上 下
20 / 32
本編

18 熱に溺れる

しおりを挟む
 スピアリング卿たちが小屋を出てから二時間ほどがっただろうか。
 日中でも小屋の中は全てセオドア様のためにカーテンが閉められているので、正確な時間は分からないけれど。おそらく今は昼の十二時を回ったくらいだと思う。

 セオドア様に抱き上げられ、キスされながらダイニングに連れていかれて……今は暖炉だんろの前に用意された寝床ねどこに押し倒されて、体を重ねられている。
 いったい何が起こっているんだろう。私の上にいるセオドア様の綺麗な顔を眺めながら、暖炉だんろまきがパチパチとぜる音を聞く。うっとり夢見心地な感覚に、自分の感情の変化に、追い付けない。

 男の人に押し倒されてもぼおっとしている私の服に手をかけ、セオドア様がゆっくりと脱がしていく。
 服を脱がされ始めて気付いた。これから始まる行為が怖くて、思わず震えてしまうと、セオドア様は手を止めた。なぐさめるように深く唇を重ねられて、息もつけない。私はキスに必死なり、セオドア様は怖いことを考えないようにしてくれた。
 優しく唇を重ねながら、再びセオドア様の手が動いて、私の服を脱がしていく。

 十四年前、初めて出会ったときからずっと感じていた。セオドア様の体からは、高貴な家柄いえがらの方が使用する、高価な香油のいい香りがした。
 傍に近寄ったり隣に座るだけでふわりと香るその匂いを嗅ぐたび、この方は私とは違う世界の住人なのだと、私は幼い頃、セオドア様に出会ったあのときから気付いていた。それがこんな関係になるなんて……

 キスで私の緊張をほぐしながら、私の服のボタンを全て外したところで、セオドア様が手を止めた。私の胸元には、聖痕せいこんを隠すための包帯が、ぐるぐると巻かれていたからだ。

「お、お掃除中にぶつけてしまって……」

 大仰おおぎょうにぐるぐると巻かれているそれの言い訳にしては苦しい。一見いっけんすると大怪我おおけがでもしたレベルの巻き具合だ。
 けれど、セオドア様は私の苦しい言い訳を否定することなく、悪戯いたずらを見つけた大人のような顔をして、クスッ笑った。分かったと言わんばかりの甘い表情を浮かべて、包帯の上からそっと優しくキスをくれた。

 包帯越しに何度も胸元にキスされる。
 今までそんな場所に、唇で触れられたことなどなかったから、私は少し過敏になっているのかもしれない。どうにも我慢ができず、クスクス笑い出してしまう。すると、セオドア様がピクリと反応して──動いた。
 私の胸元から唇を離して、セオドア様が少し体を浮かせた。横たわる私の上で四つんいに、こちらを見下ろすセオドア様が、私の様子をうかがうように首をかしげた。見つめられて、それからセオドア様は私の頬に触れ、いで親指のひらで唇に触れた。

「本当に、いいのですね?」

 再三さいさんの忠告に、私はセオドア様をまっすぐ見つめ返して答えた。

「……はい。どうか、私の全てをセオドア様のモノにして下さい」

 それからセオドア様は、私の下着を脱がせて全てを取り払うと、裸体となった互いの体を、今度こそ隙間もないくらいピッタリと重ね合わせた。

「あっ……!」

 互いの陰部が重なる感覚。体がその先の行為を予感して、ゾクリと粟立あわだつ。けれど、少しひんやりとしたセオドア様の肌の感触は、思いのほか柔らかく感じられて、安心する。

 ……やっぱりくすぐったい。
 肌と肌とを直接重ねられた。それだけなのに、もうこんなに感じてしまう何て……

 セオドア様の存在そのものが心地いい。
 その美しいアイスブルーの瞳を見つめて、なすがままにされている私の首筋に、セオドア様が甘噛みするみたいに触れてきた。体をしっとりからませながら、首筋を愛撫あいぶする、セオドア様の唇の動きが優しくて、妙にくすぐったくて、もぞっと体を動かす。すると、ペロッと首筋を舐められた。そして──
 既に何度もたっして濡れている私のそこへと、セオドア様の手が伸びて、中の様子を確かめるようにクチュリと触れられる。

「ぁっいやっ」
「なるべく、痛くないようにします……それでも少し痛みはあるでしょうが……」

 咄嗟とっさのがれようと動く私の体を、セオドア様はいとも簡単に押さえ込んでしまう。片手で私の両手を頭上にたばねると、毛布に押し付けるようにして、セオドア様は私の自由を奪ってしまった。
 ぷるぷると泣きそうに震えている私の体に、セオドア様は舌をわせ、ゆっくりと愛撫あいぶしながら、まずはすっかりじゅくしたそこへ、その長く綺麗な指を一本、深々とみ──ずっぷりと指の根元まで埋め込んでしまった。

「ひぁっ……ぁっいやぁっ……」

 恥ずかしさに、止めてほしいと涙目になるが、セオドア様はいよいよ止まってくれないようだ。彼のモノを私の体が受け入れるように動き始めた。





 何度イカせただろうか。恥じらい、泣きながら何度も許しをう彼女の閉じようとした両足を強引に開かせ、彼女の濡れそぼった股間に顔をうずめて、何度も優しくめ上げる。
 エリカの口からこぼれる嬌声きょうせいが耳に心地よく響いて、次第に熱く、脈打つそのじゅくした果実からこぼれ出る愛液をねっとりと舌にからませながら、そこを甘噛みする要領で、グジュッグジュッとわざと水音を立て刺激する。「ひぁぁぁあ!」と声がして、エリカの柔らかな体が弓なりにれる。

 羞恥しゅうちに、「もう、許して下さい……」と嫌々首を横に振り、泣き出すエリカの足を、僕はまた容赦ようしゃなく開かせた。
 痛みではなく、羞恥しゅうちに震えているだけなのなら、もう逃すつもりはなかった。

 つぼみを舐め溶かし、すっかり開かれた膣口に、ゆっくりと深く、舌を差し入れる。エリカがのけるように体を反応させて、キツくシーツを握りしめた。少しの刺激でたっしてしまう彼女の素直な体をいとしく感じながら、何度も繰り返し出し入れを続けて、そこからしたたる愛液を飲み込み、何度も泣かせた。

 執拗しつように入れ込んでいた舌をジュチュッと引き抜くと、汗で濡れたエリカの体が小刻みに震えて達した。ぐったりと毛布もうふに体を埋めるエリカの膣口へ、また舌を差し入れると、「ひっ」と鳴いて、頭をかかえるように押さえつけられた。
 けれど、押さえられたことで、一層深く彼女の中に舌が挿入されてしまったことに、彼女は気付いて慌てて手を退けたけれど、もう遅い。許可は得たと言わんばかりに、代わりに彼女の腰回りに腕をからめて深く舌を差し込んだ。途端とたん、聞こえてきた嬌声きょうせいと達したエリカの荒い息遣いに満足して、僕はようやく陰部から顔をあげ、口元をぬぐう。

 息を整え、それからまた、舌と口を使って入念に何時間も舐め溶かした。エリカの体から抵抗が消えるまで何度も繰り返し、それを続けた。




 ──何時間経過しただろうか、

 彼女の熱を奪っていく感覚に、彼女の熱を移して体が熱くなっていく感覚に、──そして、彼女の全てを奪い、支配する感覚に、体がたぎる。

 エリカの肌はどこも甘やかで、柔らかい。
 ベッドでくったりと、半ば意識をぼんやりさせているエリカの、愛液と唾液でグズグズに溶けて濡れそぼったソコへ、ようやく自身の肉棒をあてがうと、ビクッとエリカの火照ほてった体が反応した。

「セオドア、様……ひぁっ、も、許し、て……私、もっむ……」
「駄目ですよ。僕はまだ、ちゃんとエリカを抱いていない。まだ……エリカを完全に手に入れていない。だから終わらせない……」

 更には「本番はこれからですよ」と耳元でささやく。無理と言われる前に、汗ばんだエリカの足をつかみ、太股ふとももを大きく開かせた。そして──

「あっあっ……! 待って、待っ……あぁっ」

 話をしながら徐々に、中へと挿入していくそれに、エリカはもう反抗する余力もないようだ。「う~~」と子供のように泣きながら、恨めしげに見つめられては、あまりの愛らしさに苦笑するしかない。けれどエリカは大人しく受け入れて、挿入を許している。

 エリカの体はずっと快楽に、ゾクッと肌が粟立あわだって、快感が止まらないようだ。ビクビクと反応するエリカの体に体を重ねて、片手で彼女の両手首を頭上でまとめ上げ、押さえながら、他方の手をエリカの腰に回す。

 陰部のつながりを強くするように、グッと中へ進めると、エリカは嫌々言って逃げようとしたが、最奥さいおくに達するまで、引き抜くつもりはなかった。エリカの膣は、もう十分、愛液にまみれ、愛撫に溶かされて、僕自身を全て受け入れることができるようになっている。

 未熟な隘路あいろへの挿入を続け、乱れたエリカの頬をいくつものしずくが濡らすのを眺めながら、心地よい感覚に屹立きつりつが一層太くなるのを感じる。
 処女の血と傷みをなるべくおさえるために、入念に何度もイカせたが……わずかにこぼれた彼女の血の匂いを感じて、おさえがかなくなりそうだ。

 両手首を押さえつけられたエリカはまるで……囚われ、震えている小動物のようで、哀れに思ってつかむ手を緩めると、エリカの手がすがるように僕の背中に回された。逃げるどころか、必死に抱きつかれて、ギョッとする。これでは余計にいとしさが増してしまうではないか。本末転倒ほんまつてんとうにも程がある。僕はまたも彼女の両手をつかみ、ベッドに押し当てるようにして、その小さくあいらしい唇を奪った。

 口づけの合間にもこぼれる吐息ごと、むさぼるように何度も唇を奪い、下半身を揺らしながら、ついには一気に彼女の最奥さいおくを貫いた。

「んっ! んぁっん~~~~っ!」

 唇をふさがれたままの性交に、彼女の悲鳴は深い口づけの中にみ込まれた。彼女から唇を離すと、半ば放心状態でトロンととろけきった虚ろな眼差まなざしで、彼女は僕を見つめてくる。口づけに翻弄ほんろうされて赤く濡れた唇が半開きのまま、荒く息を吐く姿に、屹立きつりつが震え立った。

 最奥さいおくを貫いた後も、血の匂いがあまりなかったことに安堵あんどして、まだ夢を見ているようなまどろみの中にいるエリカのひたいに口付ける。それからつながったままのそこをグチュッと動かし、再び優しく最奥さいおくを突くと、エリカはゆるゆると横に首を振った。

「待っ、て……まだ、イッたばかりで……私、も……これ以上は、むりなんで、す……」
「エリカ……僕のモノをまだ君の中に出していない。それが済むまでは駄目だよ。止められない」
「そんなっ! あっ! いやぁっセオドア様っセオドア様っ」

 制止に構わず突き上げを続けると、泣きながら必死に名前を呼ばれた。
 本能まかせに彼女を壊さないよう細心の注意を払いながら、その中を貫き、あえぐ吐息ごと、唇を奪うと、エリカはビクッと体を強張こわばらせた。そうして怯えながらも必死に応えようとして、逃げる寸前で留まろうとする。
 その細やかな反応さえもいとしく感じる。

「……困ったね。可愛くて自制がかない……」

 赤くツンと立った胸先を口に含んで、その先端を愛撫あいぶすると、中がキュッと締まった。
 グズグズに溶けたソコが一つになった快感が彼女の中で消えぬうちから、彼女の腰をつかんで引き寄せ、腰を打ち付けるように激しく突き上げを開始する。

「ひあっ! いやぁっセオドア様っひっいやぁっ」

 彼女の泣き声を聞きながら何度もイカせて、休む間もなくエリカのソコを攻めたてると、エリカは僕がゆるく押さえこんでいた両手首を自力で外して、泣きながら僕の胸元を押して、ポカポカと叩いた。

「セオドア様っいやっ」

 エリカのソコは何時間もの愛撫でとろけきっている。痛みがないのは知っていた。
 快楽にまれることを恐れた、酷くひ弱な抵抗に、仕方なくまた彼女の両手をつかむ。

「あっ! もういやぁっセオドア様いやぁっ」

 そして横たわる彼女の頭上へ、つかみ上げると、自身の脱いだ衣服の散乱する床からベルトを拾い上げ、それを使って縛り上げる。今度こそ徹底して自由を奪い、空いた両手で彼女の腰をつかむと、挿入を再開する。彼女の抵抗に反して、グズグズに溶けたソコはすんなりと屹立きつりつを受け入れた。

「ひっ……あんっあんっあんっ」

 互いの肌が当たる乾いた音がするほど、突き上げを酷くすると、泣きながら、彼女はトロンと力なく横たわった。
 突き上げられるままの格好でいることに、ようやく快感に体が反応するのを受け入れたようだ。口からこぼれるあえぎ声が甘いものへと変わっていく。まるで催促さいそくされるように、膣口がキュッとモノを締め上げた。

「くっ……」

 素直にエリカの体がモノを欲しがっているのが分かって、何度目かの激しい挿入の後に、射精して僕は彼女の中で果てた。

 肩で息をして呼吸を整えていると、次にキスをねだられた。もうすっかり、僕のモノになっていることに、気付いていないのか、少し不安げに愛を求めてくる彼女の催促さいそくに、僕は全て応じた。
 そうして一度出したら終わらせるつもりでいたのに……想定外だった。彼女の愛らしい姿に、まだ足りないと太さを増した屹立きつりつで彼女の中を穿うがち、何度も射精を繰り返す。

「あっセオドア様っもっ、出したら止めるって、言っ……ふぁぁ」
「すまない……もう、止められない」

 涙ぐみ、ボーッとしているエリカの頬を伝った涙を口に含み、そうして彼女が油断したところをまた攻め立てた。パチュッパチュッと愛液と精液の混ざり合う音が室内に響く。卑猥ひわいな音の意味を彼女もようやく理解したようだ。もうしばらくは、僕から解放されないことに。

「ひっあぁっ」

 泣いている彼女の頬に唇をあてがい、その涙を飲み込む。そして、再び陰部に深く挿入すると、エリカは従順に受け入れた。最奥さいおくを突いて中に出す。射精されていることへの抵抗が一切ない彼女の膣口を、更に攻め立て出し入れを繰り返す。

「ふあっ、ぁっ……ぁっ」

 そうして、何度も中に子種を植え付けられていることの意図いとに、彼女はおそらく気付いていない。だから口にした。

「……エリカ、君は僕の子をせばいい」
「セオ、ドア、……さ、ま……? ──あぁっ!」

 彼女の熱が移された体は人間のようにたぎり、熱くエリカの膣内をみだす。
 木製の床をギシギシときしませ、性交を繰り返し、パチュッパチュッと卑猥ひわいな水音の響く室内で。エリカの泣く声を聞きながら、僕はその熱におぼれた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!

桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。 「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。 異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。 初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!

楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。 (リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……) 遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──! (かわいい、好きです、愛してます) (誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?) 二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない! ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。 (まさか。もしかして、心の声が聞こえている?) リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる? 二人の恋の結末はどうなっちゃうの?! 心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。 ✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。 ✳︎小説家になろうにも投稿しています♪

軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら

夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。  それは極度の面食いということ。  そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。 「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ! だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」  朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい? 「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」  あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?  それをわたしにつける??  じょ、冗談ですよね──!?!?

腹黒王子は、食べ頃を待っている

月密
恋愛
侯爵令嬢のアリシア・ヴェルネがまだ五歳の時、自国の王太子であるリーンハルトと出会った。そしてその僅か一秒後ーー彼から跪かれ結婚を申し込まれる。幼いアリシアは思わず頷いてしまい、それから十三年間彼からの溺愛ならぬ執愛が止まらない。「ハンカチを拾って頂いただけなんです!」それなのに浮気だと言われてしまいーー「悪い子にはお仕置きをしないとね」また今日も彼から淫らなお仕置きをされてーー……。

【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。

早稲 アカ
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。 宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。 彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。 加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。 果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?

【完結】誰にも相手にされない壁の華、イケメン騎士にお持ち帰りされる。

三園 七詩
恋愛
独身の貴族が集められる、今で言う婚活パーティーそこに地味で地位も下のソフィアも参加することに…しかし誰にも話しかけらない壁の華とかしたソフィア。 それなのに気がつけば裸でベッドに寝ていた…隣にはイケメン騎士でパーティーの花形の男性が隣にいる。 頭を抱えるソフィアはその前の出来事を思い出した。 短編恋愛になってます。

処理中です...