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第四節 ひと夏の陽炎とファンタジア
#43 御曹司の華麗なる罠 - 光 side -
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**
「兄ちゃんはずいぶん細っこいけど、荷物運びとかいけるか」
「え……あ、ああ……」
「返事ちゃんとしろや、オラ」
バン、と勢いよく背中を叩かれて、光は思わずひっくり返りそうになるのを必死で堪えた。
夜の道路工事の警備はどうにか完遂できたものの――。
今度は土日の真昼間、人通りの多い商店街に駆り出された光は眩暈を起こしそうになっていた。肉体的にこれは厳しい。
(ここで倒れたら……怒られるだろうな……)
ぼうっとする意識の中で、日光に晒されながらただ出入り口に突っ立っている。仕事は見て覚えろと言われ、リーダー警備員の背中を追っているが、今まで通り入り口を塞いで仁王立ちする以外、何するかよくわからないまま気づけば午後になっていた。
街中の雑踏と、夏を知らせる虫の音が、耳に不快な大騒音をもたらす。
梅雨の合間の太陽さえもじりじり音を立てて、光の身体を容赦なく照り付ける。一体あと何時間、ここで立っていなければいけないのだろうか。
太陽との我慢比べ、タイマン勝負。だがもはや、根性だけで立っているも同然だった。この状況で他に何をやれと言っているのだろうか。恨みがましい目で赤い警告灯を振り続ける上司を見つめていると、突然聞き覚えのある声が聞こえてきた気がした。
まさかと思って振り返ると、ちょうど目の前にいた人間と視線がかち合う。
「……光? 何やってんの、こんなところで」
「……」
よりにもよって休日にまでこの男に会うとは。無視を決め込むも、私服姿の相羽勝行がさも不思議そうな顔をしてこちらを何度も覗き込む。
――通りすがっただけじゃないのか! 早く行け!
無言で睨みつけるも、「やっぱり光だ」と確信した勝行はむしろ怖いぐらいの全開笑顔をこちらに向けてきた。
それは以前遊園地で助けてくれた時に見かけた、あの不気味なぐらい楽し気な笑顔だ。
「な……んだよ」
「ほんっとお前、ごまかせない奴だな」
くっくっと腹を抱えて笑い出す勝行にカチンときた光は、思わず彼のスニーカーをガンッと踏みつけた。ここにきて、耐えに耐え続けてきたイライラが頂点に達して、今にも沸騰しそうな勢いだ。
勝行はそれを笑いながら受け入れ、代わりに大口を開けた。
「いや知らなかったなあ、中学生でもバイトできるんだ、ここ。随分過酷そうだけど、お前喘息もちの病弱キャラじゃなかったっけ?」
「……っ」
勝行のわざとらしいまでの大声は、当然ペアで仕事していた上司の耳にしっかり届いた。
「……中学生?」
「西畑先生がこんな現場みたら、悲鳴上げて怒りそうだよね。ていうかそろそろ体力限界なんじゃないの? 顔色悪そうだけど。ヘルメットがあるから平気なのかな」
「うっせえ、何しにきやがった。仕事してんだから邪魔すんな!」
「やっぱり仕事なんだ。すごいねえ、十四歳でもう働くなんて……あ、もう十五になった? 俺最近誕生日終わっ」
「だからうっせえっつってんだろうが!」
勝行の襟首を掴み上げ、光は食って掛かった。勝行もさすがに殴られると思ったのだろうか、一瞬眉をひそめてこちらを睨みつけてくる。
だがこのくだらない茶番劇は、「やめんか!」という警備員の上司の怒鳴り声よってあっけなく終わりを迎えた。解放された勝行は、何も言わないまま現場を立ち去っていく。その道路の向こう側では、沸騰後の湯気のように陽炎がゆらゆらと揺らめいていた。
**
もう一歩も動ける気がしない。だがここから何とかして帰宅しなければいけない。
初めての現場で、右も左もわからない場所に放り出された光は、必死になって見たことのある景色を探し続けた。太陽がだんだん傾いてくるも、暑さは上がる一方の空に舌打ちする。
「眩しい……」
このまま歩き続けていても家に帰れる気がしない。本能的に太陽に背を向け、ふらふらと東向きに歩いていた光は、ふいに誰かに腕を掴まれ路地に連れ込まれた。
(またか……畜生)
この感覚は何度も経験したことがある。
だいたい嫌なパターンしか存在しない。殴られるか、金を奪われるか、変なところに連れ込まれて服を剥ぎ取られ、触られるか。外を出歩くとこんなのばっかりで心底うんざりする。
だがもう抵抗する気力も体力もない。ヤラれるだけヤラれて、いっそ死んでしまいたい――。強引に石壁へと押しやられた光は、恐る恐る目を開けた。
「光、大丈夫か。ふらふらしてて危ないぞ」
「……おま、え」
腕を引いて壁ドンしてきたのは誰でもない、さっき絡んできた相羽勝行だった。
「バイト、終わったのか。俺ずっと待ってたんだけど、お前が遊びに来るの」
「はあ⁉」
「紙渡しただろ、住所書いて」
何のことだと言いかけて、そういえば貰ったことを思い出した。
意味の分からない文字列しか書いてなかったので、メモはスクールバックの中に入れたままだ。
「でもバイトなんかしてるから、思わず声かけちゃった。……もしかして、上司の人に怒られた?」
「……てめえのせいで、クビだよ」
「どうして?」
「……っ、わかってるくせにこの嘘つき野郎が……!」
「え、誰が嘘つきだって……? もしかして、中学生で喘息持ちでホントは身体弱いくせに、大嘘ついて『高校生だ』とでも言って入社してた人のことかな」
全てお見透しだと言わんばかりに、さらさらと述べる勝行が心底腹立たしい。だが何も言い返せない自分が殊更悔しい。身長差がある分、明らか下から見上げているのに、なぜか見下された気分だ。
「どうせ嘘をつくのなら、ちゃんとバレないように演技し続けなくちゃ無理だよ。お前みたいな正直者には向いてない」
「うっせえ! わかってて挑発しやがったなてめえ!」
――今度こそその澄ました顔面ぶん殴ってやる!
ただでさえ暑さに耐えていたのに、あの苦痛な時間の全てを台無しにしたその嘲笑が本気で憎らしい。
一切の遠慮なしに光は拳を振り下ろした。
だが勝行は咄嗟に顔面前で拳を受け止めると、襟首も捕まえて石壁に力強く押し付ける。小柄な身体をしていても、彼の腕力は明らかに強かった。
「くっ……」
「馬鹿だなあ。何時間外にいたのか知らないけど、自分の体力尽きてる自覚ぐらいしろよ。今のお前のヘロヘロパンチじゃ、女子より弱いよ」
「うっ……うっせえ……!」
「それより俺の家、このすぐ近くにあるんだ。あとで家まで送ってあげるから、寄っていきなよ。バイトだめにしたお詫びに、おやつと晩ご飯奢るから」
「……は……? お前んち、このへんなの」
「そうだよ。クーラー完備、アイスもジュースもご飯も食べ放題。いいだろ? 決まり、ね」
返事も待たずに、勝行はにっこり笑って指をパチンと鳴らした。瞬間、ざざっと一斉に現れるは例の部下だと言っていた黒服サングラス軍団。一体どこから現れたというのか、驚くほどの早業である。
「!?!!」
「もう歩けないみたいだから、家までお姫様抱っこで連れて行ってあげて」
「かしこまりました」
「丁重に扱ってね。暴れるから」
「さっ、参りましょうかお坊ちゃま」
「へっ……、ひっぁ、や、ちょ、やめ、……やめろぉお!」
宙を舞う光の情けない声が路地に響き渡るも、誰も振り返ることなどなかった。
「兄ちゃんはずいぶん細っこいけど、荷物運びとかいけるか」
「え……あ、ああ……」
「返事ちゃんとしろや、オラ」
バン、と勢いよく背中を叩かれて、光は思わずひっくり返りそうになるのを必死で堪えた。
夜の道路工事の警備はどうにか完遂できたものの――。
今度は土日の真昼間、人通りの多い商店街に駆り出された光は眩暈を起こしそうになっていた。肉体的にこれは厳しい。
(ここで倒れたら……怒られるだろうな……)
ぼうっとする意識の中で、日光に晒されながらただ出入り口に突っ立っている。仕事は見て覚えろと言われ、リーダー警備員の背中を追っているが、今まで通り入り口を塞いで仁王立ちする以外、何するかよくわからないまま気づけば午後になっていた。
街中の雑踏と、夏を知らせる虫の音が、耳に不快な大騒音をもたらす。
梅雨の合間の太陽さえもじりじり音を立てて、光の身体を容赦なく照り付ける。一体あと何時間、ここで立っていなければいけないのだろうか。
太陽との我慢比べ、タイマン勝負。だがもはや、根性だけで立っているも同然だった。この状況で他に何をやれと言っているのだろうか。恨みがましい目で赤い警告灯を振り続ける上司を見つめていると、突然聞き覚えのある声が聞こえてきた気がした。
まさかと思って振り返ると、ちょうど目の前にいた人間と視線がかち合う。
「……光? 何やってんの、こんなところで」
「……」
よりにもよって休日にまでこの男に会うとは。無視を決め込むも、私服姿の相羽勝行がさも不思議そうな顔をしてこちらを何度も覗き込む。
――通りすがっただけじゃないのか! 早く行け!
無言で睨みつけるも、「やっぱり光だ」と確信した勝行はむしろ怖いぐらいの全開笑顔をこちらに向けてきた。
それは以前遊園地で助けてくれた時に見かけた、あの不気味なぐらい楽し気な笑顔だ。
「な……んだよ」
「ほんっとお前、ごまかせない奴だな」
くっくっと腹を抱えて笑い出す勝行にカチンときた光は、思わず彼のスニーカーをガンッと踏みつけた。ここにきて、耐えに耐え続けてきたイライラが頂点に達して、今にも沸騰しそうな勢いだ。
勝行はそれを笑いながら受け入れ、代わりに大口を開けた。
「いや知らなかったなあ、中学生でもバイトできるんだ、ここ。随分過酷そうだけど、お前喘息もちの病弱キャラじゃなかったっけ?」
「……っ」
勝行のわざとらしいまでの大声は、当然ペアで仕事していた上司の耳にしっかり届いた。
「……中学生?」
「西畑先生がこんな現場みたら、悲鳴上げて怒りそうだよね。ていうかそろそろ体力限界なんじゃないの? 顔色悪そうだけど。ヘルメットがあるから平気なのかな」
「うっせえ、何しにきやがった。仕事してんだから邪魔すんな!」
「やっぱり仕事なんだ。すごいねえ、十四歳でもう働くなんて……あ、もう十五になった? 俺最近誕生日終わっ」
「だからうっせえっつってんだろうが!」
勝行の襟首を掴み上げ、光は食って掛かった。勝行もさすがに殴られると思ったのだろうか、一瞬眉をひそめてこちらを睨みつけてくる。
だがこのくだらない茶番劇は、「やめんか!」という警備員の上司の怒鳴り声よってあっけなく終わりを迎えた。解放された勝行は、何も言わないまま現場を立ち去っていく。その道路の向こう側では、沸騰後の湯気のように陽炎がゆらゆらと揺らめいていた。
**
もう一歩も動ける気がしない。だがここから何とかして帰宅しなければいけない。
初めての現場で、右も左もわからない場所に放り出された光は、必死になって見たことのある景色を探し続けた。太陽がだんだん傾いてくるも、暑さは上がる一方の空に舌打ちする。
「眩しい……」
このまま歩き続けていても家に帰れる気がしない。本能的に太陽に背を向け、ふらふらと東向きに歩いていた光は、ふいに誰かに腕を掴まれ路地に連れ込まれた。
(またか……畜生)
この感覚は何度も経験したことがある。
だいたい嫌なパターンしか存在しない。殴られるか、金を奪われるか、変なところに連れ込まれて服を剥ぎ取られ、触られるか。外を出歩くとこんなのばっかりで心底うんざりする。
だがもう抵抗する気力も体力もない。ヤラれるだけヤラれて、いっそ死んでしまいたい――。強引に石壁へと押しやられた光は、恐る恐る目を開けた。
「光、大丈夫か。ふらふらしてて危ないぞ」
「……おま、え」
腕を引いて壁ドンしてきたのは誰でもない、さっき絡んできた相羽勝行だった。
「バイト、終わったのか。俺ずっと待ってたんだけど、お前が遊びに来るの」
「はあ⁉」
「紙渡しただろ、住所書いて」
何のことだと言いかけて、そういえば貰ったことを思い出した。
意味の分からない文字列しか書いてなかったので、メモはスクールバックの中に入れたままだ。
「でもバイトなんかしてるから、思わず声かけちゃった。……もしかして、上司の人に怒られた?」
「……てめえのせいで、クビだよ」
「どうして?」
「……っ、わかってるくせにこの嘘つき野郎が……!」
「え、誰が嘘つきだって……? もしかして、中学生で喘息持ちでホントは身体弱いくせに、大嘘ついて『高校生だ』とでも言って入社してた人のことかな」
全てお見透しだと言わんばかりに、さらさらと述べる勝行が心底腹立たしい。だが何も言い返せない自分が殊更悔しい。身長差がある分、明らか下から見上げているのに、なぜか見下された気分だ。
「どうせ嘘をつくのなら、ちゃんとバレないように演技し続けなくちゃ無理だよ。お前みたいな正直者には向いてない」
「うっせえ! わかってて挑発しやがったなてめえ!」
――今度こそその澄ました顔面ぶん殴ってやる!
ただでさえ暑さに耐えていたのに、あの苦痛な時間の全てを台無しにしたその嘲笑が本気で憎らしい。
一切の遠慮なしに光は拳を振り下ろした。
だが勝行は咄嗟に顔面前で拳を受け止めると、襟首も捕まえて石壁に力強く押し付ける。小柄な身体をしていても、彼の腕力は明らかに強かった。
「くっ……」
「馬鹿だなあ。何時間外にいたのか知らないけど、自分の体力尽きてる自覚ぐらいしろよ。今のお前のヘロヘロパンチじゃ、女子より弱いよ」
「うっ……うっせえ……!」
「それより俺の家、このすぐ近くにあるんだ。あとで家まで送ってあげるから、寄っていきなよ。バイトだめにしたお詫びに、おやつと晩ご飯奢るから」
「……は……? お前んち、このへんなの」
「そうだよ。クーラー完備、アイスもジュースもご飯も食べ放題。いいだろ? 決まり、ね」
返事も待たずに、勝行はにっこり笑って指をパチンと鳴らした。瞬間、ざざっと一斉に現れるは例の部下だと言っていた黒服サングラス軍団。一体どこから現れたというのか、驚くほどの早業である。
「!?!!」
「もう歩けないみたいだから、家までお姫様抱っこで連れて行ってあげて」
「かしこまりました」
「丁重に扱ってね。暴れるから」
「さっ、参りましょうかお坊ちゃま」
「へっ……、ひっぁ、や、ちょ、やめ、……やめろぉお!」
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