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37. アンブレット*

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「えっ…いや、でも…?」

「…嫌ですか?」

とアンブレット君は泣きそうな表情になる。

「いや、そうじゃなくて!アンブレット君…ホントにホントにいいの?」

「当たり前です!ヨウさんだから、お願いしたんです!…前も言いましたが、僕の初恋はヨウさんです。だから僕の初めては好きになった人に捧げたいです。」

アンブレット君の真剣な告白にお互い無言の攻防が行われるも暫くして僕の方が折れた。

「…わかった。アンブレット君の店番が終わるまで待ってるね。」

「…いえ、大丈夫です。父に代わってもらいますので。」

とアンブレット君は店内へと入って行った。

「(えっ…そんな急がなくても。)」とは思ったが何も言わずその後ろ姿を見送った。





暫くするとアンブレット君が戻ってきた。

「ヨウさん、2階に行きましょう。」と言って手を引かれ歩みを進める。

「あの…アンブレット君…そんな急いで行かなくても僕は逃げないよ?」

しかし、アンブレット君は黙々と進んで行き、僕を連れてベッドに腰掛ける。

「でも…ヨウさんの気持ちが変わらない内にしないと…。ヨウさんが娼館に戻るなら、次また会えますが…。」

と静かに言われるとこちらも何も言えなくなる。

アンブレット君はなかなか返事をしない僕の反応に気付いてか、僕をベッドにゆっくり横たわらせた。

「ヨウさんは何も気にしないで下さい。僕がヨウさんにお願いしただけなんですから…。」

と言って僕に口付ける。

アンブレット君のキスはやはり不慣れな感じではあったが、こちらを労わるような優しいキスだった。僕は複雑な気持ちがありつつも、アンブレット君のキスを受け入れる。

「はぁ…アンブレット君…。」

「ヨウさん…今はアンと呼んで下さい。」

「…アン…。」

そう返事をすると再びキスが降ってくる。

アンブレット君は娼館に来た3人のようにキスをしながら器用に僕の服は脱がせられない。なので、僕がアンブレット君の服に手を伸ばす。上着のシャツのボタンを全て外すとアンブレット君は自ら自分の上着を脱いだ。

「(うわぁ…逞しい…。)」

初めてアンブレット君に会った時から可愛い顔してるのに逞しい身体付きだと思っていた。

「ヨウさんも…脱がせていいですか?」

「うん…。」

そう言って震える手で僕のボタンを外していく。しかし、震える手ではなかなかボタンが外れない。「くっ…!」と言いながら悪戦苦闘しているアンブレット君の手に掌を重ねると「アンブレット君、落ち着いて、僕は逃げないよ。」と答える。アンブレット君は恥ずかしそうに「すみません…。」と呟いた。

僕は下からボタンを外すのを手伝い、漸く全てのボタンが全て外れる。

僕が上着を脱ぐと

「ヨウさんの肌って…白くてスベスベですね…。」

と身体を撫でられる。

「んっ…アン…くすぐったいよぉ…。」

と僕がそう言った瞬間、アンブレット君が「う"っ…!」と唸る。どうしたのかと思い見上げるとアンブレット君が泣きそうな顔をしながら見つめてくる。

「…アン…?どうしたの?」

「…ッ…すみません!ヨウさんの…色香にあてられて…イッてしまいました…。」

その答えに目を丸くする。

「(…えっ?まだ触ってないのに…?もしかしてアンブレット君って…早漏…?)」

「すみません…ヨウさん…。」

これ以上、僕が何か言わないとアンブレット君はもっと落ち込みそうだ。だから僕は気にした風もなく笑顔で「じゃあズボンも脱ごうか?気持ち悪いでしょう?」と彼のズボンに手をかける。アンブレット君は静かにズボンと下着を抜き取るとベッドの下に放り投げた。

僕がイッたばかりのアンブレット君のを見ると僅かに上を向いてピクピクと動いている。

「(コレなら、すぐに復活できるかな…。)」

と思い彼のモノに手を伸ばす。

「あっ…ヨウさん…ダメです!」

「…ダメじゃないよ?今からコレを使うんだから。」

と言ってアンブレット君のを舐める。

「う"ぅ…っ!はぁ…はぁ…。」

「アン…まだイッたらダメだよ?」

僕はアンブレット君の根元を握りながら、自分の口の中に含んだ。



じゅぽ…じゅぽ…ずぽ…じゅぽ…



僕はできるだけ唾液と絡ませながら上下に動く。

「あっ…ああ…!」

とアンブレット君が快感に喘ぐ。

「はぁ…はぁ…ヨウ…さん…イかせて下さい。」

「まだダメ。我慢しよ?」

そう言って、また再開する。
フェラをしながらアンブレット君の様子を見ると我慢を強いられて苦しそうに唸っている。

「(もうちょっと我慢しないと…恋人が出来た時にガッカリさせちゃうかもしれないし…あっでも受けだったらいいのか…?)」

そんなことを思いながら、舌で刺激したり吸い取ったりする。それを暫く続けているといよいよアンブレット君が息絶え絶えに懇願してきた。

僕はじゅぽっと口からアンブレット君のを出すと、そのまま手を使って上下に扱く。

「アン…イッていいよ?」

その声を聞き、アンブレット君は「くっ…!」と唸り声を上げ、白濁を飛び散らせる。「はぁ…はぁ…。」と息を整える彼に僕は「よく出来ました。」と口付けた。






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