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能力向上育成中

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アレクサンドリアはアマリアと2人で話しをしていた。

聖女候補として、浄化と治癒能力の向上の話しをしていた。

「そうですわ。能力向上の為とはいえアーチー様はわざわざ傷をつけるのはやめて欲しいのにやめてくださらないんですの」

「わかりますわ。私もユーリが自分にも毒入りの紅茶を用意するのはやめて欲しいですわ」

アレクサンドリアとアマリアは能力向上の為にの訓練はいいとしても、互いに婚約者が苦しむ姿は見たくないという話しをしていた。

そんな話しの中に、ミアの話しになった。

ミアが銀髪紫目の男性を探しているという話しは噂になっていて、それを同じ髪色瞳のアレクサンドリアの身内ではと接触して会いたいと伝えて欲しいと言われた事、頼まれて断ろうとしたのに思わず承諾してしまった事、ユリウスには接触禁止と言われ会わない様に言われ、ユリウスが何とかすると言っていた事を話した。


「……そうですの。ミア様の魅了なのかしら、アレクサンドリア様がお断り出来なかったのは?」

「魅了の力が増しているんでしょうか?ゲームではどうでしたか?」

アマリアはゲームでは、魅了については攻略対象には気づかれずに1人だけを魅了し攻略していたと話してくれた。

「そうですか。アマリア様はミア様をと思われますか?くてついつい承諾してしまう事とかはありますか?」

アレクサンドリアの言葉にアマリアは首を横に振った。

「可愛いのかもしれませんが、貴族としての言動とは思えませんので嫌悪感しかありませんわ」

「貴族としての言動ではない所もではありませんか?」

「ないですわ。ミア様が攻略対象の誰かと恋仲になったとしても婚姻は認めませんわ」

「そうなんですね。ミア様はゲームでは召喚ヒロインなんですよね?召喚ヒロインが転生…憑依転生者ってゲームでもそうでしたの?」

「それはないですわ。そこまでヒロインプレイヤーに設定はいりませんわ」

「言われると、そうですわね」

「アレクサンドリア様はゲームは全くされてなかったんですの?」

アレクサンドリアはアマリアの問いかけに頷いた。

「していませんでしたわ。でも、そういうゲームがあるのは知っていましたわ。前世の生徒がゲームの様に可憐に踊りたいと言うので指導した事もありましたが」

「そうなのですね。ミア様にはアレクサンドリア様は近づかない方がよろしいと思いますわ」

話し合いたい事は話し終え、2人はお互いの婚約者に任せようと言う事になった。
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