37 / 58
本編
35.作戦その3!自力での愛獲得手段
しおりを挟む
可愛く小首を傾げる婚約者にジュードは苦虫を噛み潰したような心情でお断りを入れた。心にも無い言葉でエルフリーデを拒否するのはこれで何度目になるのか。冗談でも抱くなどと言うのではなかったとジュードは深く心の中で溜息を付く。
抱かれてもいいと素直にジュードを受け入れて、ジュードを欲しがるエルフリーデが可愛くて愛しくて仕方が無い。
「リーがそう言ってくれるようになったのは嬉しいけど、でも前にも言った通り僕は結婚するまでリーには手を出さない。けじめだからね」
「……やっぱりジュードって頭固い」
「リーはどうしてそうなの? 女性から迫る何てなかなか度胸がいることだと思うんだけど。それともそんなこと関係なくなるくらい、そんなに僕がのことが好き?」
ジュードは意地悪のつもりで言ったのにエルフリーデはそれに気付かない。
「好きよ……好きだもの。わたしがジュードを好きで何が悪いのよっ! 好きだから迫ることのどこが悪いの? ジュードに触ってほしいって思うことのどこが悪いのよっ! 今だってジュードに触ってほしくてジュードに触りたくてでもジュード怪我してるから必死で抑えてるのに! う~! もうっ! どうしてこんなことばっかり言わせるのよぉっジュードのばかぁっ!!」
そう言ってエルフリーデはうにゅっと目に涙を溜めながらほとほと泣き始めてしまった。ジュードがエルフリーデの細腰に手を回して自身の方へ抱き寄せると、子猫のように小さく丸まってジュードの胸板に頬を擦り寄せ、う~と泣きながらすがりつくように身を寄せてくる。
「……リーわざとやってるわけじゃないよね?」
「えっ? ひっく、なに、が? ひっく」
好きな人から好きだと、それも触って欲しいとか面と向かって言われて体当たりされることの、その威力のすごさを。こんな怪我してる状態でなければ本当にエルフリーデに思い知らせてやりたいと心の中に住む陰、魔王の部分が顔を出しそうになるのをジュードは持ち前の鋼の精神力で抑え込む。
抑えているのはこっちの方だ。と、ジュードは天使の笑顔を顔に張り付かせエルフリーデの頭を優しく撫でながらも、心底そう思わずにはいられなかった。
◇◇◇◇
強い抱擁と力強いキスにジュードもやっぱり男の人なんだなぁ、とぼんやり考えながら温かい唇の感触に心地よさを感じてうっとりと目を閉じてそれから……
せっかく、意を決して受け入れたのに。エルフリーデはそれをあっさりジュードに断られてしまった。何がそんなにいけないの? けじめってそんなに大事? と、エルフリーデは負傷のジュードを置いて屋敷の自室に戻った後も悶々と頭を悩ませ続けていた。
「ねぇマリア、そんなにけじめって大事なの? 確かにジュード怪我してたし、だからあの時は無理なのも仕方ないかなって……でもああまで言っても手を出さないってことは、わたしってやっぱり魅力ないのかしら?」
「お嬢様……」
もう結婚するまであと数週間しかない。ジュードに手出しさせる為の打開策も思いつかず。そうしてひたすら落ち込んでズーンとソファーの上に突っ伏しているエルフリーデを慰めるべく、マリアはある妙案を叩きだした。
「お嬢様、もうこうなったら最終手段ですわ!」
「最終手段?」
「数週間後に開催される祭事の優勝賞品、”幻の花”を手に入れてジュード様にプレゼントするんですわ!」
「……えっとぉ、ちょっと待って? あの、わたしはそれをどうやって手に入れればいいのかしら……?」
「もちろんお嬢様が祭事に参加して優勝することが前提ですわ。それにバレては元も子もありませんからお嬢様は男装して参加なさってくださいな。そして優勝したあかつきには、”幻の花”をジュード様にお渡しするときに愛の告白をお伝えした後で再度手出しして頂くようお願いするんです!」
「えっとぉマリア、さん? わたしが祭事に出るの? というか出ていいの? それってジュードにかなりキツくダメだって言われてるんだけど……」
「はい、お嬢様。恋する乙女に遠慮も手加減も一切無用ですわ!」
「…………」
いや、きっとそれは駄目な気がする。というかジュードにバレたら後が怖い。というのをエルフリーデは最近学んだばかりだった。と、一瞬自制したものの。剣には少し覚えがある(自称)ので、祭事に参加したいというエルフリーデのやんちゃな部分がちょこっとだけ顔を出す。
「う~ん、男装で祭事に参加、ね……」
「それにお嬢様、思い人にそうまでされて心を動かされない殿方など存在しませんわ。いくら身持ちの堅いジュード様でもけじめにかこつけて抱かないなどと言ってはいられないでしょうし。それ以上抗うことなど到底出来るわけがありませんわ」
「なるほど……でも、やっぱりそれってかなり無理があるんじゃないかしら? だって祭事って結婚式の前日だし、もう数週間しかないし……それに優勝するのは多分無理だと思うの……」
というか、もうそこまできたら結婚後も結婚前もほとんど変わりないような気がする。とはいえ、当初決意した通りやっぱり結婚前にというところがエルフリーデにとっては至極重要なことで。逆に言うと、ここまで来たらもう意地が邪魔をして引くに引けない。というか引きづらい。変にこだわってしまう悩ましい部分でもあった。
「ええ、ですからその祭事に向けてお嬢様は明日からでも剣の稽古をなさって下さいな。わたくしはその間に毒薬、しびれ薬、眠り薬などの劇薬を用意いたします。祭事が始まりましたらわたくしがそれをお嬢様の対戦相手に仕込みますのでお嬢様は遠慮なく勝ち進んで下さいな」
「え、えんりょなく……? あのね、マリア? 劇薬はちょっと不味いと思うのよ。それにそんなことしたらすぐにばれちゃうんじゃない?」
「大丈夫ですわお嬢様。お嬢様もご存知の通りわたくし薬師の娘ですから一般的でない薬の調合も得意なんです。それにこういうことにも慣れておりますので」
「はいっ?」
慣れているってどういうことだ? そう思って不思議な顔をマリアに向けると、マリアは衝撃の事実を教えてくれた。
「今の旦那様もわたくしが用意した劇薬で落としましたのよ? いざという時に意中の方を落とせるようと、両親から花嫁修業代わりに毒の仕込み方から格闘技まで幅広く教わりましたの」
「え、えぇぇぇ────────ッ!?」
花嫁修業!? 毒の仕込みと格闘技が!? マリアの両親っていったいどんな親なのよ……というかマリア、それはやっぱり何か違うと思うのよ~。とは思っていてもエルフリーデにはやっぱり何も言えなかった。
「ですからわたくしお嬢様の警護も担当しておりますのよ? その位でないとおてんばなお嬢様のお相手を務められる者などいませんもの」
「…………」
……た、確かに。と、エルフリーデは自分のこれまでの行動を振り返って、それから否定できないことに一人ズーンと落ち込みながらも。結局、エルフリーデは翌日から剣の稽古を受けることにした。何故ならもう後がないからだ。
抱かれてもいいと素直にジュードを受け入れて、ジュードを欲しがるエルフリーデが可愛くて愛しくて仕方が無い。
「リーがそう言ってくれるようになったのは嬉しいけど、でも前にも言った通り僕は結婚するまでリーには手を出さない。けじめだからね」
「……やっぱりジュードって頭固い」
「リーはどうしてそうなの? 女性から迫る何てなかなか度胸がいることだと思うんだけど。それともそんなこと関係なくなるくらい、そんなに僕がのことが好き?」
ジュードは意地悪のつもりで言ったのにエルフリーデはそれに気付かない。
「好きよ……好きだもの。わたしがジュードを好きで何が悪いのよっ! 好きだから迫ることのどこが悪いの? ジュードに触ってほしいって思うことのどこが悪いのよっ! 今だってジュードに触ってほしくてジュードに触りたくてでもジュード怪我してるから必死で抑えてるのに! う~! もうっ! どうしてこんなことばっかり言わせるのよぉっジュードのばかぁっ!!」
そう言ってエルフリーデはうにゅっと目に涙を溜めながらほとほと泣き始めてしまった。ジュードがエルフリーデの細腰に手を回して自身の方へ抱き寄せると、子猫のように小さく丸まってジュードの胸板に頬を擦り寄せ、う~と泣きながらすがりつくように身を寄せてくる。
「……リーわざとやってるわけじゃないよね?」
「えっ? ひっく、なに、が? ひっく」
好きな人から好きだと、それも触って欲しいとか面と向かって言われて体当たりされることの、その威力のすごさを。こんな怪我してる状態でなければ本当にエルフリーデに思い知らせてやりたいと心の中に住む陰、魔王の部分が顔を出しそうになるのをジュードは持ち前の鋼の精神力で抑え込む。
抑えているのはこっちの方だ。と、ジュードは天使の笑顔を顔に張り付かせエルフリーデの頭を優しく撫でながらも、心底そう思わずにはいられなかった。
◇◇◇◇
強い抱擁と力強いキスにジュードもやっぱり男の人なんだなぁ、とぼんやり考えながら温かい唇の感触に心地よさを感じてうっとりと目を閉じてそれから……
せっかく、意を決して受け入れたのに。エルフリーデはそれをあっさりジュードに断られてしまった。何がそんなにいけないの? けじめってそんなに大事? と、エルフリーデは負傷のジュードを置いて屋敷の自室に戻った後も悶々と頭を悩ませ続けていた。
「ねぇマリア、そんなにけじめって大事なの? 確かにジュード怪我してたし、だからあの時は無理なのも仕方ないかなって……でもああまで言っても手を出さないってことは、わたしってやっぱり魅力ないのかしら?」
「お嬢様……」
もう結婚するまであと数週間しかない。ジュードに手出しさせる為の打開策も思いつかず。そうしてひたすら落ち込んでズーンとソファーの上に突っ伏しているエルフリーデを慰めるべく、マリアはある妙案を叩きだした。
「お嬢様、もうこうなったら最終手段ですわ!」
「最終手段?」
「数週間後に開催される祭事の優勝賞品、”幻の花”を手に入れてジュード様にプレゼントするんですわ!」
「……えっとぉ、ちょっと待って? あの、わたしはそれをどうやって手に入れればいいのかしら……?」
「もちろんお嬢様が祭事に参加して優勝することが前提ですわ。それにバレては元も子もありませんからお嬢様は男装して参加なさってくださいな。そして優勝したあかつきには、”幻の花”をジュード様にお渡しするときに愛の告白をお伝えした後で再度手出しして頂くようお願いするんです!」
「えっとぉマリア、さん? わたしが祭事に出るの? というか出ていいの? それってジュードにかなりキツくダメだって言われてるんだけど……」
「はい、お嬢様。恋する乙女に遠慮も手加減も一切無用ですわ!」
「…………」
いや、きっとそれは駄目な気がする。というかジュードにバレたら後が怖い。というのをエルフリーデは最近学んだばかりだった。と、一瞬自制したものの。剣には少し覚えがある(自称)ので、祭事に参加したいというエルフリーデのやんちゃな部分がちょこっとだけ顔を出す。
「う~ん、男装で祭事に参加、ね……」
「それにお嬢様、思い人にそうまでされて心を動かされない殿方など存在しませんわ。いくら身持ちの堅いジュード様でもけじめにかこつけて抱かないなどと言ってはいられないでしょうし。それ以上抗うことなど到底出来るわけがありませんわ」
「なるほど……でも、やっぱりそれってかなり無理があるんじゃないかしら? だって祭事って結婚式の前日だし、もう数週間しかないし……それに優勝するのは多分無理だと思うの……」
というか、もうそこまできたら結婚後も結婚前もほとんど変わりないような気がする。とはいえ、当初決意した通りやっぱり結婚前にというところがエルフリーデにとっては至極重要なことで。逆に言うと、ここまで来たらもう意地が邪魔をして引くに引けない。というか引きづらい。変にこだわってしまう悩ましい部分でもあった。
「ええ、ですからその祭事に向けてお嬢様は明日からでも剣の稽古をなさって下さいな。わたくしはその間に毒薬、しびれ薬、眠り薬などの劇薬を用意いたします。祭事が始まりましたらわたくしがそれをお嬢様の対戦相手に仕込みますのでお嬢様は遠慮なく勝ち進んで下さいな」
「え、えんりょなく……? あのね、マリア? 劇薬はちょっと不味いと思うのよ。それにそんなことしたらすぐにばれちゃうんじゃない?」
「大丈夫ですわお嬢様。お嬢様もご存知の通りわたくし薬師の娘ですから一般的でない薬の調合も得意なんです。それにこういうことにも慣れておりますので」
「はいっ?」
慣れているってどういうことだ? そう思って不思議な顔をマリアに向けると、マリアは衝撃の事実を教えてくれた。
「今の旦那様もわたくしが用意した劇薬で落としましたのよ? いざという時に意中の方を落とせるようと、両親から花嫁修業代わりに毒の仕込み方から格闘技まで幅広く教わりましたの」
「え、えぇぇぇ────────ッ!?」
花嫁修業!? 毒の仕込みと格闘技が!? マリアの両親っていったいどんな親なのよ……というかマリア、それはやっぱり何か違うと思うのよ~。とは思っていてもエルフリーデにはやっぱり何も言えなかった。
「ですからわたくしお嬢様の警護も担当しておりますのよ? その位でないとおてんばなお嬢様のお相手を務められる者などいませんもの」
「…………」
……た、確かに。と、エルフリーデは自分のこれまでの行動を振り返って、それから否定できないことに一人ズーンと落ち込みながらも。結局、エルフリーデは翌日から剣の稽古を受けることにした。何故ならもう後がないからだ。
0
お気に入りに追加
1,668
あなたにおすすめの小説
「お前を妻だと思ったことはない」と言ってくる旦那様と離婚した私は、幼馴染の侯爵から溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
第二王女のエリームは、かつて王家と敵対していたオルバディオン公爵家に嫁がされた。
因縁を解消するための結婚であったが、現当主であるジグールは彼女のことを冷遇した。長きに渡る因縁は、簡単に解消できるものではなかったのである。
そんな暮らしは、エリームにとって息苦しいものだった。それを重く見た彼女の兄アルベルドと幼馴染カルディアスは、二人の結婚を解消させることを決意する。
彼らの働きかけによって、エリームは苦しい生活から解放されるのだった。
晴れて自由の身になったエリームに、一人の男性が婚約を申し込んできた。
それは、彼女の幼馴染であるカルディアスである。彼は以前からエリームに好意を寄せていたようなのだ。
幼い頃から彼の人となりを知っているエリームは、喜んでその婚約を受け入れた。二人は、晴れて夫婦となったのである。
二度目の結婚を果たしたエリームは、以前とは異なる生活を送っていた。
カルディアスは以前の夫とは違い、彼女のことを愛して尊重してくれたのである。
こうして、エリームは幸せな生活を送るのだった。
腹黒伯爵の甘く淫らな策謀
茂栖 もす
恋愛
私、アスティア・オースティンは夢を見た。
幼い頃過ごした男の子───レイディックと過ごした在りし日の甘い出来事を。
けれど夢から覚めた私の眼前には、見知らぬ男性が居て───そのまま私は、純潔を奪われてしまった。
それからすぐ、私はレイディックと再会する。
美しい青年に成長したレイディックは、もう病弱だった薄幸の少年ではなかった。
『アスティア、大丈夫、僕が全部上書きしてあげる』
そう言って強姦された私に、レイディックは手を伸ばす。甘く優しいその声は、まるで媚薬のようで、私は抗うことができず…………。
※R−18部分には、♪が付きます。
※他サイトにも重複投稿しています。
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。
【完結】R18 狂惑者の殉愛
ユリーカ
恋愛
7/21追記:
ご覧いただいてありがとうございます!HOTランクイン嬉しいです!
二部完結しました。全話公開予約済み。完結に伴いタグを修正しています。よろしければ二部もお付き合いください。二部は視点が変わります。
殉愛とは、ひたむきな愛を守るために命を賭すことです。
============
エルーシア(エルシャ)は幼い頃に両親を亡くした侯爵令嬢だった。唯一の肉親である侯爵家当主でエルーシアを溺愛する異母兄ラルドに軟禁されるように屋敷の中で暮らしていた。
そんな中で優しく接してくれる馬丁のエデルと恋仲になる。妹を盲愛する義兄の目を盗み密会を重ねる二人だったが‥‥
第一部は義兄と家人、二人の男性から愛され求められ翻弄されるヒロインのお話です。なぜ翻弄され流されるのかはのちにわかります。
兄妹×三角関係×取り合い系を書いてみたくて今までとちょっと違うものを目指してみました。妹をドロドロにガチ愛する兄(シスコンではないやつ)がダメでしたら撤退でお願いします。
さて、狂っていたのは一体誰だったんでしょうかね。
本作品はR18です。第一部で無理やり表現があります。ご注意ください。ムーンライトノベルズでも掲載予定ですがアルファポリス先行です。
第13話より7時20時で毎日更新していきます。完結予定です。
タイトルの※ はR18を想定しています。※以外でもR18未満のベタベタ(キスハグ)はあります。
※ 世界観は19世紀初頭ヨーロッパもどき、科学等の文明なし。魔法スキルなし物理のみ。バトル要素はありません。
※ 二部構成です。二部にて全力で伏線回収します。一部は色々とっ散らかっております。黒幕を予想しつつ二部まで堪えてください。
[R18]引きこもりの男爵令嬢〜美貌公爵様の溺愛っぷりについていけません〜
くみ
恋愛
R18作品です。
18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。
男爵家の令嬢エリーナ・ネーディブは身体が弱くほとんどを屋敷の中で過ごす引きこもり令嬢だ。
そのせいか極度の人見知り。
ある時父からいきなりカール・フォード公爵が婚姻をご所望だと聞かされる。
あっという間に婚約話が進み、フォード家へ嫁ぐことに。
内気で初心な令嬢は、美貌の公爵に甘く激しく愛されてー?
側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります。
とうや
恋愛
「私はシャーロットを妻にしようと思う。君は側妃になってくれ」
成婚の儀を迎える半年前。王太子セオドアは、15年も婚約者だったエマにそう言った。微笑んだままのエマ・シーグローブ公爵令嬢と、驚きの余り硬直する近衛騎士ケイレブ・シェパード。幼馴染だった3人の関係は、シャーロットという少女によって崩れた。
「側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります」
********************************************
ATTENTION
********************************************
*世界軸は『側近候補を外されて覚醒したら〜』あたりの、なんちゃってヨーロッパ風。魔法はあるけれど魔王もいないし神様も遠い存在。そんなご都合主義で設定うすうすの世界です。
*いつものような残酷な表現はありませんが、倫理観に難ありで軽い胸糞です。タグを良くご覧ください。
*R-15は保険です。
裏切りの代償
志波 連
恋愛
伯爵令嬢であるキャンディは婚約者ニックの浮気を知り、婚約解消を願い出るが1年間の再教育を施すというニックの父親の言葉に願いを取り下げ、家出を決行した。
家庭教師という職を得て充実した日々を送るキャンディの前に父親が現れた。
連れ帰られ無理やりニックと結婚させられたキャンディだったが、子供もできてこれも人生だと思い直し、ニックの妻として人生を全うしようとする。
しかしある日ニックが浮気をしていることをしり、我慢の限界を迎えたキャンディは、友人の手を借りながら人生を切り開いていくのだった。
他サイトでも掲載しています。
R15を保険で追加しました。
表紙は写真AC様よりダウンロードしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる