37 / 81
37. アンブレット*
しおりを挟む
「えっ…いや、でも…?」
「…嫌ですか?」
とアンブレット君は泣きそうな表情になる。
「いや、そうじゃなくて!アンブレット君…ホントにホントにいいの?」
「当たり前です!ヨウさんだから、お願いしたんです!…前も言いましたが、僕の初恋はヨウさんです。だから僕の初めては好きになった人に捧げたいです。」
アンブレット君の真剣な告白にお互い無言の攻防が行われるも暫くして僕の方が折れた。
「…わかった。アンブレット君の店番が終わるまで待ってるね。」
「…いえ、大丈夫です。父に代わってもらいますので。」
とアンブレット君は店内へと入って行った。
「(えっ…そんな急がなくても。)」とは思ったが何も言わずその後ろ姿を見送った。
暫くするとアンブレット君が戻ってきた。
「ヨウさん、2階に行きましょう。」と言って手を引かれ歩みを進める。
「あの…アンブレット君…そんな急いで行かなくても僕は逃げないよ?」
しかし、アンブレット君は黙々と進んで行き、僕を連れてベッドに腰掛ける。
「でも…ヨウさんの気持ちが変わらない内にしないと…。ヨウさんが娼館に戻るなら、次また会えますが…。」
と静かに言われるとこちらも何も言えなくなる。
アンブレット君はなかなか返事をしない僕の反応に気付いてか、僕をベッドにゆっくり横たわらせた。
「ヨウさんは何も気にしないで下さい。僕がヨウさんにお願いしただけなんですから…。」
と言って僕に口付ける。
アンブレット君のキスはやはり不慣れな感じではあったが、こちらを労わるような優しいキスだった。僕は複雑な気持ちがありつつも、アンブレット君のキスを受け入れる。
「はぁ…アンブレット君…。」
「ヨウさん…今はアンと呼んで下さい。」
「…アン…。」
そう返事をすると再びキスが降ってくる。
アンブレット君は娼館に来た3人のようにキスをしながら器用に僕の服は脱がせられない。なので、僕がアンブレット君の服に手を伸ばす。上着のシャツのボタンを全て外すとアンブレット君は自ら自分の上着を脱いだ。
「(うわぁ…逞しい…。)」
初めてアンブレット君に会った時から可愛い顔してるのに逞しい身体付きだと思っていた。
「ヨウさんも…脱がせていいですか?」
「うん…。」
そう言って震える手で僕のボタンを外していく。しかし、震える手ではなかなかボタンが外れない。「くっ…!」と言いながら悪戦苦闘しているアンブレット君の手に掌を重ねると「アンブレット君、落ち着いて、僕は逃げないよ。」と答える。アンブレット君は恥ずかしそうに「すみません…。」と呟いた。
僕は下からボタンを外すのを手伝い、漸く全てのボタンが全て外れる。
僕が上着を脱ぐと
「ヨウさんの肌って…白くてスベスベですね…。」
と身体を撫でられる。
「んっ…アン…くすぐったいよぉ…。」
と僕がそう言った瞬間、アンブレット君が「う"っ…!」と唸る。どうしたのかと思い見上げるとアンブレット君が泣きそうな顔をしながら見つめてくる。
「…アン…?どうしたの?」
「…ッ…すみません!ヨウさんの…色香にあてられて…イッてしまいました…。」
その答えに目を丸くする。
「(…えっ?まだ触ってないのに…?もしかしてアンブレット君って…早漏…?)」
「すみません…ヨウさん…。」
これ以上、僕が何か言わないとアンブレット君はもっと落ち込みそうだ。だから僕は気にした風もなく笑顔で「じゃあズボンも脱ごうか?気持ち悪いでしょう?」と彼のズボンに手をかける。アンブレット君は静かにズボンと下着を抜き取るとベッドの下に放り投げた。
僕がイッたばかりのアンブレット君のを見ると僅かに上を向いてピクピクと動いている。
「(コレなら、すぐに復活できるかな…。)」
と思い彼のモノに手を伸ばす。
「あっ…ヨウさん…ダメです!」
「…ダメじゃないよ?今からコレを使うんだから。」
と言ってアンブレット君のを舐める。
「う"ぅ…っ!はぁ…はぁ…。」
「アン…まだイッたらダメだよ?」
僕はアンブレット君の根元を握りながら、自分の口の中に含んだ。
じゅぽ…じゅぽ…ずぽ…じゅぽ…
僕はできるだけ唾液と絡ませながら上下に動く。
「あっ…ああ…!」
とアンブレット君が快感に喘ぐ。
「はぁ…はぁ…ヨウ…さん…イかせて下さい。」
「まだダメ。我慢しよ?」
そう言って、また再開する。
フェラをしながらアンブレット君の様子を見ると我慢を強いられて苦しそうに唸っている。
「(もうちょっと我慢しないと…恋人が出来た時にガッカリさせちゃうかもしれないし…あっでも受けだったらいいのか…?)」
そんなことを思いながら、舌で刺激したり吸い取ったりする。それを暫く続けているといよいよアンブレット君が息絶え絶えに懇願してきた。
僕はじゅぽっと口からアンブレット君のを出すと、そのまま手を使って上下に扱く。
「アン…イッていいよ?」
その声を聞き、アンブレット君は「くっ…!」と唸り声を上げ、白濁を飛び散らせる。「はぁ…はぁ…。」と息を整える彼に僕は「よく出来ました。」と口付けた。
「…嫌ですか?」
とアンブレット君は泣きそうな表情になる。
「いや、そうじゃなくて!アンブレット君…ホントにホントにいいの?」
「当たり前です!ヨウさんだから、お願いしたんです!…前も言いましたが、僕の初恋はヨウさんです。だから僕の初めては好きになった人に捧げたいです。」
アンブレット君の真剣な告白にお互い無言の攻防が行われるも暫くして僕の方が折れた。
「…わかった。アンブレット君の店番が終わるまで待ってるね。」
「…いえ、大丈夫です。父に代わってもらいますので。」
とアンブレット君は店内へと入って行った。
「(えっ…そんな急がなくても。)」とは思ったが何も言わずその後ろ姿を見送った。
暫くするとアンブレット君が戻ってきた。
「ヨウさん、2階に行きましょう。」と言って手を引かれ歩みを進める。
「あの…アンブレット君…そんな急いで行かなくても僕は逃げないよ?」
しかし、アンブレット君は黙々と進んで行き、僕を連れてベッドに腰掛ける。
「でも…ヨウさんの気持ちが変わらない内にしないと…。ヨウさんが娼館に戻るなら、次また会えますが…。」
と静かに言われるとこちらも何も言えなくなる。
アンブレット君はなかなか返事をしない僕の反応に気付いてか、僕をベッドにゆっくり横たわらせた。
「ヨウさんは何も気にしないで下さい。僕がヨウさんにお願いしただけなんですから…。」
と言って僕に口付ける。
アンブレット君のキスはやはり不慣れな感じではあったが、こちらを労わるような優しいキスだった。僕は複雑な気持ちがありつつも、アンブレット君のキスを受け入れる。
「はぁ…アンブレット君…。」
「ヨウさん…今はアンと呼んで下さい。」
「…アン…。」
そう返事をすると再びキスが降ってくる。
アンブレット君は娼館に来た3人のようにキスをしながら器用に僕の服は脱がせられない。なので、僕がアンブレット君の服に手を伸ばす。上着のシャツのボタンを全て外すとアンブレット君は自ら自分の上着を脱いだ。
「(うわぁ…逞しい…。)」
初めてアンブレット君に会った時から可愛い顔してるのに逞しい身体付きだと思っていた。
「ヨウさんも…脱がせていいですか?」
「うん…。」
そう言って震える手で僕のボタンを外していく。しかし、震える手ではなかなかボタンが外れない。「くっ…!」と言いながら悪戦苦闘しているアンブレット君の手に掌を重ねると「アンブレット君、落ち着いて、僕は逃げないよ。」と答える。アンブレット君は恥ずかしそうに「すみません…。」と呟いた。
僕は下からボタンを外すのを手伝い、漸く全てのボタンが全て外れる。
僕が上着を脱ぐと
「ヨウさんの肌って…白くてスベスベですね…。」
と身体を撫でられる。
「んっ…アン…くすぐったいよぉ…。」
と僕がそう言った瞬間、アンブレット君が「う"っ…!」と唸る。どうしたのかと思い見上げるとアンブレット君が泣きそうな顔をしながら見つめてくる。
「…アン…?どうしたの?」
「…ッ…すみません!ヨウさんの…色香にあてられて…イッてしまいました…。」
その答えに目を丸くする。
「(…えっ?まだ触ってないのに…?もしかしてアンブレット君って…早漏…?)」
「すみません…ヨウさん…。」
これ以上、僕が何か言わないとアンブレット君はもっと落ち込みそうだ。だから僕は気にした風もなく笑顔で「じゃあズボンも脱ごうか?気持ち悪いでしょう?」と彼のズボンに手をかける。アンブレット君は静かにズボンと下着を抜き取るとベッドの下に放り投げた。
僕がイッたばかりのアンブレット君のを見ると僅かに上を向いてピクピクと動いている。
「(コレなら、すぐに復活できるかな…。)」
と思い彼のモノに手を伸ばす。
「あっ…ヨウさん…ダメです!」
「…ダメじゃないよ?今からコレを使うんだから。」
と言ってアンブレット君のを舐める。
「う"ぅ…っ!はぁ…はぁ…。」
「アン…まだイッたらダメだよ?」
僕はアンブレット君の根元を握りながら、自分の口の中に含んだ。
じゅぽ…じゅぽ…ずぽ…じゅぽ…
僕はできるだけ唾液と絡ませながら上下に動く。
「あっ…ああ…!」
とアンブレット君が快感に喘ぐ。
「はぁ…はぁ…ヨウ…さん…イかせて下さい。」
「まだダメ。我慢しよ?」
そう言って、また再開する。
フェラをしながらアンブレット君の様子を見ると我慢を強いられて苦しそうに唸っている。
「(もうちょっと我慢しないと…恋人が出来た時にガッカリさせちゃうかもしれないし…あっでも受けだったらいいのか…?)」
そんなことを思いながら、舌で刺激したり吸い取ったりする。それを暫く続けているといよいよアンブレット君が息絶え絶えに懇願してきた。
僕はじゅぽっと口からアンブレット君のを出すと、そのまま手を使って上下に扱く。
「アン…イッていいよ?」
その声を聞き、アンブレット君は「くっ…!」と唸り声を上げ、白濁を飛び散らせる。「はぁ…はぁ…。」と息を整える彼に僕は「よく出来ました。」と口付けた。
24
お気に入りに追加
2,132
あなたにおすすめの小説
その男、有能につき……
大和撫子
BL
俺はその日最高に落ち込んでいた。このまま死んで異世界に転生。チート能力を手に入れて最高にリア充な人生を……なんてことが現実に起こる筈もなく。奇しくもその日は俺の二十歳の誕生日だった。初めて飲む酒はヤケ酒で。簡単に酒に呑まれちまった俺はフラフラと渋谷の繁華街を彷徨い歩いた。ふと気づいたら、全く知らない路地(?)に立っていたんだ。そうだな、辺りの建物や雰囲気でいったら……ビクトリア調時代風? て、まさかなぁ。俺、さっきいつもの道を歩いていた筈だよな? どこだよ、ここ。酔いつぶれて寝ちまったのか?
「君、どうかしたのかい?」
その時、背後にフルートみたいに澄んだ柔らかい声が響いた。突然、そう話しかけてくる声に振り向いた。そこにいたのは……。
黄金の髪、真珠の肌、ピンクサファイアの唇、そして光の加減によって深紅からロイヤルブルーに変化する瞳を持った、まるで全身が宝石で出来ているような超絶美形男子だった。えーと、確か電気の光と太陽光で色が変わって見える宝石、あったような……。後で聞いたら、そんな風に光によって赤から青に変化する宝石は『ベキリーブルーガーネット』と言うらしい。何でも、翠から赤に変化するアレキサンドライトよりも非常に希少な代物だそうだ。
彼は|Radius《ラディウス》~ラテン語で「光源」の意味を持つ、|Eternal《エターナル》王家の次男らしい。何だか分からない内に彼に気に入られた俺は、エターナル王家第二王子の専属侍従として仕える事になっちまったんだ! しかもゆくゆくは執事になって欲しいんだとか。
だけど彼は第二王子。専属についている秘書を始め護衛役や美容師、マッサージ師などなど。数多く王子と密に接する男たちは沢山いる。そんな訳で、まずは見習いから、と彼らの指導のもと、仕事を覚えていく訳だけど……。皆、王子の寵愛を独占しようと日々蹴落としあって熾烈な争いは日常茶飯事だった。そんな中、得体の知れない俺が王子直々で専属侍従にする、なんていうもんだから、そいつらから様々な嫌がらせを受けたりするようになっちまって。それは日増しにエスカレートしていく。
大丈夫か? こんな「ムササビの五能」な俺……果たしてこのまま皇子の寵愛を受け続ける事が出来るんだろうか?
更には、第一王子も登場。まるで第二王子に対抗するかのように俺を引き抜こうとしてみたり、波乱の予感しかしない。どうなる? 俺?!
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
ある日、人気俳優の弟になりました。
雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。
ある日、人気俳優の弟になりました。2
雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。穏やかで真面目で王子様のような人……と噂の直柾は「俺の命は、君のものだよ」と蕩けるような笑顔で言い出し、大学の先輩である隆晴も優斗を好きだと言い出して……。
平凡に生きたい(のに無理だった)19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の、更に溺愛生活が始まる――。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
主人公の兄になったなんて知らない
さつき
BL
レインは知らない弟があるゲームの主人公だったという事を
レインは知らないゲームでは自分が登場しなかった事を
レインは知らない自分が神に愛されている事を
表紙イラストは マサキさんの「キミの世界メーカー」で作成してお借りしています⬇ https://picrew.me/image_maker/54346
結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、転生特典(執事)と旅に出たい
オオトリ
BL
とある教会で、今日一組の若い男女が結婚式を挙げようとしていた。
今、まさに新郎新婦が手を取り合おうとしたその時―――
「ちょっと待ったー!」
乱入者の声が響き渡った。
これは、とある事情で異世界転生した主人公が、結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、
白米を求めて 俺TUEEEEせずに、執事TUEEEEな旅に出たい
そんなお話
※主人公は当初女性と婚約しています(タイトルの通り)
※主人公ではない部分で、男女の恋愛がお話に絡んでくることがあります
※BLは読むことも初心者の作者の初作品なので、タグ付けなど必要があれば教えてください
※完結しておりますが、今後番外編及び小話、続編をいずれ追加して参りたいと思っています
※小説家になろうさんでも同時公開中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる