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番外編
3. 《初夜2》サンバック×トルー*
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「あの…ね、兄様。知ってると思うけど僕、こういうこと初めてだから何も気の利いたこととか出来ないんだけど…。」
僕はベッドに正座しながらサンバックと対峙する。
「いや、それは大丈夫だ。むしろ手慣れている方が傷付く。」
うん、それはそうだよね。
「じゃ、じゃあ先にシャワーでも浴びる?僕は部屋で浴びてきたから兄様も入ってきたら?」
「ああ、そうだな。じゃあ行ってくる。」
そう言って彼は部屋の奥へと消えていった。彼が浴室に入って10分程経つと僕の緊張もピークに達する。
あぁ~…いよいよだ、ぼっ僕はどうしたら…!
ベッドの上で横になったり座ったりと落ち着かない動きをしていると「クッ!」と笑い声が聞こえた。
「えっ⁉︎」
声のした方を振り向くとサンバックがドアの影からこちらを盗み見ていた。
「ちょっ、えっ兄様いつから⁉︎」
僕は恥ずかしさからブランケットを被り顔だけ出し て彼を睨み付ける。
「ついさっきだ、変な音がすると思って覗いてみたらトルーがベッドでソワソワしているのが面白くて思わず眺めていた。」
彼はクククッと笑いながら僕の側に近付き頭を撫でる。
「もう!やめてよ、恥ずかしいなぁ。ただでさえ緊張してるのに。」
「ああ、悪い悪い。でも少し気は和らいだだろ?心配せずともお前は俺に任せておけばいい。」
そう言って彼は僕にチュッと口付けた。
「そっ、そっか…じゃあ兄様に全部任せるね。」
「あと俺のことは兄様じゃなくてヴィーと呼ぶように。せっかく結婚したのにいつまでも兄様と呼ばれるのはちょっとな。」
「うん、そうだね。気をつけるよヴィー。」
ヴィーは僕をベッドにゆっくりと横たわらせると優しく口付ける。
ちゅ…くちゅ…
「トルー、舌を出せ。」
僕は言われた通り舌を差し出し彼の分厚い舌を受け入れた。
「んっ、んっ…。」
あぁ…気持ちいい…。
彼は僕に口付けながら衣服にも手を掛け、裾をめくり上げた後、左の突起を親指と人差し指で捏ね出した。
「んっ…!」
なっなに⁉︎今、ピリッてした!
「感じるか?」
彼が口付けをやめ僕の顔を見下ろしてくる。
「…なんかピリッてしたけど…。」
「そうか、じゃあコレは?」
もう片方の突起を舌で舐め回しながら吸い上げる。
「んんっ!」
「…これは感じるようだな。」
彼はフッと笑うと片方は爪で、もう片方は舌で攻め出した。
「あっ、あっ、ヴィー…気持ちい…!」
恥ずかしげもなく喘ぎ声をあげる僕を彼は嬉しそうに見つめながら存在を主張している突起を弄る。
「トルーのコレは果実のようで美味そうだ。」
「あっ、もっ…!」
その瞬間、パクリと口に含まれ舌で転がされた。
僕はベッドに正座しながらサンバックと対峙する。
「いや、それは大丈夫だ。むしろ手慣れている方が傷付く。」
うん、それはそうだよね。
「じゃ、じゃあ先にシャワーでも浴びる?僕は部屋で浴びてきたから兄様も入ってきたら?」
「ああ、そうだな。じゃあ行ってくる。」
そう言って彼は部屋の奥へと消えていった。彼が浴室に入って10分程経つと僕の緊張もピークに達する。
あぁ~…いよいよだ、ぼっ僕はどうしたら…!
ベッドの上で横になったり座ったりと落ち着かない動きをしていると「クッ!」と笑い声が聞こえた。
「えっ⁉︎」
声のした方を振り向くとサンバックがドアの影からこちらを盗み見ていた。
「ちょっ、えっ兄様いつから⁉︎」
僕は恥ずかしさからブランケットを被り顔だけ出し て彼を睨み付ける。
「ついさっきだ、変な音がすると思って覗いてみたらトルーがベッドでソワソワしているのが面白くて思わず眺めていた。」
彼はクククッと笑いながら僕の側に近付き頭を撫でる。
「もう!やめてよ、恥ずかしいなぁ。ただでさえ緊張してるのに。」
「ああ、悪い悪い。でも少し気は和らいだだろ?心配せずともお前は俺に任せておけばいい。」
そう言って彼は僕にチュッと口付けた。
「そっ、そっか…じゃあ兄様に全部任せるね。」
「あと俺のことは兄様じゃなくてヴィーと呼ぶように。せっかく結婚したのにいつまでも兄様と呼ばれるのはちょっとな。」
「うん、そうだね。気をつけるよヴィー。」
ヴィーは僕をベッドにゆっくりと横たわらせると優しく口付ける。
ちゅ…くちゅ…
「トルー、舌を出せ。」
僕は言われた通り舌を差し出し彼の分厚い舌を受け入れた。
「んっ、んっ…。」
あぁ…気持ちいい…。
彼は僕に口付けながら衣服にも手を掛け、裾をめくり上げた後、左の突起を親指と人差し指で捏ね出した。
「んっ…!」
なっなに⁉︎今、ピリッてした!
「感じるか?」
彼が口付けをやめ僕の顔を見下ろしてくる。
「…なんかピリッてしたけど…。」
「そうか、じゃあコレは?」
もう片方の突起を舌で舐め回しながら吸い上げる。
「んんっ!」
「…これは感じるようだな。」
彼はフッと笑うと片方は爪で、もう片方は舌で攻め出した。
「あっ、あっ、ヴィー…気持ちい…!」
恥ずかしげもなく喘ぎ声をあげる僕を彼は嬉しそうに見つめながら存在を主張している突起を弄る。
「トルーのコレは果実のようで美味そうだ。」
「あっ、もっ…!」
その瞬間、パクリと口に含まれ舌で転がされた。
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