える光の手を撫でながら、勝行は優しく微笑んだ。蝉の鳴き声に囲まれながら、そっと語った夢物語の続きを促すように。
「……あ、あの……」
騒がしかった観客席も、ステージも、震える光の言葉を聞くためにしんと静まり返った。
光はそこから何と話したか、正直ほとんど覚えていない。時間もうんと短かった。
言葉も勝行に向けて言ったのか、他の誰かに向かって言ったのかわからない。
けれどその様子はしっかりとファンの手により録画されていて、ライブ直後にネットへ投稿、拡散されることになる。
「俺……子どもん時からクリスマスはいっつも一人きりで……病院にいてばかりで。だから、その……今日、一緒にいてくれて、ありがと。俺、嬉しかった……こんな幸せなクリスマス、俺一生忘れない、から」
言い終わった後、バンドメンバー全員に抱きしめられた光は、「いき、息ができなっ」と叫びながら泣き笑いを見せた。それがまたうんと可愛くてたまらない。仲間愛がすごいというコメント付きで、動画や写真はどんどんと拡がっていった。
先月のライブでチケット争奪に殺到したファンへの挨拶は初日のイベントで対応済みだ。二日目と三日目のライブでは今まで通りINFINITYでついた客への感謝を込めて歌い、一年の締めくくりを行う。そして再び、受験が終わるまではライブ活動を封印する。光は保が提案したプランをしっかり頭に叩き込んだ。
「このライブが終わったら、今年のWINGSは仕事納めらしい」
「よっしゃ、俺らも暴れるかぁ」
オーナーやバックバンドメンバーたちの仕上がりも上々の様子だ。
「来年はうちで年越しライブもやろうぜ、もちろんWINGSの名前出して」
「そうだなーそれは楽しみだ。会場がいくら整ってても、歌ってくれる奴らがいねえと話にならんからな」
「でもどうするよ、あいつらが年末の歌合戦番組とかに出るってなったら」
「いいじゃないか藤田。その時はオーナーと俺がテレビ局まで観に行くさ。垂れ幕作って」
「いやどうせならその時は俺らもテレビのステージに立ちたいんだけど。久我さんなんでそこで客席行ってんの」
秋葉原からそのままINFINITYに直行した二人は、先の長い未来の話で盛り上がっているメンバーたちに早速取り囲まれ、大歓迎された。とりとめのない雑談を楽しみながら、みんなと揃いのINFINITYスタッフTシャツに着替える。
この日のために選んだセットリストはロックポップ調のノリやすい曲ばかり。バラードでしんみりするような夜は必要ない。「いつものやつ、またやろう」と光から勝行に提案した。練習不足を気にしていた勝行も、それならできると喜んでいた。
やがてあっという間に日は暮れる。
「みんなー! クリスマスは俺たちと一緒に歌って過ごそう!」
「キャアアアアア!」
「ウオオオオー!」
普段のWINGSを知っているファンには出演予想を立てられていたようだ。イベントがスタートするや否や、徐々に客入りが増え、ついには階段外に待機客ができてしまった。
やむなく防音扉を開放して中の音が漏れ聴こえるようにしたところ、更に人が集まってきたらしい。
珍しくオーナーが老体に鞭打ち走り回っている姿も見かけた。実際にもう自分たちには楽屋とステージ以外足の踏み場がない。
「今日はこんなに箱詰めになるとは思わなかった。みんな、怪我しないでねー!」
「大丈夫だよー!」
「カツユキ、優しいねー」
観客は思ったより男が多い。女性もいれば、年寄りから若者まで。その顔ぶれの中には少々見覚えがある者もいる。ヒカルー、と手を振る男はつい最近、バーカウンターでしつこくナンパしてきた保のゲイ仲間だ。反対側にはヒカルと描かれたうちわや緑色のライトをもって、光と同じ髪色に染めた女子がいる。嬉しそうに手を振っている。
(ほんとに……俺らの歌を聴きにきてくれたんだ。クリスマスなのに)
すべての曲を歌い終わり、アンコールが響き渡る中、光はふと思いついたことを勝行に提案した。
「どうせならみんなが知ってるクリスマス曲やろうぜ」
「いいなそれ、楽しそう」
「こういう曲とか」
光は昼間勝行との散歩中に聴いた楽曲のメロディを思い出し、鼻歌にしてみた。
「ああ懐かしいな。『ジングルベル』か」
「それは『サンタが街にやってくる』だっけ?」
「曲はわかるよ。でも歌詞はうろ覚えだなあ」
「いいじゃん、歌える奴が勝手に歌えばいい。俺たちは演奏するんだ、メドレーで」
「なるほど? オジサンはオールオッケー。光がいつもみたいにピアノで先陣切って走るんなら追いかけるさ」
「昨日誰かが言ってたじゃん。即興セッションが一番俺ららしいって」
「だからって今ここで決めんのかよ。まあいいけど。ヒカルとの打ち合わせなんてあってないようなもんだし」
ステージの上でマイクを通したまま、その場で演奏内容を決めるWINGSの自由奔放ぶりに対し、観客からは「いいぞー!」「やってやってー!」とヤジが飛んでくる。
嬉しくなった光は思わず観客席を振り返った。それから勝行に視線を戻すと、いつでもどうぞと言わんばかりにギターを構えて合図してくれる。
「よし、やろうぜ!」
ジャジャン!
結局何も決めないまま、光はテンポよく鍵盤を弾き始めた。クリスマスソングをフレーズ単位でミックスした即興曲の始まりだ。
勝行が観客に向かって「一緒に歌ってー!」と笑い叫ぶ。それから久我の三点ドラムがドドドドとエンジン音のように入り込むと、須藤のベース、藤田と勝行のギターが一気に光のピアノを追いかけ始める。
それは子どもの頃から当たり前のように聞き、誰もが笑顔で口ずさむクリスマスの定番曲。
けれど光は、このメロディも楽曲も、本当は嫌いだ。
ゴスペル。それは祈りの音楽。死者を弔う葬送曲。聴くたびに家族が傍にいない現実を突きつけられて、泣いてばかりいた。
(でも……今は、嫌じゃない。ちょー楽しい!)
覚えている限りの曲を勝手気ままなアレンジで弾き続け、時折バックバンドに任せて手を離す。
そろそろフィナーレに……と手を鍵盤に置いた。するとバックバンドの演奏はすっとなりを潜め、再び光のピアノだけが会場に響き渡る。
――ポツン。
音に合わせて何故か水が一滴、光の指に零れ落ちた。
――ポン、ポロン……
高音を優しく弾き終えた時、拍手喝さいが起きた。ひゅうひゅうと口笛を吹く音も。
「……楽しかったね」
最後の一音を弾いた鍵盤から、指が離れない。いつの間にか傍に来ていた勝行が、俯く光の頭を優しく抱えるように撫でてくれた。
「メリークリスマス! みんなに幸せが訪れますように」
勝行が綺麗な言葉でライブの終わりを告げる。その間ずっと、光の肩を優しく抱き寄せてくれる。
「ヒカル、たまには何か言っておく?」
「……ふえっ」
恥ずかしい姿が見られないよう隠してくれていると思ったのに。勝行はわざとらしくマイクを通してそう訊ねると、光の顔を覗き込んでにんまり微笑んだ。それからまだ動こうとしない観客席を振り返り、「ヒカルからも皆さんに一言挨拶を」と話し始めた。滅多にないヒカルのMCが聴けると知って、ファンの女の子たちが「きゃあああっ」と喜びの声を上げている。
「今日のライブ、僕も楽しみにしてたけど、一番楽しみにしてたのはヒカルなんです。彼は生まれてこの方、一度もクリスマスに遊んだことがなかったって。今日みんなとライブで会うために、ちゃんと毎日早寝早起き頑張ってたんですよー、褒めてあげてください」
「かーわいー!」
「ヒカルー! いい子だー!」
「きっとサンタがきてくれるぞー!」
勝行のおどけたメッセージで、一同がどっと笑いだす。光はぽかんと口を開けてその様子を見つめていた。
「ほら、みんな聞いてくれるって。光、言いたいことあるだろ。そんな顔してる」
マイクを外し、小声で勝行はそう促してくれる。
確かにヘッドセットマイクがあるから、勇気を出して声を発せば客席にも届く。ライブ中はこれを使って何度も叫んだし、沢山歌った。けれどこんなところで、こんなに感情ぐちゃぐちゃの状態で、改まった言葉をうまく紡げるだろうか。
悩みつつもぐすっと鼻水を啜ったら、誰かに「ヒカルもしかして泣いてる?」と突っ込まれた。
「な、泣いてねえ!」
思わず叫んだが、バックバンドから「泣いてんじゃん」と即突っ込まれる。
「事務所の社長に『泣き虫ひかるん』ってあだ名付けられたんだろ」
「ヒカルは感受性が人よりも豊かなんだ。別に恥ずかしいことじゃないって」
気づけばバックバンドの皆も、光の座るピアノ周りを取り囲んで立っていた。
「大丈夫。俺を見ながら言って。俺だけが聴いてる」
しゃがんで正面に向き合い、震える光の手を撫でながら、勝行は優しく微笑んだ。蝉の鳴き声に囲まれながら、そっと語った夢物語の続きを促すように。
「……あ、あの……」
騒がしかった観客席も、ステージも、震える光の言葉を聞くためにしんと静まり返った。
光はそこから何と話したか、正直ほとんど覚えていない。時間もうんと短かった。
言葉も勝行に向けて言ったのか、他の誰かに向かって言ったのかわからない。
けれどその様子はしっかりとファンの手により録画されていて、ライブ直後にネットへ投稿、拡散されることになる。
「俺……子どもん時からクリスマスはいっつも一人きりで……病院にいてばかりで。だから、その……今日、一緒にいてくれて、ありがと。俺、嬉しかった……こんな幸せなクリスマス、俺一生忘れない、から」
言い終わった後、バンドメンバー全員に抱きしめられた光は、「いき、息ができなっ」と叫びながら泣き笑いを見せた。それがまたうんと可愛くてたまらない。仲間愛がすごいというコメント付きで、動画や写真はどんどんと拡がっていった。
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