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第2章

36. 授乳*

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「ショウ…いいですか?」

モリオンは僕の服を脱がすと跪き胸に顔を近付ける。ジワジワと近付くその顔に「うぅ…恥ずかしい…。」と零すと彼は近付けていた顔を一旦離し「そんなこと言っても今までしてたじゃないですか。」と上目遣いに見つめてくる。

確かに彼の言う通りなのだが、やはり見た目が赤ちゃんと少年では全然違う。頭に"犯罪"という単語が流れてくる。勿論、そんな常識はここでは通用しないのは分かっているが日本で生活してきた常識はそんじょそこらでは抜けない。

僕が恥ずかしさで胸元を隠していると彼は僕の太ももに手を置き「じゃあ恥ずかしくないように目を瞑っていて下さい。」と言う。

「えっ…あ…うん。」

それで少しは恥ずかしさがマシになるかと思いギュッと目を瞑る。

「舐めにくいので上に乗りますよ。」

「えっ、えぇ~…。」

彼は有無を言わさず僕を押し倒すと僕の太もも辺りを跨いだ。

「ショウは目を瞑ってて。僕の好きなようにするから。」

「うっ、うん…。」

恐る恐る答えると、その声を皮切りにモリオンは僕の胸の横に手をつき片胸をペロッと舐める。

「…ッ!」

なんとか声を発するのは我慢出来た。

「擽ったい?」

モリオンは僕の反応に笑みを浮かべながら、ペロペロと舐める行為を続ける。

「…じゃあ吸うね。」


ちゅ…ちゅ…



「ん~ッ!」

僕は今までにないくらい声を我慢し、シーツを握り締めた。しかし赤ちゃんの時の授乳でさえ、あれ程の快感だ、耐えれるはずがない。

「んっ…あっ…!」

ちゅ…ちゅ…

「もっ…もっとゆっくり…!」

そう叫ぶとモリオンが上目遣いに告げる。

「…ちゅ…そんなゆっくりなんて…。それに長引かせる方がショウが嫌なんじゃないの?」

「うぅ…。」

その通りだ…長引く方が嫌だ…。

「じゃあ我慢して。恥ずかしいかもしれないけど、僕だって貰わないとお腹ペコペコなんだよ。」

うぅ~…モリオンの為だ…仕方ない。

「うん…がんばる…。」

その後、結局僕は声を我慢出来ずに喘ぎ続けた。







次の日ー。

「ショウ!ほら、急いで!」

「ちょっ!モリオン、そんな急がなくたって!」

僕は今、モリオンに引っ張られながらインペリアルさんのいる部屋まで連れてこられていた。

何故、そんなことになっているかというと午前中に遡る。

ネフライトから今後のモリオンの教育方針や生活スタイルについて話し合っている最中、アイオライトやその他3人の話になった。そこで何故かモリオンはインペリアルさんにとても興味を持ったのだ。

「剣を使うってことは剣士ってことだよね⁉︎カッコいい~!憧れる!」

そう言って僕にインペリアルさんの部屋まで案内するように頼まれたのだ。

僕はインペリアルさんの部屋の前で深呼吸をするとノックする為に手を構えた。
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