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第4章

119. 抱擁*

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向かい合わせの体勢になり、そっと彼のモノを握ると既にガチガチに硬くなった先からヌルッとした先走りが垂れている。僕はそれを全体に馴染ませるように上下に動かし彼の様子を伺う。

「モリオン…気持ちい…?」

なんせ初めてのことで勝手が分からない。自分でやる時を思い出しながら懸命に彼のモノを扱き時折、陰嚢も触る。彼が何も言ってくれないので良く分からないが、一心不乱に続けていると彼が「うっ…!」と声を漏らした。

「イきそう?」

グチュグチュと音を立てながら少しスピードを速める。すると「もっ…離してくれ。」と切羽詰まった声で告げられる。彼の言われた通りに離すと押し倒された。

「…はぁ、危なかった…。イく時はショウのナカでイかせてくれ。」

そう言った彼は僕に口付けると亀頭を秘部に充てがう。

えっ、濡れてないのに入れるの⁉︎

「あっ、ちょっ!」

グッと彼の腰が進められた。しかし僕の心配をよそに彼のモノが僕のナカにすんなり入り馴染んでしまう。

「あっ、んっ!なっんで!」

「ああ…気持ちいいな、俺のがショウで包まれている。」

グッグッと腰を動かしながら彼が呟いた。

「心配するな、ショウのナカが濡れるように魔法でどうにかしている。だからどんな風にしても切れたりしない。」

「あぁっ、そっ…なの?」

彼に押し広げられながら納得したが、彼の言った本当の意味を知るのはもう少し先のことだった。

「んぁっ、あっ、そこダメ!」

「はぁ…一緒にイこうか、ショウ。」

彼は腰を止めることなく、僕のモノを握ると激しく上下に扱く。

「ああっ!もっ…!」
「うっ、くっ!」

僕の方が先にイき無意識にナカを締め上げた途端、遅れて彼のモノがナカで弾ける。じんわりと広がる何かに満たされながらお互いに抱き締め合い、唇を貪る。

「ふっ、んっ…はぁ。」

口付けながら先程、言おうとしたことを思い出した。

「はぁ…はぁ…モリオン。」

「んっ…。」

「話…があるんだ。」

「ああ、何だ。」

僕のナカにはまだ彼のモノが入っている。抜いてほしいと見つめたが彼は抜く気がないようで話を促すように腰を前後に揺さぶった。

「えっ…このまま?ああっ!ちょっ!動かないで!」

彼はフフッと笑いながら動きを止める。

「モリオン…遊ん、でるでしょ…。ピアスのこと…んっ、まだ伝えてなかったよね。」

彼はその言葉にニヤリと笑った。
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