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第二章~恋人扱編~
♂039 逃げない確信
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あれから数刻立つ間もずっと、私はフェルディナンの巨大なモノを両足の太腿で挟み込んで、秘所を絶えず擦り上げられながらベッドの上で四つん這いにさせられていた。
「あっ、あつ、ぃ……もう、やぁっ」
フェルディナンのモノが秘所に直に触れている。あまりにも熱くて巨大な凶器の塊にも見えるそれを挿入こそしてはいないものの、フェルディナンは容赦なく私の秘所へと直に押し当てて突き上げるようにして後ろから激しく腰を動かし続けていた。そして私は私の身体から流れ出る愛液に塗れていくそれを、太腿の間に咥え込みながらひたすら鳴き続けていた。
「――良い声で鳴くようになってきたな」
「そんな、の……あっ……いわな、……で……」
私の腹部はモノから放出された沢山の白い液体に汚されている。逃げ出せないように汗ばんだ手で強く腰を掴まれて、フェルディナンの動きに合わせて強く引き寄せられる。あれからずっと腰を動かし続けているフェルディナンの汗と、その欲情を受け止め続けている私の汗が混ざり合って互いの肌を濡らしていく。直に密着している肌の心地よさと熱さに酔いながら、私はシーツを握り締めてひたすらフェルディナンの行為に耐えていた。
フェルディナンのモノは私の中に直接入れられてはいない。確かにフェルディナンは言っていた通り最後まで抱いてはいないけれど、抱かれているも同然のような行為に息が続かない。グチュッと音を立てながら花弁を擦り上げて、そこから流れるように出てきた愛液にモノを濡らして滑りをよくさせながら、フェルディナンは後ろから強く突き上げ続けている。その場所から卑猥な水音を立てる行為を一向に止めようとしない。
「……はふっ……はっ……あっ」
フェルディナンから与えられる熱さに悲鳴のような喘ぎ声を上げていると、フェルディナンが背中に唇を落としてきた。私の腰を掴んでいた手を抱きしめるように胸元へと回して、私の胸をその武骨な指先で強く揉みしだきながら体重を掛けられる。その重さに耐え切れなくて私はベッドの上で四つん這いにさせられていた体を崩してベッドに突っ伏しそうになってしまう。
そうして崩れ落ちていく私の身体をフェルディナンは自身の方へと強く引き寄せた。フェルディナンのモノを股間の根元に咥え込んだまま、今度は上半身を起こされて後ろから抱きしめられる形で彼の膝の上に座らせられてしまった。
「フェル、ディナン……?」
「まだ……」
私の首筋に顔を埋めながら耳元で囁かれる低音に、感じやすくなっていた身体が変に反応してしまいそうになる。そのくすぐったさに目を瞬かせていると、今度は耳を甘噛みされてしまう。
「……っ!」
私の耳に唇を這わせながらフェルディナンは思いもよらないことを口にした。
「まだ最後までは君を抱かない」
このまま抱かれてしまってもおかしくはない状況で自分自身を戒めるように発せられたフェルディナンの言葉に、私は驚きに大きく目を見開いてフェルディナンを見上げてしまった。
「……えっ?」
見上げた私と目を合わせてフェルディナンはその紫混じった青い宝石のような瞳を真っ直ぐに向けてくる。彼はずっと抱え込んでいた欲望をこの数刻の間ずっと私にぶつけ続けていた。だからその分少しだけ正気を取り戻している。何時もの口調に今のところは戻っているけれど、それも多分一時の事だろう。
一連の行為によって体温が高くなっているフェルディナンの熱を背中越しに感じながら、その肌のぬくもりに少しだけ安心して私は彼の逞しい胸元にそっと身を預けた。
「どうして? 私……その、……もう逃げない、よ?」
い、いまのところはですけど……
これからも逃げない確信があるわけではないのでどうしても歯切れが悪くなる。もう殆ど抱いているも同然の状態でいるのに、どうしてその先に進もうとしないのか不思議で。小休憩といった様子で動きを止めたフェルディナンを見上げながら問いかけた。
「逃げない、か……」
今迄どれだけフェルディナンから逃げ続けていたのかを、フェルディナンの色っぽい呟き声からひしひしと感じてしまう。そしてそれのせいでフェルディナンに妙な捕獲癖を付けさせてしまった身としてはこれ以上何も言えなかった。
「今のところは、だろう?」
「……っ!?」
フェルディナンはくつくつと楽しそうに笑いながら呆れたようにこちらを見ている。何を考えているのかなんて全てお見通しだと言われているような気がして凍り付いてしまう。
うっ、全部ばれている……
フェルディナンは私とそういう行為に至る時はまず完全に逃げ道を断つ。でもそうするようにさせてしまったのは他ならぬ自分自身だった。
「あのね、フェルディナン。その、ですね。何か誤解があるようなのですが……」
「誤解? それはどういう事を言うのかな?」
くすくすと楽しそうにフェルディナンは笑っている。そして一方の私はというと大柄で強靭な肉体にガッチリと掴まれ……包まれていて今も捕獲された状態のまま身動きが取れない。手慣れた様子で私を捕獲しているこの状態から察するに、どう考えてもフェルディナンが私のことを信用していないのは明らかだった。
「フェルディナン全然私を信用してないですよね……?」
「信用――してほしいのか?」
そう言いながらフェルディナンは私の太腿を掴んで大きく開かせると、そのままモノを私の秘所に強く擦り合わせながら扱き始めた。
「あ……っ!」
「君を抱くのは俺が正気の時だ。そうしないと君を壊してしまいそうだからな」
少しだけ微睡むような表情を含んだ笑みを浮かべながら、フェルディナンは我慢が出来なくなったようで更に強く私の秘所にその巨大なモノを擦り付けて来る。
「きゃあっ! まっ、……まだまっ……て!」
突如再開された行為に思考が追い付かない。
「君にはこの状態で生殖時期が終わるまで付き合ってもらうことになるが」
「終わるまで、って、……これから……一週間ずっとっ!?」
行為の最中なのにそれよりも驚きの方が上回って鮮明な声が出てしまった。
「駄目か?」
「…………」
フェルディナンにキョトンとした顔で返されて答えに詰まってしまう。普段は大人の表情しかみせてくれないフェルディナンが今はとても幼い子供のような顔をして私の答えを待っている。断られることに慣れていない純粋な反応にこちらの方が戸惑ってしまう。
この人ってどうしてこう、時々反応が子犬みたいに可愛くなるの……
「月瑠?」
「……じゃ……な……」
「今何て言ったんだ?」
「だ……ぃ……」
「聞こえない。月瑠?」
「…………」
フェルディナンが相手ならそういう行為を強要されても少しも嫌じゃなくなってきている。そんな自分の気持ちが恥ずかしくて蚊の鳴くような声で返事を返したけれど、やっぱりフェルディナンには届かない。
「月瑠? どうしたんだ?」
もうこれ以上言葉にすることが出来なくなって最後には完全に口を閉ざしてしまった私に、フェルディナンは行為を中断して互いに向き合う恰好へと私を抱え直した。もう出会ったばかりの頃とは違う――子供扱いの慰めではなく、恋人として私と向き合うフェルディナンの憂いを帯びた瞳が綺麗過ぎて直視出来ない。
「どうして俺を見ない?」
互いに裸のままフェルディナンの部屋のベッドで素肌を触れ合わせていられる位には慣れた筈だったのに。肝心のところで緊張してしまうのはどうしてだろう。
「フェルディナン……その、お願いしたいことがあるの」
「何だ?」
「私達……もう少しだけ身体を離したりとか、出来ないかな?」
距離を置けば言えるかもしれない。
「……何の冗談だ?」
そう言ってフェルディナンは互いの局部を擦り付けるようにして、強く抱きしめながら覗き込むように視線を合わせてくる。また逃げ出す算段でも立てているのかと私はフェルディナンに疑われていた。
「……やっ……っ」
フェルディナンの太く逞しい腕の中で小さく身動ぎすると益々強く抱き寄せられてしまう。このまま無言を通しても最後はきっとフェルディナンに顔を向けるように強制させられることになる。でもどうしてもフェルディナンの顔を見ながら返事をすることが出来ないから、私は彼の耳元に唇を近づけてやっとの思いで口を開いた。
「だめじゃ、ない……だから離して……」
これ以上一緒にくっ付いていたら緊張でおかしくなりそうだ。フェルディナンの胸元を押しやって離れようとすると逆に両手を掴まれてベッドの上に押し倒されてしまった。優しく手を繋がれて指を絡めとられる。
「その返事を聞いて離せる男がいるわけがない」
フェルディナンの重みを全身に感じながら触れ合う肌の心地よさと、彼から与えられる熱に徐々に心を許してしまう。酷く穏やかな表情を浮かべながらゆっくりと優しく再開される行為に私は抵抗することなく身を委ねた。
*******
行為が続いて大分フェルディナンの正気が戻ってきた四日目の夜、私はフェルディナンの部屋でシーツを身体に巻き付けただけの恰好で、フェルディナンが戻って来るのを待っていた。ふかふかなベッドの上で呑気にゴロゴロ転がっていると扉の開く音がした。ベッドで横になりながら手をうーんと伸ばして扉の方へ顔だけを向ける。
「おかえりなさい――って、またそんな恰好で出歩いてたんですか? 部屋を出た時はちゃんと上に羽織ってたのに」
「あれはどうにも暑苦しい」
「暑苦しいって……もうっ! だからって途中で脱いじゃったんですか?」
飲み物を乗せたトレーを片手にすぐ隣までやってきたフェルディナンは、下半身に簡易的な長い布を巻いてはいるけれど上半身は何も着ていなかった。一時期は私が何か羽織るなり着るなりしてほしいと言った通りにしてくれていたのだけれど、こういうことをするようになってから最近は大分遠慮がなくなってきている気がする。私が少しだけフェルディナンの身体に免疫がついて来たからだろうか?
「どうして君はそんなに俺の恰好を気にするんだ?」
「だから! 危ないんです! フェルディナンは綺麗だから何かあったらどうするんですか!」
「……そういう心配をするのは君くらいなものだが」
「じゃあ、どうしてもやめないなら私もこの格好で外を出歩いちゃいますよ?」
「それは駄目だ」
「あの、もちろん屋敷の中だけですけど……?」
実際にそれを実行する予定は勿論ない。けれど売り言葉に買い言葉で喧嘩腰になってしまう。どんどんエスカレートしていく会話に歯止めがきかなくなってくる。
「俺がそれを許すと思っているのか?」
「どうして私の時は即答なんですか……」
「君には男と女では基本的に身体の構造も、それによって許容されている範囲も違うということを思い出してほしいものだがな」
「それって不公平です!」
変な方向へとズレていく会話にフェルディナンはハァッと溜息を付いた。
「分かった。君の言う通りに今度からは何か羽織るようにする。それでいいか?」
「……うん」
フェルディナンはベッドの横に備え付けられているサイドテーブルに持ってきた飲み物をトレーごと置いて私の隣に座った。フェルディナンは相変わらず惚れ惚れする程の肉体美をしていて、それを前にして私は気恥ずかしさに彼から視線を外した。
遠目からなら大丈夫なんだけど、冷静な時にその恰好で近くに来られるとやっぱり物凄く恥ずかしいっ!
思わずフェルディナンから目線を外すと、フェルディナンは小さく笑って私の顎を掴んで上向かせた。
「もう見慣れただろう?」
そう言われて思わずプルプルと首を横に振ってしまった。毛布の中に潜り込みそうになる私の行動を予期してか、フェルディナンは毛布の端にトンッと手を置いて逃げ道を塞いだ。
「仕方ないな。どうして君はそう俺に慣れようとしない?」
「だって……」
その最中は何が何だか分からない位夢中でいろいろと感覚が鈍くなっているし、恥ずかしさが極限まできている分そういう感情が有耶無耶になっている。だから今のように普通の状態の時にフェルディナンの綺麗な上半身剥き出しの身体を前にするとどう反応したらいいのか分からない。冷静な頭の中に先程まで行われていた行為がはっきりと蘇って頭の中でぐるぐる回り始めて収拾がつかなくなる。
「君は何時まで立ってもこういう事に慣れそうにないな」
「だってそれはっ!」
「それは?」
「フェルディナンが綺麗過ぎるから……フェルディナンはこういう事に慣れてるのは知ってるけど、私はフェルディナンが初めてだし基本的に経験不足というか経験値が違い過ぎるというか……」
「……またそんなことで悩んでいるのか?」
どうでもいいと言う様な顔をしてフェルディナンは私の腰を掴んで抱き寄せた。
「う~! だって! ……やっぱり私も少しくらいこういう事に慣れておけばよかった」
「そんな必要はない」
「でも少しくらいは慣れておきたいというか、やっぱり誰かに教えてもらおうかな……」
そう言った瞬間フェルディナンの雰囲気がガラッと変わった。
「――君は、誰にそんなことを教えてもらうつもりだ?」
私の腰を強く掴んで自身の方へと更に強く引き寄せながら、瞳の鋭さだけで射殺せそうな位の殺気が宿った瞳を向けられて、怯んで声が少し上擦ってしまう。
「えっと、……誰、ですか? まだ誰にするかは考え中だけど少しくらいそう言うことに詳しい人に教えてもらえば私も色々と心強いかなって思って。そう言えばイリヤならそう言うこと詳しそうだしいいかもしれないな、なんて思った……り……」
話せば話すほど更に怖さが増していくフェルディナンの視線に言葉が続かない。
「一体何をするつもりだ」
「何って決まって……」
私の中では飽く迄もキスの上達方法とか、相手を喜ばせる心理学的な部分だったりを教えてもらおうということだったのだけれど。フェルディナンとの間に違う意味での誤解が発生していることに私はようやく気が付いた。
「あのっ! 違いますよ!? フェルディナン以外の他の誰かに抱かれたいとかエッチな事がしたいとか、そう言う肉体的な意味じゃなくて、その……私、誰とでもそういうこと……セックスしたいなんて思わないし、するならやっぱりフェルディナンじゃないと嫌、だし……だからその、ですね……」
自分で言いながらも恥ずかしい単語の数々に段々と頬が熱くなってくる。恥ずかし過ぎてフェルディナンがどんな顔をして聞いているのか見ることも出来ない。それでもどうしても気持ちを伝えたくて俯きながらたどたどしく私は話を続けることにした。
「やっぱり、フェルディナンだって慣れている人の方が色々と楽かなって思って。だから、そういう知識が豊富な人にやり方を事前に教えてもらえればフェルディナンも私とする時気持ちよくなれるかなって、思ったりして……だからですね、ようするに私は――」
「もういい、分かった」
「えっ? あの、でもまだ話は終わってな……」
「十分だ」
突然会話を切って顔を横に背けたフェルディナンの横顔にほんのりと赤みが差しているように見えた。フェルディナンは口元に手を当てて無関心を装っている。それを見て私はその不思議な行動にピンとくるものを感じた。
「もしかしてフェルディナン、照れてる?」
楽しそうに目を輝かせて反応を待っていると、フェルディナンは口元に当てていた手を退けて口の端を吊り上げながら挑戦的な目で私を見返してきた。
「それ以上何か言うつもりなら最後まで抱くぞ?」
「ご、ごめんなさい……」
「――君が生涯知る男は俺だけでいい」
そう言い切ってからフェルディナンは私の首筋に顔を埋めた。フェルディナンのモノだという印の赤い痕がある場所に唇を当てられて強く吸われる。フェルディナンがずっと付け続けているこの印が途切れる日が来るのか。今ではそちらの方が気になる。
「あっ! そう言えば、還元剤って何のためにあるの? だって男に戻っちゃったらその、出来ないでしょ……?」
「還元剤は本来、パートナーと生殖時期が重なった時に使用するものだ。そうしないと今回の俺達のように女同士になった場合――同性同士だと子作り出来ないだろう?」
「……こ、こづくり……」
顔を真っ赤にして俯いているとフェルディナンが優しく私の頬を撫でながらその手を私の顎に当てて少し顔を上向かせた。フェルディナンの真剣な瞳から逃れられなくなる。
「いずれは君に俺の子供を産んでもらう」
「……っ!」
あまりにも直接的な事を言われて私は言葉を失ってしまった。ビクッとフェルディナンを恐れるように戸惑いの目を向けてしまう。
「そう怖がるな」
フェルディナンは優しく私の頬を撫でながら愛おしいものを見るように紫混じった青い瞳を細めて私を真っ直ぐに見つめてくる。頬に当てられたフェルディナンの手の感触が気持ち良くて思わず警戒を解いて頬擦りしてしまった。フェルディナンの大きな手にくっ付いて離れなくなった私の様子に、今度はフェルディナンの方が戸惑いと困惑に眉を顰めた。
「怖がるなとは言ったがそこまで安心されると少し複雑な気分だな」
「……やっぱりフェルディナンも子作りとかそういうこと考えたりするんですね」
「大切な人がいて考えない方がどうかしてると思うが……」
フェルディナンの腕の中で頬を撫でられながらすっかり安心しきった様子で身を任せていると、仕方ないなと言う様にフェルディナンは私を横抱きにして胸元に抱え直した。フェルディナンの胸元に頭を預けながらその力強い心臓の音に耳を傾ける。
「生まれて来る子供が男でも女でも……君を元の世界に帰す気はさらさらないがな」
「フェルディナン……?」
「俺は君を帰さない。それが君にとって残酷なことだとは分かっていても。それでも俺は君を手放すことは出来ない」
「…………」
「やはり君は残してきた家族の元に帰りたいのか?」
「……お姉ちゃんのことやっぱりよく思い出すの。でも今は自分がどうしたいのか分からない」
私は元の世界に残してきた姉の誄歌の事を思い出しながらフェルディナンの腕に縋るように抱きついた。
「そうか」
ポンポンとあやすようにフェルディナンが背中をそっと叩いた。それ以上の答えを求めるでもなく。ただ傍にいてくれた。
「あっ、あつ、ぃ……もう、やぁっ」
フェルディナンのモノが秘所に直に触れている。あまりにも熱くて巨大な凶器の塊にも見えるそれを挿入こそしてはいないものの、フェルディナンは容赦なく私の秘所へと直に押し当てて突き上げるようにして後ろから激しく腰を動かし続けていた。そして私は私の身体から流れ出る愛液に塗れていくそれを、太腿の間に咥え込みながらひたすら鳴き続けていた。
「――良い声で鳴くようになってきたな」
「そんな、の……あっ……いわな、……で……」
私の腹部はモノから放出された沢山の白い液体に汚されている。逃げ出せないように汗ばんだ手で強く腰を掴まれて、フェルディナンの動きに合わせて強く引き寄せられる。あれからずっと腰を動かし続けているフェルディナンの汗と、その欲情を受け止め続けている私の汗が混ざり合って互いの肌を濡らしていく。直に密着している肌の心地よさと熱さに酔いながら、私はシーツを握り締めてひたすらフェルディナンの行為に耐えていた。
フェルディナンのモノは私の中に直接入れられてはいない。確かにフェルディナンは言っていた通り最後まで抱いてはいないけれど、抱かれているも同然のような行為に息が続かない。グチュッと音を立てながら花弁を擦り上げて、そこから流れるように出てきた愛液にモノを濡らして滑りをよくさせながら、フェルディナンは後ろから強く突き上げ続けている。その場所から卑猥な水音を立てる行為を一向に止めようとしない。
「……はふっ……はっ……あっ」
フェルディナンから与えられる熱さに悲鳴のような喘ぎ声を上げていると、フェルディナンが背中に唇を落としてきた。私の腰を掴んでいた手を抱きしめるように胸元へと回して、私の胸をその武骨な指先で強く揉みしだきながら体重を掛けられる。その重さに耐え切れなくて私はベッドの上で四つん這いにさせられていた体を崩してベッドに突っ伏しそうになってしまう。
そうして崩れ落ちていく私の身体をフェルディナンは自身の方へと強く引き寄せた。フェルディナンのモノを股間の根元に咥え込んだまま、今度は上半身を起こされて後ろから抱きしめられる形で彼の膝の上に座らせられてしまった。
「フェル、ディナン……?」
「まだ……」
私の首筋に顔を埋めながら耳元で囁かれる低音に、感じやすくなっていた身体が変に反応してしまいそうになる。そのくすぐったさに目を瞬かせていると、今度は耳を甘噛みされてしまう。
「……っ!」
私の耳に唇を這わせながらフェルディナンは思いもよらないことを口にした。
「まだ最後までは君を抱かない」
このまま抱かれてしまってもおかしくはない状況で自分自身を戒めるように発せられたフェルディナンの言葉に、私は驚きに大きく目を見開いてフェルディナンを見上げてしまった。
「……えっ?」
見上げた私と目を合わせてフェルディナンはその紫混じった青い宝石のような瞳を真っ直ぐに向けてくる。彼はずっと抱え込んでいた欲望をこの数刻の間ずっと私にぶつけ続けていた。だからその分少しだけ正気を取り戻している。何時もの口調に今のところは戻っているけれど、それも多分一時の事だろう。
一連の行為によって体温が高くなっているフェルディナンの熱を背中越しに感じながら、その肌のぬくもりに少しだけ安心して私は彼の逞しい胸元にそっと身を預けた。
「どうして? 私……その、……もう逃げない、よ?」
い、いまのところはですけど……
これからも逃げない確信があるわけではないのでどうしても歯切れが悪くなる。もう殆ど抱いているも同然の状態でいるのに、どうしてその先に進もうとしないのか不思議で。小休憩といった様子で動きを止めたフェルディナンを見上げながら問いかけた。
「逃げない、か……」
今迄どれだけフェルディナンから逃げ続けていたのかを、フェルディナンの色っぽい呟き声からひしひしと感じてしまう。そしてそれのせいでフェルディナンに妙な捕獲癖を付けさせてしまった身としてはこれ以上何も言えなかった。
「今のところは、だろう?」
「……っ!?」
フェルディナンはくつくつと楽しそうに笑いながら呆れたようにこちらを見ている。何を考えているのかなんて全てお見通しだと言われているような気がして凍り付いてしまう。
うっ、全部ばれている……
フェルディナンは私とそういう行為に至る時はまず完全に逃げ道を断つ。でもそうするようにさせてしまったのは他ならぬ自分自身だった。
「あのね、フェルディナン。その、ですね。何か誤解があるようなのですが……」
「誤解? それはどういう事を言うのかな?」
くすくすと楽しそうにフェルディナンは笑っている。そして一方の私はというと大柄で強靭な肉体にガッチリと掴まれ……包まれていて今も捕獲された状態のまま身動きが取れない。手慣れた様子で私を捕獲しているこの状態から察するに、どう考えてもフェルディナンが私のことを信用していないのは明らかだった。
「フェルディナン全然私を信用してないですよね……?」
「信用――してほしいのか?」
そう言いながらフェルディナンは私の太腿を掴んで大きく開かせると、そのままモノを私の秘所に強く擦り合わせながら扱き始めた。
「あ……っ!」
「君を抱くのは俺が正気の時だ。そうしないと君を壊してしまいそうだからな」
少しだけ微睡むような表情を含んだ笑みを浮かべながら、フェルディナンは我慢が出来なくなったようで更に強く私の秘所にその巨大なモノを擦り付けて来る。
「きゃあっ! まっ、……まだまっ……て!」
突如再開された行為に思考が追い付かない。
「君にはこの状態で生殖時期が終わるまで付き合ってもらうことになるが」
「終わるまで、って、……これから……一週間ずっとっ!?」
行為の最中なのにそれよりも驚きの方が上回って鮮明な声が出てしまった。
「駄目か?」
「…………」
フェルディナンにキョトンとした顔で返されて答えに詰まってしまう。普段は大人の表情しかみせてくれないフェルディナンが今はとても幼い子供のような顔をして私の答えを待っている。断られることに慣れていない純粋な反応にこちらの方が戸惑ってしまう。
この人ってどうしてこう、時々反応が子犬みたいに可愛くなるの……
「月瑠?」
「……じゃ……な……」
「今何て言ったんだ?」
「だ……ぃ……」
「聞こえない。月瑠?」
「…………」
フェルディナンが相手ならそういう行為を強要されても少しも嫌じゃなくなってきている。そんな自分の気持ちが恥ずかしくて蚊の鳴くような声で返事を返したけれど、やっぱりフェルディナンには届かない。
「月瑠? どうしたんだ?」
もうこれ以上言葉にすることが出来なくなって最後には完全に口を閉ざしてしまった私に、フェルディナンは行為を中断して互いに向き合う恰好へと私を抱え直した。もう出会ったばかりの頃とは違う――子供扱いの慰めではなく、恋人として私と向き合うフェルディナンの憂いを帯びた瞳が綺麗過ぎて直視出来ない。
「どうして俺を見ない?」
互いに裸のままフェルディナンの部屋のベッドで素肌を触れ合わせていられる位には慣れた筈だったのに。肝心のところで緊張してしまうのはどうしてだろう。
「フェルディナン……その、お願いしたいことがあるの」
「何だ?」
「私達……もう少しだけ身体を離したりとか、出来ないかな?」
距離を置けば言えるかもしれない。
「……何の冗談だ?」
そう言ってフェルディナンは互いの局部を擦り付けるようにして、強く抱きしめながら覗き込むように視線を合わせてくる。また逃げ出す算段でも立てているのかと私はフェルディナンに疑われていた。
「……やっ……っ」
フェルディナンの太く逞しい腕の中で小さく身動ぎすると益々強く抱き寄せられてしまう。このまま無言を通しても最後はきっとフェルディナンに顔を向けるように強制させられることになる。でもどうしてもフェルディナンの顔を見ながら返事をすることが出来ないから、私は彼の耳元に唇を近づけてやっとの思いで口を開いた。
「だめじゃ、ない……だから離して……」
これ以上一緒にくっ付いていたら緊張でおかしくなりそうだ。フェルディナンの胸元を押しやって離れようとすると逆に両手を掴まれてベッドの上に押し倒されてしまった。優しく手を繋がれて指を絡めとられる。
「その返事を聞いて離せる男がいるわけがない」
フェルディナンの重みを全身に感じながら触れ合う肌の心地よさと、彼から与えられる熱に徐々に心を許してしまう。酷く穏やかな表情を浮かべながらゆっくりと優しく再開される行為に私は抵抗することなく身を委ねた。
*******
行為が続いて大分フェルディナンの正気が戻ってきた四日目の夜、私はフェルディナンの部屋でシーツを身体に巻き付けただけの恰好で、フェルディナンが戻って来るのを待っていた。ふかふかなベッドの上で呑気にゴロゴロ転がっていると扉の開く音がした。ベッドで横になりながら手をうーんと伸ばして扉の方へ顔だけを向ける。
「おかえりなさい――って、またそんな恰好で出歩いてたんですか? 部屋を出た時はちゃんと上に羽織ってたのに」
「あれはどうにも暑苦しい」
「暑苦しいって……もうっ! だからって途中で脱いじゃったんですか?」
飲み物を乗せたトレーを片手にすぐ隣までやってきたフェルディナンは、下半身に簡易的な長い布を巻いてはいるけれど上半身は何も着ていなかった。一時期は私が何か羽織るなり着るなりしてほしいと言った通りにしてくれていたのだけれど、こういうことをするようになってから最近は大分遠慮がなくなってきている気がする。私が少しだけフェルディナンの身体に免疫がついて来たからだろうか?
「どうして君はそんなに俺の恰好を気にするんだ?」
「だから! 危ないんです! フェルディナンは綺麗だから何かあったらどうするんですか!」
「……そういう心配をするのは君くらいなものだが」
「じゃあ、どうしてもやめないなら私もこの格好で外を出歩いちゃいますよ?」
「それは駄目だ」
「あの、もちろん屋敷の中だけですけど……?」
実際にそれを実行する予定は勿論ない。けれど売り言葉に買い言葉で喧嘩腰になってしまう。どんどんエスカレートしていく会話に歯止めがきかなくなってくる。
「俺がそれを許すと思っているのか?」
「どうして私の時は即答なんですか……」
「君には男と女では基本的に身体の構造も、それによって許容されている範囲も違うということを思い出してほしいものだがな」
「それって不公平です!」
変な方向へとズレていく会話にフェルディナンはハァッと溜息を付いた。
「分かった。君の言う通りに今度からは何か羽織るようにする。それでいいか?」
「……うん」
フェルディナンはベッドの横に備え付けられているサイドテーブルに持ってきた飲み物をトレーごと置いて私の隣に座った。フェルディナンは相変わらず惚れ惚れする程の肉体美をしていて、それを前にして私は気恥ずかしさに彼から視線を外した。
遠目からなら大丈夫なんだけど、冷静な時にその恰好で近くに来られるとやっぱり物凄く恥ずかしいっ!
思わずフェルディナンから目線を外すと、フェルディナンは小さく笑って私の顎を掴んで上向かせた。
「もう見慣れただろう?」
そう言われて思わずプルプルと首を横に振ってしまった。毛布の中に潜り込みそうになる私の行動を予期してか、フェルディナンは毛布の端にトンッと手を置いて逃げ道を塞いだ。
「仕方ないな。どうして君はそう俺に慣れようとしない?」
「だって……」
その最中は何が何だか分からない位夢中でいろいろと感覚が鈍くなっているし、恥ずかしさが極限まできている分そういう感情が有耶無耶になっている。だから今のように普通の状態の時にフェルディナンの綺麗な上半身剥き出しの身体を前にするとどう反応したらいいのか分からない。冷静な頭の中に先程まで行われていた行為がはっきりと蘇って頭の中でぐるぐる回り始めて収拾がつかなくなる。
「君は何時まで立ってもこういう事に慣れそうにないな」
「だってそれはっ!」
「それは?」
「フェルディナンが綺麗過ぎるから……フェルディナンはこういう事に慣れてるのは知ってるけど、私はフェルディナンが初めてだし基本的に経験不足というか経験値が違い過ぎるというか……」
「……またそんなことで悩んでいるのか?」
どうでもいいと言う様な顔をしてフェルディナンは私の腰を掴んで抱き寄せた。
「う~! だって! ……やっぱり私も少しくらいこういう事に慣れておけばよかった」
「そんな必要はない」
「でも少しくらいは慣れておきたいというか、やっぱり誰かに教えてもらおうかな……」
そう言った瞬間フェルディナンの雰囲気がガラッと変わった。
「――君は、誰にそんなことを教えてもらうつもりだ?」
私の腰を強く掴んで自身の方へと更に強く引き寄せながら、瞳の鋭さだけで射殺せそうな位の殺気が宿った瞳を向けられて、怯んで声が少し上擦ってしまう。
「えっと、……誰、ですか? まだ誰にするかは考え中だけど少しくらいそう言うことに詳しい人に教えてもらえば私も色々と心強いかなって思って。そう言えばイリヤならそう言うこと詳しそうだしいいかもしれないな、なんて思った……り……」
話せば話すほど更に怖さが増していくフェルディナンの視線に言葉が続かない。
「一体何をするつもりだ」
「何って決まって……」
私の中では飽く迄もキスの上達方法とか、相手を喜ばせる心理学的な部分だったりを教えてもらおうということだったのだけれど。フェルディナンとの間に違う意味での誤解が発生していることに私はようやく気が付いた。
「あのっ! 違いますよ!? フェルディナン以外の他の誰かに抱かれたいとかエッチな事がしたいとか、そう言う肉体的な意味じゃなくて、その……私、誰とでもそういうこと……セックスしたいなんて思わないし、するならやっぱりフェルディナンじゃないと嫌、だし……だからその、ですね……」
自分で言いながらも恥ずかしい単語の数々に段々と頬が熱くなってくる。恥ずかし過ぎてフェルディナンがどんな顔をして聞いているのか見ることも出来ない。それでもどうしても気持ちを伝えたくて俯きながらたどたどしく私は話を続けることにした。
「やっぱり、フェルディナンだって慣れている人の方が色々と楽かなって思って。だから、そういう知識が豊富な人にやり方を事前に教えてもらえればフェルディナンも私とする時気持ちよくなれるかなって、思ったりして……だからですね、ようするに私は――」
「もういい、分かった」
「えっ? あの、でもまだ話は終わってな……」
「十分だ」
突然会話を切って顔を横に背けたフェルディナンの横顔にほんのりと赤みが差しているように見えた。フェルディナンは口元に手を当てて無関心を装っている。それを見て私はその不思議な行動にピンとくるものを感じた。
「もしかしてフェルディナン、照れてる?」
楽しそうに目を輝かせて反応を待っていると、フェルディナンは口元に当てていた手を退けて口の端を吊り上げながら挑戦的な目で私を見返してきた。
「それ以上何か言うつもりなら最後まで抱くぞ?」
「ご、ごめんなさい……」
「――君が生涯知る男は俺だけでいい」
そう言い切ってからフェルディナンは私の首筋に顔を埋めた。フェルディナンのモノだという印の赤い痕がある場所に唇を当てられて強く吸われる。フェルディナンがずっと付け続けているこの印が途切れる日が来るのか。今ではそちらの方が気になる。
「あっ! そう言えば、還元剤って何のためにあるの? だって男に戻っちゃったらその、出来ないでしょ……?」
「還元剤は本来、パートナーと生殖時期が重なった時に使用するものだ。そうしないと今回の俺達のように女同士になった場合――同性同士だと子作り出来ないだろう?」
「……こ、こづくり……」
顔を真っ赤にして俯いているとフェルディナンが優しく私の頬を撫でながらその手を私の顎に当てて少し顔を上向かせた。フェルディナンの真剣な瞳から逃れられなくなる。
「いずれは君に俺の子供を産んでもらう」
「……っ!」
あまりにも直接的な事を言われて私は言葉を失ってしまった。ビクッとフェルディナンを恐れるように戸惑いの目を向けてしまう。
「そう怖がるな」
フェルディナンは優しく私の頬を撫でながら愛おしいものを見るように紫混じった青い瞳を細めて私を真っ直ぐに見つめてくる。頬に当てられたフェルディナンの手の感触が気持ち良くて思わず警戒を解いて頬擦りしてしまった。フェルディナンの大きな手にくっ付いて離れなくなった私の様子に、今度はフェルディナンの方が戸惑いと困惑に眉を顰めた。
「怖がるなとは言ったがそこまで安心されると少し複雑な気分だな」
「……やっぱりフェルディナンも子作りとかそういうこと考えたりするんですね」
「大切な人がいて考えない方がどうかしてると思うが……」
フェルディナンの腕の中で頬を撫でられながらすっかり安心しきった様子で身を任せていると、仕方ないなと言う様にフェルディナンは私を横抱きにして胸元に抱え直した。フェルディナンの胸元に頭を預けながらその力強い心臓の音に耳を傾ける。
「生まれて来る子供が男でも女でも……君を元の世界に帰す気はさらさらないがな」
「フェルディナン……?」
「俺は君を帰さない。それが君にとって残酷なことだとは分かっていても。それでも俺は君を手放すことは出来ない」
「…………」
「やはり君は残してきた家族の元に帰りたいのか?」
「……お姉ちゃんのことやっぱりよく思い出すの。でも今は自分がどうしたいのか分からない」
私は元の世界に残してきた姉の誄歌の事を思い出しながらフェルディナンの腕に縋るように抱きついた。
「そうか」
ポンポンとあやすようにフェルディナンが背中をそっと叩いた。それ以上の答えを求めるでもなく。ただ傍にいてくれた。
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