46 / 60
異世界再び
情報共有と行動範囲
しおりを挟む
ヒカルとゴウキは休暇で久しぶりに家に帰ってきた。
俺は久しぶりに会えて嬉しくて出迎えた。二人の家だから、変な感じだったけどな?
ヒカルとゴウキは、大雑把にレオとカゲが協力体制で俺を探してると教えてくれた。
「そうですか?レオ様が探してるのは見かけたけど、カゲも探してくれてるんですね……怒ってない?嫌われてないって事ですよね?良かった、カゲに嫌われてたら…勇者を本気で暗殺しようかと思ってたんです」
「は?何言ってんの??勇者を暗殺って……勇者は寿命全うしたんだよな?暗殺って、イチがしていいのかよ?」
落ち着いて食事をしながらお互いの経過報告をしていたから、ゴウキは黙々と食べてヒカルは驚き問い返した。
「知りません。勇者がカゲの側にいるのは嫌だから見たくないから邪魔なら消すだけです。カゲの側にいないなら大丈夫です、寿命全う出来るんじゃないですか?」
「いやいやいや、勇者ってイチの前世だろ?暗殺っておかしいよな?イチが暗殺って……?」
焦るヒカルに対して、ゴウキは食事の手を止めて俺に同意してきてくれた。
「おかしくないだろ?俺だって、前世の俺がいてヒカルに手出して来たら消すぜ?」
「あー……前世の俺がゴウキに手出しは、確かに嫌だけど。ちょっと、落ち着こう!2人共!!」
ヒカルは1人で焦っていて俺とゴウキは笑っていた。
俺の失踪中の行動範囲について聞かれて、同郷の同世代の幼馴染と会った事を話した。何度か会ってそのうち何回か、レオが探しに来て話も途中で撤退している事を話した。
「……同郷の奴って男だよな?大丈夫なのか?」
「どういう意味ですか?」
「同郷の男はイチに恋愛感情はないのか?」
俺はその言葉を軽く笑い飛ばす様に流した。
「それはないです。ニカ…同郷の幼馴染ですけど、同年代が2人しかいなかったのもあって家族みたいな感じですから」
「あー…、それならいいんだけどな?レオとカゲが同郷の男を邪魔するなら消そうとしてるからさ。そいつって強いのか?」
「強いと思いますけど、優しすぎるので誰かを傷つけたりする事はなかったです。それより、カゲはどうしてるか話してください」
俺はヒカルとゴウキにカゲがどんな事をしているのか、話を聞いた。
遠くからでもいいから、カゲを見ていたかった。早く勇者がカゲから離れて欲しかったから。
勇者にカゲは渡さない!
あんなに優しくて側にいてくれたカゲじゃなく、魔王を選ぶ勇者に何てカゲは渡さない。
「……いっそ、カゲを監禁して俺だけ見てもらってカゲの任務は俺が遂行したらカゲは勇者を守らなくてすむか?」
俺の口調で思わず本心が言の葉としてもれると、それを聞いていた。
ヒカルとゴウキは表情強ばらせて顔を見合わせていた。
俺は久しぶりに会えて嬉しくて出迎えた。二人の家だから、変な感じだったけどな?
ヒカルとゴウキは、大雑把にレオとカゲが協力体制で俺を探してると教えてくれた。
「そうですか?レオ様が探してるのは見かけたけど、カゲも探してくれてるんですね……怒ってない?嫌われてないって事ですよね?良かった、カゲに嫌われてたら…勇者を本気で暗殺しようかと思ってたんです」
「は?何言ってんの??勇者を暗殺って……勇者は寿命全うしたんだよな?暗殺って、イチがしていいのかよ?」
落ち着いて食事をしながらお互いの経過報告をしていたから、ゴウキは黙々と食べてヒカルは驚き問い返した。
「知りません。勇者がカゲの側にいるのは嫌だから見たくないから邪魔なら消すだけです。カゲの側にいないなら大丈夫です、寿命全う出来るんじゃないですか?」
「いやいやいや、勇者ってイチの前世だろ?暗殺っておかしいよな?イチが暗殺って……?」
焦るヒカルに対して、ゴウキは食事の手を止めて俺に同意してきてくれた。
「おかしくないだろ?俺だって、前世の俺がいてヒカルに手出して来たら消すぜ?」
「あー……前世の俺がゴウキに手出しは、確かに嫌だけど。ちょっと、落ち着こう!2人共!!」
ヒカルは1人で焦っていて俺とゴウキは笑っていた。
俺の失踪中の行動範囲について聞かれて、同郷の同世代の幼馴染と会った事を話した。何度か会ってそのうち何回か、レオが探しに来て話も途中で撤退している事を話した。
「……同郷の奴って男だよな?大丈夫なのか?」
「どういう意味ですか?」
「同郷の男はイチに恋愛感情はないのか?」
俺はその言葉を軽く笑い飛ばす様に流した。
「それはないです。ニカ…同郷の幼馴染ですけど、同年代が2人しかいなかったのもあって家族みたいな感じですから」
「あー…、それならいいんだけどな?レオとカゲが同郷の男を邪魔するなら消そうとしてるからさ。そいつって強いのか?」
「強いと思いますけど、優しすぎるので誰かを傷つけたりする事はなかったです。それより、カゲはどうしてるか話してください」
俺はヒカルとゴウキにカゲがどんな事をしているのか、話を聞いた。
遠くからでもいいから、カゲを見ていたかった。早く勇者がカゲから離れて欲しかったから。
勇者にカゲは渡さない!
あんなに優しくて側にいてくれたカゲじゃなく、魔王を選ぶ勇者に何てカゲは渡さない。
「……いっそ、カゲを監禁して俺だけ見てもらってカゲの任務は俺が遂行したらカゲは勇者を守らなくてすむか?」
俺の口調で思わず本心が言の葉としてもれると、それを聞いていた。
ヒカルとゴウキは表情強ばらせて顔を見合わせていた。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
新訳 美女と野獣 〜獣人と少年の物語〜
若目
BL
いまはすっかり財政難となった商家マルシャン家は父シャルル、長兄ジャンティー、長女アヴァール、次女リュゼの4人家族。
妹たちが経済状況を顧みずに贅沢三昧するなか、一家はジャンティーの頑張りによってなんとか暮らしていた。
ある日、父が商用で出かける際に、何か欲しいものはないかと聞かれて、ジャンティーは一輪の薔薇をねだる。
しかし、帰る途中で父は道に迷ってしまう。
父があてもなく歩いていると、偶然、美しく奇妙な古城に辿り着く。
父はそこで、庭に薔薇の木で作られた生垣を見つけた。
ジャンティーとの約束を思い出した父が薔薇を一輪摘むと、彼の前に怒り狂った様子の野獣が現れ、「親切にしてやったのに、厚かましくも薔薇まで盗むとは」と吠えかかる。
野獣は父に死をもって償うように迫るが、薔薇が土産であったことを知ると、代わりに子どもを差し出すように要求してきて…
そこから、ジャンティーの運命が大きく変わり出す。
童話の「美女と野獣」パロのBLです
【完結】ただの狼です?神の使いです??
野々宮なつの
BL
気が付いたら高い山の上にいた白狼のディン。気ままに狼暮らしを満喫かと思いきや、どうやら白い生き物は神の使いらしい?
司祭×白狼(人間の姿になります)
神の使いなんて壮大な話と思いきや、好きな人を救いに来ただけのお話です。
全15話+おまけ+番外編
!地震と津波表現がさらっとですがあります。ご注意ください!
番外編更新中です。土日に更新します。
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──
学園と夜の街での鬼ごっこ――標的は白の皇帝――
天海みつき
BL
族の総長と副総長の恋の話。
アルビノの主人公――聖月はかつて黒いキャップを被って目元を隠しつつ、夜の街を駆け喧嘩に明け暮れ、いつしか"皇帝"と呼ばれるように。しかし、ある日突然、姿を晦ました。
その後、街では聖月は死んだという噂が蔓延していた。しかし、彼の族――Nukesは実際に遺体を見ていないと、その捜索を止めていなかった。
「どうしようかなぁ。……そぉだ。俺を見つけて御覧。そしたら捕まってあげる。これはゲームだよ。俺と君たちとの、ね」
学園と夜の街を巻き込んだ、追いかけっこが始まった。
族、学園、などと言っていますが全く知識がないため完全に想像です。何でも許せる方のみご覧下さい。
何とか完結までこぎつけました……!番外編を投稿完了しました。楽しんでいただけたら幸いです。
魔女の呪いで男を手懐けられるようになってしまった俺
ウミガメ
BL
魔女の呪いで余命が"1年"になってしまった俺。
その代わりに『触れた男を例外なく全員"好き"にさせてしまう』チート能力を得た。
呪いを解くためには男からの"真実の愛"を手に入れなければならない……!?
果たして失った生命を取り戻すことはできるのか……!
男たちとのラブでムフフな冒険が今始まる(?)
~~~~
主人公総攻めのBLです。
一部に性的な表現を含むことがあります。要素を含む場合「★」をつけておりますが、苦手な方はご注意ください。
※この小説は他サイトとの重複掲載をしております。ご了承ください。
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
離したくない、離して欲しくない
mahiro
BL
自宅と家の往復を繰り返していた所に飲み会の誘いが入った。
久しぶりに友達や学生の頃の先輩方とも会いたかったが、その日も仕事が夜中まで入っていたため断った。
そんなある日、社内で女性社員が芸能人が来ると話しているのを耳にした。
テレビなんて観ていないからどうせ名前を聞いたところで誰か分からないだろ、と思いあまり気にしなかった。
翌日の夜、外での仕事を終えて社内に戻って来るといつものように誰もいなかった。
そんな所に『すみません』と言う声が聞こえた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる